いい加減しつこいかもしれません。
のりものと関係ないかもしれません。
でもいいのです。
ワタクシのブログなのでワタクシが面白いと思うことを何度でも紹介するのです。
マジで本気になる男の革細工2023年版です。
寒すぎる冬は趣味の乗り物には向かない
それこそ20代なんかは冬でも結構軽装でバイクに乗り、バンバン伊豆とか千葉とか走ってたものです。
まあこれは雪の少ない関東圏なら可能、ということなのですが。
※とはいえ、1月の伊豆の山中で大雪にあって参ったこともあるので気を付けたほうがいいのは確かですが。
こんな中で趣味車を使うのはもったいなすぎます。
当ブログでは何度も書いていますが、長野県の冬は寒さが痛いのですよ。
ワタクシの持っている防寒アイテムをフル装備したとしても耐えられるもんじゃないのです。
革ジャンの下にいろいろ着こんで、オーバーパンツを履いたとしても防ぎきれる寒さではありません。
※今では電熱ベストとかグリップヒーターなんてものもあるので多少マシかもしれませんがね。
それに、
長野の冬は晴れていても舗装路でも日陰は普通に凍っています。
コーナー抜けたら凍ってた♪とかシャレになりません。
さらに、
凍結防止の塩カルは塗装面も含め、金属部にものすごいダメージを与えます。
※冬走った後、洗わずに放置すると錆びるだけでなく、塗装面の古いクリア層が白濁してきたりしますよ。
ワタクシ的には冬はバイクや車で走ってもいいことはないのです。
冬の寒さに耐えて走るのを根性論で語る人もいるのですが、それは人それぞれでいいんですよ。
どんな楽しみ方しても問題は無し。
人に言われる筋合いはないのです。
うっせえわ。
アナタが思うより健康です。
ちなみに・・
ワタクシは長野に移住してきて3年目くらいに真冬にバイクに乗ってて、凍結路でコケて足を複雑骨折したことがあります。
複雑骨折すぎて、全身麻酔での手術となりました。
社会復帰まで数か月。
リハビリの辛いことったらない。
※手術の縫い目から血が噴き出るくらい強引に曲げ伸ばしするリハビリ。
もちろん入院ですので費用も掛かりまくり。
もう二度とあんなのヤダ。
ゆえに、
冬は無理して走るもんじゃない、というのが当倶楽部の当り前になっているのです。
漁師は漁に出られないときは網を繕う
シーズン中に思い切りのりもので遊び倒しているので、シーズンオフになると手持無沙汰感は否めません。
冬とはいえ、
こういう時は積極的に車やバイクのメンテナンス作業にいそしみます。
が。
長野県北部ではそんな都合のいい日は年が明ける頃にはほとんどなくなるのです。
雪が一回積もるといつまでも無くならないし、雪山から吹き下ろしてくる風は痛いほど冷たい。
コンクリートのガレージの床や金属製の工具は氷のように冷たくなります。
凍傷になりかけたこともありますし。
そんな状況なのでメンテなんてやってられないのですよ。
※いくら長野でもガレージに屋根さえついてりゃ、冬でもメンテできるだろうと思ってたワタクシが馬鹿でした。
ゆえに、
暖房の効いた屋内で出来る作業を進めることになったわけです。
出来ることは限られますが、それはそれとして雪国の冬は昔から皆内職してたようですし。
※さすがに薪ストーブの前で可燃性のスプレー剤使ったり、ガソリンが滴るキャブ弄る気にはなれません。
長野でも雪深い地域では冬の内職文化が細々と残ってたりしますな。
さすがに農作業できないもんねえ。
偉そうに書いていますが、結構適当です。
ここ数年ワタクシは冬の内職として 時間つぶしがてら 「革細工。」を楽しんでいます。
これが始めてみると結構奥が深くて面白いのですよ。
※男の趣味としても結構世間ウケがいいのもありがたい。変な車やバイク趣味より100倍ウケがいいです。
ちなみに・・
コロナ禍でみんな屋内でやる趣味に目覚めたようで(笑)
なかでもお手軽に始められて奥が深い「ガンプラ。」が大人気ですな。
いい大人が 本気になったガンプラというのは見事なもんで、ほぼ芸術作品レベルのものまであったりします。
※我々世代には響く趣味と言ってもいいかもしれません。
ただし、
この「ガンプラブーム。」はメーカーの意向通りかどうかは微妙な様子になりつつあります。
いい大人の 趣味人たちはこぞって、
「俺が考えたガンダム。」
的なオリジナル機(素晴らしく細かい設定まで考慮されてる)をネットで公開し始めました。
※サンライズやバンダイの公式設定なんか全無視(笑)
こういう一つの文化を掘り下げて進むのが日本人は大好きですからねえ♪
「ガンプラ。」「革細工。」に限らず、何でもいいので内職的な趣味も持っておくとQOLは確実に上がりますよ。
※QOLの最大の敵は自分の「飽き。」と「中途半端さ。」です。一度男がバッターボックスに入ったらバットは振り切るべきなのです。
何かを生産するのは心に良い
ただ、オリジナルの革細工は自分で設計図から作らねばなりません。
革細工のスキルはもちろん、頭も使うし、材料集めも必要だし、デザイン能力も問われます。
※もちろん、革の型紙を公開しているサイトもありますが、超初心者向けですな。
ワタクシが思うに、手先を使って何かを作るのは精神的によろしいのではないかと思うんですよ。
「今まで存在しなかったものを自分が考えて手を動かして形にして生み出す。」
のは、バイクの両手両足+頭を使うのと結構似てる気がします。
当たり前ですがこのワタクシが一針一針自分で縫うんですよ。
ある程度、年齢を重ねると仕事以外で頭で考えることは次第に少なくなるようです。
経験的に、なんとなく考えなくてもできることが増えてくるからだと言われていますね。
こういうのがボケる主な理由なんじゃないかと思うのですよ。
実際、実用的なものが作れるDIYの木工とかも面白いです。
面白いことがわかってきたのか、TVやネット動画でも大人気のカテゴリーですね。
車やバイクのメンテナンスなんかも広義では頭で考えて、手を動かして形にする作業だと言えますな。
皆なんか内職的な趣味も持った方がいいと思うよ♪
革細工はハードル高いけれど、だんだんできるようになってくると奥の深さがちょっとずつわかってきます。
ブランド物の革製品の良し悪しとか、メーカーごとの加工の癖、手抜き箇所なんかも見えて来たりしますよ。
※機械縫い、縁加工などは一見綺麗な仕上がりに見えますが、最も手を抜きやすい箇所でもあります。
革細工を始める
革細工は最初のとりかかりまでは結構めんどくさいのですが、免許を取るみたいなもんでして。
最初に「革細工スタートアップセット。」みたいなのを買うのが手っ取り早い。
やってるうちにいろんなものが必要になるけど、とりあえずスタートアップセットで十分です。
個別に買うと高いので最初はセットで買うのがおススメ。
最初は何度も失敗すると思いますが、それはそれで経験です。
こういう経験を積んで上手くなればいいんですよ。
それなりの革細工教室などもある様ですが、長野にはありません。
ワタクシのはすべて自己流です♪
いいんですよ、自己満足なので。
下手くそなら上手くなればいいのです。
そして意外と実用性もあるのでした。
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ちなみに・・
大人の趣味としての革細工で一番困るのは「老眼。」だと言い切りましょう。
目の焦点が合う時間がどんどん長くなる。
※100円均一の老眼鏡掛けたら超見えて結構ショック。
昔はこんなじゃなかったのになー、と思いつつも ある程度は勘で 進めていったりしてます。
少なくとも手もとを照らすスポットライトを用意するなどして目に優しい作業をするようにしています。
※ただでさえ、緑内障なのでこれ以上悪くしないように気を使ってはいるのですが。
2023年版 革製オリジナル手帳カバーとスマホカバーと名刺入れ
嫁の仕事グッズとして車内はもちろん、取引先や訪問先での評判も上々だそうです。
2023年のカラーは水色の革にオレンジの糸を合わせました。
※「ガルフカラーモデル。」と呼んでいます
毎年年末に革屋さんに素材を見に行って決めています。
ちなみに昨年はあずき色でシャア専用ザクのボディ部のカラーでした。
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その前の年はヌメ革の革質を生かしたものでした。
※現在、ヌメ革製の手帳カバーは縫製しなおして車検証入れとして生まれ変わっています。
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毎年、何かしらちょっとずつグレードアップしています。
機能性だったり、加工スキルだったり。
イヤーズモデルを比べてみるとワタクシのスキルアップがよくわかる。
ワタクシ次第ですが、あと3年もすれば売れる機能とクオリティになるように思っています。
※現役リタイア後は、こういう商売をして細々と家計の足しにするのもいいかな、と思ったりしています。
もちろん、既存のものがあるので採寸などの手間はないとはいえ、
一針一針ワタクシの手縫いですのでそれなりに手間と時間はかかります。
今回、この三点を作成するために要した総作業時間は・・わかりません。
ワタクシはゾーンに入るとホントに時間の感覚を忘れて没頭するタイプです。
休日は真冬にも拘らず未明に起きて、薪ストーブに火を入れ、コーヒーを淹れてから作業したりもします。
※夏にはこの積極性はどこに行ってるんだか不明。
制作にかかった総金額もよくわかりません。
道具はそろってるので、糸と革だけ買えばよいので新規費用は高くても数千円ってところでしょうねえ。
量産することもある。
なぜか、ワタクシの革細工の話を聞きつけた実母からもオーダーがあったりします。
ゆえに、同じモノを量産したりもしていますので、単価は多少安くなってるハズです。
※でも対価はほとんどいただきません。 孝行したいときに親はナシといいますがあんまりだ。
商売にするには原価計算と作業工数をはっきりさせたうえで、値付けをしないと儲からないので、一考すべき点ですな。
※貧乏なくせにすぐ情に流されて「もってけ!」とか言っちゃう性格は何とかしたい。
ちなみに・・
ワタクシ自身が使う革細工製品は、人からのオーダーを捌いた後に作るので結構後になるのでした。
そろそろスマホカバーを作り直そうかな、と思っています。
とはいえ、
片手間に「首から下げる会社のIDカード入れ。」を短時間で作ってみたり。
さすがに、男が身に着けるアイテムとしてはファンシーすぎるので水色の革では作りませんでしたが。
※こういう身に着けるアイテムがダサいと仕事する意識が下がるしねえ。
まとめ
革製品の補修スキルも身に付くかもしれませんし。
革細工は奥深いのです。
一言で革細工と言っても切った張った縫ったができるようになると、
など各方面に枝分かれしていきます。
※それぞれみんな異なるスキルとノウハウが必要です。
野球のボールの縫い目は「ベースボールステッチ。」と言いますが、初めてできた時はちょっと感動します。
※革と革を突き合わせて繋ぐときに使う技。
また、シフトノブのカバーの「ダブルステッチ。」。
偉く手間がかかるのですが、きちんとできるとこれまたカッコいい。
※やはり手縫い。黒い革に赤い布がセオリーですが、車の性格によっては今回のガルフカラーみたいな組合せもアリかも。
写真写りはいまいちだけど、実物はもっとかっこいい。
なんでもそうですが、どんどんスキルアップしていくのは楽しいものです。
ワタクシ的には、確実に前年より加工スキルが上がってるのを実感できています。
最初はキーホルダーとかでいいんですよ。
これなら誰にでも出来ますし、失敗してもたかが知れています。
※キーホルダーくらいなら「革の端切れセット。」みたいなのを買えば十分。何十個もできるハズ。
最初はこういう小物をひたすら作ってました。
最初は無塗装の端切れセットがおススメ。
いろんな厚さの特性をつかむのに最適。
そのうち、
※こういう小さいことの積み重ねが自己満足感を高めてくれるんですよ。
ネットでYoutubeとか動画ばっかり見てるとバカになるので、なんでもいいから手を動かす、頭を使う。
オリジナルの作品のヒントは普段の生活の中にあったりするのも面白い。
何が工夫のヒントになるか、世の中わからない。
革細工は簡単にできないから面白いのですよ。
あ、そうそう。
革細工のノウハウはたくさんネットでYoutubeとか動画になっていますのでそれを参考にするのもヨシ(笑)
興味があれば、当ブログのカテゴリーの「革細工。」を見ていただければ大体わかる気がします。
ので、よろしくお願いしたく。