災害時の携帯などの充電にも役に立つのですよ、たとえ原付であってもエンジンが付いていれば。
エンジンついてれば、内燃機関の乗り物はこういう使い方もできるんだぜ!という記事です。
当記事の目次
実は内燃機関の乗り物は発電しながら走ってる
普通に走るだけで、バッテリーに蓄電されるのはこのためです。
さらに、
しています。
※いろんな点火方式があるんですが、バッテリーはセルでエンジンを始動させるためだけにあると言っても過言ではないです。
エンジンで発電した電気を車以外の電気機器に使ってしまおうというのがシガーソケットです。
これを応用すると、
携帯の充電はもちろん、他の機器の稼働も可能です。
ガソリンがある限り、エンジンが回ってる限り電気機器を使えます!
※大量に電気を使うとバッテリーにも発電系にも負荷がかかりますが。
バッテリーは突然上がるんだよね・・
ちなみに・・
バッテリーレスのバイクは、キック始動してしまえばあとはエンジンの回転で発電した電気でエンジンを回し続けます。
※コンデンサという簡易バッテリーのようなものを備えています。
バッテリーレスのバイクは、当たり前ですがバッテリーやセルモーターがありません。
非常に軽く作れますのでレーサーマシンはバッテリーレス車両が多いです。
※昔は市販車にも結構バッテリーレス車が存在しましたが現行車種にはないです。
当たり前だけど電気自動車は充電して電気がないと走れない
この点は、内燃機関搭載車とは大きく違います。
最近のEV車は性能が上がってきて、満充電で何キロ走行可能とか言います。
公共の電力が供給されない停電時には充電できないわけです。
そうなると、
動かすこともできないわけです。
便利どころか一気に邪魔になります。
この充電システムは停電時は漏れなく止まっています。
ガソリン運んでくればとりあえず動く内燃機関車と、
停電が復活して給電システムが稼働しないと動けない電気自動車では・・って話です。
※オール家電の住宅が停電時に無力なわけで、エネルギーはリスクヘッジ的に分散させた方がいいという説を支持しています。
雪国で真冬に自然災害があったら・・
ヒーターを電気だけに頼ってるオール家電の住宅では、停電=最悪凍死します。
ちなみに・・
EV車のエアコンは電気を猛烈に食います。
クーラーもヒーターも、です。
※EV車のヒーターは電気ストーブ炊いてるようなもんです。
そんなわけで、
エアコン付けるとEV車は走行可能距離がみるみる減っていきます。
真冬の雪が降ってる夜の渋滞でみるみるバッテリー残量が減っていく様は非常に心臓によろしくないですね。
こうなると、
内燃機関の車が俄然有利な気がします。
内燃機関のヒーターは基本的にエンジンの熱ですので、エンジンがかかれば温風は出ます。
※ファンの電力は必要ですが。
災害時に発電機としての内燃機関の使い方
発電機用のエンジンを搭載したバイクだって大昔にはあったくらいです。
屋台の発電機も実はエンジンです♪
つまり、
エンジンかけて回ってれば電気を取り出せるということです。
ちなみに・・
内燃機関のエンジンは基本的に発熱します
これを走行風やファン、ラジエターによる水冷システムで冷却しています。
※空冷エンジンは特に走行風だけが頼りです。
空冷エンジンは止まったままエンジンかけっぱなしは厳禁!!
なので、
エンジンかけっぱなしで停止してる状態は、走行風に冷却を期待できないのでエンジンに負荷がかかりますよ。
真夏の渋滞では、ヘタすればオーバーヒートします。
※空冷エンジンは1分以上のアイドリングするようならエンジン止めた方がいいくらいです。
冷却の問題を考えると、走りながら発電機能を使うというのが理想でしょう。
※道路が走行不可能な場合は、そんなこと言ってられませんが。
車やバイクからの充電は普段から慣れ親しんでおくべきですよ。
手始めに、携帯やUSBで充電できるランタンなどの充電で練習しておきましょう。
今ではそういう電源取り出しは普通にキット化されています。
バッテリーレス車には電源取り出しは付けてません。
※理論上はできるはずですが多分安定しません。
もちろん、
エンジンをかけなくとも車やバイク側のバッテリー容量分は充電可能です。
バッテリーも消耗するので極力エンジンかけた状態で充電することをお勧めします。
車やバイクのバッテリーも消耗品ですよ♪
※3年を超えるとバッテリーはいつサドンデスしてもおかしくないです(経験者は語る)。
関連記事▼
ちなみに・・
バッテリーは夏も冬も酷使されてます!
バイクのバッテリーって乗らないとすぐ上がりますね。
旧車バイクの開放型バッテリーは、冬に充電しまくっても3年持ったことがありません・・
※密閉型のメンテフリーバッテリーは寿命が長いことが多いですが。
バッテリーが死ぬと結構悲惨・・
車両自体を動かせないしショップでバッテリー交換してもらうと超高い!!
※BMWディーラーなんかバッテリー交換だけで5万円とか平気で請求してきますよ・・
自分の乗り物のバッテリーの整備は自分でできるようにしておきましょう。
関連記事▼
シガーソケットは実は超有用
最近はシガーソケットをそう萎えてい会い車も多いんですけどね・・
多種多様な電気製品をシガーソケットで使用することが可能です。
シガーソケットからUSB端子に変換するソケットは今やどこにでも売っています。
ホームセンターでも普通に見かけるようになりました。
3連のシガーソケットなどとUSB端子のソケットを組み合わせて、
エンジンをかければ、理屈では複数の携帯などは充電できます。
100V電源に変換したい場合はインバーターという電圧変換機器が必要です。
※そんなに高くないので車に積んでおくといいですよ。
バイクの場合
バイクの場合、シガーソケットは基本的に標準装備ではありませんので、自分で増設が必要です。
※最近のバイクは、走りながら充電が想定されているようでシガーソケットやUSB電源装備の車種も見かけるようになりました。
Z1-Rにはシガーソケットも追加しておりますがカウルで見えませんので画像なしで。
シガーソケット増設する場合は、
単純にバッテリーのプラスとマイナスに正しくつなげばいいだけです。
バッテリー上りが心配な人は、
などした方がいいでしょう。
関連記事▼
ちなみに・・
当倶楽部の場合、Z1-Rのライトスイッチと連動させています。
古いバイクにはライトスイッチなるものがあるのですよ♪
これに連動させて、シガーソケットに通電、機器の充電を可能としています。
※ハンドル回りにシガーソケットをつけ、機器はタンクバッグに入れっぱなしにして走ると充電されてるって寸法です。
エンジンかけて、ライト付けないと充電されないので「ライト付け忘れ防止」にもなります♪
※ヘッドライトの配線から分岐させて電源をとるとか、メーターランプの配線から電源をとるとか考えればいいと思います。
これが便利なのよ、マジで。
増設分は、タンクバッグに仕込んでスマホなどを充電します。
まとめ
電源の問題は、情報収集の端末としてスマホが必携な世の中にはあって困ることは無いでしょう。
これを停電時に利用しない手はありません
台風の停電被害で、被災者の皆さんが携帯の充電に苦労されたというニュースを聞きました
そういう時は車やバイクで充電できることは知っておいた方がいいです
※マジで重要です♪生きてることが大事です、できるだけ無事に。
田舎では常時用意しておいた方がいいのがガソリンです。
草刈りにも、チェーンソーにも使えるし、いざという時の備えになります。
こういうことを考えると、
内燃機関を積んだのりものをガソリン満タンで常時動かせる状態にしておくのはリスクヘッジになりますね。
リッター8kmしか走らないKTM125EXCでツーリング行く際は5本くらい必要ですな。