Z1-R

【Z1-Rのブレーキディスク】サンスター製リアディスク組み込み

Z1-R。リアホイール。

Z1-R。リアホイール。

 

ワタクシ
先日長い間の懸案としていたZ1-Rのリアディスクを購入した記事を書きました。
その組付け作業を行ったのでポイントと締め付けトルクを記録しておきます。
誰にも必要とされていない記事とは理解しておりますが格好良くなって超嬉しい。
という記事です。

 

バイクのリアディスクを組み込むのは結構簡単

 

ワタクシ
センスタで車体を持ち上げてリアホイールを外すのはタイヤ交換やスプロケ交換と同じ手順です。

 

Z1-Rは重心がおかしいので他のZシリーズよりちょっとセンスタをかけるコツがあります。
そんなのは背筋で持ち上げればいいだけです。
※限定解除持ってる人でもZ1-Rのセンスタを一発で掛けられる人はほぼいません。

この時点でかなりハードルが高いバイクですな、Z1-R。
※Z750D1はもちろん、以前乗ってたZ2もセンスタは楽勝でしたが。

Z1-R。当倶楽部のZ1-Rはセンスタの下に2cmくらいの木の板を敷きます。

Z1-R。当倶楽部のZ1-Rはセンスタの下に2cmくらいの木の板を敷きます。


ヨシムラSHOWAのリアサスが長すぎるので、センスタだけだとタイヤが地面に付いちゃうのよ。

センスタさえかけれれちゃえば、あとの作業は余裕です。

  • ディスク取付ボルトの回り止めの金属プレートの爪を起こす
  • 14mmのメガネレンチで4本の固定ボルトを外す
  • せっかくブレーキディスクを外したので普段拭けないところを掃除する
  • 固定ボルトをワイヤブラシとパーツクリーナーで清掃する
  • ホイール側のネジ山もパーツクリーナーで清掃する
  • ネジ止め剤をボルトに塗る
  • 14mmのメガネレンチでボルトを固定する
  • 回り止めの金属プレートをの爪を起こす
  • ※回り止めは今回は再利用しましたが次回は新品に交換する予定です。

    ここまで、1時間くらいですかね。


    多分、当倶楽部のガレージには一生使いきれないほどの量のねじ止め剤があります。

    マニュアルには、
    ディスク取付ボルトの締め付けトルク:4.0kg-m
    となっています。
    ※マニュアルではネジロック剤は使うな、となってます。

    サンスターのリアブレーキディスクキットには、14mm頭のボルトではなくキャプボルトがセットで入っていました。
    もったいないので使わずに保管しておきます。
    ※ブレーキディスクの固定をするなら、ボルトの方が見た目が好きです。

    ちなみに・・

    ストックしてあったリアスプロケも交換してしまいました。
    もちろん530チェーンコンバート対応した奴です。
    ※もともとついてたのも十分使えるので、予備として保管します。

    Z1-R用リアスプロケ。

    Z1-R用リアスプロケ。


    Z1-R1型の場合
    フロント品番:557-18(18T)
    リア品番:RK-108-40(40T・ジュラルミン)
    チェーンサイズ:530 チェーンリンク数:112

    アルミのスプロケは消耗してくると、刃の部分が吹っ飛びます。
    ※ワタクシはツーリング先で刃が3個掛けたところで気が付いたので良かった♪

    スプロケの刃が鷹の爪のように変形してきたら交換した方が無難ですよ。
    スプロケの刃が一個吹っ飛ぶと連鎖的にその前後の刃も吹っ飛んでいきます。

    マニュアルには、
    リアスプロケット取付ボルトの締め付けトルク:4.0kg-m
    となっています。
    ※マニュアルではネジロック剤は使うな、となってますけどね。

    Z1系 530チェーン&スプロケはセット買いがお得です。
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    減速比や素材でいろいろバリエーションがある。
    最安値なら30000円以下です。絶対セットで買った方が割安。

     

    キャストホイールの清掃

     

    ワタクシ
    アルミむき出しの昔のキャストホイールの清掃は汚れが目立たなくていいです。
    ただし、切削面の汚れは綺麗にしておくと足元が引き締まります。

     

    バイクのリアホイールは、チェーンオイルが飛ぶので汚れやすいのですよ。

    バイクのチェーンはフリクションの塊なので常に油脂で潤滑されてスムーズに動かなければなりません。
    チェーンオイルは、チェーンも遠心力によってチェーンの動線上に飛び散ります。
    ※チェーンカバーがないバイクはチェーンオイルが飛び散りまくりです。

    チェーンにオイルが不足して潤滑が滞ると、

  • 燃費は落ちる
  • パワーがロスする
  • じゃらじゃら異音がする
  • スプロケが痛む
  • チェーンが痛む
  • エンジンが痛む
  • 等いいことはありません。

    じゃんじゃん潤滑して、ホイールは汚れたら清掃すればいいのですよ。

    古いキャストホイールの清掃はアルミも頑丈なので100円均一のスチールウールが大活躍。
    ※スチールウールはサイレンサーの消音材にも使えて得です。

    Z1-R。ホイールはスチールウールとパーツクリーナーで一発。

    Z1-R。ホイールはスチールウールとパーツクリーナーで一発。


    切削部分がまた一段と綺麗になるのです。

    パーツクリーナーと組み合わせてスチールウールで軽くこすると汚れが出るわ出るわ。
    ※適当にやめておかないといつまでたっても終わりません。

    適当なところで胡麻化して終わらせます。
    完璧よりも完遂の方が偉いのです。

     

    ホイールベアリングもチェックしておく

    ワタクシ
    ホイールを外したら必ずホイールのベアリングも見ておきましょう。
    Z系のホイールには結構頑丈なボールベアリングが入っています。

     

    ホイールにアクスルシャフトを組みつけた状態で手で触ってガタがあったらすぐに変えたほうが良いです。
    ※その時点でかなり痛んでいます。

    それほど高価なものでもないので各種ベアリングはストックしておきましょう。

    今回は特にガタがないと判断しました。
    古いグリスを出来るだけ掻き出して、新しいモリブデングリスを入れておきました。

    ワタクシはZ2時代にホイールベアリングの異常で一回死にかけています。

     

     

    ホイール組付け時のカラーとワッシャー

     

    ワタクシ
    Z系でシャフトホイール、スイングアームのクリアランス調整のワッシャーが規定数入ってる個体は少ないです。

     

    それでも何とかなっちゃうようなんですが。

    カラーは入るところに入るようにしか付きません。
    これは問題ないとして。

    クリアランス調整用のワッシャーは個体によって千差万別と言えます。
    ワッシャーが一個も入ってない個体もあります。

    ホイールやその周辺の動きを邪魔しない&クリアランスに問題がなければそれはソレで正解なのかもしれません。

    Z1-R。ホイール単体にしたらチェックするところは全部見る。

    Z1-R。ホイール単体にしたらチェックするところは全部見る。


    外さないとチェックできない個所もあるでな。

    当倶楽部のZ1-RとZ750D1には、
    カラーが入らないパーツとパーツの接点にスペーサーとしてワッシャーを入れています。

    例えば、

  • リアブレーキキャリパーとスイングアーム
  • スプロケを固定するハブとスイングアーム
  • の二か所に入れています。

    ホイールベアリングの動きを阻害しないためとチェーンラインの微調整のためです。

    ちなみに・・

    ホイールシャフトの27mmのクラウンナットを思いっきりシャフトを締付るのは個人的には反対です。

    回り止めのピンもあることだし、ホイールの動きを阻害しない程度に締め付けるのが正解と思っています。
    シャフトのネジ山が痛んでいない個体はないわけで、それを加味して車体毎に締付トルクを調整する方がいいのではないかと思っています。
    ※もちろん緩すぎるのは論外ですが。

    マニュアルには、
    リアアクスルナットの締め付けトルク:12.0kg-m
    となっています。

    同様に、リアサスの固定ボルトを思いっきり締めてる人もいますが、それではちゃんとリアサス動かないよ。
    スイングアームが上下に動く際にサスの下端は多少前後に動くんですよ。

    マニュアルには、
    リアショックアブソーバ取付ナットの締め付けトルク:3.0kg-m(サス上側)
    リアショックアブソーバ取付ボルトの締め付けトルク:3.0kg-m(サス下側)
    となっています。

    参考までに、
    マニュアルにっよると3.0kg-mというのは、エンジンオイルドレンプラグと同じ締め付けトルクです。
    ※ドレンボルトなんてもっと緩くていい気がしますけどね。

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    装着されたサンスター製のリアディスクの美しさは神々しいと言ってもいい位です。
    ブレーキディスクが痛んでる梅雨のオーナーはみんなやった方がいいよ。
    超満足度が高いです。

     

    マジで頑張って買ってよかった(感涙
    もっと早く買えばよかった・・

    「コレで当倶楽部のZ1-Rは後10年は戦える。」
    と、組付けられたリアディスクを眺めつつ、しみじみ思うのです。

    Z1-R。これが今までついてたリアディスク。

    Z1-R。これが今までついてたリアディスク。


    長い間本当にご苦労様でした。
    今後は当倶楽部のガレージでキャップスタンドの足として加工される予定です。

    誰も分かってくれなくてもいいのです。
    ヒトに迷惑かけずに趣味の範囲でワタクシだけ楽しければ。

    このような
    「普通の人にはツマラナイことをイチイチ噛み締めて喜ぶのが人生のクオリティQOLを上げるコツ。」
    なのです。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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