ロータスヨーロッパの雨の日あるある。
オーナーの人は同意して頷いてくれ!
オーナー予備群の人は諦めて納得してくれ!
「旧車はみんなこんなもんですよ」
という悟りきった記事を書いてみようと思います。
当記事の目次
ロータスヨーロッパのワイパーの性能は運転不可能級
「旧車のワイパーは車検対応用」
です♪
それ以上を期待しちゃいけません。
ワイパー動かしても視界は全然改善しません。
ゴム部は痛んでませんが拭き取らないんですよ、物理的に。
国産新車なら絶対にクレームになります(笑)
ロータスヨーロッパの電装の記事でも書きましたが、
ノーマルのワイパースイッチは間欠機能がありません。
スイッチ自体が堅いのでスイッチ入れたり切ったり頻繁にすると多分(いや、絶対)壊れます。
※しかも物がない!!あっても超高い!
こんな記事もあります▼
気休めに撥水剤(レインエックスとかガラコとか)を塗りたりましたがイマイチ費用対効果が悪い。
結局、バリアスコートでウィンドウごとポリマーコーティングしちゃいましたがコレが一番調子がいいです。
※多少ワイパーの滑りが良くなった気がしますが気のせいかもしれません。
当倶楽部ではバリアスコートを「神のケミカル」と呼んでいます。
いいんですよ、こんなもんで。
ええ、もうこれ以上は望みません。
「ロータスヨーロッパのワイパーは雨天では小雨でもほぼ使えねえ。」
というのがワタクシの結論です。
雨の日のらないからいいや。
※でも出先で雨に降られることもあるんです。
ちなみに・・
旧FIAT500のワイパーはゆっくりしか動かないうえ、ゴムの摩擦力にモーターの力が負けます(笑)
乾いた窓に対してワイパー動かすと、完全に下に戻る前に適当な位置で止まります♪
※こういうところが可愛い。
ただし、
ウィンドウォッシャーを吹きかけるとペラペラの鉄板で構成されたボディが錆びそうです。
こんなに頼りない車もない。
旧miniのワイパーもろくにふき取りませんでした。
多少改善も余地がありました。
ワイパーアームを曲げてウィンドウに当たる角度を変えたり工夫したもんです。
ロータスヨーロッパのボディはプラスチックだから錆びない
間違っておりました。
錆よりよほどたちが悪い。
という致命的な欠陥があることに気が付きました。
純正のスチールタンクは中古でも超高価ですが、年代的にも内部をコーティングしないとダメなレベルでしょう♪
当倶楽部のロータスヨーロッパのガソリンタンクはリプレイスのステンレス製になっています。
※取り合えずタンクが錆びる問題は解決しました。
ちなみに・・
古いFRPは水を吸うと若干伸縮するようで、伸縮力のない塗装がひび割れる原因にもなるようです。
仕方がないんですが、
など、ボディになんかついてる個所にはクラックが入っている個体は少なくありません。
何とかならんもんだろうかね・・
FRP自体も吸湿して伸縮を繰り返すとグズグズになるので注意が必要です。
野外で保管していると如実にボディにダメージが蓄積します。
雪国で野外保管(カバーをかけてたとしても)FRPのヒビに水分が入って凍って溶けて・・とやるとギタギタになるようです。
※もちろんフレームや足回りの鉄板は錆びまくります。
周りからの水しぶきで前が見えなくなる
車高が低いもんだから、そりゃあもう頭の上からかぶりまくります。
大雨でもないのに視界ゼロになりますよ。
さらに、
ロータスヨーロッパは遊びが全くないクイックすぎるハンドリングを持つマシンです。
高速道路を雨天時に走るのは本気で死活問題です。
まじめに手に汗握る大レース♪
リアルマリオカートが味わえます。
※マリオカートと違うのは、事故ると精神的、金銭的、時間的にリアルダメージがあるということです。
事故したら安全装置が皆無なのでマジで無事では済まない気がする。
というわけで、
雨天でロータスヨーロッパに乗るのはやめた方がいいでしょう♪
※未だにロータスヨーロッパで出かけた先で雨が降ると背中と尻に変な汗かきます。
ロータスヨーロッパは雨漏りがすごい
ボディとドアの隙間から滝のように雨水が浸入してきます。
ついでに言いますと、
晴天でも隙間風が入ってくるようなチリが全く合ってない車です。
※冬は隙間風がヒーターよりも寒いのですよ、長野県では。
一応、「ドア閉めた状態で空が見える」というのは対応しました。
※ホームセンターで購入した厚手の隙間埋めスポンジ材をぐるっとドア周辺に張り巡らしました。
■ここで一句■
「手のひらと背中と尻に汗を掻く。」
それでも、
走っていると雨が入ってきますよ、滝のように♪
※以前は華厳の滝でしたが、対策後は竜頭の滝って感じです。
窓の曇りは布で拭け
隙間があるくせに湿気が抜けない作りのロータスヨーロッパです。
湿った服で乗り込んでヒーターをかけると猛烈にフロントウィンドウが曇ります。
※室内も狭いしね。
そんな車のくせに困ったことにデフォッガーの効きがホントによくないのです。
曇ったウィンドウはデフォッガーではクリアになりません。
※旧miniもデフォッガーの効きはよくなかったので耐性ができているのですが・・かの国は霧が多いんじゃなかったっけ?
結局、アナログ的に曇った窓は手でまめに拭くしかありません。
まとめ
「ロータスヨーロッパには雨の日は乗るもんじゃない。」
ってことです。
晴れてるとこれ以上ないくらい運転が楽しい車ですが、
雨天時は運転がまったく楽しくありません。
と気がかりなことだらけで運転に集中なんてできません。
「バイクと同じというかバイクの方がマシ。」
ポルシェはもう庶民の乗る車ではありませんな。
空冷エンジンの911欲しかったなー。
ちなみに・・
当倶楽部ではロータスヨーロッパに使い勝手とか普段使いとか、その手の利便性は最初から全く期待していません。
期待しちゃいけないんですよ、スーパーカーには。
雨天では乗れなくても燃費は期待以上にいいので差し引きゼロです。
むしろ、
思ってた以上に荷物が乗ったりして意外な期待以上のポイントがあったのでむしろプラスだといえます。
「ああ、勝ったさ」
そういうもんなのさ。
雨天で乗るのが怖い車でも加点方式で付き合うのが 面倒くさい 車と長く付き合うコツです。
と、一通り強がったところでこの記事を終える。