塩田平と呼ばれる地域には有名な「生島足島神社。」をはじめ、古くからの寺社が多く点在します。
別所温泉近辺の寺社も多くて近いし。
一日で出来るだけ回ってみました。
そしたら、なんか日本遺産とかレイラインとかすごいことに(笑)
当記事の目次
由緒正しい長野の寺社には初詣を避けていく
なにせ、冬の長野はバイクや車で出かけるところが限られますので。
当ブログは毎年冬には更新頻度が悪くなりがちです。
長野の冬は趣味の車やバイクで走り回るのは自殺行為に近いものがあるのです。
ゆえに、
という のりものとは関係なさそうな 記事が多くなります。
※コアな当ブログのファンの方はよくご存じだと思うのですが。
一応バイクのエンジンの整備をしたりしていますが、
特に1月、2月というのは「極寒。」です。
長野県では関東圏のように冬は一日中晴天が当たり前、なんてことはないのです。
遠くの山にかかっている雪雲がすぐに来ます。
※関東圏の冬の晴天は住んでると当たり前に思えますが感謝した方がいいですよ。
それに、
日のある時間は東京よりはるかに短いのですよ。
※太陽が山に隠れるので暗くなるのが早い気がする。
こんななので動ける時間も限られてきます。
とはいえ、
動かないことには体力がどんどん落ちて行きます。
冬季の体力維持のために スキーは行くのが面倒くさいしお金がかかりすぎるので 散歩くらいはしないといけないのです。
とはいえ、
散歩するにも公共交通機関がまともに無い田舎です。
何かあった時に逃げられません。
徒歩で不用意に田舎に行き過ぎると危険なのです。
ゆえに、
目的地の近くまで車で出かけて、その周辺を歩き回るのが現実的なのです。
条件を擦り合わせると、
「寺社をめぐる。」
と言う 典型的なオジイっぽい趣味である 散歩になるわけですがこれはこれでちょっと面白いのでした。
※意外なことに、若いおねーさんとかが寺社を回って御朱印集めてたりするので世の中わからない。
前置き というか言い訳 が長いな。
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ちなみに・・
「冬でも長野でもバイクや車に乗ればいいじゃん。」
ええ、よく言われることです。
確かに、
冬の長野県内でも雪さえなければ趣味のバイクや車で走り回ることは可能です。
ワタクシも若い頃は雪の中バイクで走るのが楽しくて、わーわー言って走り回っておりました。
でも気が付くんですよ。
塩カルが与える車体のダメージに。
塩カルの水溶液はじわじわと車体をむしばんできます。
※塩カルか靴についたまま、きれいなエントランスとかに行くとベタベタするくらい長野の塩カルの濃度は濃いです。
そんなわけで濃い塩カルが車体に付くと、ちょっとやそっと流したくらいでは取れません。
入り組んだフレーム部はもちろん、むき出しの鉄骨の塗装面からも取れません。
付着した塩カルをそのまま放置すると、金属部が錆びるのはもちろん、塗装面も傷めてきますよ。
そんなデンジャラスな冬の長野という環境にひ弱な趣味の車で乗り込むことはワタクシにはできませんよ。
長野県で真冬も普段使いするのであれば、安い車で十分ってことです。
高い車も当たり前のように錆びますので。
※特に外車。アバルトはヤバいので毎年念入りに下回りの洗浄をしますが・・錆の進行は速いです。
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塩田平のといえば「生島足島神社。」
長野県内でも有数な由緒正しい神社っぽいです。
長野県上田市の市街地から別所線で南西に進んだあたりの平野を「塩田平。」と言いまして。
長野県では珍しい割と広めな平野が広がっていたりします。
駐車場から直で神社に向かうと鳥居を通らないがいいのか?
ここのほぼ中心部にあるのが「生島足島神社。」です。
いきなりボスクラスってことです。
当倶楽部を建造する際にお祓いをしていただいた 割とリアルに有名な 霊媒師の方におススメされたのがこの「生島足島神社。」でして。
※彼は鳥居の脇の池でいろんな 常人には見えてはいけない系の ものを見たそうで、割と信用しています。
今回の記事はこれでもかというくらい画像を入れてみましたが、自棄になったわけではありません。
当倶楽部では毎年正月の三が日を過ぎたあたりの比較的空いてる時期に毎年詣でるようにしています。
※正月は混みすぎて渋滞&駐車場がないので、わざとタイミングを外しています。
実はレイラインの鳥居は神社とちょっと離れたところにある。
当倶楽部では毎年、「生島足島神社。」でおみくじを引いた上、だるまや交通安全のお守りを購入するのが恒例になりつつあります。
※最近は古いお札やだるまのお焚き上げは明確に有料になったので、町内のどんど焼きでお焚き上げしています。
もちろん効能は毎年「金。」です。
今年は嫁が最近始めた趣味の「御朱印集め。」のため、御朱印も購入しました。
アバルト595はもちろん、ロータスヨーロッパもここでお祓いを受けていますよ。
※その際貰ったステッカーは一応車に積んである。
その時までワタクシも知らなかったのですが、
車のお祓いをする際には、全てのドアやトランク、ボンネットなどの開港する部分を開けるのですな。
車内にこもる邪気を追い出すのかもしれません。
画像を探したら10年前のお払いの時の写真が出てきた♪
この直後、事件が起こる。
ロータスヨーロッパのお祓いをしている真っ最中に、風もないのにドアが勝手に閉まりまして(笑)
神主さん引き攣り半笑い。
ワタクシたちも下向いちゃいましたよ、ええ。
よほど何か払われたくない物でも付いてたのかもしれません。
こういう変な車には歴代オーナーの怨念が付きやすいそうですよ。
※破産Porscheが実在するとかしないとか、聞いた記憶があります。
まあ、当倶楽部のロータスの場合、ちょっとした茶目っ気だったと解釈しておあります。
別所温泉の寺社群
名前の通り古くから栄える温泉街です。
ここにはたくさんの寺社があるのですよ。
古い温泉街は散策するだけでも楽しいのですが、車で行くと大体道が狭すぎますな。
また、観光に慣れていない駐車場係の人の捌きが非常に下手なところもあるので注意が必要です。
別所温泉の街の駐車場相場は500円です。
無料なのでいつ行っても混んでいる。
別所温泉には無料の足湯もあるし大きな公衆浴場もあるのでお風呂好きな方は温泉巡り&寺社巡りもアリです。
※冬は湯冷めするので散歩途中でふろに入るのは気を付けたほうがよろしいですが。
別所温泉:エリアのボス「北向観音。」
古くから文豪も参ってたという由緒正しい寺社です。
結構大きめな神社で参道には賑やかなお店も並びます。
※寺社の参道には似つかわしくない感じのお店もあるけどこれはこれで時代っぽくてよろしい。
ナイスアイデア、ノーベルもん。
長野では善光寺と一緒に「北向観音。」に参るのがヨシとされています。
「両参り。」と言って効果効能が倍になるとか。
※抱き合わせ商法っぽくて大変よろしいです。
塩田平にある寺社はどれも質実剛健な武家の神社っぽいです。
※意外にも「北向観音。」は縁結びに御利益があるとのこと。
ちょっと高台にあるので景色もよろしい。
いつ行っても こんな辺鄙なところなのに それなりに人がいますねえ。
観光客をもっと呼びたいらしいですが、
「別所。」は「ワカレドコロ。」とも読めるのでカップルとか夫婦にはおススメしづらいのだとか。
※言われてみれば確かに。でも当たり前ですが本来の意味は違うそうですよ。
だがそれが非日常っぽくて好きです。
温泉街って、長野県に限らず何処も昔ほど勢いはないよねえ。
逆に昔はなんであんなに勢いあったんだろ?
ひなびた温泉街の方が味があっていい気もしますが。
別所温泉:3重の塔がある「安楽寺。」
ココには長野県の建物で最初に国宝に指定された三重塔があります。
※4重に見えますが、一番下はヒサシである、という解釈だそうです。
国宝だけに三重塔を間近で見るには有料です。
※300円
お金を払ったうえで、えっちらおっちらと坂を上ります。
※以前来た時は、お坊さんが 爆音たてて エンジンブロワで落ち葉を一掃してたのが印象的でしたが。
「安楽時。」の御朱印はどこで貰っていいかわかりませんな。
もしかしたら料金払う窓口でもらえたのかしら?
まあいいや、また来ればいいし。
↑このことが後で猛省することになるのですが。
別所温泉:松がスゲエ!「常楽寺。」
「安楽寺。」から「常楽寺。」までの道も景色が良いですな。
この日は晴れてたので浅間山や菅平が綺麗に見えました。
夏は道に植えられている百日紅がきれいっぽいです。
入り口にある地を這うような松がスゲエ。
拝観料は200円。
お堂にも入れました。
※写真撮れませんが天井柄がカッコいいです。
御朱印はお堂の横で買えました♪
「常楽寺。」からはテクテクと参道を別所温泉駅まで散策。
こういう住宅街の散歩も楽しいのです。
終着駅というのはなんかいいもんですな。
女性の駅員さんも巫女さんみたいな姿してました。
塩田平:もう一つの三重塔がある「前山寺。」
道中、ちょっとわかりにくいですし道が細い箇所もあります。
※最近のでかい車はこういう所が非常に不便ですな。
この日は、2シーターFRベースのパートタイム4WDでMT車というスポーツカーと同じレイアウトを持つ軽トラ「HIJET。」で出かけたのでこういう狭い道もヘイチャラなのですが。
※仕事してる人の邪魔にならない程度なら田畑のあぜ道や土手道、林道を走っても怒られずらい軽トラは素敵なのです。
とはいえ、
「前山寺。」思いのほか広い駐車場があります。
※猫を捨てるな、という看板があります。
緩やかな坂道&階段の参道を登った先に「前山寺。」があります。
こちらの拝観も有料です。
200円
御朱印は手書きで書いてくれますが時間がかかるので受付の時に頼んでおきました。
普通は、寺社の建物がメインなのですが「前山寺。」の場合、参道の正面には三重塔があります。
古代に塩田平で三重塔の建築ブームでもあったのかね?
何する建物なのかよくわからないところもなんかいい。
※宝物庫とか?
背景の青空がまたいい感じで。
そして、
寺社の家屋は参道からオフセットされたところにあるのが不思議。
ここも茅葺屋根が立派です。
補修費用は大変そうです。
お賽銭箱の横に無人販売的な「ぎんなん。」(100円)が置いてあったりして素敵です。
※買って帰ってお酒のツマミになりました♪
ちなみに・・
「前山寺。」の辺りは塩田平の南端にあたり、ちょっと標高が高いのですよ。
道中、「パノラマライン。」という表記を見かけました。
帰宅後にネットで調べたら、展望台があるそうです。
ただし、
「パノラマライン。」というくらいなのでそういう道があるのかもしれません。
※情報求む。塩田平のパノラマラインに関して情報も資料も全然ないので実は存在しないのかもしれません。
春になったら小さいバイクで徹底的に散策してみたい。
※こういう狭くて不案内な道を徹底散策するには小さいバイクがベストです。デカいバイクはUターンとか面倒です。
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塩田平:もう一個行っておけ!「中禅寺。」
調子に乗るとろくなことはないのでもう1つだけ寺社をめぐることにします。
「前山寺。」の受付でいただいた塩田平周辺の寺社パンフレットを参考にして「中禅寺。」に行ってみます。
このようなパンフレットがあるのですなぁ。
ポスターもありました。
※よく見ろ、ワタクシ達。
「前山寺。」から「中禅寺。」は近いはずなのですが道はきわめてわかりづらい。
こちらも拝観は有料です。
※200円
御朱印は呼び鈴を押すと住職さんが出てきて売ってくれます。
ちょっと日がかげると冬の長野はくそ寒い。
中禅寺はいかんせん、地味な印象ですがよく考えたら派手な寺社の方がおかしいのですよ。
そして。
日本遺産として認定された旨のノボリを発見。
最後に来てコレだ。
「レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」」
~龍と生きる街 信州・塩田平~
だそうですよ。
なんだそれは?
ここへきて初めて知る日本遺産の話。
※もしかして今日回った各寺社にもそんなノボリあったのか?気が付かなかっただけ?
謎は深まるばかりですが、日が傾いて寒くなってきたので撤収とします。
※画像からも寒そうな感じが伝われば幸いです。
まとめ
ワタクシ達はよく知らずにわーわー回ってただけですが。
塩田平は散策するにはとても面白いエリアです。
平地が多いというのは作物の収穫がしやすいのか古くから人が住んでたっぽい。
長野で一番、本州でも有数の晴天率を誇るエリアだそうで。
ため池が多く、寺社が多いのは雨乞いの関係だそうですよ。
※詳しくはググりたまへ。
生島足島神社以外は、皆高台にあるので景色もいいですしねえ。
※塩田平一帯は昔デカい湖だった、という説もあるくらいです。
この一帯をのんびり散歩ツーリングやドライブするというのもありです。
※いささか地味ではありますが。
そして、
いやー、知らんかったよ。
日本遺産として認定された件。
ネットによると・・
「日本遺産(Japan Heritage)」とは、
地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定したもの。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形・無形の様々な文化財群を、
地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内外へ戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることが目的だとのこと。
上田市の塩田平から別所温泉までのレイラインは、2020年6月19日に認定。
同時に長野県千曲市の「月の都千曲―姨捨の棚田がつくる摩訶(まか)不思議な月景色「田毎(たごと)の月」」も認定。
やだ、しょっちゅう通ってるわ。
レイラインとは古代の遺跡や信仰施設が直線上に置かれていることを意味します。
※今回のネーミングについて、歴史的根拠や解釈は定義されていない。
龍とともに・・というくだりは「別所線の路線を空から見ると龍っぽい。」という緩い理由らしい。
別所温泉や塩田平には神社仏閣が多く、生島足島神社、信濃国分寺、安楽寺などがレイラインをつないでいることからストーリー付けられた、とのこと。
※レイラインとは、冬至とか夏至とかの時に太陽が鳥居と一直線に並ぶラインだそう。詳しくはググれ。
他にも長野県関係では、
南木曽町、大桑村、上松町、木曽町、木祖村、王滝村、塩尻市
長野県(茅野市、富士見町、原村、諏訪市、岡谷市、下諏訪町、長和町、川上村)
山梨県(甲府市、北杜市、韮崎市、南アルプス市、笛吹市、甲州市)
があります。
だそうで。
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いやだな、もっと早く言ってよ。
で、ローカルニュースとかで盛り上げてくれないと。
今回はどこも観光客はそれなりにいましたが誰も日本遺産をテーマにして回ってない感じでしたし。
ただでさえ地味目なんだし もう少しアピールした方がいいと思う。
他の日本遺産もそんな感じなのかしら?
とりあえず、
この日はよくわからないまま悶々としながら寒空の中を帰路に着くのでした。
ああ、そうそう。
この日昼食を食べた塩田平で偶然みつけた 地味な 地元民に愛されてるっぽい食堂が個性的で感動的に美味しかったので別の記事にします。
※当記事、勢いで1万文字以上書いてしまった。長くなりすぎだ。また読者様に怒られる。
ちなみに・・
寺社巡りをしつつ、御朱印をもらう旅をして改めて判ったのは、
「御朱印集めは金がかかる。」
ということです。
「御朱印集め。」は新手のスタンプラリーっぽいですがハマると確実に散在します。
とはいえ、 経営難?の 寺社の副収入減としては良いのかもしれません。
※でもプリ印刷してある御朱印を買うだけで日付も入れてくれないのもどうかと思う。
まあ一度始めてしまえば集めざるを得ない悲しい風習を持つ人たちしかやらないのでしょう。
※ワタクシはやらないが嫁が始めてしまったのでしょうがない。
これもマーケティング的に仕掛けた人がいるのでしょうねえ。
全国寺社協会とかそういう団体が仕切ってそうですが、バチが当たりそうなので誰も突っ込まないのかもしれません。
※最近は宗教と政治がらみで大変なことになってるので、ハチの巣をつつくような真似はしないほうがよいでしょう♪
坊主ども上手いこと考えやがったな。
ともあれ、
御朱印帳一冊を埋めるだけで結構な金額になるハズなので、それを拝めばそれなりの御利益があるような気もします。
※チャラいデザインの御朱印帳は拝むたびにバカっぽいので止めたほうが無難だということを申し上げておきます。