ツーリング バイク

バイク仲間に嫌われないマスツーリングのマナーと考え方

キャンプ場で知り合った仲間とツーリング。

キャンプ場で知り合った仲間とツーリング。

 

ワタクシ
マスツーリングって楽しいです。
ただし、
参加者全員がちゃんと良識を持っていれば、です。
マスツーリング時のマナーってのもちゃんとあります。
自分の何気ない行為がみんなのプランを妨げかねません。
今回はマスツーリングする時のマナーに少しだけ触れてみます。

 

バイクは基本的に一人で乗るもの

 

ワタクシ
バイクは一人で乗るものです。
コケそうになっても誰も助けてはくれません。
バイクという乗り物はライダーが一人で全責任を負う孤独を楽しむ乗り物だと思っています。
でも、
たまには多人数で走るのも楽しいのは確かです。
その場合はきちんとマナーがあります。

 

ワタクシは人に合わせるのが苦手な典型的なバイク乗りなので、基本的に単独行か嫁と二名でのツーリングがほとんどです。

なので、
割と好き勝手にできますが、それなりに気を使っています。
このくらいの自由がバイク乗りにはちょうどいいんですよ。

Z1-R&Z750D1。大抵この二台で走り回っていますので悪いことはできません。

Z1-R&Z750D1。大抵この二台で走り回っていますので悪いことはできません。


隠密行動できないので、すぐどこにいたかバレる。

とはいえ、
ワタクシも年に数回程度、ゲストとしてマスツーリングに参加することがあります。
※最近、マスツーリングの頻度は減っていますが。

 

マスツーリング

多人数でツーリングをすることをマスツーリングと言います。

■マスツーリングのメリット

  • 休憩時が暇でない
  • 初心者は何かあった時に人に頼れる
  • 知らなかったルートの開拓が出来る
  • ■マスツーリングのデメリット

  • 遅刻してくる奴がいる
  • 休憩が多くなりがち
  • 食事や休憩に時間を食いがち
  • ペースが合わないとストレスになりがち
  • 危険行為が多くなりがち
  • 道を覚えない
  • 暴走しがち
  • うむ。
    ・・デメリットの方が多い気がします。

     

    マスツーリングは、人に頼りっきりでも成立しちゃいます。
    バイクに乗る際は何でも自分で決めることが楽しいと思うんですが。

  • ルーティングも
  • 食事処も
  • 休憩場所も
  • 全てが人任せでも成り立つのがマスツーリングです。

    セロー225Wで行く県道の旅。

    セロー225Wで行く県道の旅。


    道に迷ったっていいんですよ。
    迷った回数分はもれなく経験になります。

    なので、
    マスツーリングばかりだと単独でバイク旅をする能力は付きづらいです。
    現に、ツーリング倶楽部所属の人は一人旅しない傾向にあります。
    ※初心者はライディングに集中できるのでとてもいいんですが。

     

    道を覚えないライダー

    マスツーリングばっかりしてる人ってバイク歴が長くても道を知らない人が多いです。

    そりゃ、人の後ろばかりついて行ってれば道なんて覚えませんよ。
    マスツーリングしてる際、今どこにいるのかわかってない人はかなり多いです。
    ※林道ならともかく。

     

    普段から積極的に未知の道を散策してるライダーは、現在位置を把握していることが多いです。
    ライダーたるもの、ある程度は現在位置の把握はできたほうがいいように思いますよ。
    迷った際にどうしようもない場合がありますよ。
    ※それでも、携帯のナビがあるのか、最近は。

     

    ちなみに・・

    大昔、ワタクシが所属していたツーリングクラブでは新人強化ツーリングなるものがあり、新人主催でのツーリングを意図的に行っていました。

    先輩方が選抜したメンバーで道を覚えるためのツーリングを開催してくれました。
    伊豆や奥多摩にツーリングクラブが設定した「基本ルート」というのもあってそれを確実にトレースしつつ、臨機応変に先輩方を先導するという冷や汗もののイベントでした。

    紙の地図しかない時代、バイク乗りは漏れなく

  • いかに道を覚えるか?
  • 地図を読み解くか?
  • という能力が磨かれたもんです。

    ナビ機能もあるにはあるけど使えないGARMINのGPS

    ナビ機能もあるにはあるけど使えないGARMINのGPS


    ほとんど時計や高度計、距離計としてしか使ってないです。

    ナビは便利ですが、いまだに当倶楽部の車には一台も装備していません。
    地図を脳内で展開してイメージしたり、道の分岐点などを覚えないと脳みそ活性化しませんよ。
    ※道は間違っても迷ってもいいので、リカバリーすればいいんですよ。

    目的地に直行するならまだしも、迷いながら道草しながら非日常を楽しむ。
    それが旅ってもんです。

     

    マスツーリングでも地図くらいは持っていく

     

    ワタクシ
    マスツーリングとはいえ、紙の地図くらいは持っていきましょう。
    せめて写真撮った場所くらいは地図で追えるようにしておいた方がいいですよ。

     

    マスツーリングで皆で訪れた場所でも
    紙の地図を見て
    「次は一人でも来ることが出来る!」
    という練習になります。

    紙の地図だと、訪れた場所周辺の情報も一緒に入ってくるので全体像がイメージしやすいです。
    ※これだけで、バイクでのツーリングの世界はかなり広がります。

     

    ちなみに・・

    地図を見て自分でツーリングをプランニングできること
    は、ソロツーリングの際必須のスキルです。
    何泊かするようなロングツーリングならなおさらです。
    ※行き当たりばったりもいいですが、目的地に付けないままタイムアップすることもありますよ。

    ナビなどの電子装備は時点情報を得るには素晴らしく便利ですが、広範囲を見てプランニングするには不向きです。
    つまり、
    ツーリングの計画時には広範囲を一覧できる紙の地図の方が優れている場合があるんですよ。

     

    ツーリングまっぷる
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    ツーリング倶楽部のミーティングでは「教科書」と呼ばれていました。

     

    集合時は時間厳守、ガソリン満タンで

     

    ワタクシ
    マスツーリングの際は、集合場所付近でガソリン満タンにしておくのがマナーです。

     

    どうしてガス欠で集合場所に来るのか理解できませんが、結構ガス欠寸前で集合してくる人がいます。
    未明に集合して少しでも距離稼ぎたいツーリング時には、その人のために出撃が遅れます。
    ※せっかく早く起きて早く集まっても意味ないので超迷惑です。

     

    集合時間へ遅刻は・・

    ツーリングの集合時間に遅刻する人は大体いつも遅刻します。

    一人の遅刻は、みんなの貴重な時間を無駄にしています。
    休憩時には参加者全員の飲料代を出させるなどのペナルティを科しましょう。

    今どきは携帯もあることだし遅刻時の連絡ができないとか許されません。
    遅刻しそうなら連絡するのは大人として当たり前です。
    ※仕事じゃねえんだから遅刻すんなよ!byタモリさん

     

    ワタクシ主催のマスツーリングの場合は、5分前行動が基本です。
    遅れたら連絡があっても次の休憩場所だけ伝えてあっさりおいていきます。
    ※大体集合時にはみんなで軽くミーティングしてるので電話に出られないし。

    基本的に、そういうだらしない人は団体行動には向きませんよ。
    ※甘えんな、ってことです。

     

    給油はメンバーに合わせて行う

     

    ワタクシ
    ツーリング先の田舎ではガソリンスタンドが激減しています。
    いつでも給油できると思ったら大間違いです。
    ガソリンスタンドがある時に余裕マシマシで入れておけ、が鉄則です。

     

    田舎では村に一つのガソリンスタンドもないということも珍しくないです。
    ※しかも、日曜は営業していない、朝早くは営業していない、夕方は営業していないのはザラです。

    日本には80kmくらいガソリンスタンドがない道って結構あるよ。

    日本には80kmくらいガソリンスタンドがない道って結構あるよ。

    複数台のバイクへのガソリン給油は、最初の一台から最後の一台まで給油すると結構時間かかります。
    この時間が非常にもったいないんですよねえ・・

    なるべく一番航続距離の短いバイクに合わせて全員が給油するのが望ましいです。
    ※ビッグタンクなどで航続距離が最短バイクの二倍なら二回に一回でもいいですが、読み間違えるとドヒンシュクです。

    とにかく、
    誰か一人のためだけに給油ストップが増えると移動する時間が減るのでペースが劇的に遅くなります。

     

    ちなみに・・

    航続距離の短いバイクの乗ってる人はコンビニや道の駅で皆が休憩している時に、こっそり給油しに行くのも手です。
    ※ワタクシは、航続距離が短めのバイクばかり乗るのでこの手法を何度か使っています。

    その際は、ツーリングの主催者やリーダーに断りを入れてから出ましょう。
    これもメンバーに迷惑をかけない手法の一つです。

    給油に限らず、どんな理由でも単独で隊列を離れる場合は必ずリーダーに一言断るベきです。
    ※捜索隊がでると時間がもったいないです。

     

     

    休憩時は一般人に迷惑をかけない

     

    ワタクシ
    人ツーリングでの人数が多くなると休憩時に施設を占拠しがちです。
    コンビニや道の駅、高速道路のSAなどでバイク乗りが占拠してる様子をよく見かけます。
    ※喫煙所とか大変なことになりがちです。

     

    周囲に迷惑をかけないということを意識しましょう。
    爆音バイクで休憩施設で空ぶかしなんてもってのほかですよ。
    ※爆音バイクが団体になると、そりゃもううるさいです。

    周りの一般人に迷惑かけてる様は大人として一緒にいて恥ずかしくなります。

     

    バイク乗りは怖がられる

    格好がいかついしヘルメットかぶってるし、バイク乗りは一般人から見たら怖い人に見られがちです。

    それが群れています。
    好意的に見られる要素が圧倒的に少ない。

    バイク乗りはいい印象は持たれないのは当たり前、くらいに思っていましょう。

     

     

    車の追い越しは安全確実に無理しないこと

     

    ワタクシ
    複数車線ならまだしも、峠で無理に車は抜かないようにしましょう。
    前走車両を抜く場合、きちんとマナーがあります。

     

    一般車両は、峠を法定速度前後で走っています。
    たとえ遅くとも法的には、全く問題はないんですよ。

    それを先に行かせてもらう場合、最大の配慮をしましょう。
    ※避けてくれたりしたら、挨拶をするのはマナーですよ。

    ロータスでもバイクが後ろに付いたらすぐ避けますよ。ストレートで。

    ロータスでもバイクが後ろに付いたらすぐ避けますよ。ストレートで。


    その方がお互い気持ちいいってもんです。

    同じ仲間の先行車両に続いて、無理に前走車を抜いていくバイクがなんと多いことか・・
    みてて超ハラハラします。

     

    ちなみに・・

    マスツーリングでは、峠で張り切りすぎたり、危険行為をしたりする人は昔から減りません。

    その証拠に、
    ツーリングシーズンに出かけるとかなりの確率で事故を目撃します。
    ツーリング中に事故なんて最高に恥ずかしいと思うんですが。

    バイクはスピード出ますからねえ・・
    加速も素晴らしくいいですしねえ・・

    いい大人が公道で団体で遊んで人様に迷惑かけてはいけませんよ。

     

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    マスツーリングは参加者全員が良識ある大人であれば超楽しいです。
    それは、
    身内にも周囲の人にも気を使って気持ちよくツーリングできた場合に限ります。

     

    インターネットの普及で、SNSで人を集めて初見でいきなりマスツーリング!というのも増えています。
    そういう場合は特に、主催者は注意事項をあらかじめ伝えるべきでしょう。
    SNSのハンドルネームだけでなく、事故に遭った際の連絡先くらいは聞いておくべきですよ。
    ※マスツーリングのリーダーはいつでも大変ですよねえ。

     

     

    バイク乗りの年齢層はかなり上がっています。
    良識を求められてもいい年齢だと思うんですが、あんまりマナーが良くなってる感じはしません。

    バイク乗りは精神的には子供である
    とかきれいごと言うのは簡単です。

    Z750D1。身内にもその他の方にも迷惑かけない程度に遊ぶのが大人です。

    Z750D1。身内にもその他の方にも迷惑かけない程度に遊ぶのが大人です。


    適当に制限されたルールの中で遊ぶってもんですよ。

    だけど、
    バイクでのマスツーリングは自分を含めて全員が、

  • 気分よく帰宅できる
  • 無事に帰宅できる
  • 人に迷惑をかけない
  • という良識をバイク乗り皆で確認する時期に来てるのかもしれません。

    ・・と、きれいごとで当記事を閉めます。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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