コレをテーマにイベントとか行くだけでも、ご飯3杯食べられます。
中でも「vitaloni。」ブランドは一定シェアを誇る大定番だったりします。
当倶楽部のロータスにも「ビタローニカリフォルニアン。」という割とメジャーなミラーを付けておったんですが。
この度、破損しましたので記録しておきます。
当記事の目次
旧車に定番っぽく使われる「ビタローニカリフォルニアンミラー。」
ビタローニカリフォルニアンミラーはアクのないデザインで旧車にも良く似合います。
カウル付きのバイクにも結構使われてたりします。
正式名称は「ビタローニ F1 カリフォルニアン。」だそうですよ。
Ferrari308にも純正採用されたという銘品です。
かなり昔からある古めのイタ車にド定番のミラーです。
ビタローニカリフォルニアンミラーは現代でも比較的入手しやすいのでヘンテコ車のリプレイスミラーのとして一定のシェアを持っています。
当倶楽部のロータスヨーロッパにもビタローニカリフォルニアンを採用しています。
※旧車向けのミラーとしてはネック部が比較的長いので少しでも助手席後方視界の改善になるかと思ったためです。ダメでしたが。
古すぎると純正ミラーがない
旧FIAT500くらい古いと純正ミラーと言うものが存在しなかったりします。
輸入代理店で一台ずつメカニックが手で付けてたという話もあります。
※割とホントっぽい。
フルレストアしたんですが公道に出る勇気がない。
というか、これ以上税金払えないのですよ。
なので、
オーナーさんの趣向でいろんなミラー装着車両を見られて楽しいのです。
※当倶楽部の旧FIAT500にどんなミラー着けようか未だに悩み中。まだ公道デビューする気がないのですが。
ロータスヨーロッパには実に多種多様なミラーが装着されてて、オーナーさんの工夫をみてるだけでも楽しいのです。
※ドアミラーではどれも助手席側の後方視界はなさそうですが。
こんな記事もあります▼
「英国車にイタ車のミラーとは何事か!」
と、お怒りになる定番警察の方々もいますが、そういう人はロータスヨーロッパの助手席側のミラーの見えなさを知らないから言うのです。
※もう面倒くさいので人の車やバイク見て定番とかセオリーとか言い出すのは止めて欲しいのココロです。
ま、結局ロータスヨーロッパの左後方の視界は全然改善してないんですけどね。
※いろいろやったんですが諦めました。そのうちカメラモニターでも付けます。
ちなみに・・
旧車のリプレイスミラーの世界はものすごく深いので素人がうかつに立ち入ってはいけません。
などが旧車によく使われます。
そして、各々のバッタモンというか、イナゴもんみたいな偽物ミラーが多数存在するのです。
※とても書ききれん。画像は各自で検索するように。
これらに、
曲率の高いオリジナルの鏡面を組み合わせたりして旧車オーナーは楽しんでします。
旧車乗りにとってミラーはこだわるポイントの一つなのですよ。
最近はハズシ技として、フルカウルバイクのミラーを車に応用するのもちょっと流行ってる様子です。
※初期のレプリカバイクのミラーは比較的大きめ。具体的にはGSX-R1100初期型のミラーが有名。
マニアックなミラーは、先行事例や情報が少ないのでフィッティングや実装備イメージなどはわからず、各個で人柱になってる模様。
実際車体大して小さかったり大きかったりするので装着してみないとわからんのですわ。
※今どきのでかい車に旧車用の華奢なミラーは似合わんし、その逆もまたしかりです。
というマニアにはたまらんですな。
※ほぼ「ガンダムビルドファイターズ。」のガンプラの世界ですわ。
割り切ってミラーごときで悩みたくないなら定番と言う選択もありです。
ただ、
泥沼にはまって泥遊びしたい人はヤフオクなどの画像を頼りにイメージするのもまた楽しいのです。
※当倶楽部のガレージにも結構いろんなミラーが転がってます。
ビタローニカリフォルニアンミラーの可動部
ビタローニカリフォルニアンミラーの可動部は鏡面とミラーの付け根の二カ所です。
付け根の可動部はミラー自体が上に倒れるように稼働します。
倒したところであんまり意味はないのですが、ガレージなどに格納する際に倒しておくとぶつかって折れることを防げます。
※ロータスの場合、ミラーが何かにぶつかるとミラーより物理的に弱いボディがもげる。
ロータスヨーロッパは運転席から助手席のミラーを倒すことすらできません。
この可動部は実は下に垂れ下がり気味なんですよねえ。
ミラーが垂れちゃってカッコ悪いのです。
※対策は出来ます。次回その辺を書きますが大したことしてません。
鏡面はボールジョイントで 多少 動くようになっています。
分解すればよくわかりますが、非常に簡単な作りです。
※ミラー本体下側のプラスネジ二本を外せば分解できます。
当倶楽部のロータスヨーロッパの助手席は鏡面自体を少しずらしてセットしています。
ここまでやっても、あんまり見えません。
ボールジョイント部は樹脂なのでたまにグリスアップしたほうが良いと思うのですよ。
鏡面とボールジョイントは両面テープ(接着剤かも)で接着してあるだけです。
※昔の車なんてのはそんなもんです。
鏡面の稼働ギミックが折れた
なんの音かわかりませんでしたが運転席側のミラーの鏡面が床に落ちて割れていました(´;
ω;`)
原因は、ビタローニカリフォルニアンミラーの可動部のボールジョイント部の付け根が破断というものです。
「ああ、破断てなに。」
パリンって、お前。
と言うことみたいなのですよ。
思えば、このビタローニカリフォルニアンミラーは群馬の マジで火を噴きながら峠を荒らしまわってた ランチアデルタHFインテグラーレ乗りのS君から15年くらい前に貰ったもんです。
※S君、元気にしていますか?ランチアほんとに燃えたと聞いたけど。娘ちゃんもでっかくなったのでは?
その時点で使い込まれた感はあったのですが 貧乏なので 友情のあかしとして使い続けておりました。
ロータスヨーロッパはお世辞にも「振動が少ないとは言えない車。」です。
一応、振動防止のラバーを挟んであるとはいえ、相当な振動に耐え続けたのでしょうねえ。
イタリア製のプラ部品に強度があるわけないので 経年劣化で限界だったのかも知れません。
もしかするとグリスアップしたグリスが樹脂を侵食した?
※まあ経年劣化ですよ、多分。
ラッキーだったのは、出先でミラーが落ちたわけではないということ。
※後方視界がさらになくなるのは怖いのです。
ただし、
と言う状況で突然壊れたのでちょっとびっくりしています。
最近はビタローニカリフォルニアンミラーの偽物が出回ってる
トノサマバッタもんですねえ(笑)
一見商品代が安いので また人柱になって 買ってみようかとも思いましたが。
よく見るとわかりますが、
のですわ。
恐らく 中華の国 第三国で勝手にコピーした商品と思われます。
こういう商品は粗悪品である可能性が高い。
※何回も失敗しているので結局ホンモノ買った方が安いなんてことになる。
偽物は商品自体は安めなんですが。
バイクにも結構似合うのです。
イタ車なら特に。
納期が2週間以上の商品
こういう商品の出品者は「無在庫転売。」という手法を使います。
ほぼ100%、出品者の手元に商品の在庫がありません。
注文を受けてから外国に発注するのですよ。
※違う出品者が同じ商品の画像を使ってたらまず間違いないです。
多くの出品者は商品そのものを見たことがありません。
※多くの商品は出品者を経由しないで顧客に発送されていますので。
「無在庫転売。」の多くは個人の出品者なので粗悪な商品が来たとしても返品や返金に応じてくれません。
※中にはちゃんと交渉できる人もいるんでしょうが。
それでも、
まともに商品が届けば、まだいい方で違う商品が平気で送られてきたりします。
※画像と全然違うモノや破損したパーツを何度買ったことか。
ヤフオクでもamazonでも結構この手の商品が出回ってるので気を付けたほうが良いかと思います。
稀に本物の 中華の国で製造している メーカー正規品がこの手法で売られてることもあります。
※どこのメーカーとは言わないけど国内外メーカー問わず、車バイク問わず、結構高級車のパーツが流出してるのが実態です。
高級外車のLEDのライトユニットなんか原価とディーラー価格の差が凄すぎてビビります。
鏡のないミラーってスゲエ間抜けですね・・。
こういうの見ちゃうと、
「高級外車の価格ってなんだろうね。」
と思っちゃいます。
※高級外車なんて一生買えそうもないですが。車の原価は大体、本体価格の4分の一以下という話も聴きますしねえ。
まとめ
何の前触れもきかっけもなく突然壊れます。
ビタローニカリフォルニアンミラーは現在も流通しているので、パーツとしてはそれほど貴重なものでもありません。
部品探しの迷路に入り込むこともないから気が楽です。
※中古のミラー買って、内部だけ入れ替えたっていいんだし。
所詮後付けのミラーですし、走行には支障がないパーツなので拘らなければ何でもいいのです。
そうはいっても、
保安部品のミラーだけに付いてないと公道を走ることすらできませんし。
※一瞬、ストックしてあるセブリングミラーに変えちゃおうかというワタクシもいたのですが。
わかっていましたがちょっと調べた結果、
支柱と言うか足の長めで旧車に似合うミラーって言うのはあんまりないのです。
※フェンダーミラーなら結構あるけれどドアミラーで似合うのは少ないのです。
結局、またビタローニカリフォルニアンミラーにしようと思います。
破断したパーツや割れた鏡面は使えないので買い足すことになります。
それほど貴重な部品ではないとはいえ、それなりの対価を支払わねばなりません。
当倶楽部はいつでも貧乏なので非常に困るのです。
※ただでさえ、最近特殊工具とか消耗品などを買った後でお小遣いがないのです。
どんなにお金持ちになっても「牛丼。」は心から美味しく食べられるワタクシで居たい。
誰かワタクシのストックしてあるセブリングミラーメッキ(結構貴重)とビタローニカリフォルニアンミラーを交換してくれないかしら。
※足部のないセブリングミラーをロータスヨーロッパのドアに付けると助手席側の後方視界はゼロですが。
とりあえず、次回「ビタローニカリフォルニアンのバッタモンを買ってみた。」に続きます。
震えて待て!