ロータスヨーロッパは
あの大きさで、
あの低さで、
2シーターで、
何処に荷物が乗るんじゃ?
でも意外に荷物が乗るんです。
ワタクシもビックリです。
雑誌やネットでは意外に教えてくれない実用的な一面もきちんとあるのです。
※荷物が乗るのと実用性があるのはまた別ですけど。
ともあれ
荷物の積載の実態を使い勝手とともに記事にします。
当記事の目次
ロータスヨーロッパは意外にも荷物が詰めるという事実
普通に考えたら何処に荷物が乗るんだ?
というくらい小さく低い車体ですが、
恐らくミッドシップ2シーターではかなり荷物が乗る部類です。
ロータスヨーロッパには、
基本的には補機類とか電子制御部とか全然ないのでスペースは結構あるんです。
走ることしか考えてないので、
エアコンをはじめとするおもてなし装備が何もついていません。
デッドスペースが逆に全部荷物置き場として活用することが可能です。
はっきり言いますが、前も後ろもスッカスカな車です。
身軽が身上のライトウェイトスポーツカーに荷物を積んで重くなるのは本末転倒とはいえ、実際に工夫次第でいろいろな荷物を乗せることが可能です。
多分古今東西のミッドシップ車両では最大級の積載能力を持っています。
※2シーターのスポーツカーでは上出来です♪
ロータスヨーロッパには前後にトランクスペースがある
エンジンがフロントにない=フロントにトランクがあるというのは想像に難くないですね♪
そしてエンジンの後ろ、ミッションの真上にも取り外し可能なトランクスペースがあります。
とにかく天地方向に薄っぺたいので、あんまり大きいものは乗りません。
当倶楽部の個体の場合、
あまりに効かないヒーターの対策としてフロントトランク部にヒーターブーストモーターと配管を追加してあります。
それでも、中くらいのスーパーバッグ×2は余裕で入ります。
※衣類などはバッグに入れてつぶせば結構入ります。
エンジンルームの後端、ミッションの上にバスタブと呼ばれるトランクスペースを乗せることができます。
※トランク自体を取り外し可能ですのでメンテナンス性が極めていいです。
当倶楽部のロータスヨーロッパには、
を積んでいます。
それを入れたままでも中くらいスーパーバッグ×4くらいは余裕で入ります。
※深さがあって使い勝手はいいです。
ちなみに・・
当倶楽部所有のロータスヨーロッパTCは、フロント部に収まるべきスペアホイールを積んでいません。
※スペアタイヤがなくても車検はパンク修理材でOK!
スペアホイールは、いわゆる顔でいうところの口の部分から直接つながってる空間です。
バッテリーをエンジンルームからスペアホイールを格納する場所に移設してあります。
※少しでもエンジンルームをスカスカにして風を通るようにする熱対策です。
この空間もエクストラ的な荷物置き場にできます♪
ただし、
- 荷物がめちゃめちゃ濡れる
- 荷物にホコリが付く
- 荷物がラジエターをふさぐとオーバーヒートする
- 移設したバッテリーが邪魔
※基本的にほぼ外と同じ開放部に濡れたらヤバイものを入れる方が悪い(笑)
実際は上記のネガな部分があるため、ほとんど使ったことはないです。
あくまでもエクストラスペースとしてなら使える、というレベルです。
近々、この空間にウィンドウォッシャー液のタンクを移設しようと考えています。
荷物はトランクルームに入れていても雨で濡れる
フロントもリアもトランクスペースに防水を期待してはいけません。
雨が降るととんでもなく濡れます。
当倶楽部の場合、雨天だとロータスで出撃はしません。
なので完全に水没のような状態になったことはまだないです。
※通り雨程度でも、雨に合うと荷物は全部しんなりしてしまいます。
それほど、ロータスヨーロッパのボディには密閉性がありません。
※とんでもなくボディのチリがあってません。
前後ともトランクに濡れてはいけない荷物を入れる場合、
バイクの荷物のように防水のカバーやビニール袋でくるむなどの工夫が必要です。
当倶楽部の場合、
リア側のバスタブ式のトランクにはFRPでフタを付けました。
なので水の侵入はフタがない物よりは多少はマシなはずです。
※それでも豪雨にあった後は、トランクルーム内のものは乾燥させた方がいいレベルです。
純正ではフタついてませんので雨天では荷物が濡れまくります。
一応、各トランクには水抜き穴が開いています。
とはいえ、トランクの底面には「すのこ」でも敷かない限り水没する危険性を伴います。
基本的に、ロータスヨーロッパに雨天で乗ることは考えない方がいいです。
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リア側のトランクの荷物はもれなく温まる
リアのトランクは、エンジンルームにあるため荷物があたたまります。
エンジンに近い&マフラーの真上で遮熱版など一切ない、ただのFRPのバスタブですので断熱効果は皆無です。
ロータスヨーロッパのリアトランクには生鮮などは入れない方がいいでしょう♪
一気に傷んでも知りませんよ。
ドライブ中に道の駅などで、野菜や果物を買う場合はフロントトランクを使いましょう。
爆発の危険性があるスプレー系ケミカルなんかもやめた方がいいのかもしれません。
※幸い今のところ大丈夫です。
ちなみに・・
当倶楽部の場合、ドライブ中の農産物直売などで野菜や果物を購入することは普通です。
※大抵、朝早い空いている時間に走り回ることが多く、直売コーナーでは鮮度が高い野菜が手に入るのですよ。
ロータスヨーロッパでのドライブ帰りに、近所のスーパーで食材(冷凍食品含む)の買い出しをすることもあります。
※意外にも荷物が乗るので実用性は高いんです。
ただ、
スーパーの駐車場で、食材をロータスヨーロッパに積んでいる光景は保守的な長野県民にはきわめてシュールに映るらしく誰も寄ってきません。
※知り合いがスーパーで荷物を積んでいる最中のワタクシを見かけたことがあったそうですが、シュールすぎて声をかける勇気が足りなかった・・と言っていました。
フロントトランクの荷物の匂いが車内に入る
フロント側のトランクは口から吸いこんだ外気をトランク経由で室内に送り込んでいます。
ダッシュボード両脇の外気導入口からコックピットに入ってくるのはトランクルーム経由の空気なわけです。
いろんな場所を経由して室内に外気を入れてくれます。
という経路で室内に風は入ってきます。
ということは・・
フロントトランクにめいいっぱい荷物を詰めると室内に風が入ってこないことになります。
ちなみに・・
フロントトランクに鮮魚等の匂いのあるものを入れると室内まで生臭さが入って来るので注意が必要です。
さすがにロータスヨーロッパのコックピットの狭さで魚臭いの厳しいものがあります。
極力生ものは入れない様にしています。
※運用でカバーってやつですね。
逆に、果物などいい匂いのものをフロントトランクに入れるといい匂いがします。
※ブドウもリンゴもいい匂いです♪
前も後ろもトランク内では荷物が転がりまくる
トランクスペースは結構な容量があるとはいえ、前後ともに仕切り板的なものはありません。
荷物を固定するなんてことは一切考えられていません
そういう仕様なので峠で車体を振り回すと荷物が転がりまくります。
衣類などの柔らかいものであれば音的には問題ないんでしょうが、工具が暴れまくる音は結構気になります。
硬いものがトランク内で転がると結構すごい音がします。
かなりびっくりするうえ、いつトランクの底が抜けるかと思うと精神的につらいです。
当倶楽部のロータスヨーロッパの場合、
リア側トランクに荷物を固定するアンカーとベルトを追加しました。
これにより、走行中に車載工具等が転がってゴンゴンいうことが無くなります。
※トランク内部の破損も防げるので一石二鳥です。
もう少しベルトをかけるアンカーボルトを増設した方が便利かな?と思ったことがあります。
ただ、車体からトランク自体を取り外すときに邪魔なので諦めました♪
ちなみに・・
ロータスヨーロッパのオーナーさんの中には、リアのトランクスペースにフロアジャッキを積んでいる強者もいるようです。
どうやって固定しているのか話を聞いてみたいです。
重量物は薄いFRPのトランクで支えられるのか?
下手するとトランクの底抜けるんじゃないか?
謎は深まるばかりです。
トランク内部に中仕切り板を装備したら使い勝手がいいかも!と思ったこともありました。
ただ、板自体をどうやって固定したらいいものか、考えるたびに頭痛がするので諦めました♪
ロータスヨーロッパ荷物積載についてのまとめ
ロータスヨーロッパは意外に荷物は積めます。
少なくとも二名で一泊二日程度なら難なく旅行も可能です。
ただし、以下の留意点は忘れてはいけません
- 匂いがあるものは載せられない
- 防水が完ぺきではない
- 室内の風導入に支障が出る
- 荷物が転がりまくる
- 荷物があったまる
- 防水が完ぺきではない
- 荷物が転がりまくる
といった知っておいた方がいいネガな部分もあります。
ちなみに・・
ワタクシとしてはこの車で長旅をする気が全くないです。
※車中泊とか多分地獄です。
夫婦で友人宅に泊まる1泊程度の遠征は普通にこなします。
お土産積んでも全然余裕あるし、実用性はかなりあります。
・・さすがに自転車とかゴルフバッグとかは入りません
そういう人はロータスヨーロッパを選択しない方が幸せになれます。
※アバルト595だってゴルフバッグを積むのは結構厳しいです。
というわけで、
ロータスヨーロッパはライトウェイトなピュアスポーツカーなくせに意外に荷物が載るという誰が読むんだ系の記事でした♪