主にMT車のシフトノブ周りをカバーするアレです。
こういうのを革で自作しちゃうのがワタクシの中で流行っております。
シングルステッチ、ダブルステッチ、赤い糸・・
一気に高級車とは言いませんが、インテリアの高級感がアップします。
当記事の目次
MT車乗りなら一度は考える革のシフトブーツ
AT車はセレクターががっちりしたものが多いです。
セレクター自体がシフトポジションを示しているものが多く、
その部分を隠してしまうとどこに入っているかわかりずらい。
というわけでAT車にはシフトブーツはついてませんな♪
MT車がもはや絶滅危惧という現状を考えると・・
ええ、記事を書いている時点で
どマイナー過ぎてだれが読むんだ?
と、うすうすわかっておりますが気にせず参ることにします。
こんな記事もあります▼
車のインテリア系の自作カスタムは満足度が高い♪
そういうの、ある車はいいですね。
ただでさえ、MT車が全然売れない世の中です。
でも、
無ければ自分で作ればいいんですよ♪
真冬も真夏も金属製のシフトノブは素手で触りたくない。
自己満足しかない
という機能もくそもないようなインテリアに金かけるというのは馬鹿げてるかもしれません。
でもね、いいんですよ。
わかる人だけわかれば。
趣味の世界ですもん。
実際に作ったことある人以外に言われる筋合いなんてないです。
でも結構面白いもんですよ、革細工。
シフトブーツに限らず目につくところは満足する仕様に変える主義
常時目に付くところは満足できる仕様にしてあげると愛車への思い入れが一気に高まります。
車のコックピットは「男の仕事場」ですよ。
命かけるとは言いませんが超カッコよくして何が悪い!
ワタクシは、
シフトノブも、ハンドルも、スイッチ類も全部自分仕様にしちゃう方です。
かなり偏っているかもしれません。
どちらも全く気にしたことないです♪
※基本的にはいつでも戻せるようにしてありますが。
うむ、満足♪
当倶楽部では、そう思える車両しかありません♪
特に
など内装がショボい車の内装を革製品に置き換えるだけで所有満足度がアップするのは間違いないですよ。
当倶楽部では、
満足に車に乗れない冬の間に革細工をすることが楽しみの一つとなっております♪
※雪国はほんとに冬が長いんですよ。
こういう加工が大得意♪
当倶楽部では、
どんな車両でも自己満足度&所有満足度を上げることに命を懸けているところがあります。
※マニアには絶賛されるが、人を選んで話さないとドン引きされることも少なくないですが。
旧車は結構適当なシフトブーツが付いている
適当なシフトブーツがついていることが多いです。
よほどのことがない限り、ゴムの蛇腹系のものが主流だと思います。
軽トラのシフトブーツは大体ゴム製です。
これと大差ないもしくはよりショボいものがスポーツカーにもついていることが多いです。
要するに
などの機能があれば何でもいいという時代の産物です。
※内装が豪華になるってるのは既に旧車ではないですね。
ロータスの車
ロータスという会社はエスプリの前半位まではとにかく安価に車を作るというのがどっかにあるようで・・
いろんな部品を流用しまくるのは有名です。
純正のシフトブーツは、軽トラっくのようなゴムのジャバラです。
※多分、当時の英国の大衆車の部品の流用だと思います。
シフトブーツに限らず、
外観こそスーパーカーですがインテリアはもんのすごくダサいのがロータスヨーロッパです。
しかも、
ゴムのシフトブーツが破けてたりすると悲しくなるんですよ。
品質はともかくこの辺の部品が潤沢に出るところが英国旧車のすごいところ。
※部品が出るだけでも、古い車趣味には非常にハードルが低いと言えます。
革製のシフトブーツは時間がたって垂れてくるので、余裕をもって作っておくのが理想です。
当時ものの革製のシフトブーツは経年劣化で表皮が剥げたりします。
こうなるとショボさが目立ちます。
※英国車は割とコノリーレザーというソファー地の革製品を内装に使うことがありますが、これが結構ハゲます。
痛みそうなものは、
純正を外して保管しておくのがいいですよ。
内装は張り替えるとほんとに高いです。
ちなみに・・
旧車についてる当時ものなどの希少で価値がありそうなインテリアは傷みがちです。
たとえ作りがアレでも、インテリア系やスイッチ系はリプレイスパーツですら非常に高いもんです。
作りがアレなので、割と自作は簡単です。
のが気がねなく古い車を使うコツです。
※旧車で遊ぶには、持ってて損がない知識とスキルです。
こんな記事もあります▼
シフトブーツ作りは細工の知識があると結構簡単
そういう場合は暖炉の前で革細工に集中してみるのもよろしいと思います。
正月休みは酒飲んでDVD見てスキー行って・・そりゃ毎年のことですがな。
車趣味人やバイク趣味人は冬の間は趣味の充実のために革細工を覚えるといいですよ。
などは割と簡単なので凝りに凝って作るのも楽しいです。
革細工は型紙を作るのが基本
いきなり革を切ると大体失敗します。
型紙を切った貼ったしつつ、立体的なイメージを固めるのが大事です。
いきなり革を切り始めるせっかち剛の者もいるかもしれませんので先に言っておきます。
要らなくなったカレンダー的なちょっと厚めの紙を使って数パターン型紙を作りましょう♪
型紙は、そのものを立体的にイメージするのに絶対必要です。
型紙をセロテープなどで固定して立体にしてみてイメージをつかみます。
シフトブーツの場合は、多少大きめに作っておきましょう。
本革はなじむと柔らかくなります。
重力に負けて垂れます♪
実際、
革を切り出す前は「縫い代部分を忘れない」ことです。
※これで何度も失敗しております。
合わせてみたら、シフトできなかった(笑)
材料の革の入手方法
革って結構いろいろ差があります。
※元が生物ですからね。
そういうお店では
「革細工の初心者ですが・・」
というと喜んでいろいろ教えてくれます。
革で小物を作る場合は、
ネットで革の端切れ詰め合わせが失敗しても惜しくなくてよろしいです。
※革の端切れはいろいろ使えるんですよ♪
シフトブーツなどは薄い革で十分です♪
小物や手帳カバーとかは最低でも2mm以上の厚さが欲しいね
ちなみに・・
ネットで買う「革の端切れセット」は当たりはずれがあります。
ネットで買う「革の端切れセット」は、
しょせん端切れなので微妙に作りたいものには大きさが足りないこともあります。
涙をのむことが少なくないのです。
その場合は、ほかの革とつなぎ合わせて小物入れを作ったりするとオシャレです。
何度かいろんな店を試してみることです。
※ほんとに大物の革製品を加工した残りの端切ればかりのお店もあります。
運が良ければ、
中央道駒ケ岳SAで革の端切れセットを買えることもあります。
※意外に知られていませんが長野県南部の南信地方は革細工が有名です。
シフトブーツのダブルステッチは上級者向け
カッコいいですが、手間は三倍です。
面倒くさいダブルステッチ
ダブルステッチは普通の縫い方より手間がかかります。
夜を徹して作りました♪
狭い縫い代部分を縫い上げるので結構なスキルが必要になります。
ただし、
ダブルステッチがうまくできると満足度は超高いです。
ダブルステッチを作る際は、ある程度長いシフトブーツの方が作りやすいです。
※数年前に作ったラパンSSのシフトブーツは満足いく仕上がり♪
凝り過ぎない程度に、
見えるところだけダブルステッチにするのも手です。
シフトレバーブーツをシングルステッチで作ってみる
※内装全部ダブルステッチにするかと思うと・・心が折れてできませんでした。
今回はとりあえず簡単に作りたかったので、簡易版のシングルステッチで仕上げました。
型紙は残ってるので、形が気に入ったらもう一回ダブルステッチで作り直してもいいし。
※この辺は自作なので自分所気が済むまでやれるのがうれしいです。
シフトブーツを作る場合、
ワタクシのように短気な人は最初は安い合革でバンバン作って失敗するのがいいと思います。
※型紙があれば何度でもチャレンジできるし。
どうせたるんでくるので最初は適度に張りがあっていいのです。
コレがロータス純正のシフトブーツです。
革は経年変化が楽しめるので飽きません。
革細工では最初から素敵なものはできないと思え
慎重にやれば最初からできるかもしれませんが数こなして距離感をつかむのが大事ですよ。
ガンガン作って失敗して、そのたびにPDCA回すんですよ。
こういうのは経験を重ねると思い付きで作れます。
作業を繰り返すことで必要な道具がわかりますし、次第に道具や材料がそろってきます。
こうなりゃ勝ちです。
※ワタクシも不器用なので100回以上泣いています。
薄手の合革であれば、普通のミシンで縫えます。
量産するにはこの方が楽ですが全部一品もので手縫いの方が満足度が高いです。
ワタクシはロータスヨーロッパのアームレストを合革でミシン縫いで仕上げました。
この際3度作り直しています。
通リ直すたびに、素材も加工方法も変わりました。
決して失敗作ではないプロトタイプがガレージに転がっています(笑)
今では本革で作り直そうかと思っています。
※これも作業過程を写真にしておけば、一本記事書けたな・・
ちなみに・・
厚手の本革を使う場合は、
すべての針孔を専用工具で穴をあけて蝋引きの糸で一針一針手で縫いあげます。
これがまたとんでもなく手間がかかる作業なんですが、
オフシーズンの夜長の時間を忘れる趣味になっています。
デザインセンス次第でキーホルダーなどは結構かっこいい一品ものができますよ。
友人夫婦に名前のイニシャル入れた
「北信州のりもの倶楽部」
の刻印入りキーホルダーをプレゼントしたりしました。
※有難迷惑か
別の友人にパスケースなども作ってあげたりして好評です。
※嫁の手帳カバーやワタクシの携帯カバーも全部お手製です♪
履歴書にかけるくらいの趣味になっております。
まとめ
特に雪国の旧車乗りやバイク乗りは最高の趣味だと思います。
雪国の冬の間は旧車を乗り倒すのは結構リスキーな上、塩カルでボディが痛んで穴が開きます。
※それを覚悟でminiERAターボを使い倒したのですが。
乗れない間も否応なく税金や保険代はかかるのが口惜しいですが、
その分メンテとかオフシーズンしかできない時間のかかるドレスアップ系にいそしみましょう。
自作の小物は、金出してポン付けしたようなパーツより満足度は高いはずです。
こういう手を動かす系の自作品カスタムは愛着がわくんですよねえ。
革細工のコツ
失敗したら、くじけずにもう一回やる。
これがなんでも上達するコツなのではないかと思います。
これで食べていけたらいいな♪
とか妄想しながら、一針一針縫いあげていくわけです。
むしろ失敗は経験なので進んで失敗するように。
死ぬこと以外はかすり傷です♪