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【やばくない?】最近の峠走行事情

ロータスヨーロッパで、この急こう配のヘアピンを頑張るとすぐタイヤが鳴るのよ。

ロータスヨーロッパで、この急こう配のヘアピンを頑張るとすぐタイヤが鳴るのよ。

 

ワタクシ
最近の峠道は以前より危ないと思うことが多いです。
普通に走ってるだけでも対向車が白線割ってきたりします。
いつフェードしてもおかしくないようなブレーキの匂いもしますしね。
事故も増えているように見えます。
そんな中で峠道で車やバイクを使って遊んでて大丈夫かってことなのです。

 

峠の走行スピード上がってないか?

 

ワタクシ
最近「峠を走ってる車のペースが上がってる。」と思っています。
普通のドライバーの運転スキルが底上げされてるとは思えないのですが、
確実に峠走行のペースが上がってるように見えます。
なんかあぶなっかしい車が増えた気がしています。

 

高規格の観光道路上にある峠道はもちろん、
近所の峠でも例外なく車の巡航速度は以前に比べて上がってるように見えます。

峠道にもいろいろあるので一概には言えませんが。
ワタクシが気分よく散歩するような峠道でも車の巡航速度のハイペース化を感じます。

 多くの峠道の法定速度は40km/hなのですがそんなのは昔から誰も守ってないとして 
今では50km/hから60km/hくらいで走ってても平気で後ろに車列ができてたりする。

ヘタすれば先頭車は後続車にひたすらあおられてるくらいの勢いです。
多くの車の巡航ペースが上がってるので少しでも遅い車がいると車の後ろには長く車列が続くようになります。

気の利いたドライバーなら広いところやストレートで道を譲るのですがその余裕すらないのが遅めの車のドライバーです。
こういう車は大抵後ろなんか見てませんので後続車両が増えようが列になってようが気にしないらしいです。
遅い車はあおられがちですが、ドライバーは気にもかけていませんので無意味なのですが。
※遅い車のドライバーは多種多様で老若男女は問わないようですな。

遅めの車をあおってるのは普通の車の 善良そうな顔をした ドライバーだったりします。

これはどういうことなのか?

 

 

ちなみに・・

自分より弱いやつをいじめて気分が良くなる、というのは大人になってもあるようです。
いわゆる「マウント。」ってやつですね。
 人間っていやな生き物ですね。 

急こう配の峠の登りでパワーのない軽自動車や定員Maxの車、4st原付バイクやトラックが速く走れるわけはないのです。

そういうのをあおりまくってるドライバーは善良そうな中高年が多い気がします。
 善良そうな市民の裏の顔を見た気がしますな。 

あおってることで自分は弱くないということをアピールしてるつもりなのですかね?
こういうところで強がらなくてもいいのに。
そういう所がダサいのですよ。

大人なら誰でもできるような幼稚園児泣かせて喜ぶようなことはするなよ、って感じです。

危険に鈍感な無知なドライバーが多すぎる

 

ワタクシ
前の車が止まろうが事故ろうがエンストしようが後ろについてる自分は回避できなければなりません。
これが公道を走る際の鉄則です。
特に峠道では車間距離を詰めて走る車には危険がいっぱいです。

 

ワタクシが思うに、
車間距離を詰めて走る人は前を走ってる車のドライバーの人間性と運転スキルを信用し過ぎです。
※前を走ってる車のドライバーは 恐らく運転技術が高くない 知らない人ですよ?

信号待ちで止まってるときに前の車との車間距離が広すぎるのは問題外として、
走行中に前の車と適度な車間距離を保てるのが上手いドライバーだと思うんですよ。
※もっと言うと前の車にプレッシャーをかけずに周囲の流れを止めずに自分の車の燃費が良い走り方ができるのが上手いドライバーです。

前の車は、

  • ウインカーも出さずにいきなりブレーキを踏むかもしれません。
  • 突然対向車 や野生動物 と接触するかもしれません。
  • 落ちてる石を急ハンドルで回避するかもしれません。
  • いきなりガードレールに接触するかもしれません。
  • ※峠走行中に数台先の車がガードレールに突っ込んだのを見たことがあるし。

    走行中の前の車と車間距離が近すぎることにメリットは何もありません。
    車間距離は前の車に何かあったときでも無事に回避することができる距離のことですよ。
    適度な距離を取るのは自己防衛策として基本です。

    逆に。

    自分の車やバイクが原因で後ろに車列ができちゃってる場合もあります。
    こういう場合、ドライバーは後続車両のイライラを想像したほうがいいと思います。

    法的に自分が正しかったとしても、そういうツマラナイことで事件に発展したりするのが今の世の中です。
    それは見るからに悪者然としてる人ではなく、普通の善良な市民っぽい人だったりするのです。
    ※ニュースでよく見る「普段はあいさつするいい人。」が殺人犯だったりするので信用ならんのです。

    自分に正当性があったとしても 基地外レベルの 人間はどこにでもいますよ。
    ヤバイ奴には近寄らないというのは大自然のおきてですよ。
    ※野生動物は危険そうだと思ったらサッサと距離を取るじゃないですか?あれが正解ですよ。

    公道を走るうえで最も大事なのは自己防衛です。

    峠走行を見てるとあおる側もあおられる側も「情報弱者。」で「思考停止。」状態です。
    周囲の情報を把握して的確に思考することができれば問題にはならないのです。
    自己中心的な行動はトラブルに発展しかねません。
    ※なのでワタクシはどちらにも近寄りませんよ。

  • 遅い車に追いついたら安全に追い抜ける場所までは大人しくついていく。
  • 速い車に追いつかれたときは大人しく道を譲る。
  • いずれも情報を得た上でもっともみんながストレスにならない状況判断&行動なのですがこれできない人多いです。
    ※法的にどうかという問題はこの際い置ておいて。

    例えば、
    車で走行中に後方からバイクがすごいスピードで迫ってきたとします。
    急接近するということは他車との走行スピードが違いすぎるということですね。
    無理に張り合ったり意地になったりは意味がありません。
    自分は法定速度を守ってるので正しいという意味ない「法令順守してるんだアピール。」は多くの場合意味がないです。
    ※この場合、「自分は下手ではないんだアピール。」と言い換えたほうがいいかもしれませんな。

    大人しく譲るなり譲られるなりしたほうがお互いのペースで走れて気分がいいハズです。
    意地になって走った結果、事故になったというほうがめんどくさいし大変です。
    ※事故ったときに感情論程意味がないものはないですよ。

    とはいえ。

    実は峠での追い抜き方も追い越され方もテクニックというか知識が必要なのですよ。
    どうせそういう人たちは抜き方も抜かされ方も知らないし、恐らく知ろうとしたこともないと思うのです。

     

     

    なので。

    抜かせる側がコーナーの入り口や登り坂の頂点付近で減速してウインカー出して後続車を追い抜かせようとしたりします。
    抜く車からは対向車が見えないので事故を誘発しやすい。
    ※狙ってやってるとしたらかなり悪質だし、性格悪いです。

    一方、抜く側は見通しのよくない下りで先行車を追い抜くとか「想像力ないんか?」という走り方をしたりします。
    意識して見てると怖いですよ。
    ※言っておきますが目の前で事故られるとすんごく気分が悪いですよ。

    そういう危ない行為をする車やバイクからは距離を取るのが正解だと強く思うのです。
    事故に自分が巻き込まれでもしたら楽しいドライブもツーリングも台無しです。

    ちなみに・・

    乱暴な話ですが、車間距離を適当に保つにはブレーキの効きを旧車並みにすればいい、と思っています。
    現在の車やバイクの効きすぎるブレーキがドライバーを攻撃的にさせたり、無理やりな追い越しを誘発させてる気がします。

    車間距離を詰める車ほど、タイヤが古かったり、ひび割れたり空気圧が適正でなかったりするのですがね。
    ※どんな高性能なブレーキでもタイヤの接地面分の制動力しかないのです。

    危険予測ができないというか知らないんでしょうねえ。
    無知というのは本当に怖いのですが、自分で事故を起こさないと自分の事として考えられない人が多いのは本当に怖いです。

    これは公道で走ることに限らないんですけどね。

    AT車が増えたこともあるのですが、
    不用意にバンバンブレーキかけまくってる車が増えてる気がします。

    古い車はブレーキの効きが甘いため、自然と車間距離も取るようになるのです。
    止まれないのは怖いので峠道でもそんなにスピード出さなくなるしねえ。

    下りが続くとブレーキが焼ける匂いが漂う

     

    ワタクシ
    長野では山を越える峠道は生活道路みたいなもんです。
    山を越えるので登りがずっと続いた後は下りがずっと続く峠が非常に多いです。

     

    山を越えるので長い上り坂のグネグネ道が続いた後は必然的に長い下り坂がずっと続くグネグネ道になるのです。
    それも平均斜度が10%とかの急勾配で。

    当倶楽部に遊びに来る関東勢の人たちは、
    「長野はどこに行ってもずっとグネグネ道が続く。」
    という言い方をしますな。

    ここ数年、この手の峠道を走る際に気が付いたことがあります。

    峠道に、
    「ブレーキが焼ける匂いがずっと漂ってる。」
    んですよ。

    サーキットの匂いからタイヤの焼ける匂いとガソリンやオイルの匂いを抜いた感じです。
    細く急でグネグネ度合いが高めな峠道はほぼ100%匂いますな。
    ※雨が降ると匂いは流れちゃうのですがね。

    「ブレーキがフェードしかけてる車がいるんじゃ・・。」
    と思いますよね?

    これは、AT車で減速をブレーキのみに頼ってるからですな。

    本来、峠の下り坂では減速を補助してもらうためにエンジンブレーキを併用するのがセオリーです
    峠の下りのような自然とスピードが乗るような状況でペダルによるブレーキ操作しかしてないみたいなのです。

    先行車がいると下りで意図せずスピードが乗るため、
    前の車のペースにつられてさらにブレーキを踏む頻度が上がります。

    後ろから見てるとパカパカブレーキランプが点きまくりです。
    何台も連続した車のブレーキランプが細かく点灯するのは見事でもあるのですが怖くもありますな。
    ※しかも車間距離が近いし。

    今どきのドライバーはエンジンブレーキの使い方を知らないのですかねえ。
    ※エンブレを知らなくても走れるからね。

    減速するのにブレーキペダルを踏むだけだとブレーキに負荷がかかりすぎるということを知らないようです。
    負荷がかかりすぎたブレーキがどうなるのか知ったら怖いと思うんですが、知らないというのは無敵です。

    「峠の走行ペースが速くなったのはドライバーのスキルが上がったからではない。」
    ですな。

    むしろ車が下手にサポートする分、下手になってる気もしますね。

     

     

    ブレーキは摩擦抵抗の原理で減速する装置なので使いすぎると熱を持ちます。
    ※多分教習所でも習う「べーパーロック。」という奴です。

    車のブレーキシステムには放熱するための工夫はたくさんあるのですが、
    想定を超えるような発熱が起こるとブレーキフルードが沸騰してブレーキ回路に空気を含んでしまいます。

    こうなるブレーキペダルを踏んでも回路の空気が圧縮されるだけになるので、
    「ブレーキペダルが踏み抜けちゃう。」
    という世にも恐ろしい現象につながります。

    もちろんこの状態ではブレーキ回路の油圧が効きませんのでブレーキは効きません。
    峠の下りでブレーキペダルが踏み抜けちゃったら普通の人はパニックになりますよ。

    放熱性の良さそうなバイクのブレーキでもブレーキを引きずってたりするとこの現象が起きますよ。
    ※ワタクシも昔フロントホイールのベアリングが死んだZ2でこの状態になりまして死ぬかと思いました。

    ちなみに・・

    今どきのAT車は燃費性能を稼ぐために車が勝手に速いタイミングでシフトアップするようです。
    だいぶ前から車は省燃費に重きを置いて設計されてるみたいです。

    当たり前ですが、エンジンブレーキを効かせたい場合は、低いギアのほう良く効くのです。
    低回転で巡航速度をキープできるような設計の車ではエンジンブレーキの効きは弱いのです。

    とはいえ。

    AT車と言えども多くは今どきの車ならドライバーが意図的にエンブレを使えるはずなのですが、
    肝心なドライバーが無知なため、エンジンブレーキの使い方を知らないことが多々あるのです。
    ※当倶楽部によく来るSUBARU XVのオーナーであるKが自分の車のパドルシフトの使い方を知らなかったし。

    今どきの車はよくできてるので、
    オーナーが無知でもアホでも運転セオリーとか細かい使い方をよく知らなくても走れちゃうのですなあ。
    ※いろんな機能とか走行モードとか備わってるけれど、使ったことない機能がたくさんあるのが今の車です。

    これっていいことなの?

    車に乗る人は全員もう少し自分の車をよく知ったほうが良いのではないか?
    車のディーラーは ユーザーが馬鹿なんだから もっとこういうことを親切に説明してやらねばなりませんよ。

    車を知れば考えるのですよ、何がやばいのか。

    なんでTVが映るのか?を知らなくても見られればいいのです。
    スマホが何でいろんな機能が使えるのか?を知らなくても使えればいいのです。
    どんな道具でも人間は技術の進歩が進むたびに「理屈は知らないけれどなんだか便利だから使う。」という風になっていくのかもしれませんな。

    「何も考えなくてよい。」
    という堕落思想はメカ的な技術レベルを進化させるのかもしれないけれど、
    技術を使う側の人間の思考は逆に退化させているとしか思えません。

    こうして人間は仕掛ける側と仕掛けられる側に仕分けられていくのですなぁ。
    ※仕掛けられる側はいつまでたっても搾取されるだけなので、ずっと貧乏なのですがね。

    不必要に重い今の車

     

    ワタクシ
    今の車の走行性能は非常に高いですが非常に重いですよ。
    流行のEVやハイブリッドはさらに重いのです。

     

    昔の車は軽かったのですよ。
    普通車でも車重が1tを切るのは割と普通でした。

    今の車は全部重いです。

    どれくらい重いかと言いますと、
    4LでV12エンジンのLAMBORGHINI MIURAが1.2tくらいだったのに今では軽自動車がそれに迫る重さです。

    安全性能やボディ剛性を高めるために重くなったと言われています。
    ※その割には各部に樹脂が多くてちゃちい。

    最近流行の容積が大きくてガラス面が大きい車はたいてい重いです。
    ※ガラスって重いんですよ。最近の車のリアゲートの窓が小さいのは デザインのためだけではなく 燃費を意識した軽量化のためです。

    そして。

    EVやハイブリッド車に搭載される電池というのは非常に重いのです。
    航続距離や馬力が大きくなるほど電池を積む量が増えますので重くなります。

    電池の重さはわかりづらいですが、
    サーバー用のUPS(無停電電源装置。要するにバッテリー)なんて座布団くらいの大きさと厚さで30kg以上あったりします。
    ※持ち上げると腰を壊すレベルで重たいです。

    ドライバーは電池を積んだ重たい車体を、
    峠の下りのような重力に影響される難しい状況下でコントロールしなければなりません。

    車体が重たいほうが慣性の法則が働きます。
    勢いがつくと止まりずらくなるということです。

    ということは。

    下り坂で勢いがつきすぎたスピードを殺すために、

  • ブレーキをかける頻度が上がる
  • ブレーキを思い切り踏む頻度が上がる
  • ということです。

    エンジンブレーキを知らないとなればなおさらフットブレーキに頼りますな。

    車体が重いほうがスピードを減ずるためのブレーキには負荷がかかります。
    それでも、
    ドライバーは車のサポート機能のおかげであんまり車の重さを実感することはありません。

    例えば、
    ハンドルが重ければそれなりに車の重さを感じられるはずですが、
    今どきのパワステは超高性能なので重さすら感じません。

    車体が止まった状態の据え切りではアスファルトを削るレベルのアシストをしてくれます。
    ※公共の駐車場などの据え切りポイントではアスファルトがひどい状態になってたりしますね。

    現代の車のドライバーは重い車を運転しているという自覚が全くないのです。

     

     

    で。

    峠の下りでブレーキがフェードして止まれなくなった重たい車は勢い余ってミサイル状になるわけです。
    ガードレールとか突き破るのはもちろん、前の車や対向車に突進したらダメージはただではすみません。
    バイクに当たればライダーは即死するレベルです。
    ※重い車ほど破壊力が大きいです。

    自分がバイクに乗ってて峠道で遅い車に追いついて、
    そのまま後続車が列になってる状態で後ろの車がブレーキが効かなくなって突っ込んでくるとか絶対嫌です。
    ※リアルにその可能性がありそうで怖いんですよねえ。

    なので。

    後ろの車の車間距離が近いともっと離れろよと強く思います。
    走行中に前車との相対距離を一定にキープできない車が多いですが、そういうドライバーはへたくそだと相場が決まっていますがどうしようもありません。

    公道を走るということはこういうレベルの人たちと同じ土俵に立ってるということですよ。
    よく考えるとすさまじく怖くないですか?

    ちなみに・・

    車体が重たい車はタイヤの減りが速いです。
    車の勢いを止めるのはブレーキとタイヤですからね。

    流行の平べったいタイヤはコーナーリング時にタイヤの横方向の歪みが少ないのですが、
    平べったくないタイヤに比べるとタイヤがたわまないので接地面積が少ないのです。
    接地面積を増やすためには横幅が広くなる傾向にあります。
    平べったくて幅が広いというのは漏れなく高いタイヤです。
    ※平べったい普通車のタイヤは4本で20万円とかします。

    アバルト595コンペのタイヤ。

    アバルト595コンペのタイヤ。


    当倶楽部では今後タイヤが高い車は買わないことにします。
    アバルトは走ったら楽しいけれど、消耗品であるタイヤ代が高すぎて負担が大きい。
    公道でぺったんこのタイヤの性能をフルに生かすのは無理です。

    重たくて平べったいタイヤの重たい車は、高いタイヤを高頻度で交換する必要があるのです。
    タイヤ代を考えると多少の燃費の優劣は軽く吹っ飛ぶくらい維持費が爆上がりします。
    ※雪国ではスタッドレスのセットも必要なのでタイヤ代はさらに倍になります。

    車を選ぶ際は燃費の良しあしだけで車の維持費を判断しがちですが、タイヤ代やその他消耗品費も考慮すべきですよ。

    それに。

    バッテリー駆動の車はバッテリーの寿命を考えるとリセールバリューは最悪なためさらに損です。

    燃費がいい車は軽いのです。
    メーカーは死ぬ思いで車の重量を削っているのです。
    ※燃料タンクを小型化して軽量化するとかほんとにユーザーのため?という改悪も含まれます。

    そもそもメーカー発表の燃費は 体重が軽めな人が 一人で乗って荷物が積んでない時のものですよ。
    走る曲がる止まるの機能以外、なにもついてない車が一番軽いのですよ。

    軽い車はタイヤの減りが遅いです。
    ロータスヨーロッパは700kg台です。 走る機能以外何にもついてませんが 今時の普通車の半分くらいの重さしかありません。
    車体が軽いのでタイヤの負担が軽く、聞いたことないレベルで空気圧が少ないです。

     

     

    車はセンターラインを無視しがち

     

    ワタクシ
    今の車はあんなにデカいし重いのに加速が結構よろしい。
    昔では考えられませんでしたな。
    でもデカい車の車両サイズを感覚的に把握してるドライバーはそれほど多くないのです。

     

    あんなに長くてデカいワンボックスにみんなよく乗っていますな。
    死角が多いバック走行はモニターがあるので問題ないのですかね。
    ※モニターが壊れたらバックできないんじゃないのかね?

    ワンボックスだけじゃなく、流行のSUVは軒並み後方視界がよろしくないですなぁ。
    ※後方の下方面はロータスヨーロッパ並みに見えないよね。

    荷物が乗るとか視界がいいとか、デカくて背の高い車が尊ばれていますがいいことばかりではないようです。
    ※そもそもそんなに常に荷物積んでたらさらに重くなるし、燃費も悪い。一人で動く際は無駄以外の何物でもないのです。

    それを踏まえて。

    今どきの車は細い道では普通にしててもセンターラインを踏むレベルで車幅が広いです。
    世界標準だか何だか知りませんが車幅の広い3ナンバー車が一般的になりましたな。
    1900mmに迫ろうかという車幅です。
    確か新しいクラウンがそれくらいだったはず。
    ※車幅が広すぎると立体駐車場や時間がし駐車場に入れないらしいですな。

    この幅の広い車が昔ながらの細い街道ですれ違おうとするんだからたまらない。
    狭い所でデカい車同士がすれ違うのは見てるだけでも気が気じゃありません。

    そもそも昔ながらの峠道は道幅が狭く、1.5車線以下の道だらけです。
    車幅感覚が乏しいドライバーが運転する車だと、
    路肩に余裕があるにもかかわらず、イチイチ止まったりしますな。
    車両感覚がないならもっと小さい車に乗ればいいのに。

     

    ロータスヨーロッパ。

    ロータスヨーロッパ。


    小さい車だと道が広く感じて楽しいです。

     

    車両感覚のないドライバーがナビのせいで県道などの峠を含む細い道にあふれています。
    長野の県道で道に突き出た民家の壁を破壊したキャンピングカーを見たことがあります。
    ※デカい車で細い峠道に入ってこない方がいいと思うし。

    昔は車が小さかったので道幅が狭くても全然問題なかったんでしょうねえ。
    昔の車は今のワンボックスカーに格納できるのでは?と思うくらい小さいんですよ。
    逆に今の車はそれほどデカいのです。

    これを踏まえて。

    今の車のドライバーは自分が運転する車が峠道のどの位置を走ってるかすらわかってないっぽいです。
    センターラインと自車の位置関係がわかってないように見えます。

    特に右コーナーは車の左側が道のどの位置にあるかわからないというドライバーの心理上、
    早めにハンドルを切りがちなのでセンターラインを割って対向車線にはみ出しがちです。

    左コーナーはともかく、右コーナーでセンターラインを割ってくる車が非常に増えています。
    登りでも下りでも勾配のある右ヘアピンだと全車がセンターラインをはみ出してくると思ったほうが良いくらいです。

    ということは。

    対向車が右コーナーでセンターラインをはみ出してくることを想定して、
    自車が走る左コーナーでは走行ラインを左に寄せて考えなければならんということです。

    つまり。

    「悠長にアウトインアウトとかしてる場合じゃねえぞ。」
    ってことです。

     

    峠道のヘアピンは車が詰まるポイントになる。

    峠道のヘアピンは車が詰まるポイントになる。


    低速で走ってもヘアピンは対向車が来るかもしれないので、ちょっと構えますな。

     

    というわけで。

    左コーナーでは「インインインの走行ラインが無難。」なのですが、
    バイク乗りは意外に「インインインの走行ラインを取れない人が多い。」です。

    それに。

    これをやると道路の左端に砂や落ち葉が溜まってたり、自転車がいたりしますのでそれはそれで危険ですが、
    先の先まで想定していれば何とでもできると思います。

    こちらバイクで左コーナーのヘアピン入り口でセンターラインまで目いっぱい使って走ろうとした矢先、
    対向車がセンターラインを割ってきたら何やっても無駄ですし、ぶつかればひとたまりもありません。
    ※現に最近そういう事故の発生直後を近所の峠で見たばかりです。

    現に車両感覚がわかってないドライバーがデカい車に乗って走ってるのが今の世の中なのです。

    ということは。

  • デカい対向車はセンターラインを割ってくる。
  • デカくなくてもセンターラインを割ってくる。
  • ことを想定しておくしかありません。

    こちらがセンターラインを遵守して正当性を主張したとしても、こちらが痛い目に合うことがあったら損だということです。
    ドラレコがついてて証拠があっても事故して怪我したら痛いんですよ。
    ※しかもこういう事故の場合、昔から頭ごなしにバイクが悪いとされがちです。

    自分が痛い目に合わないように自己防衛のためにもそういうことも考えたほうがよさそうです。
    ワタクシは絶対に痛い目にあいたくないので、左コーナーは左に寄せた走行ラインで走っています。

     

     

    峠で遊ぶことはもはや不可能か?

    コレだけ危険な今どきの峠道でバイクや車で遊ぶのは不可能なのかって話です。

    「すごいスピードで峠道を走り回る。」
    というのは今も昔も違反ですな。

    昔は峠道で遊んでる小僧どもが大勢いたので許容されていたところもありますが、
    今大っぴらにそれをやったらSNSとかで拡散されて撲滅させられるかもしれません。
    ※そういう○○警察的な絶対的に正義でないことを匿名でたたいて、叩かれる側は全部さらされるというのが常ですし。

    ゆえに。

    いろんな意味で峠道で車やバイクの性能をフルに生かして遊ぼう、なんてのは社会的にも身体的にも自殺行為に近いです。
    ドラレコが普及してるので特に交通量が増える時間帯の暴走行為はすぐに投稿され、SNS案件になりかねないです。

    気分よく走りたければ交通量の少ない早朝に人様に迷惑をかけないように楽しむしかないでしょうねえ。
    ※夜の峠は真っ暗すぎて見えな過ぎるので怖い。それに長野の夜の峠は野生動物大すぎです(笑)

     

    Z1-R。

    Z1-R。


    朝の峠は空いてて気分がいいです。
    変な車やバイクがいっぱいいますしねえ。

     

    朝に気分よく走るといっても暴走行為をするのではなく、
    遅い車に引っかかりづらくはみ出してくる対向車も少ないというだけなのですが。
    ※危ない車に遭遇する頻度が低いだけで、いざというときの危険度は同じです。

    現在において混んでいる時間に混んでいる所に出向いて走りまくるというのは昔以上にシビアに社会的不適合なのですよ。
    ※でもたまにいますな。そういうグループが。

    そういうのはダサいんですよ。

     

    ビーナスライン。霧ヶ峰の駐車場。

    ビーナスライン。霧ヶ峰の駐車場。


    長野の有名な観光道路ではシーズンになるといろんな車やバイクのミーティングが開かれます。

     

    景色のいいところも走って楽しいところもたくさんあるし、全国的に有名な観光ツーリングスポットは多いので、
    長野県は車やバイクの全国ミーティング的なイベントが多い土地柄です。

    こういう所で人は群れれば群れるほど粋がったり強がったりする人が多くなるんですよ。
    事故でも起こせば全部台無しになるのですがそういう方向に思考が働かない人が多いようです。

    人間ゆえの自己承認欲求ってやつだと思うのですが、ほんとしょうもない。
    小僧ならまだしもいい大人がやることではありません。

    こういうのはダサすぎて鳥肌立つのでワタクシは群れたくないのです。

     

     

    ちなみに・・

    朝早くに峠道を走るとそういう車やバイクに出会うことが多いです。

    車もバイクも旧車が多いかな。
     エアコン効かなそうな スポーツカーとかね。

    そういう人たちはわかってるので、朝10時頃には既に峠のふもとのコンビニとかで休憩してたりします。

    天気の良い夏の長野の早朝はそういう人たちが、
    今までどこにいたんだ?っていうくらいワラワラでてきます。

    長野県民は納屋にその手のスポーツカーや旧車、へんてこなバイクを隠し持ってる人が少なくないです。
    ※長野県はガレージライフの本場らしいですな。

    ワタクシは基本的に群れて走ることはないのですが、
    早朝に走る時の休憩時によく顔を合わす濃い車やバイク乗りに面識があったりします。

    お互い名前も知らないのですが「あ、どうも♪」みたいな感じで挨拶くらいはします。
    ※本当の好きモノは単独行 でシャイな人 が多い気がしますな。

    まとめ

     

    ワタクシ
    峠の巡航スピードが上がってるけれどドライバーの腕が上がってるわけではないようです。
    峠道で遊ぶ際は自己防衛に最大級に気を使ったほうがよろしい。
    無事これ名人であり続けなければ車やバイクで遊ぶことはできないのです。

     

    しっかし。

    今は昔以上に車やバイクで峠で遊びづらくなりましたな。
    どこの峠にも原付小僧どもがたむろってた30年前から明らかに時がたった気がします。

    現代はそういうのが流行ではないのは承知の上ですが、
    昔よりはるかに車やバイクに無関心な人は確実に増えた気がします。

    車が高性能になり大きくなったにもかかわらず、ドライバーの運転レベルが低下してるのは確実だと思いますね。
    周囲を観てないし、運転が下手だし、状況判断も下手です。

    とにかく危ないので近寄りたくないレベルのドライバーが増えましたね。
    ※ブレーキの踏み方とハンドルの振り回し方で大体わかるよね。背の高い車だと挙動が良くわかります。

    その証拠にブレーキの焼ける匂いが漂う峠が本当に増えました。

    とにかく。

    車に興味を持っていろいろ考えれば、
    ドライバーのスキルアップや安全のマージンが増えることはあると思うのですが、
    今の車メーカーはそういうことよりも車の家電化を進めてあえて関心をひかないような作りにしてるようにも思えます。

    車はデカく重く進化したにもかかわらず、ユーザーが車に興味をなくしてるので、
    ドライバー意識が低く、運転技術は退化してるようにすら思えます。

    これから高齢化が進むにあたり、この傾向は強まるでしょうねえ。
    ※年取るといろんなことに無関心というか億劫になるんですよ。

    それに。

    人間貧乏になると周りのことまで気が回らなくなります。
    これからの日本は貧しくなるのは確実です。
    そうなると、より一層自己中心的な運転をするドライバーが増えることでしょう。
    人間切羽詰まると余裕がなくなるものです。
    ※無理して高級マンション買ったりすると凄まじく余裕がなくなる人がいますがまさにコレです。

    ということは。

    将来は車やバイクで峠で遊びたいと思ったら、現代以上にリスクを伴うことになるかもしれませんな。
    今だって危なくってしょうがないのにねえ。

    峠でスポーツするのはもはや難しいので、
    適度な安全マージンを取って、周りに迷惑かけないようにうろうろ走るくらいが関の山っぽい気もしますね。

     

     

    ちなみに・・

    現代のバイクや車は昔に比べてユーザーから遠いところに着地しているのかもしれません。

    それくらい多くのユーザーの心は車やバイクから離れちゃっています。

    これだけ費用負担が大きいのだから無理もないけど。
    車やバイクは安く出回るから乗る人が増えて楽しさの多様性が広がるってもんです。

    移動するなら荷物がたくさん載って大きいほうが得。
    という思想からは運転が楽しい車なんてできるわけはないのです。

    ワタクシのように、わーわー言って走りまわってるのが楽しいなんて言う人は減ってますな。
    ※居るにはいるけど。

    無関心なドライバーが運転する車はやっぱり怖いもので。
    普通に生活してるだけでも、いつどこで車に突っ込まれるか気を付けなければなりません。

    燕も鷹として飛ばねば空も飛べない、とは「風の谷のナウシカ。」の原作でユパ様が言いましたがその通りで、
    極端な話、現代は公道で車やバイクに乗るだけでも昔以上に自衛と防衛を考えないと危ないのかもしれませんな。

    ワタクシのようにちょっと峠道で遊びたい人には厳しい時代になったのかもしれません。
    まあそういう文化はかなり下火になっているので世間一般にはどうでもいいことなのかもしれませんが。
    ※タバコと同じように「車やバイクで遊ぶなんて!」という意見が蔓延する世の中になってもおかしくないですよ。

    ともあれ。

    遊んでて事故して人生台無し、ということになりかねないので峠遊びもほどほどにしておくのがよさそうです。

    峠ですごい勢いで暴走する行為はダサいやつらのやることなのでどうでもいいとして、
    「自分の車やバイクを楽しく整備して試行錯誤しながら楽しく遊ぶ。」
    ことができなくなったら嫌だなぁ、とは思います。

    自分で整備した機械を振り回して遊ぶ感覚が楽しいのです。
    レーサーになるわけではないのでスピードなんてそれほど出なくてもいいのです。
    そうなると大パワーは要らないんですよねえ。

    この辺に車やバイク文化が再興するヒントがありそうな気もしますが、すでに遅いですかね・・。

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