排気量が小さいだけにこき使う燃費が悪くなるし壊れやすいのも確かです。
それでも高速道路以外は大体文句なく走ってくれるし。
長く乗りたいじゃないですか。
ユーザー次第で長持ちさせたいならコツはあるのです。
当記事の目次
改めて軽自動車の規格を再確認する
車格を既定値一杯にとれば言われているほど小さくありません。
車体の大きさ
全幅1.48m
全高2.0m
意外と小さくはないのですな。
※普通車でも5ナンバーの車幅は1.7mまでです。
最近じゃ全幅より全高が長い 横風で倒れそうな 軽自動車がいますがこういうことですな。
軽自動車にそんなに室内荷物スペースつくってどうすんだよ、という気もします。
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エンジンの排気量
時代の流れに乗って、
軽自動車の排気量は360cc→550cc→660ccへと変化してきた歴史があります。
今後は・・エンジンの時代は衰退期に入ってるようなのでこれ以上軽自動車の排気量は増えることは無いように思えますな。
※個人的には1000ccくらいまで軽自動車でいいと思うんですが。
自主規制
※あくまでもメーカーの自主規制。
こういう自主規制とかは大体国家機関の無言の圧力なんですよねえ。
昔あったバイクの排気量別馬力規制や車の280馬力規制にも通じるものがあります。
最近は、世界に向けて作るようになったバイクの馬力規制や車の280馬力規制は無くなったようですが・・遅せえよ。
※こういう一律の規制みたいなのが日本の乗り物をツマラナクした、と言っても過言ではありませんな。
軽自動車はあくまでも日本のガラパゴス規格なのです。
※この規格のまま世界に売り出したら世界の車メーカーが困るというくらい日本の軽自動車は性能がいいのです。
なので馬力規制も今後撤廃することはまずないと思われます。
ただし、
「軽自動車の純エンジン車はこれ以降作ってはいけない。」
とかなったらSUZUKIあたりがファイナルエディションとかいって、80馬力くらいの軽自動車出しそうではあります。
※そんな高出力のエンジンはものすごく短命そうですが。
軽自動車のイメージを再確認する
※あくまでもよく言われている範囲ですが。
車体を軽くして燃費をよくするために、メーカーは必至で努力しているようですよ。
樹脂パーツが多く 貧乏くさく 安っぽく見られがちですが、それも軽量化のためです。
軽自動車を選ぶ人は真っ先に燃費を気にするみたいなので、それも仕方なしです。
そりゃ鉄板も薄くしますわ。
※車種によってはボディのリアゲートも樹脂製だったりしますしねえ。
ということは、
「錆に弱く接触した時に脆い。」
ともいえるのですが、
それは今では普通車にも言えることなのです。
確かに鉄板が薄いので雪国では毎春に下回りを高圧洗浄をすべきですね。
ショップに依頼すると結構いい値段しますが、やらないよりマシです。
※塩カルというのはベタベタするんで、普通の洗浄では落ちないのです。
さもないと当倶楽部のラパンSSのように下回りの鉄板が錆て穴空きまくりになりますよ。
※ホイールハウスとかヤバいです。
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室内が狭いのでエアコンが良く効く
経験上、軽トラくらいキャビンが狭ければ冷暖房の効果は高いです。
当倶楽部の軽トラHIJETにはクーラー機能はありませんがヒーターはものすごい効きます。
※真冬でも半袖短パンで運転できるくらい暑くなりますが、降りた時に凍えるのでそれなりに着こんで乗っています。
ただし、
最近の室内の広い普通の4人乗りの軽自動車だと「それほどでもない。」と思っています。
当たり前ですが、
軽自動車の車内が広くなればなるほど、エアコンの効きは遅くなります。
絶対的な排気量の小さい軽自動車に搭載されるエアコンの容量は小さいのですよ。
※エンジンが走行とは別にコンプレッサーという装置を回して一生懸命冷媒を循環させて冷やします。
普通車並みの大きいコンプレサーを積んだらパワーをそっちに食われて走らなくなります。
そもそも、
軽自動車にエアコンはついてるだけでありがたく思った方がいいです。
エアコンはエンジンの負荷が高いのです。
昔の軽自動車はエアコンスイッチ入れるとパワーダウンをハッキリ体感できたものですが、
最近の軽自動車は上手く誤魔化してくれますね。
※でもしっかりパワーダウンしてますよ。
装備がショボい
昔は安全装備関係がショボかったですが今はエアバッグもABSも搭載しています。
付けようと思えばスライドドアまで軽自動車に付けられる時代です。
当然、カーナビやドラレコ、バックモニターなどの電子装備も当たり前のように付けられます。
※標準装備にせずにオプション扱いしてもらいたいもんですな。
高級車並みとは言いませんが、
装備的には下手なリッターカーよりも充実しているように見えます。
※下手なリッターカーより高い車も多いし。
この辺は各社がしのぎを削って技術革新&新装備搭載合戦していますね。
燃費がいいのか?
でもターボ付きだと使い方次第ですが普通燃費はそれほど良くないです。
・・とこんな使い方してれば燃費が良いわけないのです。
こんな走り方をすると当然燃費が悪くなるだけでなく、
エンジン自体の寿命も短くなります。
長く乗りたいならエンジンは労わらねばなりません。
燃費に関して言えば、
軽自動車のターボ付きより1000ccくらいのノンターボの方が燃費がいいらしいですよ。
年間走行距離にもよりますが燃料代を考えたら維持費がそれほど変わらない、なんてことも良く聞きます。
なので小型の普通車にするという選択肢もあるのですが、
そういう車種はメーカーがどんどん車種展開を絞っているため、ほとんど選択肢がないのが現状です。
ところで維持費は本当に安いのか?
軽自動車は維持費が安いと言われますね。
確かに保険も税金も安いです。
その辺はいろんなサイトで詳しく解説されているのでワタクシは改めて詳しくは書きません。
維持費が安い
実際に個人個人で条件が違うので単純に金額を出せませんが、普通車より圧倒的に税金が安いのはメリットですな、
毎年これくらい払ってるので、そろそろ税務署からプリンの差し入れとか来るかもしれない。
この差が軽自動車の維持費が安いと言われている主な理由です。
とはいえ、
半額とかそういう差にはなりません。
そして、
「軽自動車のメンテナンスの費用は普通車とほぼ変わらない。」
のです。
※人権費とパーツ代ですから。
メンテナンス費用をケチると短命に終わるので逆に高く付いたりするんですよ。
軽自動車は排気量が少なく、鉄板も薄く、脆いのにこき使われがちなので痛みが速いのです。
タイヤが安い
タイヤは消耗品の中で高価なパーツの代表です。
これが高いと維持費に跳ね返ってきます。
ただし、
ちょっと変わったサイズのタイヤだと特注扱いになることもあり、やっぱりそれなりの値段になります。
※軽自動車にコスパを求めるなら、一般的に多く流通しているタイヤを装着している車種を選ぶことです。
マジでタイヤ代上がっています。
安くなる気配すらないです。
タイヤに限らず、ほとんどの消耗品代はリッターカークラスの普通車とあんまり変わらないと思った方がいですよ。
もちろん、
大排気量の幅が広く、うすっぺたいタイヤを履いた車と比べたらものすごく安いんですが。
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軽自動車は寿命が短いのか?
と言われますが、
全体的に使われ方が「シビアコンディション。」だからです。
※普通車でもシビアコンディションだとそれなりに寿命が短いです。
燃費の項でも触れましたが、エンジンに無頓着であれば当然車の寿命は短くなります。
普通車でもそうですが軽自動車はその傾向が強いです。
エンジンに無頓着な使い方をする人ほどオイル交換しなかったりするので、
更に車の寿命が短くなります。
車を手に入れるということは「常にメンテナンスし続ける。」くらいの覚悟が必要です。
どんな車でもです。
長く乗りたければなおさらです。
軽自動車は初心者や女性、ご老人 と貧乏人 が主なユーザーなので車に対する知識が足りません。
一年に一度もオイル交換しないような人も多いのです。
そんなエンジンが長持ちするわけないのです。
表面ツルツルのタイヤでも平気な人も多いですし、ディーラーとかで点検してもらう人も多くないですし。
CMでやってる某ディーラーの無料点検なんかは下回りが錆びて穴が開いてても何も言わないしねえ。
具体的には、
という、シビアなコンディションで使えば使うほどエンジンは短命になります。
大型バイクより少ない排気量のエンジンでこんな使い方するのはそもそも無理なのです。
ところが。
最近の多くの軽自動車は馬力不足を補うためにエンジンをターボで武装しています。
小排気量のターボエンジンというのはものすごくシビアです。
※オイル交換を6カ月ごと(大体2500kmから3000kmごと)に確実に行ってた当倶楽部のラパンSSですら、12万キロでエンジンブローしています。
今ではさらに夏に一回、冬に一回のオイル交換をしています。
軽自動車のオーナーの多くはメカに無頓着で、お金をかけたがらないので定期的なオイル交換すらしません。
そんな車でMAX定員乗車で急な加減速をしたり、渋滞のゴー&ストップを繰り返したりしたらエンジンはたまったもんじゃないのです。
当然、そんな運転ははタイヤにも車体にも負荷がかかりまくるので、結果的に短期間で壊れます。
更にエアコン全開でコンプレッサー回してるんだから、エンジンの負荷は凄く高いのですよ。
※軽自動車はエアコンついてるだけでありがたいものなんです。
また、
たまに高速道路でぬふわkm/h以上で走ってる軽自動車がいますがすんごくエンジンの寿命を縮めますよ。
軽自動車はそもそもそういう風には作られていないのです。
基本的に軽自動車は街乗りセッティングなのですよ。
ちょっとしたスポーツタイプでも、です。
※もちろん、スポーツ走行用の車体とエンジン積んでる軽自動車もありますがワタクシが知ってる限り、1車種だけです。
ちなみに・・
基本的に普通車が欲しいなら新車は必要ないと思っているワタクシです。
※メーカーは車作りすぎ。中古車が街に溢れているのにこれ以上作る必要はないよ。
でも、
軽自動車に関しては新車を買えるなら出来るだけ新車をおススメします。
というのは、
エンジンや車体がデリケートなだけに「新車時からのメンテナンス頻度がその車の寿命に影響する。」からです。
ピカピカに見える中古車でも、
は思いのほか多いのです。
軽自動車ユーザーは初心者や女性 や貧乏人 が多くオイル交換まで気が回らないのです。
※そういうユーザーは大抵車のメンテナンスやメカニズムには無関心です。
これは普通車でも同じなのですが軽自動車は一層顕著だということです。
とはいえ、
中古車屋さんの店先で見せてもらい、ちょっと試乗したくらいではマイナスポイントを発見するのは難しいのです。
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まとめ
特に日常の足としてほとんど1、2名で使うなら軽自動車は最適な選択だと思っています。
軽自動車は車体が小さくて軽くて燃費が良く小排気量のエンジンを積んでいる。
これが最大の特徴でありメリットです。
排出ガス削減を徹底するならEVとかハイブリッドを進める前に、
大排気量の車を全面禁止して全部軽自動車にしちゃえばいいのではないか?
こうすれば 実際トータルで考えたらエコかどうかわかんない EVやハイブリッドに頼らずとも迅速かつ効果的にエネルギーコストを削減できるはずなのです。
※全然数が足りてないし意外と高くて時間がかかる充電設備を新しく作る必要もないのです。
軽自動車は良く出来ているので注意するポイントを守って使えば、いろいろと制約の多い電気自動車より使い勝手は良さそうです。
なにせ、
容易にガソリンスタンドで給油できるガソリンで走れますから。
まあ、数売ってなんぼの軽自動車にメーカー的なうまみはないので猛反対されるでしょうが。
※軽自動車は普通車の1.5倍から2倍程度売らないと、普通車の利益に追いつかないほど薄利なんだってさ。
軽自動車は寿命が短いと言われますが、それならユーザーが努力して延命させればいいだけの話です。
特に軽自動車のターボエンジンは確かに寿命が短い傾向にあります。
そりゃ、無理やりドーピングしてパワーアップさせてるんだから無理もない。
しかも、
加速重視で低回転から過給するターボですので常にタービンが回ってるわけで、寿命が長い訳はないのです。
某国産一流自動車メーカーでエンジン設計をしている識者に聞いたところ、
軽自動車のターボエンジンのオイルは2500kmまたは3カ月で交換するくらいでいいとのこと。
当倶楽部のラパンSSは春と秋のタイヤ交換のタイミングでオイル交換をしていましたが、
エンジンブロー後のレストア終了を機にオイル交換は年4回に増やしまています。
K6Aエンジンはまだリビルド物が出ますね。
パーツがなくなったら維持できませんが、人気で多数の車種に搭載された名エンジンですのでもう少し大丈夫かな、と。
これで後10年持ってもらいます。
※すでに17年落ちですが、まだまだ持たせます。
買い換えて多額の 消費税と 出費をするならオイル交換なんて安いもんです。
高速道路での移動が少なく、街乗り買い物、通勤がメインの運用スタイルなので別に普通車は必要ないのです。
※その代わり遊び車は普通車なのですが。
一台しか持てないという都会の事情も分かりますが、田舎では大人一人に付き車一台所有が当たり前です。
コスパ云々ではなく、懐具合と実情を考えたら軽自動車の利用は大いにアリなのです。
※長く乗りたいのでたまに乗る高速道路では最大100km/hで順jをキープしますし。
ただし、
中古の軽自動車を買う場合は要注意です。
既に下回りの鉄板が錆錆だったり、オイル交換の頻度が低かったりするので、
中古の軽自動車を入手する際は慎重になったほうがいいです。
※使い方が荒いと年式が新しくても壊れますよ。
公共交通機関に頼れず、車が絶対に必要な田舎暮らしなら車は絶対必要です。
※地方都市ですら公共交通機関は全く足りていませんので。
その場合、初期費用から普通車より比較的コストが安めな軽自動車が有利です。
とはいえ、
軽自動車も新車なら普通に200万円もする時代です。
軽自動車は決して安い買い物ではなくなりつつあるし、既に貧乏人の乗り物ではないのです。
※ワタクシ達の若い頃は新車のシルビアが200万円で買えたんだぜ。
長く乗りたいじゃないですか。
で、あれば無理な運転をせずにメンテナンスにお金をかけることです。
これをサボるとコスパはどんどん悪くなる傾向がありますす。
より確実に長く軽自動車に乗りたい場合は、ターボのついてないMT車がおススメです。
確実にエンジンの寿命が長いです。
その反面、パワー不足は否めませんが街乗りやお買い物程度なら十分。
※エアコン使用時はターボ車に比べると一段とパワーダウンしますが。
かつてはエンデューロの遠征に何度もこうやって出かけたのです。
※もうレースする気はないのですが。
当倶楽部のHIJETなんて、エアコンも無ければターボもないキャブ車ですが全然壊れません♪
絶対的パワーはないですが、平坦な高速道路なら2名乗車、バイク2台と装備二人分積んで100km/hで巡行できます。
しかも、
何もついてなくてメンテナンスの容易なMTの軽トラは海外で高く売れるらしく、リセールバリューもばっちりです。
※4万キロ走った中古車で車検付きで20万円で買ったけど、10年以上持ってる。素晴らしいコスパ。
極論すると ワタクシのような貧乏人には こういうのが良いんですよ。
※でも最近の夏の暑さはエアコンレスはかなりキツイのでエアコンはあった方がいいと思うのですが壊れると高いのもエアコンです。