※バイクはいまだに多いです。
加えて、今までグレーゾーンだったナンバープレートフレームやカバー類についても違反となります。
この度、ナンバープレートの設置方法について違反となることが明文化されました。
当記事の目次
ナンバープレートについての設置方法についての違反行為
前がとんがったデザインの車はどうしてもナンバーがデザイン上の邪魔になるので前側のナンバーを外したくなるのはわからないでもないです。
車の前側のナンバープレートはボルト二本でハズレちゃうんですよね。
・・プラスドライバーでも外せますが。
※軽自動車以外は後ろ側のナンバープレートは封印があるので簡単には外せません。
最近は、前側がとんがったスポーツカーが減ってるので、ナンバーを移設している車両はほとんど見なくなりました。
スポーツカーはバブル時代は多かったよねえ。
今までのナンバープレートの取付規定は
「自動車の運行中番号の識別に支障が生じないように、見やすい位置に表示」
というざっくりしたものでした。
今更感は強いですがさらにナンバープレートの設置に関しては違反の条件が明確化されました。
2021年4月からナンバープレートの移設や角度について明確に規定されます。
旧基準では曖昧な部分があった規定を明確化したようです。
新基準では「2021年4月1日以降に初めて登録・検査・使用の届出がある車両」について、
ナンバープレートの位置や取り付ける角度について数値的に明確に規定されます。
当然、これに違反した場合は違反となります。
-->国土交通省のページ
2021年4月以降は、ナンバープレートカバーもナンバープレートの角度も規制対象になります。
ナンバープレート取付けの具体的な数値
基準値に該当しなければ、警察が大義名分にのっとって切符を切れることになります。
※こういうツマンナイ所で違反はしたくないもです。
角度図られたら逃げられないよね。
規定をより詳しく文章で解説します。
取付角度に関する規定
前面のナンバープレート
上下向き: 上向き10度から下向き10度の範囲内
左右向き: 左向き10度から左右向き0度の範囲内
後面のナンバープレート
上下向き:
ナンバープレートの上端1.2m以下:上向き45度から下向き5度以内
ナンバープレートの上端1.2超:上向き25度から下向き5度以内
前面・後面共通
左右向き: 左向き5度から左右向き0度以内
回転: 前面・後面ともに水平であること
フレームに関する規定
幅: 上部10mm以下・左右18.5mm以下・下部13.5mm
厚み :上部6mm以下・その他30mm以下
かつ落脱の恐れがないこと
※バイクに関してはナンバープレートフレームは全面禁止です。
ボトルカバーに関する規定
ナンバープレートの
ボトルカバー: 直径28mm以下で番号に被覆しないもので厚みは9mm以下かつ落脱の恐れがない
その他
ちなみに・・
バイクについては縦に付けたり、見えずらいところに移設したりするのは違反と明文化されました。
以前は、ナンバープレートを折り曲げて装着したオフロードバイクは多かったです。
※オフロードバイクは、転倒しまくるのでナンバーがボロボロになりがちなんですよ。
そういうバイクもここ最近はほとんど見なくなりました。
※頑張ってオフロード走る人が減った?
意図的にやってる確信犯が多いしねえ・・
とはいえ、
いまだに現在もいろんなところで散見できます。
大先輩方が乗ってる古めのオフロードバイクに多いです。
※捕まりますよ、マジで。
新基準では、バイクのナンバーの取付角度が明確化されています。
こうなると、フェンダーレス化したバイクはほとんど該当するように思えます。
※こうなるとフェンダーレスにするメリットはないですね。
ナンバープレートを折り曲げる行為
90年代前半はかなり多くの車両がナンバーを移設していたように記憶しています。
※今のネオクラッシック車のような各社の280馬力車が出そろった時期です。
高速道路でやりたい放題していた連中が、オービス対策としてナンバープレートに角度をつけて写真に写りにくくしたと言われています。
※実際、今のデジタル画像なら余裕で復元できそうですが。それくらいはっきり写りますよ。
そりゃ旧車が流行るわけだわ。
公道で暴れるのはゲームだけにしておきましょう。
90年代に入ると若者たちのなかで折り曲げ行為やナンバーの移設行為が流行ります。
確かに、デザイン上ナンバープレートを移設した方がカッコいい車が多かったですし。
ラジエターを塞いじゃう位置にナンバープレートが付いてたり・・
ユーノスロードスターなんかみんなナンバープレートの位置を横にずらすもんだから、後期型はナンバープレート移設できない仕様になってましたねえ・・
※確かに日本のナンバープレートはデザインが野暮ったいんですよ。
こうして、普通の若者たちも暴走族や走り屋だけでなく多くの人々が真似をするようになりました。
とはいえ、
ナンバープレートには、事故や犯罪に限らず異常事態が発生したら車両を特定する大事な意味合いがあります。
※ナンバープレートは、車にとってはマイナンバーみたいなもんです。
旧規定では
「自動車の運行中番号の識別に支障が生じないように、見やすい位置に表示」
というざっくりしたものです。
とはいえ、
明らかに見やすさを損ねる行為は違反としてになります。
2020年時点でも
はもちろん、
でナンバープレートを隠す行為と判断された場合は、現場判断で違反になります。
※50万円以下の罰金です。
現在、販売されているナンバープレートの装飾パーツは?
カーショップでは違法商品の取り扱いはありません。
※取り付ける側が意図的違反行為に無しる場合は別ですが。
法的に合致しないものは、販売する側の責任にもなるので大手のカーショップでは扱いがないはずです。
※小規模なカーショップでは販売しているかもしれません。
仮に、違反するかしないか微妙な商品であれば買わない、取り付けないことをおススメします。
そんな、ぎりぎりの装飾品つけて走って何の意味があるのか?ってことです。
※自己責任ってやつです。
ナンバープレートに関する法的規制の歴史
実は2016年にも規制の改定がありました。
その他当該自動車登録番号標に記載された自動車登録番号尾識別に支障が生じないものとして国土交通省令で定める方法により表示しなければ、運行の用に供してはならない。
角度(上下・左右)
※回転は禁止
フレーム
となっています。
要するに2020年現在でも、
ナンバープレートカバーの装着については一切ダメ
※無色透明であっても禁止
については今でも現場の判断で違反となる可能性が高いです。
警察とそれを逃れる違反者の攻防戦
それを明文化してない場合は、取り締まる側の現場の警察官に負担がかかります。
ナンバープレートカバーは30年くらい前には既に存在していました。
そのうち、
オービスの赤外線を吸収するカバーが販売されるようになります。
※眉唾物と思ってましたが(笑)
実際に対オービスカバーを装着すると撮影されてもナンバーが黒く映るので車体の特定に至らず検挙されにくくなる信じられていました。
※そんなにスピード出したいならサーキットに行けばいいのに。
実際に2001年9月に警視庁では対オービスカバーの装着車両を都内を中心に大摘発大会を行いました。
ただし、
ナンバープレートを保護する普通のナンバープレートカバーと対オービスカバーが併売され、ただ単にナンバープレートカバーが付いているだけでは取り締まれませんでした。
カバーに関してきっちりと明文化したので、もう言い逃れはできません。
たとえ、
善良な市民が良かれと思って付けたナンバープレートカバーでも、罰金50万円以下の罰金です。
※無知というのは怖いんですよ・・いつの世も業界も思考停止や情報弱者は搾取されます。
ちなみに・・
一部の地方では独自に細則を作って対オービスカバーの取り締まりをしているところがあります。
某I県では、実際に取り締まりが行われているそうです。
ワタクシも知らなかったんですが、地方独自にそういう罰則作って取り締まりできるんですねえ・・
まとめ
おそらくさらにその上の何かを違反者は開発するんでしょうねえ・・
ナンバープレートが見ずらいと難癖付けられて検挙される車両の運転手が、お布施として罰金を収める世の中が来ますねえ(笑)
車に興味のある人が減ってるのでナンバーなんかどうでもいい、という世の中はさみしいもんですが。
対オービスカバーについては今どきのデジタル技術なら、カバーついてても映るし画像補正してくれるのではないかと思うんですが。
※お役所なのでデジタルに弱いのかもしれません。
とはいえ、
この際全部カバーはダメ!ということにした方が取り締まる側は楽なのかもしれません。
ワタクシはナンバープレートにカバーをつける趣味はないんでがよくわかりませんけど。
ワタクシは趣味の車やバイクには堂々と乗りたいので、こういうツマラナイ規定は昔から守っています。
※一見して見ずらいと判断されて検挙されるのは大人として恥です。子供に言い訳できません。
こういう取り締まりは、漏れなく無駄なくやってほしいもんです。
でないと取り締まられた側の不公平感というか損した感が半端ないですよね。
※その前に取り締まられないようにする方が精神的に健全です♪