改めて考えてみると、リターンライダーってのはものすごくハードルを越えてきた人たちなんだなぁ・・
なので、若者たちに憧れられるライダー(人間性ね)にならなきゃなりません
ライダーに憧れる、リターンライダー予備軍にはこんなハードルがあるよ、という話です
当記事の目次
リターンライダーになるのに実際いくらかかる?
真っ先に考えられるハードルはお金の問題
子供に手がかからなくなり、自分の時間ができ、少しは金銭的な余裕が出てくる・・
一般に40代後半から50代前半くらいからですかね、リターンライダーになるのは。
※30代くらいだと余裕で若手になってしまうのが今のバイク業界事情だったりするけどね・・
それまでは、
などで、お父さんのお小遣いなんてないに決まってる
なんだかんだ言って、家庭がある、子供がいるって状況で、バイクを買って維持するのは金銭的にハードルが高いのは確かです
とはいえ、人間ですもの
ここまで頑張ったんだから!という理由で縮み切ったバネがはじけるようにバイク乗りになっちゃうのかもしれません
やっぱりさ、バイクって面白いわけよ、年取ったらとったで。
リターンライダーってくらいなので普通二輪免許はすでにあるとして・・
※大型免許取る場合は、さらに15万円くらい追加で。
・・のっけから金かかるわ
今路上で見かけるリターンライダーの皆さんは、一人残らず金銭的ハードルをクリアしてバイク乗りになったんだなぁ、と思うと感心します
リターンライダーが選びがちな旧車は初期化や維持に金がかかる
125ccのモンキーが43万円の時代ですよ、そんなにお金出すなら自分の青春時代の中古バイクを買いたい
多分こういう需要が今の中古車市場の高騰の原因の一つなんでしょうねえ
世知辛いけど、資本主義では金がないとなにもできんのだった・・
例えば新車の場合
◆大型免許で乗れる安いバイクや中型バイクの車両価格
大体70万円台くらいから
登録などの諸経費や保険代を含めれば約100万円前後ではないかと思われます
※保険などは条件によって前後します
◆国産のリッタークラス
車両価格は120万円以上
登録などの諸経費や保険代を含めれば約150万円前後ではないかと思われます
◆外車は天井知らず
200万円以上
乗り出しはオプション入れたりすると・・車買えるじゃんって値段です
※BMWモトラッドで価格表見てビビった。絶対買えないわ・・
なんだか涙が止まらないくらい高い・・
ちなみに・・
中古車価格は新車より基本的には安いですが・・
車種によっては、新車以上のプライスタグが付いてるものも少なくないです
そう、リターンライダーが憧れる往年の名車たちです
※雑誌もこういう特集バッカシ組んで煽りすぎ
プライスタグが高いからって、程度がいいとは限らないのが中古車
一台一台程度は違います
掘り出し物やお買い得な中古車なんてのはもう存在しません
関連記事▼
中古バイクは例え高くても安心して乗れると勘違いしてはいけないのだ
人気のある中古バイクを求めるのであれば、きちんと自分で整備や修理ができないととんでもなく高価な買い物になりますよ
20年前の中古車を徹底的に整備できるショップは、そんなにありません
今どきの新車バイクのように、保証があるわけでもないです
大抵、売りっぱなしです
※たとえ有名なショップであっても、エンジンなどの大物が壊れた場合、直せるショップはほんの一握りです
CB1100R・・いま数百万円するよね・・
つい最近、某道の駅でZ750FourA4乗りのお金持ちっぽいオジサンと話をしたけれど・・
全然メカニズムが分かってないので、ショップの言いなり
こぎれいに全塗装してあって、高価なキャブをつけてたけれど、オーナー自身は一切メンテナンスができないそうだ
何かあるたびに、ショップに持ち込むと言っていた
そんなバイクで遠出できないでしょーと突っ込むと、ロングツーリングはいかないそうです・・
ワタクシも知ってるくらいの某有名バイク店の常連だそうだけれど、ショップにとって、ものすごくいい金づるだよなぁ・・言い値で支払ってくれるんだもん
※ワタクシもバイク屋やろうかと思った位、暴利(笑)
[/st-mybox]
メカいじりに興味を持っていろいろチャレンジするって、かなり新鮮ですよ
いろいろ刺激があって、勉強にもなって、手先も動かすので脳みその健康にも絶対いいです
プラモデル感覚で始めて、今ではプロ顔負けのスキルを持ってる人もたくさん知っています
※ただし、リターンライダーが憧れたようなレプリカ時代のマシンは整備性良くないし、部品が専用設計ばっかりで調達大変・・ということをお忘れなく
リターンライダーは旧車バイクに走ると想像以上にお金かかって、新車買っておけばよかった・・ってことになりかねないっすよ
リターンライダーはバイク用の装備をそろえなきゃならない
当たり前ですがバイクだけあっても装備がないと乗れません
場合によっては
などの装備が必須です
車体購入費用のほかに恐らく10万円程度の装備購入費用が必要です
これも、凝ったものになると天井知らずの価格になります
※外車のメーカー純正の装備とかもう鼻血出るくらいの価格ですわ
10万円の費用捻出って軽く書いたけれど普通は結構ハードル高いよね・・
ちなみに・・
ヘルメット以外は、バイク用でなくても今では安く流通してるものがたくさんあるので、ある程度安くはできます
この辺は各個人で工夫と調査次第ですね
ヘルメットは、いいものになると7万円とかします
※バイク用なんで傷んだり汚れたら捨てる、という割り切りが素晴らしい
※コスパを考えると、バイク専用品なんて買えないと言い張る主婦ライダー
とまあ、いずれも十年以上バイク乗りやってる人の話ですがどれも納得できる理由です
装備にはある程度お金がかかるもんです
間違っても四半世紀前の納屋にしまってあったようなヘルメットはやめましょう
※ヘルメットは賞味期限があるので、古いヘルメットはコスプレ以外では使えないです
リターンライダーは家族や身内の了承を得るという高い壁がある
バイクに乗ることを良しとしてくれる家族はそんなに多くはないよ
独り暮らしや独身ならばこのハードルは低いだろうけれど・・
リターンライダー予備軍の当人は家族に対して子育てが一段落して余裕ができたので
でバイクの乗ろう!と思ったとしても、今までバイクに対する理解がほとんどない家族は応援どころか、理解すらしてもらえない・・
基本、家族はバイクに興味ないですよねえ
なんの前振りもなく、いきなりオープンスポーツカー買っちゃったりするってやつですわ
こっちの方がはるかに金かかりますが、これはこれで当人も家族も納得してるならありです
※ファイナンシャルプランナーの知り合いは、定年後の生活設計を相談された場合「突然言い出すお父さんの趣味」の費用として100万円計上しておくそうです
ともあれ、家族持ちのいい大人がバイク乗りになるには、家族の同意や理解が絶対条件であり、ハードルは極めて高い
これで断念してる同年代のリターンライダー候補は相当数いるはず
想像以上に、家族や身内の理解を得るというハードルを越えるのはむつかしいですよ
リターンライダーは年相応に体力が落ちていることをお忘れなく
30代40代では経済的な厳しさや家族の理解がハードルになるだろうけど、50代以降では健康面や身体的な問題がハードルになる
10代から20代でバイクに乗ってたとしても、バイク降りてから四半世紀前後経ってるわけで・・
40代50代で、大型免許に挑戦!ってのは素晴らしいことだと思うけれど、これは健康面、体力面を考えると難易度は高い
※決して無理ではないし、そのために体力付けよう!というきっかけになるならむしろ素晴らしいけれど。
冷たいようだけれど、体力面だけ考えると全くバイクに乗ったことがない50代以降がゼロからバイクに乗り始める、というのはものすごくハードルが高いし、ほぼ無理と言わざるを得ないですな
バイクって、かなり体力使いますよ
特に腰痛はびくに乗るどころじゃないくらいきついっす(冷えるしね)
現時点で
ワタクシと同世代ですら、体型や体力状況を見ると丸一日でかいバイクを取り廻せる状態にある人は、ほとんどいませんね
まあ、よく見ても2割以内・・ですかね
50代ともなるとホワイトカラー的な仕事してて、定期的な多力作りをしてない人は体力的衰えは想像以上です
体力的なハードルは自分で高さを決めるとはいえ、過信すると大抵ろくな目に合わないです
リターンライダーは大型バイクに乗りたがるが大型免許取る暇がない
周囲の理解が得られて、金銭的に余裕があって、体力も何とかなった・・ら、重量車に乗りたくなるのが性
リターンライダーということで普通二輪免許を持ってるとして、
大型二輪免許は、15万円程度の費用と1週間程度の時間をクリアすれば取得可能と意外にハードルは低い
※昔の限定解除はね・・イヤ、もう言うまい。
リターンライダーも数多いと思われるBMWのお祭り
とはいえ、勤め人であるならば教習所通いの時間をうまく捻出できるか?も考えなければなりません
働き方改革とはいえ、サービス残業が無駄に増えただけという会社も多数あるし、教習所通うのって結構面倒
さらに雪国では、冬季の二輪教習はやってません♪
免許取得自体はハードル低いけれど、教習時間を捻出するのはハードル高いといえますな
まとめ
リターンライダーになるにはハードルだらけ
このハードルを次々にクリアしなきゃならない
そして、リターンライダーとなった人はこのすべてをクリアしてる
※この過程をまとめるだけで、人気ブログにできそうではある(笑)
いざリターンライダーとして名乗りを上げたとしても、
というさらなる高いハードルが待ってる
冷静に考えれば、いい大人がコレだけハードルが高い乗り物であるバイクに乗ろうとか考えるほうが異常なのかもしれませんな
関連記事▼
バイクはバカしか乗らない
・・うむ、真理を突いた名台詞だ
だが。
バカほど楽しい人種はいないのだった
※ライダーはそれらハードルをクリアした共犯意識みたいな深層心理でつながってるので、打ち解けると面白い人ばっかしだ(笑)