クルマ

【車を長持ちさせるコツ】車の夏冬タイヤ交換時にはオイル交換してエンジンをいたわる

ラパンSS。毎年タイヤ交換と同時にオイルも交換します。

ラパンSS。毎年タイヤ交換と同時にオイルも交換します。

 

ワタクシ
雪国の春と秋は車のタイヤ交換の時期です。
タイヤ交換DIY派はオイル交換もDIYしてるのではないでしょうか?
タイヤ交換のついでにオイル交換もしてしまうと手間がありません。
エンジンに厳しい季節をいい状態のオイルで過ごさせよう、という記事です。

 

スタッドレスとサマータイヤの交換時には一緒にオイル交換もすると良い

 

ワタクシ
ちょっと前まで、車の簡単なメンテナンスはオーナーがやるべきものでした。
車のエンジンオイルは自分でオイル交換するのは割と普通だったんです。
そして、雪国ではタイヤ交換は普通に自分でやるものなのです。

 

パーツ同士が擦れ合うことで摩耗し、隙間が大きくなり、燃焼カスがオイルに混入することなどでオイルが汚れます。
過走行や経年劣化の進んだ車は、パーツ同士の隙間がでかいのでオイルが汚れるのが早いです。
もちろん旧車はそれに加えて、加工精度も低いのでオイル汚れは顕著です。
※あんまりオイル汚れが早くひどい場合は、指定オイルより一段階固めのオイルを入れるのも手です。自己責任ですが。

シェブロン20W-50。

シェブロン20W-50。


当倶楽部では、コレを10W-40とか10W-30のオイルとブレンドして適当な粘度のオイルとしています。

適度な粘度のあるオイルを定期的に交換するのはエンジン管理の基本です。


毎年箱で買ってる気がします。

「オイル交換を、車のオーナー自らやる。」
これはちょっと前まで普通にみられる光景でした。
※オイル交換は車メンテナンスの「いろはのい。」です。

そしてその時期は、春と秋がベストだということなのです。

このサイクルがもっともエンジンをいたわり延命させるオイル交換のタイミングです。

  • オイル交換の頻度は普段使いしている車なら、春と秋の二回。
  • ※走行距離が少ない旧車などは春の一回。

    少なくとも、まだハイブリッドすら珍しかったころの車なら、このタイミングでのオイル交換をおススメします。
    普段使いの車なら特に。
    ※ガンガンエンジン回すような乗り方やスポーツ走行する人、無茶苦茶距離を走る人はもっと早いサイクルでオイルは交換すべきですよ。

    「オイル交換にベストな時期は、実は夏冬のタイヤを交換するのと同じ時期。」
    なんですよ。
    ※タイヤ交換も、雪国の車のオーナーは必須のスキルなはずなんですが・・今はこの基本でさえ、できる人かなり減った気がします。

    ちなみに・・

    当倶楽部(長野県長野市のはずれ)ではタイヤ&オイル交換時期は、秋は11月後半、春は4月後半をおススメしています。
    ※もっと北は早くスタッドレスに履き替えて、遅くまでスタッドレスを履いている方が安心です。

    理由は、

  • その頃はいつ雪が降ってもおかしくない
  • その頃はまだ雪が降ってもおかしくない
  • からです。

    雪は一晩でこれくらいは積もる。

    雪は一晩でこれくらいは積もる。


    雪かきしてから家を出るのだ。
    路面には雪がないように見えるけど幹線道路だからです。裏に入るとすごいことになっています。

    経験則からなんですが、
    11月後半になると路面凍結やみぞれ交じりの雨が増えます。
    12月に入るといつ雪が降ってもおかしくないのです。
    ※朝の橋の上は凍ってたりします。

    雪が降ってる最中のタイヤ交換は、みじめで、危なくて、冷たくて、キツイのですよ。
    ※寒いし、腰によろしくない。

    また、
    4月中旬にべちゃべちゃの雪が降ることがあります。
    今日は気温が17度もあるねえ♪という翌日に雪が積もったりします。
    ※こうなると、急いでタイヤ交換した車では出かけられません。

    「スタッドレスは、早くから履いて、遅くまで履いている。」
    のが安全だし安心なのですよ。
    ※長野の人は何故か、スタッドレスを遅くまで履かないチキンレースが大好き。アホです。

     

     

    春と秋にエンジンオイル交換する理由

     

    ワタクシ
    春と秋にエンジンオイルを交換するメリットはたくさんあります。

     

    逆に、春と秋以外の時期にオイル交換するのはもったいないと思うくらいです。

    例えば、
    春と秋はタイヤ交換時にジャッキアップするのでオイルが抜けやすい。
    ことも要因の一つです。
    ※オイルのドレンボルトはオイルパンに対して横の位置にあるのは、ジャッキアップした時にオイルを抜けやすくするため、と聞いたことがあります。

    それに、
    これから迎えるエンジンに厳しい季節の前に、できるだけいい状態のオイルで臨みたい、ということなのですよ。

    オイルはいつだって厳しい

    エンジンオイルは、
    車が走ればエンジンの回転により高速で撹拌されます。
    エンジン内部で燃料が爆発するため、常に熱にさらされます。

    しかも、
    エンジンが冷たくオイルが温まっていない状態でも働かなければなりません。

    その状態で、

  • 潤滑
  • 防錆
  • 密閉
  • 放熱
  • 等を行っています。
    ※そこに各メーカーで添加剤などを加えて調整してたりします。

    エンジン内部は、ひどいブラック企業状態なんですな。

    オイルジョッキにはマックス迄オイルは入れてはいかんのです。

    オイルジョッキにはマックス迄オイルは入れてはいかんのです。


    2lジョッキに2l入れると、必ず傾けたときにオイルをこぼします。

    さらに、
    真夏や真冬はエンジンオイルには厳しい季節です。

  • 熱気にさらされる時間が長く、エアコンなどのエンジン負荷が高い夏。
  • 冷気にさらされる時間が長く、エンジンが温まり切る前に普通に運転される冬。
  • ならば、
    「エンジンには、なるべくオイルの鮮度がいい状態で厳しい季節を乗り越えさせてあげたい。」
    のですよ。

    したがって、
    オイルに厳しい季節が訪れる前にオイル交換して万全の状態で臨むべきだと思うのです。

    ちなみに・・

    オイルは走らなくても劣化します。

    一見綺麗に見えても酸化するのです。
    ※古いてんぷら油は傷むでしょ?あれと同じです。

    走行距離が少ないから、乗ってないからという理由でオイル交換しない人もいますね。
    少なくとも、1年に一度くらいはオイル交換をしてあげたほうがいいように思うのです。

    まあディーラーは交換しなくてもいいというのであれば、ディーラーが言うことの方が正しいのでしょうねえ。
    ※酸化防止剤とか入りまくってるのかもしれませんし。

    当倶楽部の春は、所属のバイクや車全台のオイルを交換しています。
    ※普段使いする車は、秋にも交換します。
    この時期、近所のホームセンターのオイル処理箱を買い占めるのはワタクシです。

    そうそう。
    オイル交換時に余ったオイルは、完璧に密封して保管した方がいいですよ。
    出来れば、オイル交換ごとに使い切るのがベストです。
    ※知り合い数人と一緒にオイル交換すれば、4l缶と1l缶の組合せで毎回使い切れると思いますよ。

    オイル交換をディーラーに任せる場合

     

    ワタクシ
    新車のうち、ディーラー補償や新車メンテナンスパッケージが効いているうちは、オイル交換はディーラーに任せればいいと思います。
    タダでやってもらえるうちは何でもやってもらうに限ります。
    ※厳密には、前払いで○○パッケージ的なサービスを契約しているのですが。

     

    まあ当ブログを見に来るような人は、大抵 貧乏なので 自分でオイル交換するという人だと思います。
    それもで、新車のうち、無料のオイル交換が効くうちはディーラーを使うのが賢明です。
    ※せっかくお金払てるのにもったいないしね。

    ディーラーに任せる

    最近の新しい車、特に日本車のエンジンオイル交換サイクルは異常に長いです。
    ※ちょっと異常なレベルで長いですよ。

    これは、材料工学や工作技術の進歩、オイルの添加剤の効果によるところが大きそうです。
    ※細かく語るとこれだけで一記事以上かけるので止めておきますが。

    エコカーとかハイブリッドとか電気自動車的な位置づけの車はオイルがサラサラで抵抗が極力ない「サラダ油。」みたいなオイルを使っています。
    摺動摩擦を低減させて、燃費を稼ごうという作戦です。

    酸化しないわけないと思うんですが。

    まあ、ディーラーが面倒見てくれるうちは、ディーラーに従った方がよろしかろうと思います。
    ※素人がオイル交換したばかりに、ディーラー認定車でなくなると聞くこともありますし。

    当倶楽部でも、
    アバルト595はディーラーの新車補償があり、オイル交換はメンテナンスパッケージに入ってるで任せています。
    「そろそろっすよね~。」とディーラーから電話があります。
    行くたびに新車の見積もりを提示されるのがウザイですが。
    ※アバルトは、年二回オイル交換するのがディーラー指定です。

    タイヤ交換を自分でした後で、オイル交換+一通りのチェックでわざわざディーラーに持ち込むのが非常に面倒ですが仕方ありません。

    ああ、そういえばまもなくディーラー保証期間が切れますな。
    時が立つのは早いねえ。
    ※またディーラーの買い替えろ攻撃が激しくなるかと思うとうんざりしますな。

    ちなみに・・

    オイル交換をさぼった車というのは、外見からはわかりづらいですがエンジン内部を見ると素人目にも一発でわかります。

    二台見せてもらって納得した経験があります。
    ワタクシのメカの師匠が同年式同型某国産軽自動車のエンジンを二台見せてくれました。

  • オイル交換をさぼった5万キロ走行車のエンジン
  • オイル交換年二回の7万キロ走行車のエンジン
  • OHVエンジン。

    OHVエンジン。


    パーツの一つ一つがオイル焼けしてるのは、オイル交換さぼった証拠。

    オイル管理をさぼった車のエンジンは、
    ヘッドカバーを開けると、明らかにオイル染みというかオイル焼けの跡がくっきり残っています。

    それも各パーツに。
    カバーの裏側まで。

    対して、
    オイル管理をシッカリしてた車のエンジンは、意外なほどきれいなのですよ。

    「こりゃ、エンジン寿命に差が出るな。」
    と強く思ったことがあります。
    ※実際に、オイル交換をさぼったほうのエンジンは5万キロしか走ってないのに、ちょっとカチカチいうタペット系の異音がしていました。

    まとめ

     

    ワタクシ
    オイル交換しなくても車は走りますが、性能の落ちたオイルで走行するとエンジン内部の消耗は激しいんですよ。
    車はそんなに簡単に買い換えられる安いものではないのです。
    なら少しでも長生きさせたいじゃないですか。

     

    オイル交換は面倒でお金もかかるのですが、長く車を使いたいならやるべきことの一つだと思うのです。
    車と長く付き合うなら、オイル交換はどうせやらなきゃいけないのです。

    雪国では、一年を通して使う車にはもれなく春と秋には必ず「タイヤ交換。」というイベントが発生します。
    タイヤ交換のタイミングでオイルも一緒に交換しちゃう癖をつけるといいのです。

    必ずやらねばならないことのために、せっかくの季節の変わり目の大事な休日を二回も消費するのはもったいない。
    何度もタイヤ交換セット&オイル交換セットを出し入れするだけでも面倒くさい。
    まとめてやっちゃえば、作業的にも時間的にも効率がいいのです。
    ※普通の車1台なら、タイヤとオイル交換しても数時間で済みます。

    毎年忘れずに定期的にオイル交換を行うには、
    「一年のルーティンとしてタイヤ交換と同時にやっちゃえばいい。」
    「面倒くさいことは同時にやってしまえ。」
    というのがこの記事の趣旨です。

    当倶楽部のジャッキアップセット。

    当倶楽部のジャッキアップセット。


    どうせいろいろ用意するなら、一気に数台やってしまいたいのですよ。

    ついでなので書いておきますが、タイヤ&オイル交換作業は、

  • 冬タイヤに交換する時、雪が降ってる中やるのは切ない
  • 夏タイヤに交換した後、雪が降ると損した感がさく裂する
  • ということがあるので早く冬タイヤに変えて、遅く夏タイヤに変えるのがセオリーです。

    タイヤ交換する季節が近いなーと思ったら、

  • オイルの用意
  • オイル処理箱の用意(自治体によって廃オイルは捨て方が異なりますが)
  • タイヤワックス
  • 必要に応じてタイヤブラシなど
  • を用意しておくべきでしょう。

     

     

    ちなみに・・

    田舎は車は家族分一人一台あったりするのでたまったもんじゃないのです。

    雪国のお父さんはその車の台数分、タイヤ交換作業を行うのです。

    ワタクシはお父さんではないのですが、
    毎年春と秋には4台(ワタクシ、嫁用が各一台、近所のご老人分×二人分)のタイヤとオイル交換を一日でこなさねばなりません。
    ※コレだけ地域に貢献してるんだから、税金安くしてくれ。

    4台分のタイヤ交換作業は後半になると、HPもMPも減りまくってオレンジ色表示になるくらい疲労します。
    ※まあ、そのおかげで新鮮なとれたて野菜がたっぷりもらえたりするのですが。

    当倶楽部では「笠子地蔵現象。」と呼んでいる。

    当倶楽部では「笠子地蔵現象。」と呼んでいる。


    玄関に普通に置いてある。
    コレが田舎ですな。

    腰に気を付けないと、再び腰痛で入院でもしたらたまりませんよ。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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