どうせ紅葉を見に行ってもメジャーなところは混んでいます。
ゆえに、ハズシ技として軽く山に登ってみました。
自分の足で。
これが結構きつい。
バイクや車乗るのに、たまには体力作りもしろってことですよ。
当記事の目次
低山トレッキングは流行りなのか?
しっかりしたパンフレットやいろんなルートがせていされていますし。
11月に入ってせっかくの紅葉シーズンですので、どっか出かけようと思っていたのですが、
当倶楽部の主力移動手段がことごとく、調子を崩しています。
これほど調子を崩すマシンが集中したのは久々。
まあ、旧車主体の当倶楽部では当然ありうることなのです。
※旧車なんてこんなもんですよ。
それでも、
オフ車軍団は非常に調子がよろしいのですが、毎回オフ車で出かけるのもなんだかな、ということで今回は徒歩で出かけます。
修理代をねん出するためにちょっとお金を節約したいというのもある。
しかも、
「山歩きというなんだか 当倶楽部には似つかわしくないくらい 清々しく健康的。」
な目的です。
雲がかかってるけど、この日は快晴でした♪
今回は車やバイクの情報は特にありません。
こういう記事もたまにはあるのです。 文句言うな。
長野の生活というカテゴリーの記事です。
記事を書く時点で筋肉痛がひどく、体力のなさをあからさまに思い知った次第です
ちなみに・・
紅葉の名所の話を仕事仲間としていたら、たまには登山で自分の足で見に行くのもいいという話になりまして。
※一応、トレッキング用の靴とかは何年か前に買ってあるので、それもいいかなと。
毎年、紅葉の時期には車やバイクであたりを付けて山の中を彷徨ってマイナーな秘密の紅葉スポットを探すのが当倶楽部流です。
※長野にはメジャーではない紅葉スポットが山ほどあります。紅葉なんて、出店が無くて人がいないところの方が風流度が高いのですよ。
これらの画像の場所は当ブログの過去記事を検索してください。
いずれもマイナーな場所ですが木々の色付きは圧倒的です。
いつもは車やバイクで出かけていたのですが、今年は自分の足で歩いて紅葉を見に行ってみようかというコトになりました。
それなら楽に攻略できそうな低山登山くらいがよかろうと。
※この時点でかなり舐めています。
そして、
あきらかに加齢とともに落ちている自身の体力の度合いを再確認しておきたかったわけです。
体力の落ちた中高年ライダーは自分の体力を思い知ったほうがいい
※みんな本音は言わないんだよねえ(笑)
でも、自身がどれくらい体力が落ちているか?を実感する機会はそうそうないです。
先日、大先輩2名と夜中まで話し込んだのですが、
「中高年ライダーが結構バイクを降り始めた。」
という話題になりました。
バイク乗りが全体的に増えている反面、大型バイクや体力を使うオフロードバイク(林道走行する人たちね)を得物としている中高年ライダーがごっそり減っているようです。
なんでも、
「もうバイクに乗る体力がない。」
と言いうのが主な理由だそうで。
そりゃそうだよねえ。
たまにバイク乗るだけで普段何もしないのであれば、日々確実に体力は落ていきますよ。
話し込んだ大先輩方は あれだけ豪快に飲み食いしてたくせに、酒もたばこもやめて地味な 日々しっかりとトレーニングを続けているそうです。
どうしちゃったのだ?
それくらい年齢とともに体力の低下は容赦なく襲ってくるようですよ。
※日々できるトレーニングをワタクシにも伝授していただいたので以降毎日やっております♪
実はワタクシも体力が落ちているのを自覚しています。
そのため、
日々こそこそとチャリに乗ったり体幹鍛えるトレーニングをしたりという地味な努力はしているのです。
でもチャリは危ないんですよ。
田舎は特に。
田舎のチャリは危険
田舎の夜は「真っ暗。」です。
長野市郊外では10月を過ぎると夕方18時くらいのチャリ走行は田舎では極めて危険です。
ワタクシが東京から都落ちしてきてしばらくは、街の暗さに慣れませんでした。
街灯がまったくない様なエリアではチャリのライトなんてないようなもんです。
前を全く照らしてはくれません。
漆黒過ぎて土手の輪止めでさえ、かなり近くならないと見えません。
※キャンプ用のヘッドライトを併用してもたかが知れたもんです。
かといって比較的大きな街灯のあるような街道ではチャリは極めて危険な存在です。
楽しいけどライトの暗さがシャレにならん。
車は当たり前のように危険な追い抜きをかけてきます。
※歩道は途中で切れてたりするので歩道走行も無理です。
雪が降って路面が凍る冬はの夜のチャリはもっと危ないですし。
日が暮れてから走ってる人もいるのですが、リフレクターのついたタスキみたいなのをかけて走っています。
※ジョギングは基本的にワタクシには合わないのでやらない。膝おかしくなるわ。
ゆえに、
秋のチャリトレーニングは休日の日中、午前中の早い時間に土手道をメインにガンガン走るスタイルにしています。
※18時を過ぎると河原は漆黒。ライトを当てると獣の目が光るくらい真っ暗です。
大体、トレーニングで事故でもしたら元も子もありません。
ゆえに、
なるべく安全なトレーニングにしておきたいものです。
かといって、
室内だと筋トレの延長くらいしかできません。
ワタクシだって暇じゃないので、トレーニングジムとか行く気はないですし。
※あるけど遠いんですよ、ジムが。往復時間がもったいない。
というわけで。
今回は、
「どうせメジャーな紅葉スポットや秋の行楽スポットに出向いても混んでるだけなので思い切ってここは登山。」
というセレクトをしてみたわけです。
登り終わったから言えるのですが、低山登山とはいえかなりきつかった。
登山道を歩いている時より、降りてからの方が足が上がらないこともわかりました。
記事を読んで自分とは関係ないと笑ってる中高年諸君、山に登ってみたまへ。
膝が笑うとはこういうことだということを思い知るので。
※上手いこと言えた気がする♪
低山を舐めると痛い目に合う
大体年一くらいのペースでそれなりの山に登っています。
ゆえに、長野市近郊の低山なんてのは楽勝じゃないかと思ておりました。
今回、この日に登山をすると決めてから初めは蓼科山に登ろうという話も出ていました。
今年夏に走った蓼科スカイラインから登っていく奴です。
こちらは2000m越えの立派な山です。
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今回は 嫁が 朝寝坊したので、たぶん駐車場が無かろうということになり、
「当倶楽部から割と短時間でいける場所。」
という山のセレクトとなったわけです。
まだこの時点ではかなり舐めています。
「お弁当は山の上でお湯を沸かしてラーメン作ろう!」
とか言っていました。
※やらなくて正解です。水を余計に持っていくとかちょっと無理。
登山口はたくさんあるけれど各々への移動手段がない
が。
どれも結構地味。
しかも、登山口までの交通手段がほぼありません。
交通手段がないのには結構参りましたが、登山口の近くの適当なところに車を止めていいという了承を得て登り始めます。
登山口は、玉依比賣命神社(タマヨリヒメジンジャ)の脇から入るルートを選択しました。
かなり立派です。
荘厳な感じの神社で好きです。
ポスターのキャラは地元の高校生が書いたようでちょっと萌え系です。
ただし、
GoogleMapには登山口のマークすらありません。
まあパンフレット通りの時間でクリアはしたんですが。
登山口にて「パンフレット兼地図。」を手に入れました。
結構しっかりした作りですが、無料です。
※玉依比賣命神社には多めにお賽銭を投じておきました。
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「熊が出るよ。」
という看板は道中にたくさんありましたが、本当に出そうです。
※近くの林道をツーリング中に実際に熊を見たことがある。あとカモシカとか猿とか、イノシシとか。
こういう時のために当倶楽部では「熊スズ。」を二個も買ってあるのです。
二個とも忘れましたが。
登山なので当然ですが、ひたすら山道を登ります。
天気が良かったのでウインドブレーカー的な上着はすぐに脱いでリュックサックに格納するくらいでした。
そして、
パンフレットの距離感、おかしいし。
※パンフレットの地図だとちょっとした距離でもその何倍も歩く印象の箇所があります。
立札はしっかりしたつくりで、風化もしていません。
なんとなく、次の目印ポイントまですぐだろうという判断で進み始めましたが、どんどん道が険しくなっていきます。
スギ林の中は鬱蒼として足場も悪く、ちょっと泣きそうになります。
※一応、道案内の目印はたくさんあるので迷いませんが。
何人かのトレッキングしている人たちとすれ違いましたが、
「結構みんな本格装備。」
だったりします。
※ジーパンはワタクシだけだった♪舐めてますな。
道中、何か所か長野市街を見下ろせる箇所がありました、景色は壮観です。
尼巌山頂で来る途中のコンビニで買った軽くお弁当を食べました。
ベンチとかないですので、倒木に腰掛けました。
貸し切りでした。
ここから、奇妙山方向に向かいます。
延々と続く森の中の登り勾配を一歩ずつ進んでいきます。
あとでわかったことですが、夏に行った「サルスベリの丘。」まで山を越えたらすぐなんですなぁ。
山を迂回するので車だとかなり距離がある印象がありますが、直線距離だと大したことなさそうです。
※映画「私をスキーに連れてって。」の志賀と苗場みたいなもんですな。
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尼厳山と奇妙山のトレッキングルートは低山登山とはいえ、急な上り下りや岩場が連続します。
岩場には、鎖場とか縄場が普通にあるような結構ハードなルートですよ。
絶対グローブはもっていったほうがいいです。
※ちゃんとした登山用シューズを装備していったほうがいいと思う。
ロープも何か所もある。
しかも、
急こう配での落ち葉や落ちた枝は粘土質の地面や苔の生えた石を隠すので、ふいに滑るんですよ。
人の世界ではない感じがまた素敵。
さんざん山の中を彷徨った挙句、4時間以上かけて縦走完了。
出たところは、長野県農業大学校近くの大室古墳群 北谷支群 中谷あたり。
しかも何個も。
※マニアにはたまらないらしいですな、この辺の古墳群。長野市博物館でも大室の古墳群についてはかなり詳しく紹介されていましたし。
これもマニアにはたまらないのかもしれません。
だがしかし。
登山道を抜けたとはいえ、登山開始した場所まで戻らないと車がないのです。
嫁はもう足が動かん、とか言って不機嫌になりつつ屁たれています。
※山道と舗装路では使う筋肉が違うのかしら?
というわけで。
日中は2時間に一本強しかないバスを待つことになりました。
超天気のいい秋の空は青くて高い。
でもバス停まで遠いのだった。
初めて長野に来てバス乗ったぜ。
しかも30分も待って。
ふだんなら30分も待つならその分歩く!というワタクシなのですが、大人しく待ちました。
それくらいワタクシも疲れたということです。
とはいえ、
これくらいできつく感じるなんて、体力落ちたもいいところです。
まあ現在の自分の体力のなさを自覚出来たので良しとしましょう。
マジで体力をつけるよう努力せねばなりません。
ちなみに・・
「10年後の自分は今の自分が作る。」
これ、ホントにそうらしいですよ。
時分では動けると思ってた人が年齢とともに次第に動けなくなっていくらしいんですよ。
その衰えは誰にもやってくるのですが、衰えのスピードを緩やかにしていくことは自分でできるのです。
人生100年時代とか言いますが、早い人では70代でまともに歩けなくなる人が出てきます。
肥満とか体重とかに関係なく、歩かないことでひたすら筋力が衰えるようです。
※割とリアルにそういう人たちを知っています。
長く生きても歩けなくなると面白くないじゃないですか。
シッカリ体力作りはしておいた方がいいです。
まだ動けるうちに。
筋肉は歳をとると落ちる一方で、どんなに頑張っても若いころのようにつかなくなります。
日々の積み重ねで、これ以上落とさないようにするくらいしか普通の素人にできることはないのです。
ニュースで筋肉バリバリのご老人とか見たりすることはありますが、
「あれはかなり稀なのでニュースになってる。」
と思った方がいいです。
紅葉はどうなのだ?
赤いのは割と街中の街路樹とかです。
山の中には赤い葉っぱはほとんどありません。
確かに、長野の低山でも山の木々は紅葉しています。
ただし、
関東の人たちが愛でる様な「真っ赤な紅葉。」というのは少ないです。
長野の紅葉ってのは赤がほとんどなく黄色ばっかしなので「燃える様な紅葉。」には、なりづらいくいまいち盛り上がりに欠けるのでした。
赤いのは街中で人間が植えている「モミジとかそういう紅葉狙いの木々。」です。
※これらは11月3日の週くらいにピークを迎えます。
春にてんぷらにするのはこの葉っぱだ。
あわよくば、ワタクシ達はきれいな赤く紅葉した木々を見れるかと思ってましたが、
ほぼ黄色と緑というなんだか想定していた紅葉とはほど遠い色の葉っぱの木々に迎えられました。
天気が良かったので、日光が黄色い葉っぱを照らして森の中が明るく見えたくらいでした。
これはこれで綺麗です。
今回の登山では眺望の良い場所が何か所かあったので周囲を見渡してみましたが、
「山はそれほど赤くはなく、赤い紅葉があるのは人家のある当たり。」
という感じです。
景観がいいポイントは限られますが、天気が良かったので素晴らしかったです。
それでも、
深まる秋の山の中で過ごした数時間は気持ちの良い時間でした。
※どんぐりと栗が凄い数。いつ冬眠前のクマがどんぐり食べに出てきてもおかしくない気もしますが。
まとめ
真面目に体力使いますよ。
そして、翌日は筋肉痛になったりしています。
自分の体力のなさを自覚します。
尼厳山と奇妙山の縦走ルートは低山登山とはいえ、鎖場や縄場があるような結構厳しめの登山です。
舐めると真面目にケガします。
登山慣れしてない人は複数人で出かけるといいでしょうねえ。
ここはビューポイントのすぐわきです。
とはいえ、
トレッキングしている人も数多く見かけたのでそれなりにメジャーなルートなのでしょう。
※どこに車おいて登ってるんだ?もしかして同じルートを戻ってくるとか?
それに、
車を止めたところまで戻るルートも考えておくとスムーズでしょう。
ワタクシ達が降りてきた登山口からはバス停までもかなり遠かったです。
この辺の整備をすればもう少し、登山者も増える・・のかもしれません。
まあ、流行っても仕方ないのかもしれませんが、せっかくいいパンフレットがあるのにもったいない。
登山なんて はっきり言って面倒くさくて ワタクシには縁がないと思っていましたが、
「自分の体力の衰えを再認識するにはとてもいい。」
ということを思い知りました。
※普段こういう機会はあんまりないからね。
中高年のライダーの皆さんは10年後も元気にバイクに乗れると思っていますか?
どんなにバイクに乗るのが上手くても、まともに歩けなくなる日は誰にも来るのです。
「今自分の体力がどの程度か?」
なんらかの手段で確認しておいた方が良さそうです。
なんでもいいので日々鍛えておいた方がよろしいですよ。
※ 日々そんなに努力しなくても いい体力作りの方法があったら教えたいただけると助かります。
ちなみに・・
実は長野県民は、山登りが嫌いな人が多いです。
どうも中学生くらいでかなりハードな登山体験をさせられるのが主な理由らしいです。
※教育の逆効果というか、先生方も良かれと思ってやってることが裏目に出ててかわいそう。
割と地元民に話を聞くと、
「学生時代に燕岳に登らされてとても嫌だった。」
みたいな話はごく普通に聞くことができます。
せっかく山の国の人たちなのにねえ(笑)
登山大好きな人たちから言わせると「もったいない。」らしいですな。
※最近、知り合いになった台湾人は山登りが趣味で、わざわざ長野に移住してきたという変わり者ですが、こういう人は結構実在します。
こういう場所で腰に手を当ててスポーツ飲料を飲むのですよ。
長野県民は基本出不精なので、たくさんのアウトドアの機会があるのにチャレンジしないんですよねえ。
キャンプとかSUPとかマウンテンバイクとかパラグライダーとかいろんなアクティビティが近所にあるのに、みんなやらないんですよ。
不思議。
そうそう。
長野県民は意外にスキーも嫌いな人が多いです。
これも不思議。
長野の地元民は、プロ並みにスキーが上手い人と全く興味がない人に分かれる傾向がありますな。
その割合はいいところ2対8ってところです。
山登りも似たような割合なのかもしれません。
※スキーも山登りも車のナンバーを見る限り、現地人というより関東人ばっかりです。もったいない。