よく皆こんなの使ってるね?
もしかして使ってない?
最近のヘルメットは高価なので盗まれますよ。
というわけで改めてヘルメットホルダーを考えます。
特にセパハン対応は大変なのです。
当記事の目次
バイクのヘルメットホルダーの位置が悪い
もし使ってるなら、その使い勝手はどうですか?
ワタクシは昔からバイクに標準装備されているヘルメットホルダーの位置が気に入らないのです。
大抵のバイクは、シートの横、テールカウルの付け根付近にオマケの様なヘルメットホルダーが付いていますな。
それも左側に。
ここにヘルメットのストラップにあるDリングをかけると・・。
多くの場合、ヘルメットが下を向くので頭を入れる開口部が上になるのです。
もちろん微調整して開口部を下に向けようとしますがちょっとしたことでクルンと開口部が上を向きがちです。
ヘルメットホルダーにヘルメットをかけたまま、雨が降ったらどうすんですか。
雨天走行後にこの位置にヘルメットをかけたら、リアのインナーフェンダー部から滴る水がヘルメットにINします。
泥の中を走ることも多いオフロードバイクのヘルメットホルダーもこの位置にありますな。
濡れたヘルメットって超不快ですよ。
※泥水はもっと不快ですが。
林道走った後、ここにヘルメットをかける気にはなれないっす。
そして、
純正ヘルメットホルダーにかけたヘルメットは宙づりになって不安定なのですよ。
純正ヘルメットホルダーにヘルメットをかけたまま、
こういう話は昔からよく聞いたものです。
そして、
純正ヘルメットホルダーは荷物を積んでいる状態だと極めて使いづらい位置にあるのです。
さらに、
一度バイクから降りてバイクの脇にしゃがんでヘルメットのDリングをホルダーに引っかけなければなりません。
これが結構面倒くさいのです。
メーカー側は「とりあえずつけときゃよかんべ。」みたいなやる気のない設置なのは言うまでもない。
いつまでたってもこの問題を解決しようとすらしない。
※おそらく設計上、最後の最後に無理やりつけるパーツだろうし、コストもかけられないしねえ。
ゆえに、
純正のヘルメットホルダーはオマケだと思ってたほうがいいのです。
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というわけで、
ワタクシはほぼ100%純正のヘルメットホルダーは使いません。
長いバイク人生でも純正ヘルメットホルダーを使ったのは数えるほどしかないです。
ソロツーリングで休憩する場合、
バイクが目の届く場所にあるならヘルメットをミラーにかけたりもしますが、
バイクを離れる時はヘルメットを持参していました。
※マジで出先でヘルメット盗まれた知り合いがいるので。
・・という運用を十年以上続けていたのですが、
ハンドル付近に後付けのヘルメットホルダーをつけたら問題のほとんどが解決したのでした。
もっと早くやればよかった・・。
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ちなみに・・
ツーリング時のヘルメットや荷物の盗難ってマジで気を付けたほうがいいですよ。
悲しいですが日本の民度はどんどん下がっていますし、ツーリンググッズはどんどん高価格になっています。
昔のツーリングバッグは、
ツーリングネットやロープでぐるぐる巻きにしてた し、見た目が汚かった ので盗人も手を出しずらかったと思うのですが、
最近のツーリングバッグはバックルでワンタッチで取れるから丸ごと盗まれちゃうリスクがあるのです。
ツーリング先でのんきにお風呂とか入ってる場合じゃないのですよ。
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後付けのヘルメットホルダーで解決すること
「ヘルメットの開口部を確実に下向きにできる。」
これで雨天でも大丈夫だし、リアフェンダーを伝う水や泥からヘルメットを守れます。
「ヘルメットをタンクの上に乗せることでヘルメットが宙づりにならない。」
タンクに傷がつくかもしれませんがソコは運用と気遣いで何とかするのです。
※タンクバッグがあれば解決ですがタンクバッグ自体が盗まれちゃう可能性もあるな。
「隣にバイクが止まっても問題ない。」
ぎゅうぎゅう詰めでバイク同士のクリアランスが狭くてもヘルメットが傷つかない。
「リアシートに荷物を搭載してても問題ない。」
リアシートの荷物に全く影響を受けません。
「鍵がかかるのでヘルメット盗難防止になる。」
ストラップ切られたら元も子もないのですが。
「バイクにまたがったまま、ヘルメットをホルダーにかけることができる。」
大いに楽になりますな。
とまあ、
リアシート脇に設置される純正のヘルメットホルダーより確実に使い勝手が良いのです。
後付けヘルメットホルダーの種類
それ以外にもいろいろあるのですが。
後付けのヘルメットホルダーと言えば、
バーハンドルにクランプ止めするヘルメットホルダーが一般的な気がしますな。
ハンドルバーの中心あたり、ステアリングステム周辺に設置するのが最も使い勝手がいいです。
それなりに大きさがあるほうがヘルメットの付け外しが元も楽なので使い勝手はいいです。
ロック式ハンドルバー止め
いわゆるヘルメットホルダーと言われてイメージするのがこのタイプ。
バーハンドルならこの辺につけとけば問題ないです。
意外と気になりません。
ですが、
デザイン的に「いかにも後付け。」という感じが否めません。
これを嫌う人は結構多いと思います。
ワタクシも長らくこれが嫌でしたが使ってみると意外と気になりません。
ハンドルブレースのかげになるので全然目に付かないし。
U字型の金具がキーで開錠できて、押して施錠出来る奴が気に入っています。
比較的大きめの金具なのでDリングを通しやすく、素晴らしく使い勝手がいいです。
当倶楽部では画像のタイプをZ1-R、Z750D1、セロー225Wに採用。
回転式ハンドルバー止め
同じくハンドルバー止めなのですがバーが回転してヘルメットをホールドするタイプ。
当倶楽部ではDT200WRに採用しています。
まあアクのないデザインなので見た目であまり浮きませんが、
「使い勝手は良くない。」
のです。
小ぶりでカッコイイが使い勝手はよくないです。
今この商品、ほとんど売ってませんな。
スタイリッシュで仰々しくないのでかっこいいのですが確かに使い勝手はよくないです。
とにかく、
Dリングをかけるバー部分の長さが絶対的にい短く、ヘルメットを固定しづらいです。
SHOEI VFX-WのDリングでギリギリです。
そのうち「ロック式ハンドルバー止め。」の商品に更新しようと思ってるくらいです。
回転式ミラーステー兼用
意外と珍しいのがミラーステー兼用型。
見た目に凄く自然だし、メーカー純正となってもいい感じ。
当倶楽部ではKDX125SRに採用しています。
ただし。
圧倒的に使いづらいです。
「回転式ハンドルバー止め。」の項で書きましたがヘルメットのDリングを通すバー部分が致命的に短いです。
コレ、最近探したんだけれど全然売ってない。
もしかして希少なのか?
そして、
ミラーの位置はハンドルのセンターから離れているのでヘルメットが宙づりになりがちです。
コレも最近見かけなくなりました。
回転式はもう流行らないのかもしれませんな。
昔は結構バイクショップで回転式のヘルメットホルダーを見かけた記憶があるのですが、最近は全然見かけないのは「使い勝手が悪いから。」かもしれませんな。
セパハンには追加ヘルメットホルダーは無理なのか?
※ミラーステー兼用タイプなら何とかなりそうですが、ミラーがカウルマウントだと手の打ちようがありません。
どこに何つけてもいいような余裕だらけのバーハンドルと違い、
セパレートハンドルには余計なスペースはほとんどないのです。
「セパハンのVT250FHのハンドル周りにヘルメットホルダーを増設するのは無理か・・。」
と思っていたのですが。
セパハンでもハンドル周りに付けられるヘルメットホルダーが存在します。
ミラーステーが無くてもOKなのですよ。
というのも、
フロントブレーキのマスターシリンダーと共締めするのです。
ハンドルに付けるスペースが全くないVT250FHにはこのタイプを採用しました。
※このバイクのシートロックと兼用のシート脇のヘルメットホルダーは全く使う気にならないですし。
大きくて最初は多少違和感がありましたがこれも慣れです。
ちょっとデカいのが玉に瑕。
でも便利は便利。
これで一層、ツーリング先での散策が楽しめます。
ちょっとデカいのでヘルメットホルダーのロックを解除した状態でハンドルを左にフルロックさせるとアームがタンクに接触するんですが慣れれば痛痒なし。
まとめ
盗まれるととても凹みます。
だからと言ってツーリング先で常に持ち歩くのは非常に邪魔です。
でも純正のヘルメットホルダーは使い勝手が超悪い。
そういう場合は後付けのヘルメットホルダーを考えましょう。
というわけで。
ハンドル周りにヘルメットホルダーがあるとかなり便利です。
ソロツーリングでトイレ行く際もコンビニに行く際もヘルメットはロックをするようになりました。
防犯のためです。
※ヘルメットは最近超高い。SHOEIやAraiのヘルメットは単色でも5万円じゃ買えないし。
以前のツーリングは走ることしか考えてなかったので、
ちょっとした観光地に寄ることは皆無でしたが最近は積極的に寄るようにしています。
※年取ったとか落ち着いたとか言われますが「なんでも知らないより知ってたほうが得だ。」と思い直したためです。
そういう所ではヘルメットは置いてった方が身軽になれます。
駐車場に管理人さんがいたりするならヘルメットをミラーにかけて散策できますが田舎の観光地では無人の駐車場が多いのです。
そういう場合はヘルメットホルダーが活躍します。
オフ車の異形タンクの上でもヘルメットホルダーの位置次第で結構安定してヘルメットを固定できるのです。
でも純正のヘルメットホルダーは使い勝手が悪く、特に荷物を積んだ状態で使おうと思う代物ではありません。
そういう場合は、ハンドル周りにヘルメットホルダーを追加することをおススメしますよ。
ヘルメットを持ち歩く苦悩から一気に解き放たれます。
とはいえ、
ヘルメットホルダーがあろうがなかろうが、
基本的に長時間バイクを止める場合、ヘルメットはバイクに付けたままにしないほうがいいですよ。
特に街中の公共の駐輪場などでは高価なヘルメットを晒しておくのはリスクが高いです。
ヘルメットホルダーはあくまでもツーリング時にちょっとバイクを離れる時に使うのです。
鍵付きとはいえ、万能ではないのです。
バイクは車と違って荷物も装備も晒して走っています。
バイクから離れる時は荷物の心配をするべきですよ。
人の使ったヘルメットとか盗む奴の気が知れませんが実際にヘルメットは盗まれることがあるのです。
マスターシリンダホルダーにもクラッチレバーホルダーにも共締めできます。