何せバイクに対する入力インターフェースですので新しくして気分良く使いたいのです。
ハンドルグリップが痛んでいるとバイク全体がボロく見えるし、逆に新しいとシャンとして見えるものなのですよ。
純正ハンドルグリップのゴムって異様に長持ちするよね?
バイクに使われているゴム系樹脂の中では抜群に耐久性が高い気がします。
言うまでもありませんが当倶楽部のVT250FHは35年前のバイクです。
中古車というより太古車です。
古い車体についているゴム系パーツは軒並みダメになっている気がします。
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エンジン回りは熱にやられるので条件がシビアで耐久性が低くなるのは納得できます。
外装回りも紫外線や雨や風にさらされるのでやっぱり条件はシビアです。
ハンドルグリップは外装回りのゴム系パーツに分類されると思うんですが、ライダーが常時握っているわけですよ。
こんなのすぐに傷んでボロボロになるような気がしてなりません。
でも、ゴム製品で常にライダーが触れている箇所なのに減り方がマイルドというかゆっくりしてる気がしませんか?
なんでですかね?
日本製だから?
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耐久性が高いそうはいってもゴムや樹脂は消耗品です。
走行距離過多のバイクのハンドルグリップは、
していますねえ。
※中古バイク屋がメーター戻しで走行距離を誤魔化しても、こういう所でばれちゃうんですねえ。
バイクのメーカー純正ハンドルグリップは耐用年数が長いことは間違いないと思うんですが、
過度な使い方をされると痛むのかもしれませんな。
ボロイバイクのハンドルグリップは、触ってるだけでゴムのカスが手に付いたりして不快なのですよ。
※べたつく奴もあるし。
オンロードバイクの場合
80年代くらいのバイクでも普通に新車の時のままのハンドルグリップを使ってる人も多いです。
多少擦り減ってはいるものの、模様さえ残ってたりしますよね。
これもオーナーとバイクの歴史なのでしょう。
純正グリップはモールドパターンが時代を感じさせてくれるので好きですが、大抵新品は入手できないのでした。
※もしくはすごく割高。
当倶楽部のVT250FHも恐らく新車時のハンドルグリップが付いていました。
意外なことに35年も経っていますが割とマトモでした。
ゴムのカスが付くこともなくベトつくこともありません。
当然のように模様も残っていますが、ちょっと凸部が減ってる感じがありました。
※当倶楽部でレストアを始めた時の走行距離は16000km強と言ったところなので、全然過走行ではないですな。
やはり、バブル時期の設計は素材から違うのかもしれません。
オフロードバイクの場合
オフ車の場合、ハンドルグリップは破けるモノなのですよ。
特にバーエンドが付いてないタイプは。
※オフ車のハンドルグリップはバーエンド付きの貫通タイプのと閉塞タイプがあります。
オフロードではコケる頻度がオンロードの比ではないので多くのバイクのハンドルグリップは破けています。
気にしなければいいのかもしれませんが、ハンドルグリップは常に触れるところだし目に付くところでもあります。
「オフ車のハンドルグリップは傷んで交換するサイクルが短め。」
そういうものなのです。
このグリップは致命的に寿命が短かったな。
もうすでに新品に変えましたよ。
オフ車のグリップなんてのは消耗品なので痛んできたら交換するので良いのです。
ハンドルグリップを更新するたびに新車気分なわけです。
※ちょっと言い過ぎかもしれません。
ワタクシの場合、
オフ車は柔らかいゴム系樹脂のハンドルグリップを選びがちです。
路面から手に伝わるの振動を軽減してくれそうな気がするのですよ。
柔かいグリップというのは良いんですがヘタリが早いです。
あと、色がついてるハンドルグリップは汚れが付きやすいです。
ちなみに・・
大昔のZ1とかの時代のハンドルグリップはゴム系には違いないと思うのですがもっとビニールっぽいんですよ。
そんな素材なので耐久性は高いです。
ただし、
滑りやすいので、ごつごつしたデザインのハンドルグリップが多いです。
これが40年経っても8万キロ以上走っても全く減らない。
当倶楽部のZ750D1は恐らく新車当時のハンドルグリップが未だについています。
全く傷んでないので変更する理由もなく、前のオーナーも知ってるので変えそびれたままです。
全然くたびれないのがまたすごい。
当倶楽部に来てから既に20年を超えましたが多分後10年は余裕で持つでしょうねえ。
どうなってんだ?この素材。
ハンドルグリップは消耗品
前述したようにバイクのハンドルグリップは消耗品です。
他の消耗パーツと同様、傷んできたら交換すればいいと思いますよ。
純正パーツで交換するのもヨシ、アフターパーツを使うのもヨシです。
ハンドルグリップはいろんなパーツメーカーから販売されていますのでデザインで選んでもいいと思います。
アフターパーツとして売られてるハンドルグリップは機能性よりデザイン性重視で滑りやすかったりすることもありますが。
※こういうパーツはネットで買うと質感がわかんないんだよねえ。
まあ、買って失敗したとしてもそれほど高いものではないのでまた別のを買いなおせばいいだけなんですが、
それが嫌なら純正パーツを買えばいいだけです。
※でもこういうパーツすら古いバイクは手に入りにくいので、アフターパーツを買うことになるのですが。
ハンドルグリップはそんなに高いものではない
どうしてその値段なのか全く分からないのがこの手のパーツですな。
デザイン性なのか、素材が違うのか・・。
高い商品でもそれなりに売れてるようですしねえ。
有名メーカーのロゴ入りだったりすると多種お高くなるようではありますが・・。
今回VT250FHのハンドルグリップとして選んだのはコレ。
決め手はロゴです。
ワタクシが昔Z2に付けてたハンドルグリップのバッタモノというかイナゴモノです。
柔らかめのゴムでオフ車っぽく使えるかと思いまして。
そうそう。
昔は「SUPER BIKE」というロゴでしたが、買った品は「SUPER GRIP」というロゴになっています。
※手元に来るまでそれさえ気が付かなかった。もしかしたら商標とかで問題になったのかな?
イナゴモノとはいえ、質感は昔の記憶通りの柔らかめのゴム系樹脂でいい感じです。
柔かさは思った通りでオフ車のハンドルグリップに近いというか、そのものですな。
これを、サクリとVT250FHにインストールします。
ハンドルグリップの交換は簡単♪
用意するもの
※今回は半端に余ってたセメダインSuperXを使用。
※もちろんゴリラグルーでもよい。
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VT250FHの場合
※この際、グリップをつまんでそのすき間に吹くと効果大です。
※何度か潤滑スプレーを追加するとさらに効果大です。
外したら徹底的にきれいにするのだ。
ついでなので、しばらくやってないならグリスアップもついでにしてやるといいですよ。
とまあコレだけのことなので誰でも出来ます。
ポイントは「ハンドルグリップを装着する際に押し込むのが結構大変。」だということです。
特にスロットル側は太いので回しながら押し込む力が必要です。
でもなんとかなるものです。
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ちなみに・・
模様があるハンドルグリップは基本的に模様を手前にするのですが、その位置は個人個人好みがあるようです。
今回の場合、SUPER GRIPの文字がある方を手前にしました。
いろんな意見がりますが、ライダーが乗って見える位置というのが大事かと。
昔、前を走る車のミラーに映った文字がちゃんと見える逆文字というのも流行ったじゃん?
見え方って大事なのだよ。
この手の模様の位置は「ワタクシが乗った状態で見える位置。」だと思っていたのですが、
人によってはライダーが見えなくても、きっちり真後ろを向く位置にする人もいるようです。
※要するにワタクシよりも文字が低い位置にするということです。
言われてみれば真後ろの方が文字や模様が見えませんがちょっとカッコいい気もします。
普段、アップハンドルのバイクしか乗ってないので文字の位置を真後ろに向けても見えやすいのですが、
セパレートの低めのハンドルではいろいろな見解がありそうです。
これは好みの問題でいいでしょうねえ。
まとめ
男の仕事場としてのバイクのコックピットの眺めは重要ですし、手触りもいい感じになります。
減ったハンドルグリップでもバイクの運用には支障がないかもしれません。
でもこういうのは気分の問題なのですよ。
ワタクシは限られた時間しかバイクに乗れないので気持ちよくツーリングしたいのです。
昔、買って何かで使ったんだけどゴリラグルーばっかり使うようになったのでちょっと硬化が始まりかけてたので急遽使いました。
グリップの固定はある程度粘度がある接着剤のほうが使いやすいかもしれませんな。
かつては過走行なのか使い方が荒いのか、ボロボロのグリップでスロットルボディが見えちゃってるようなバイクもいたのです。
※それぐらいバイク乗りは貧乏だった、というか昔は貧乏人でもギリギリバイクには乗れたのです。
そんなボロバイクは最近は見なくなりましたがみんなお金持ちになったのかしら?
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長く付き合ってるバイクであればハンドルグリップの交換をして気分を刷新するのもいいと思いますよ。
特に、ハンドルグリップを握って消しゴムのカスみたいなゴムのクズが手に付くようならすぐ交換することをおススメします。
※その症状が出たら急に劣化スピードが上がりますし、何より汚くて貧乏くさくて意識が下がります。
こういう小物1つでバイクに乗る気分が良くなるのであればやすいものなのです。
特に中古バイクの場合は、ハンドルグリップを変えるだけで結構しゃんとして見えるものです。
中古バイク屋さんの納車整備でハンドルグリップを新しくしてくれることはまずありませんので自分でやるしかないのです。
※有料でやってくれるかもしれませんが、たぶんかなり割高です。
ちなみに・・
ハンドルグリップの回り止めとして、ワイヤーをぐるぐる巻く手法はオフ車の当たり前でしたな。
やっぱり柔かめのハンドルグリップは自体が変形するのでズレがちですし、
ハンドルに力を入れがちなオフ車では回り止めがないと気になるのも確かです。
※特にハンドルに直接完全固定する左側は回りがちです。
なので、
適当なワイヤーをハンドルグリップに巻き付け、ワイヤーツイスターみたいなので締め上げているのをよく見ました。
※ツイスト部を曲げてハンドルグリップに刺しておかないとそれはそれで気になる。
これをやると確かに周り止め効果はあるのですが、ハンドルグリップが傷みがちです。
※締め過ぎるとハンドルグリップが千切れるしね。
ワタクシは最近、タイラップの細い奴でハンドルグリップを締めあげて回り止めにしています。
ワイヤーより幅が広いので固定力が強い気がします。
タイラップのロック部分が邪魔ですが、気にならない位置にすればいいだけの話です。
ロック部が邪魔にならない位置を模索するのが面倒ですがワイヤーロックより確実にズレません。
これ、慣れると結構いいですよ。
「オフロードを真面目に走らなくなったので、ハンドルグリップが以前よりズレなくなった。」
という話もありますが。