アルプス級の山々は既に雪をかぶり始めましたが、平野部から見える低めの山は綺麗です。
日々のローカルニュースに寄れば観光地は大賑わいだとか。
ならば、ここはハズシ技を使うのです。
紅葉ツーリングやドライブは大衆の意向とズラスのがポイントです。
当たり前だが長野県は山だらけです
長野県民は四方を山に囲まれていないと何か不安になるのです。
長野県で主に人が住んでいるのは平野部です。
基本的に山深くて 県庁まで公共交通機関を使うと1日ではいけない場所が多い長野県なので どこに行くにも山を越えなければ出られないような場所なのです。
なので、
とりあえず、
山の中に行くことが可能です。
ということは、だ。
紅葉の季節はどっちを見ても綺麗だってことなのです。
遠くに見える雪をかぶった高山はともかく、
平野部から見える比較的低い山は生活道路を流して走っていても綺麗な紅葉が楽しめます。
が。
時期というものがあります。
10月中旬あたりだと標高が高い所の木々は色ついてきますが、平野部の木々は割と普通です。
関東平野のように12月でも紅葉が残ってるなんてことはあんまりなく、時期が遅れるとあっさり葉は落ちます。
※長野県は普通に平野部でも標高は300m以上あったりしますので朝夕はすんごく寒くなります。
紅葉は人がいないところのほうが堪能できますな。
長野県で紅葉を見るには「時期を読むさじ加減が難しい。」のですよ。
特に2023年のように気温が高いまま推移してる秋は地元民でも読めません。
まだ道路沿いにはたくさんのコスモスが咲いているし。
長野で紅葉を見たければ11月の初旬がおススメ
2023シーズンのように変な陽気でもこの州の紅葉は綺麗でした。
紅葉ツーリングというのは紅葉の木々の下を走るのもいいのですが、
山ごと色ついているのを遠くから眺めながら走るのもいいのです。
そしてそういう山の中の観光地的な紅葉スポットというのは大抵大混雑します。
渋滞するだけならまだしも、
「サンデードライバー。」
という周囲をよく見ずに思い切った運転をする痴れモノどもが都市部から大量に押しかけて来ています。
この手の人種は、SNSやマスメディアで取り上げられると大勢が一気になだれ込んできます。
※大衆は一気に狂うんですよ、そして冷める時は個々がゆっくりと我に返っていくのです。
食事ポイントや休憩ポイント、絶景ポイントなどもみんな同じ。
SNSやマスメディア通りの観光をしていく昭和から連綿と続く正しい日本人の皆様なのです。
であれば、
紅葉の中を突っ切るようなルートは最小限にとどめて、
のんびりと田舎の風景の中をポテポテと走って旅気分を盛り上げる旅行の方が通っぽくて最近好きなんですよねえ。
それにしても空の青さよ。
※この画像だけで場所がわかる人は信州マニア。
同じSNSにしたって、自分が発信する側になればいいのです。
※ワタクシはブログがあるし面倒くさいのでSNSはほぼやりません。週に一度くらい、仲間の投稿に[いいね]をつける位です。
そもそも、
長野をツーリングするにあたって山の中を走らないルートを設定する方が難しいのですが、
ここはあえて、
観光地は通過するだけくらいにとどめて、
秋の田舎の風景を楽しみながら、気に入った景色で止まって旅情を楽しむツーリングやドライブをおススメしたい。
こういう景色を見ながらのんびり空いている田舎道を流すのも秋の紅葉ツーリング&ドライブの楽しみ方の一つなのです。
※足湯も追加してもヨシ。
ちなみに・・
確かにワタクシも東京に住んでいた頃は休日にツーリングやドライブに出かけるなら派手な観光地を組み込んでいました。
なんとなく、
目的地にしやすかったからなのですが、それ以外に理由はないのです。
実際に有名観光地よりも、その道中の景色に感動したことは数多いのですよ。
まあ観光地はそれなりにすごいのですが、人が多すぎてぐったりしちゃうのでした。
※ああ、この人数のほとんどが似たような行程で東京に帰るのかと思うと、うんざりしたもんです。
長野に移り住んでからは有名観光地にはシーズンオフに行くようになりまして。
観光シーズンは極力マイナーなツーリング&ドライブルートを楽しむようになりました。
半日もあれば150kmくらいの走行距離で十分楽しめます。
その間、ほぼ渋滞なしですのでストレスはゼロ。
田舎に引っ越してきて、渋滞のストレスは減ったのですが、渋滞に耐える耐性がすんごく減った気がしています。
※今では関東圏に行くのがストレス。高速で渋滞とか超ストレス。
長野は車やバイク趣味なら天国に近いです♪
※ガソリン代が高いですが。
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どうせ混むので紅葉の名所にはいかない
駐車場に入れない車で渋滞、食事するにも1時間待ち、しかも高くて量が少ない。
※まずいとは言いませんがね。
いわゆる紅葉の名所をツーリングの目的地にしないほうがいいです。
紅葉の名所は大抵山の中です。
こういう所は一本道が多く、逃げのルートがありません。
紅葉の時期は全国から観光客が来ます。
その中にはデカい車で運転に慣れてないドライバーが毎年増えてるように思えます。
普段車に乗らない都会のお父さんをはじめ、
お年寄り軍団や若いお姉さんドライバーが隙あればバイクに突っ込んで来ようとするのです。
※大げさに書いていますが割とそんな感じです。
11月に入ると高山の上の方は白くなり始め、そろそろバイクや変な車のシーズンも終わるのです。
そして、
普段はほとんど人が来ないような場所も多く、広い駐車場なんてないと思った方がいいです。
※あっても狭いスペースなので1台分の区画が狭く、ドアの長い2ドア車だと乗り降りするのも大変だったりするくらいです。
ゆえに、
駐車場スペース争奪戦は殺気立っているわけですよ。
混んでいる観光地の駐車場に比較的すんなり駐車できたりするのはバイクのメリットなのですが、
違法に路肩に駐車してる車を避け、ファミコンのゲームのようにわらわらと交通ルールを無視する歩行者の数々を避けつつ駐車スペースに到達せねばなりません。
また、
狭い駐車スペースに頭から突っ込んで止めたものの出られなくなってる車が焦って周囲を確認せずに動きだしたりします。
※EVやハイブリッドは動作音がほぼないので気が付きにくいです。
苦労して有名な紅葉スポットに出かけたとしても、これでは面白くありません。
せいぜい、帰ってからお土産の袋に書いてある観光地に行ってきたという自慢ができる位なのです。
そして、
なにより11月にもなると日が短いのです。
長野では16時半にもなれば太陽が山の陰に隠れて暗くなり始めます。
日が暮れると一気に寒くなるし 街灯が少ないので 景色も良く見れません。
まだ15時台ですがこの日の陰りようったらない。
出来るだけ明るいうちに遊びまわりたいので、
渋滞にはまって時間を無駄にするなんてもったいなくてできませんよ。
ちなみに・・
古い車は小さいのです。
スポーツカーは車高が低いのです、
どうやらロータスヨーロッパはデカい車のドライバーからは見えずらいらしく、
いきなり目の前の車にバックされそうになったことは少なくありません。
この小ささを見よ。
そして、駐車場に止めるとすぐに知らないおじさんに写真撮られるのだ。
もう慣れたけど。
このように小さく古い車で混んでいる観光地に出かけると危険はなのですよ。
バイクと違ってすぐ逃げられないんですよ、車だと。
ゆえに、
こういう所に は、ほどんど行きませんが万が一 行く場合は前走車との車間距離を多めにとるようになりました。
また、
標高の高い観光地というのは坂道が多いのです。
サイドブレーキが超弱く、エンジンの低速トルクがなく、クラッチのミートに癖があるロータスヨーロッパは坂道の渋滞に弱いのでした。
※なのでやっぱり混んでるシーズンの観光地にはいきたくないのです。
したがって、
この時期はエアコンのない車でのドライブがとても気持ちいいのですが、混んでそうな山にはあんまり行かなくなりました。
※コーナーリングマシンで景色を見ながら田舎道を流す、というのはかなり贅沢っちゃ贅沢です♪
そもそも、
渋滞の坂道で古いMT車の後ろにぴったりつけるとか、モノごとを知らな過ぎる。
※スタート時に下がっても知らんぞ。
最近のMT車はヒルホールド機能搭載で、
ブレーキ離してクラッチ踏んでも下がらないには感動しますがこの機能が壊れたらMT車で坂道発進出来ない人もいるんでしょうねえ。
※アバルト595コンペ は一応競技用を謳っていますが にもこの機能がついています。
全然関係ありませんが、長野県内には「驚異の勾配20%の坂。」が存在します。
しかも真っすぐ直滑降なので下りは恐怖です。
実際、50cc4stの原付だったら登らないのでは?というくらいの急坂です。
興味がある方はお問合せください。
※そのうち記事にしようと思っていますが話が膨らまないので保留中です。
自分だけの秘密スポットはいくらでもある
普段、ほぼ渋滞と皆無な生活をしているとちょっとした渋滞でも「時間の無駄。」と思うようになるのです。
そういう場所は極力避けるのが正解ですよ。
時間は誰にとっても有限なのですし。
当ブログの過去記事では、
「観光地にはシーズンオフ もしくはコロナ禍で制限がかかっているうち に行け。」
というのと
「自分の満足できる場所ならとくに有名観光地でなくてもいい。」
という記事が多いのです。
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少なくとも大量の人間を見なくていいだけ満足度が高いです。
「観光シーズンに観光地に行く。」
そんなのは周りと合わせる典型的な日本人ですよ。
そもそも、
そういう人はバイクなんかに乗らないし、変な車も買わずに大衆と同じようにマスコミに先導されていればいいのです。
※観光地の人ごみの多くはこの手の人達ですが、長野は観光客で持ってるので邪険には出来ないんですがね・・。
だーれもいない♪
でも紅葉がきれいならそれでいいのです。
最近は決して有名じゃないスポットまでもGoogle先生の案内が表示されるので以前ほど秘密っぽくはなくなりましたが、
長野県内には多くの人が知らないような秘密のスポットはまだまだたくさんあるのです。
※でも確実に以前よりマイナースポットにいる県外ナンバーの車は増えたように思います。
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実は、だんだんとこういう場所を探すのが楽しくなってくるのですよ。
適当に地図で当たりをつけて、彷徨った挙句にドンピシャだったりすると満足度が高いです。
※こういうスポットをたくさん知ってる素敵な大人になりたいもんですな。
こういうマイナースポットの
メリットは風景を独占できる可能性が高いことです。
デメリットは下手すりゃ自販機すらないので飲食はもちろん、給油等が一切できないことです。
※もちろんトイレもない。
ただ、この程度のデメリットは工夫次第で何とでもなるのです。
ちなみに・・
長野県内にはとんでもない山の中にも集落はあります。
スーパーまで車で30分とかは結構普通なので、どうやって生計立ててるのか不思議な集落はたくさんあるのです。
大抵は素晴らしい田舎の風景や紅葉が見れる場所でもあります。
そして、
交通量が少ないので 好き放題に路駐して 景色をほぼ独占できるので満足度はかなり高いです。
見事な紅葉のイチョウ。
そういうスポットに訪れる場合は、よほどのベテラン以外は出来るだけ単独で行かないことですよ。
車通りがほとんどない山の中で滑って転倒、怪我した場合、救急車なんて着ませんし、トラブル発生時に脱出もままなりません。
※スマホの電波が届かないエリアは今でも長野にはたくさんあるのです。最近は熊も出るしな。
ただし、
そういう酔狂なツーリングやドライブに同行してくれる人は多くはありません。
大抵は 適当な山の中の県道〇〇号線とかじゃなく メジャーな目的地を希望するもんです。
騙し打ちみたいな手法でもつかって なんとか優しい友人を見つけましょう♪
同行する仲間を見つけるのが一番ハードルが高いかもしれませんな。
※ほぼ林道ツーリングみたいなもんです。
まとめ
ただし、
混んでいる時期に混んでいる場所に行かない。
これは時間を有効に使う手法の一つかもしれません。
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確かに一流有名観光スポットは紅葉が凄いところも多いです。
※そうでもないところも少なくないですが。
とはいえ、
人ごみが好きならかまいませんが、大抵の人は人ごみの中で紅葉を見て歩いてもあんまり面白くないのです。
人がたくさんいて車が大渋滞している中で紅葉を見ても感動は薄いのですよ。
ならば、
人がいないところで紅葉を楽しめばいいじゃないですか。
長野の秋の田舎道ではこういう光景にも普通に出会えます。
そろそろ日本人はメディアをはじめとする様々な情報に踊らされず、
個人個人が独自目線で楽しむことを見つけてもいいと思うんですよ。
渋滞にはまる時間の無駄な人生の浪費にそろそろ気が付いた方がいいです。
それに、
混んでる情報を耳にしながら「自分が楽しいと思う素晴らしい秘密スポットを探す旅。」なんてワクワクするじゃないですか。
ちなみに・・
「空気を読む。」
「出る杭は打たれる。」
など昭和の日本人は「みんな同じ。」を求める言葉が大好きです。
そして、
我が国は長らく「我慢は美徳。」として個々の考え方を無理やり強制するような生活をしてきました。
「個人の自由な価値観。」よりも「集団が認める公の価値観。」を尊重してきました。
波風立てずに周囲と同調出来る人を評価する文化ですな。
いわゆる大衆って奴です。
そして、
最近はコロナ禍を経て同調を強要する「同調圧力。」の存在にもフォーカスされましたな。
これって、
いざという時、政府や悪者のプロパガンダに大衆全体が踊らされかねないということです。
最近はワタクシのような「ハミダシモノ。」が情報発信できる世の中になったことで、
一般の価値観や周囲に合わせることが苦手な「ハミダシモノ。」にもスポットが当たり始めました。
※バイクや変な車を楽しんでる時点ですでにハミダシモノです。その時点で圧倒的マイノリティです。都落ちしたりすれば確実らしいです。
そして、
そういう人達は大衆の皆さんとは違った価値観で独自に面白いことをやっているのです。
「ハミダシモノ、大いに結構。」
ハミダシモノは、独自の感性で小さい秋を感動しつつ、小さくても楽しいことを見つけてさらに感動するのです。
北信地域にある大イチョウ。
毎年この木はなぜか紅葉が遅いのですが、すんごいデカいので一見する価値はあります。
※今回はまだ紅葉してませんでしたが神様宿ってる感が半端ないです。
あくまでもワタクシの価値観の範囲なのですが、
たかが紅葉でもどうせなら誰もいないところで独占出来る紅葉の方が好きです。
自分だけが知ってる素敵なスポットを探す旅行というのは何の保証もないし、
一流観光地に行ってきた!というインパクトもありません。
ただし、
自分で考えて山村の田舎の秋を感じながらゆっくり流すようなツーリングやドライブの方が実は楽しいんじゃないか?と思ったりするのです。
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