今どきバイクのデザインではリアフェンダーは「後付け感」が強いですもんねえ。
リアフェンダーがないと、あるものもなくなる傾向があります。
そう、リフレクター(反射板)です。
意外に知られていませんが、リフレクターが付いて無いと道路交通法違反で捕まります。
もちろん、車検には通りません。
当記事の目次
流行りのフェンダーレスにするとリフレクターもなくなりがち
今どきのバイクのテールランプはLEDなのでテールレンズにリフレクターが付いてるものが少ないです。
ということで。
フェンダーレスにしちゃうとリフレクターもなくなっちゃいます。
これって立派な整備不良となります。
でもリフレクタがないので違反です。
ほんとにリフレクターはついてないと危ないです。
少なくとも後ろにはしっかりつけておくべきです。
後続車から存在を意識されなかったら・・怖いですよ、マジで。
リフレクター(反射板)は、バイクに乗る自分を守るためのアイテムだという認識をしましょう。
※田舎では歩行者でもリフレクタ付きのたすき見たいなもんをつけて歩いてる人がいるくらいですよ。
ちなみに・・
バイクとは全く関係ないですが、ゲームのファイナルファンタジーで「リフレク」という敵の攻撃を反射する魔法がありました。
※今のFFは知りません。少なくとも20年以上前です。
リフレクターと聞くと今だに
FFの「リフレク」は反射の魔法♪
とか連想しちゃいます。
このようにワタクシは、少年の心がいつまで経ってもなくならない素敵な大人なのです。
バイクのリフレクターの保安基準
きちんと規定があります。
※取付個数に対する規定はないのでたくさんつけてもいいらしいです。
この規定に反していると、
白バイに追尾されて御用となってしまいます。
スピード違反や排気音の音量規定より明確に違反がわかるので言い訳できませんね♪
当然、リフレクターがないと車検には通りません。
フェンダーレス車やオフ車でテールカウルにナンバー直付けしてる人は直ちに見直した方がいいポイントです。
後付けリフレクターは結構種類がある。
ちなみに・・
リフレクター取付不良ということで捕まると当然罰金と減点になります。
痛いですよねえ・・
反則金はマジで痛いです。
反則金は事故並みに無駄な出費です。
損した感が半端ないです。
減点だって一点とは言え、ゴールド免許だと最悪です。
※ワタクシ、最近やっと免許の色が青の5年になりました。なんだ?青の5年って?だれか説明して。
リフレクターなんかついてなくても捕まらないよ♪という人もいますが、
実際に、ワタクシの先輩である埼玉県のM氏は白バイに止められて切符切られています。
※白バイに別件逮捕で因縁付けられたっぽいですが、それでも交通機動隊員に突っ込まれるような整備状況な方が悪いよ(笑)
特に、
年度末や春や秋の交通安全期間中にリフレクターないバイクでツーリングなんて白バイの養分になりに行くようなもんですよ。
こんなリフレクターは大丈夫?
多種多様に渡るカスタムがありますがそれぞれを検証してみましょう♪
念のため言いますが、たとえ車検がないバイクでも普通に捕まりますよ。
新設設計♪
リフレクター内臓テールレンズをクリアにしちゃった
※なんか頭悪そうに見えるんですよ。
クリアテールでもテールランプが赤く発光すれば問題ないと思いがちです。
でも。
リフレクターが白くなってしまえば・・
反射する光が赤じゃねえ・・
ということで、
残念ながら違反となってしまいます。
リフレクターを両面テープで付けている
※ないよりは全然マシだろうけど。
規定には、
テープ等での簡易的な貼り付けに関するものはありません。
規定を満たしていないわけではないのでとりあえず大丈夫でしょう。
ただし、
であれば、少なくとも車検時には落とされる可能性がありますよ。
※厳しいいじわるな検査官ってどこの陸運にもいますよ。
ワタクシなら、堂々と絶対に文句が出ないようにしっかりと固定しますが。
※ユーザー車検で何日も有給使うのもったいないし。
ちなみに・・
バイクのカスタムショップは車検時はリフレクタに限らず結構無理やり通してくれるみたいです。
あんまり賛成はできませんけどね。
ユーザー車検に行くと「こんな車両でも車検通るの?!」ってバイクをよく見かけます。
※大抵ショップのつなぎ着た人が受けてますよねえ・・
車高低すぎるハーレーとかねえ・・
※ハーレー系は何でもありですなぁ。
後付けリフレクターというものもある
違反金よりはるかに安いし、保安基準もクリアしてるならつけない手はないです。
高くたって3千円くらいなもんです。
いろんなデザインを検索できるようにしておきました。
個人的には、ナンバーを全部ガードするタイプが好きです。
ナンバーの裏側は汚れが落ちづらいので恰好よりも掃除しやすい方が優先です。
仮に、フェンダーレスカスタムするにしてもリフレクターくらいは付けておきましょう。
フェンダーレスにして雨天で走っても多少背中の汚れが違うはずです(笑)
※フェンダーレスは実用上一つも良いことないですよ。
リフレクターのよもやま話
これはバイクや車が主に対米輸出が盛んだったころの話です。
かの国では、車両の両サイドにリフレクタ付けていないと違反だったようです。
いかに北米の市場が大きかったのか?ということがよくわかります。
※CBもZもみんな北米市場を目指したんだもんねえ。
ちょっとデザイン的に浮いてる気もしますが、気に入っています。
例えば、
にも見られます。
これらの日本仕様である、
までは確実にリフレクターが付いています。
オイルクーラー付けちゃうとこのリフレクタは付かなくなっちゃうんですけどね・・
Z750FX1には付いていないので、この頃が過渡期だったのかなぁと思ったりもします。
※もちろん外装はZ1000Mk2とZ750FX1での互換性があるのでわざわざ国内仕様のテールカウルを作ったんですかね。
クルマでも当時の車両の両サイドにはしっかりリフレクターが付いています。
例えば、
ロータスヨーロッパでは北米仕様のフェデラルボディにはきっちりリフレクターが埋め込まれています。
外車でも、北米仕様をそのまま日本国内仕様とした車両にはもちろんこの名残があります。
たかだかリフレクター一つとっても、北米はモータリゼーションの中心だったことを実感できますね。
一方、欧州ではヘルメットの前後にもリフレクターがないと違反になる国すらあります。
バイクで転んでも、ヘルメットが光を反射すれば後続車に轢かれることは減るでしょうねえ。
※確かフランスだったと思いました。
まとめ
相手に気が付いてもらうためには何でもやるという方が危険が少ないです。
リフレクターは車検に通らないこと道路交通法に規制されるまでもなく、つけて少しでも被視認性を上げましょう。
御身のためですよ、大佐♪
オフ車は特にリフレクタが大事な気がします。
バイクは車より絶対的に小さいです。
ただでさえ、被視認性は低いんですよ。
テールランプなんか、タバコの箱より小さいものだってあります。
夜間走行中に、テールランプが切れたら・・
そしてそれに気が付かなかったら・・
追突される危険度は飛躍的に上がります。
少しでも、被視認性を上げるためにはリフレクターは有効なアイテムです。
ちなみに・・
ワタクシの友人R君は、超ロングツアラーです。
休みのたびに関東から四国に行ったり、電話かけたら青森に居たりします。
ロングツアラーなので当然、夜の走行や雨天走行も多いです。
彼は標準のリフレクター以外にも安全のためにリフレクターのテープを車体に貼っていました。
ちゃんとデザインしつつ貼るとカッコいいのよ、リフレクタのラインテープ。
夜間は意外に横から突っ込まれそうになるらしく、
リフレクターシールが貼ってありました。
※よく見たら、サイドスタンドにも貼ってあるのが素晴らしいよ。
こんなに光を反射しまくってるBMWは君のだけですよ。
※走行距離25万キロ達成おめでとう♪今度酒飲もう。