標高1700m強の湯ノ丸高原なら涼しいハズ。
夏も終わりに近づき、体力が落ちてバテ気味なので体力つくりのため散策することにしました。
徒歩で。
湯の丸高原までは長野市街から下道で1時間ちょっとですし。
暑くても休日に家に居るのはもったいない
休日の時間は限られているのもみな同じです。
ならば、涼しいところに行けばいいのです。
標高が高ければクーラーの電気代とか要らないくらい涼しいのです。
甲信越以外は大雨だったりする2023年の夏ですがどうお過ごしでしょうか?
暑いとか雨だとかで家に籠りがちですな。
当倶楽部のある長野市街のはずれは全線雨が降りません。
※夕立がちょっとあるくらい。庭木が可愛そうなくらい雨が降らないです。
ゆえに、
長野県にある市街地は教科書で教わった通り盆地なので「ただただくそ暑い。」のです。
だからと言って家に籠ってエアコンで涼んでるのはもったいないのです。
休みの日は平日以上に充実させればなりません。
人生はそんなに長くないのです。
長野県ならどこに住んでても1時間も移動すればすぐ標高1000mを超える道があります。
そういう場所は地表よりかなり涼しいのです
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夏のツーリングやドライブはエアコンがいらない涼しい山に限ります。
というわけで、
午前中ダラダラと炎天下の庭木に水をくれてから涼しいところに向かうことにします。
せっかくなのでラパンSSに登山装備を積んで体力維持のために ちょっときつめな ハイキングコースにアタックすることにしました。
これが想像以上にきつかったのでした。
湯ノ丸高原から徒歩で池の平を目指す
最近、菅平と同じようにスポーツ施設を充実させ、高地トレーニングの名所になりつつある場所です。
目指したのは長野県道94号で行ける湯ノ丸高原です。
最近オリンピックの強化合宿とかもされてるのですがイマイチメジャーではないのでいつでも割と空いています。
長野市から結構近くて標高が1700m以上あるので涼しくてワタクシは県内でも好きな場所の一つです。
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夏休みも終わりに近い時期でしたが、湯ノ丸高原では陸上関係の選手の合宿をやってるようでした。
道路わきにたくさん立ってるノボリによると、近いうちにチャリのヒルクライム競技も行われるようです。
※一流チャリ漫画「泣き虫ペダル。」を見て泣いたワタクシですので感慨もひとしおです。
で。
麓の地元の昔からあるスーパー「安楽や。」さんでお弁当を買って湯ノ丸高原の駐車場わきで食べてから出立です。
昔からあるお惣菜や地元の野菜が超安い地付きのスーパー。
天丼398円。野菜天丼なら298円という安さ。
ビジターセンターで地図をもらってから行けばよかったの
すごいツマラナイショートカットをしてしまったためにビジターセンターもショートカットしてしまい、地図は未入手で出立です。
ゆえにこの看板の画像だけが頼りです。
割とメジャーなコースだと思ってたので人が通れる道が整備されているハズだという過信がありましたが、歩いている人は全然いませんでした。
※熊笹の生い茂る細い人がすれ違えないようなルートがずっと続きます。
当然「熊スズ。」を装備、登山靴装備、ドリンクは1000ml持参、ハンディGPS持参です。
※低山登山と言えどもこれくらいの装備は必要。天候不順になるとこういう場所でも普通に遭難するので。
湯ノ丸高原からの2.5kmが結構きつい登り坂が続きます。
あっという間にキャップなどの帽子を脱ぎたくなるほど汗だくになります。
時折、風が森の中を通り抜けていくのですが、それが超涼しい♪
そして、
回りを見回してもだーれもいません。
ちょと不安になるような すんごい山の中です。
※いつクマが出てもおかしくないようなルートなので複数で熊スズ付けていくことをおススメします。
延々とこんな道です。
ちなみに・・
湯ノ丸高原からランプの宿で有名な「高峰温泉。」を経由してチェリーパークラインにつながる高峰高原まで、
ダイレクトに車やバイクで走ることもできます。
※未舗装区間があるのでオンロードバイクはちょっときついかもしれません。
なので湯ノ丸高原から高峰高原を目ざすハイキングルートはを歩いていると車やバイクの音が聞こえたりします。
※標高2000m弱の山の中で車の音が聞こえるのはちょっと不思議な感覚です。
これは以前来た時の写真。
ランプの宿はイメージと違って思いのほか規模がデカい。
この間にある「池の平湿原。」は間近まで車やバイクで行けます。
※駐車場は有料ですがトイレや水が使えるだけありがたいと思いましょう。
高峰高原側はいつ行っても結構登山客でにぎわってるのですが、多くは西側の浅間山を見られるコースに行くようです。
また、
湯ノ丸高原で見かけるハイキング客は西側の湯ノ丸山を目指すっぽいです。
というわけで、
二つの高原を繋ぐ「湯ノ丸高原から高峰高原を往復するという人はあんまりいない。」っぽいのです。
※今回思い知りました。
しかも、
湯ノ丸高原から高峰高原に向かうと2.5㎞ほどの距離で一気に300m近く標高をあげるので思いのほかハードです。
なにより、
人が全然いないので結構寂しいハイキング というか軽めの登山 コースなのでした。
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絶景の見晴岳と三方ヶ峰、池の平湿原
この日は雲が少し多めでしたが素晴らしい眺めでした。
いつまでたっても頂上が見えず、距離感がわからない 標高が2000m級で酸素が薄い 登山というのは苦しいものですな。
途中にある看板は素晴らしく情報量が少ないのでした。
這う這うの体で開けたところに出たのが、見晴岳です。
足場が森の土から急にゴロゴロの石になります。
景色は素晴らしく、塩田平や上田の平野部が見えます。
ぐったり疲れたところに突然景色が「ドーン♪」と開けるので「うっひょ♪」とか言っちゃいます。
いきなりドーンときます。
多分、夜も絶景でしょうが夜ここまで来るのは危ないので止めた方がいいですな。
これだけ景色がいいのに、だーれもいません。
凄いもったいない。
ベンチすらもありませんが平らなテーブル上の岩があるので座れます。
湯ノ丸高原から来ると初めて座れるのでありがたいけど、頂上っぽく直接日差しを遮るものがないので眩しいです。
ちょっと休憩して、
見晴岳から600mということなので三方ヶ峰を目指します。
ドーンと見えるけど、人がいるので観光地っぽい。
こちらは結構人がいます。
なんだか案内板も充実してるし、ベンチも多くあります。
見晴岳からわずか600mしか移動してないのに急に観光地っぽくなりました。
直射日光はそれなりに眩しいのですが、景色は絶景ですし風が通るので涼しいです。
※この日は長野の平野部では35度越えでした。
高原って意外と湿原とセットになりがち。
近くの駐車場まで車で来れるのでお子様連れとかサンダル履きのお姉さんとかもいます。
三方ヶ峰より一層フランクな感じで休憩所も木道も整備されています。
※木道ってありがたいよね。湿原と言えば木道ですな。
池の平湿原は周遊コース的な散策もできるので気軽に散策できそうです。
駐車場に併設するインフォメーションセンターでガイドさんをお願いすることもできるようです。
※ガイドさんとその一行を見かけました。
池の平の駐車場に止めれば、湿原エリアだけならバイクのブーツやドライビングシューズでも恐らく散策可能と思われます。
※おススメはしませんが。
結構車が止まってるし、たまに車も通る。
本来は高峰高原まで行って帰ってくるつもりでしたが池の平駐車場でリターンすることにしました。
なんだか、天候が崩れそうな気配があったからです。
※夏の山の午後の天気なんてそういうもんです。
この散策路は往路と復路は別ルートで行けるのもポイントが高いですな。
そして復路は基本的にずっと下りですので楽でしたし♪
3時間半で往復できます
たぶん、
遊歩道というかハイキングコースより車道を歩くほうが時間的には早いですが危ないのでちゃんとハイキングコースを歩くことをおススメします。
まだ2000m以上ある。
ここから一気に1700m強まで下るわけです。
「もののけ姫。」に出てくるような苔むした森を延々と歩きます。
帰路はずっと下りなのでかなり速いペースで戻ってこれました。
往路で結構持参した水(いつものレモン水)を飲んでしまいましたが、復路はほとんど水分補給はしなくても問題ないくらい楽でした。
道中、いろんなキノコが生え放題です。
もちろん復路も誰ともすれ違いません。
もしかして、このルートは全然メジャーじゃないのかしら?
もったいない。
※視界も開けないし、鬱蒼とした森の中なのでイマイチメジャーにならない気もします。
まあそれなりに面白かったのでヨシとします。
往路で搾れるほどかいた汗も下りが楽過ぎたのでかなり乾きましたし。
湯ノ丸高原の駐車場まで戻って来て、
有名な湯ノ丸高原のソフトクリームの売店で「信州限定シャインマスカットソフト。」を食べます。
※一個550円もするのですが、大人気で割と売り切れになってるお店が多いです。
割とシャーベットに近いですが味はちゃんとシャインマスカット味でした。
550円もするのに上げ底されててちょっと残念。
※ワタクシはこれなら350円の普通の牛乳ソフトでいいわ。のど乾くので要らんけど。
帰路は途中から読み通り、夕立にやられました。
車だったので全く痛痒はありませんでしたが危ない所でした♪
土砂降りの夕立で、雨天装備もろくにないまま森の中で動きたくないですしねえ。
※土とか根とかは登山靴でも濡れてると結構滑るのよ。
この日は夕立が熱されたアスファルトに当たって蒸発したため、水蒸気が凄かったです。
夕立は涼しくなっていいのですがこの水蒸気は視界を悪くするので運転はより一層注意が必要なのです。
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まとめ
暑いからってクーラーの効いた部屋でゴロゴロしてると思ってるより体力落ちますよ。
ワタクシも体力落ちたのを実感しましたし。
中高年は一気に体力落ちるし、落ちた体力は戻りませんので普段から意識しておかないといけません。
※体力落ちると一気に老け込みますよ。
2023年の夏はどこへ行っても暑いですな。
そういう時は標高の高い所を狙うといいですよ。
湯ノ丸高原は涼しいのでバイクやオープンカーで来る人が多いです。
涼しいからですな♪
入れ代わり立ち替わりそういったのりものが出入りしていました。
Z系も何台か見ましたし、CB系(群一文字ナンバーなので当時物!)も何台か見ました。
今どきのバイクも多いです。
※関東圏から数台でツーリングに来て他グループもありましたがルートのセレクトが渋いですな。
バイクに乗るだけでも軽い運動にはなるので何もしないよりマシですが、
たまにはちゃんと自分の身体を使って運動した方がいいのですよ。
そういう場合、
ドライブ先やツーリング先で軽く散策程度に歩くのはアリですよ。
バイクで登山に出掛けて、本気で登ってバイクで帰ってくる人もいますがそれを目指せってわけではありません。
意識的に歩くことを取り入れたほうがいいです。
しばらく汗だくだくになって動いたことがない中高年は意外と多いらしいのです。
※そういう人は間違いなく体力落ちてますよ。
運動能力に関係なく体力は維持しておかないといざという時何もできません。
※災害時はとにかく体力勝負ですので。
かくいうワタクシも体力は落ち気味でして。
今回の往路の登りでは久々に息が上がってしまいましたわ。
「ワタクシはクライマーではなくスプリンターなので登りは苦手なのだ。」
と「泣き虫ペダル。」っぽく言い訳しましたが嫁には通用せず。
バイクのオフシーズンはひたすら歩いたりチャリでトレーニングしたりしますが、
真夏は暑すぎてどちらも命にかかわるので自重しているのですがやっぱり体力落ちたか・・。
あーコンビニで体力売ってないかな。
普通にバイクに乗ってるだけでは体力は付きませんなぁ。
それにしても、
当倶楽部から1時間ちょっとでこんな環境がたくさんあるいい環境で生活で来ているなぁと改めて思います。
マジで長野での生活は楽しいです。
※お金はないけど。
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ちなみに・・
人間にとって歩くのってすごく大事なのですよ。
人間歩けなくなると一気に歳を取るというか老け込むようになります。
※最近のワタクシの実感です。
ワタクシより若くても膝や腰などの身体が痛いとか言う理由で歩かない人がいますが、
見た目ワタクシよりずっと老け込んでますもん。
実は田舎の人の方がすぐ車に乗るので歩かないのですよ。
都会の人の通勤電車は乗り降りして階段でも目的地までも歩くので意外と歩いてたりするものですが。
※それでも暑いのを理由に今年は歩かない人が多いみたいですな。
歩けなくなると切ないですよ。
「歩けなくなる=寝たきり。」
とは言いませんが、人間老化で歩けなくなり車いすになると気力も無くなるようなのです。
将来、お金があっても健康がないと楽しくありません。
お金がない人は健康くらいキープしないでどうすんですか?
※定年後2千万円必要説だって病気になったら一瞬で飛びますよ。
ジムなどに行かなくても、一番安く自分を鍛えられるのは毎日歩くことです。
ばかみたく、ひたすら続けるのです。
40歳を超えたら大事な物は間違いなく「健康、時間、お金。」の順ですよ。
※「仲間。」要素は好きなことを突き進み続けてるといつのまにか増えています。
10年後の自分は今の自分が作るのです♪
今、歩けるうちに歩いて少しでも体を鍛えておきましょう。
何より、歩けなくなったらバイクにも変な車にも乗れないじゃないですか。
そんなの絶対嫌ですので、今しっかり体力作っておくのです。