KDX125SR KDX125SR2 バイク メンテナンス

【オフ車の外装】KDX125SRにKX125の外装をつけてみる その2 サイドカバー

KDX125SR2号機。

KDX125SR2号機。

 

ワタクシ
KDX125SRにKXの外装を付けてみよう!の第二弾です。
前回はシュラウドを付けましたが今回はサイドカバーです。
野暮ったい印象のあるKDX125SRが少しだけスタイリッシュに変わります。
面倒くさい作業なので誰もやらないのですが。

 

ライト、シュラウドと来たらサイドカバーだ

 

ワタクシ
KDX125SR2号機の外装加工をしています。
KX125(?)用と思われる外装を加工して付けています。

 

  • ライトカウルは社外品をチョイス。
  • セロー用スピードメーターとDAYTONAの水温計。
  • フロントフェンダーを加工。
  • KX用シュラウドを加工取付。
  • 進捗は遅いですが徐々に進んでいます。

     

     

    で、今回はサイドカバー(ゼッケンプレート)を車体に取付ける話です。

    KDX125SRの純正サイドカバーは純正だけに収まりが非常にいいのですが、
    どうもデザインが古臭くて野暮ったい感じがします。
    ※KDXシリーズは220SR以外はデザインが全体的にみんな野暮ったい。

     

    KDX125SR。

    KDX125SR。


    これは当倶楽部の1号機です。
    形状がやぼっったい。

     

    ワタクシがKDXにKXの外装を付けようと思ったのはサイドカバーの形がイマイチ好きになれないからなのです。
    ※1号機は無理やりデカールで誤魔化しました。

    KDX125SR2号機、いよいよ本丸を攻める感じです。

    なるべく加工は少なくしたい

     

    ワタクシ
    当たり前ですがKDXとKXのサイドカバーは全く形が違います。
    取付ボルトの位置も全然違います。
    上面のシートのラインだって全く違うのでつくわけないのです。

     

    当たり前ですがポン付けできるなんて思ってはいません。

    「部品交換で儲ける奴は悪党だ。調整で儲けられない奴は能無しだ。」
    という古くからの格言もあることだしワタクシが加工します。

    ので、
    金ノコと半田ごてを巧みに使ってサイドカバーの形を調整していきます。

    加工ポリシーはシュラウドでやったのと同じで以下の通り。

  • 外装のボルト穴を生かして追加で取付け用のボルト穴は開けない。
  • 位置が合わない取付ボルトの位置はステーを作ってカバーの外側からナットで止める。
  • ※ステーからボルトを生やして袋ナットで止める予定。

    加工方針はこれだけです。

    今回の追加事項として、
    調達したKXの外装は凄くボロくて取付け用のボルト穴は変形しまくっています。
    非常にみすぼらしいので既存のボルト穴には22mm径の6mmボルト用ワッシャを使って蓋をして誤魔化します。
    ※シュラウドの穴も変形しまくってるのでこの方法で誤魔化すことにします。

    シュラウドの何倍も切った張ったすることに

     

    ワタクシ
    KDXにKXのサイドカバーを付けるのは予想以上に大変でした。
    ※半田ごてを使うオフ車の外装の溶着加工は1時間も続けると頭が痛くなるので扇風機で風を送りつつ屋外での作業としています。

     

    シート後端部のシートと共締めのボルト穴を基準にKXのサイドカバーを加工しました。
    シートと共締めしてあれば簡単に脱落することはないと思うので。

    まずはシートのラインに合わせてサイドカバーの上部を切ります。
    何度も現物合せをしながら少しずつ加工します。

     

    KXのサイドカバー。

    KXのサイドカバー。


    ざっくり線を引いて・・。

    KXのサイドカバー。

    KXのサイドカバー。


    鉄ノコでぶった切る

     。

    右側は勢いでやってしまったので上部を丸ごと切り取っちゃいましたが、
    左側はシートに挟むのりしろみたいな部分を残してサイドカバー部をクサビ型に切り取ることでシートに合わせました。
    ※この方法、素晴らしく良い。次回やるならこれでやる。

    何度も仮止めしてそのたびに当たる箇所にマークをしてどんどん切ったり削ったりします。
    ニッパーや金ノコなどと併用してカッターも使います。
    ※慣れるとカッターが一番使いやすいし良く切れる。

    KXのサイドカバーの裏側には多数の強度アップのためのリブがあって、
    これがKDXのフレームやマフラー、冷却水タンクに干渉して座りが良くない箇所があります。
    干渉しているリブはなるべく強度は落とさないようにギリギリまで削ります。

    切り取って穴が開いた部分は、切り取った破片を穴の形に加工して半田ごてで溶着して埋めます。
    溶着した部分は余分を切り取り、はみ出し部分は削り取って軽くペーパーがけして地ならししました。

     

    KDX125SR2号機についたKXのサイドカバー。

    KDX125SR2号機についたKXのサイドカバー。


    途中経過はすんごく飛ばしましたが、こうなったわけです。

     

    こうすることで、
    「いかにも切った張ったした外装感。」
    を多少薄めることができます。

    外装を切った張ったして「いかにも他車の外装を無理やりつけました♪」みたいなバイクは、
    陰で「ビックリバイク。」とか呼ばれちゃって大人のバイクとしてはダサいので細かい加工にも手を抜きません。

    今回は外装が収まりよく付くかどうかの仮止めレベルですが、
    最終的には全体の外装のフィッティングを微調整したり、仮止めのボルトやナットを統一したりして見栄えを良くします。
    ※各所を個別に仕上げちゃうと全体的に見てチグハグになることが大いにあるのですよ。

     

    KDX125SR2号機。

    KDX125SR2号機。


    フィッティングのボルトやナットに気を使うと完成度が爆上がりします。
    簡単なことですが意外と自作派はやってないのが惜しい。

     

    下側のボルト止め箇所はどうやっても合わないので、
    シュラウドでやったようにワンオフのアルミステーを作って対処します。
    ※一応型紙を作ってみたけれど、3次元的なずれができるので結局現物合せしました。

    ステーは探さないと見えないように隠して設置しましたので割と自然な感じに収めました。

    とりあえず。
    2時間ほど、あーでもないこうでもないと切った張ったを繰り返した結果、どうにかサイドカバーが付きました。
    サイドカバーの手をかける切り欠き部分がちょっと目立つのでココをどうするか思案中です。
    ※裏から埋めちゃうかな。

     

    KDX125SR2号機。

    KDX125SR2号機。


    薄目の遠目で見るとしっくり来てる気がします。

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    とりあえずKXのサイドカバーがKDX125SR2号機に付きました。
    加工部分は切り口の縁をとるなどしてもう少し成型しますが、現状でも薄目で遠目に見ればそれなりのバイクに見える(笑)
    少なくともKDX125SRには見えない(笑)
    割といい感じです。

     

    今回はあくまでも仮止めレベルでまだ最終的な調整はしていません。
    テールカウルを付けた後に最終調整する予定です。

    オフ車の外装は弄り方にセオリーが無いので素人が好きに加工できるので楽しいですな。
     失敗もなくはないけど 超気楽に切った張ったしています。

    今回KXの外装をKDXに取付けるという作業において、
    オフ車の外装を切った張ったを何度もやったので加工スキルが上がったのを実感しています。

    左側のサイドカバーはちょっと切り方を失敗したのですがリカバリする自信すらあります。
    どうやりゃいいのかイメージができないうちに勢いで進めたため、形も収まりもイマイチ気に入らない。
    もう一回切り取るか。

    ともかく。
    やりたい放題やってます。

     

    お隣のネコ。

    お隣のネコ。


    こういう作業をしてくるとネコと蚊が寄ってくる季節になりましたな。

     

    手に入れたKXの外装はボロいので切った張ったの加工に全く躊躇がありません。
    失敗しても、もっとまともな外装を入手して加工すればいいだけです。
    要するに練習台 とか咬ませ犬 って奴です。

    この手の改造をしたバイクはリセールする際はほぼ値段が付かないのですが、
    どうせKDX125SR2号機は売るつもりはないのでリセールバリューとか考えてないし。

    コレはコレでわけわかんないバイクでいいのです。
    なんだか楽しいしな。

     

     

    ちなみに・・

    サイドカバーの次はKXのテールカウルをKDXに付けるという加工が待っています。

    純正のテールカウルはリアのインナーフェンダーと一体化してるのでどう加工するか・・。
    KXにはシートフレームがないのでリアカウルにはボルト止めする穴はないんだよねえ・・。

    現時点ではどうやれば綺麗に取付けられるか、というイメージが湧きません。

    勢いだけで進めると取り返しがつかなくなるので段取りが大事ですが、
    イメージが湧くまでもう少し考える必要がありそうです。

    とはいえ。
    でもKDX125SR2号機のリアカウルは既に割れているので切った張ったに躊躇はありません。
    KXのパーツを切った張ったするだけでなく、KDXのパーツにも思い切った加工することも考えましょう。
    ※一応、KDXのシュラウドとサイドカバーは無傷で保存してある。

    リア回りと言えばKDX125SR2号機のリアフェンダーについているランプ類は、
    ガレージに転がってるKTM(?)のリアフェンダーを使って見ようと思っています。
    ※泥除けがないと 大人げないし 背中が汚れて絶対嫌なのでフェンダーレスにはしません。

    法的に問題ないようにリフレクターも用意しなきゃならないし、
    ナンバーランプも考慮しなければなりません。
    純正だとすぐオイルでベトベトになるウインカーの位置も変えたい。

    課題だらけですが夢は広がりますな♪
    この手の期限のない加工というのは素晴らしく楽しいのでゆっくりやることにします。
    ※VT250FHのレストアは急ぎすぎたな。もっとゆっくりやればよかった。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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