無塗装のウレタンバンパーは現行車ではあんまり見なくなりました。
この部品は経年劣化で白くなっていきます。
こうなると何となく貧乏くさいです。
これを何とかしようとバタバタしてみました。
ちょっと前時代の安価な車、グレードの低い車には無塗装バンパーの装着率が高かったように思います。
当記事の目次
バンパーが白くなってくると貧乏くさい
少し前の軽トラやグレードの低めの車のバンパーは無塗装の黒い樹脂製でした。
安くて軽くて強度もある・・いいことずくめの素材です。
ただ、
例外なく経年劣化で白濁してしまうんですよ。
こうなると非常に貧乏くさいです。
ウレタンバンパーと呼ばれる樹脂製の無塗装バンパーは丈夫です。
多少ぶつかっても凹まないし割れません。
擦り傷は入りますけどね。
細かいことは気にしないという欧州人は、
少し前まで多くの欧州製小型車にこのウレタン樹脂バンパーを採用していました。
かの地は
どうせぶつけるんだしバンパー塗るとか無駄!
という発想なので、多くの安価なグレード車両に使われていました。
今でも生産国内では普通にウレタン樹脂バンパーの車両って流通してるのかね?
※FIATリトモとかマジでかわいいです。ちょっと欲しいです。
デザインコンシャスという言葉がぴったりです。
リトモアバルトとかマジで気になる。
車が新しいうちは樹脂部は黒くてしっかりした素材に見えます。
ただし例外なく経年劣化で白濁してきます。
外装が劣化しても機能的に問題がないとはいえ、
いつも目に入る場所なので、
白濁した樹脂部分は車自体の所有満足を著しく損ないます。
軽くて安くて成型が楽な万能素材であるウレタン樹脂ですが、経年劣化で白化するという微妙な一面があるんです。
この経年劣化による白化を何とかしたい。
黒いところはより黒く。
これが車をきれいに見せるコツです。
たとえ、
軽トラや低グレード車であろうときれいに見せるコツは変わりません。
樹脂部品の白化は紫外線などの環境が原因
樹脂の白化は樹脂部品が雨や雪や直射日光などによる外部環境によるものです。
放置しておくと黒だった部品が灰色になりだんだんと白くなっていきます。
樹脂の白化の原因は、
ということらしいです。
※確かに樹脂を折り曲げたりすると伸びて白くなりますね。
経年劣化以外でも走行時についた細かい傷などをきっかけに一気に白化が進みます。
ただ、
白化の対処方法がないわけではありません。
ケミカルを使ったメンテナンスで
いろいろ試してみました。
実際に使ってみたケミカル
ワタクシも軽トラのバンパーの白化を何とかしたくていろいろ試してみました。
これがまた
非常にいばらの道でして。
ケミカルってすごいけど持続性がいまいちです。
やってみたこと1:シンナー(薄め液)で磨く
車の無塗装バンパーに使われている材料のPP系(プロピレン)、PPP系(ポリプロピレン)樹脂は、シンナーに多少耐性がないということを聞きました。
ので、シンナーで拭いてみました。
ご家庭用の塗料のうすめ液用シンナーを利用して、
軽トラ(DAIHATU HIJET)のバンパー部
を、時間をかけてボロ雑巾で磨いてみました。
すごーく時間をかけて磨いた結果、
磨く前より多少は黒さが戻ってきた気もします。
劇的な効果は見られず。
※その他、ガソリンで磨いてみたりもしました。
効果は持続せず、3日と絶たないうちに元に戻りました・・
気のせいだったような気すらします。
費用:〇
手間:△
持続性:×
やってみたこと2:WAKO'Sのスーパーハード
ワタクシが一番信頼しているケミカルメーカー、WAKO'Sのスーパーハードという商品がネットで好評価だったので試してみました。
実際には、ネットのような絶大な効果が見られず
シンナーで拭いたのとそんなに変わらないという、トホホな結果になりました。。
※薬液の値段はシンナーの数倍でしたが。
ネットでは絶大な効果!と高評価でしたが、ワタクシが試した結果は期待以下でした。
プラシーボ効果を使っても??というくらいです。
さらさらした液体を付属のスポンジで塗布していくのですが、何せ染み込んでいく気配がないんですよ。
確かに濡れたような質感にはなりますが、白化を黒くするという性能はいまいちでした。
※白化する前に塗り込んでおいて表面をコーティングするみたいな使い方がいいのかもしれません。
あまりに高価なのであきらめきれず、当倶楽部所有の車の車内のプラ部品は全部スーパーハードを塗布してやりました。
※これはこれでなんかいい感じではあります。
値段通りの効果はあるのかっ!
ただし、
いろんなネット上の記事を見る限り、値段なりの効果があるという情報も多いです。
当倶楽部の場合、少なくともDAIHATU HIJETのウレタン樹脂バンパーには値段ほどの効果はありませんでした。
どちらかというと白化した樹脂を復活させるというよりは白化防止という意味合いが強い気がします。
費用:×
手間:△
持続性:不明
それでも、がんばれWAKO'S。
いつでもワタクシは君の味方です。
※洗車に使ってるWako'sのバリアスコートは最高です。これを超える洗車道具は現時点でおそらく存在しないというほどファンです♪
これを超えるDIY洗車ケミカルがあるなら教えてほしいです。
やってみたこと3:CARMATE 黒樹脂復活剤
たまたまホームセンターで見かけた高価な薬液「樹脂復活剤」を利用してみます。
結構、きれいになりますし何よりお手軽です。
付属のスポンジで塗り込んでいくのですが、塗ったところから黒くなって素敵です♪
特に無塗装の黒樹脂部は目に見えて綺麗になります。
こういう即効性がある薬液は好きです♪
効果は3日から1週間くらいで徐々に元の白化状態に戻っていきます。
※近所のホームセンターで1000円以上したのに・・(ネットの方が安い)
付属の薬液は、アルミの袋に入ってたんで嫌な予感がしたんですが・・
数週間で残った液体が固体になっておりました♪
ものすごくクヨクヨしたかったんですが、ワタクシの保管方法がよくないと諦めです。
※この内容量が8mlとかものすごく少ないんです。かなり割高です。
ただし、
イベント参加するのにここ一発!という効果を狙うのであれば即効性もあるしいいと思います。
もう少し効果が継続してもらいたかった。あと保管方法も何とかしてください。
費用:△
手間:△
持続性:△
やってみたこと4:シリコンスプレー
黒樹脂復活剤がシリコンを含んでいてこれで表面の油分をキープしてるように思えました。
要するに油分が抜けきった樹脂部分の表面を油分で覆う、という発想です。
割とやけくそでしたが、これがまたいい結果に!
軽トラのバンパーに多めにシリコンスプレーを吹きかけて5分ほど放置後ウェスでふき取ってみました。
なんということでしょう♪
結構きれいに黒くなります。
速攻性がありすぎ。
これをさらに数度繰り返すと結構いい感じに黒くなります。
が、
ただのスプレーなので絶対的に表面への付着力は弱いです。
激しい雨天での走行したら一気に表面の油膜は流れちゃいます。
※止めてあるだけで動かさない場合は数度の雨にも耐えました♪
シリコンスプレーでの樹脂白化復活は黒樹脂復活剤と同じで、
ここ一番、ほんの一時だけ持てばいい!
というのであれば一番安く早く見栄え良くできます。
ほんとに、
シリコンスプレーを白化個所に多めに吹きかけて、しばらく放置する
を数回繰り返すだけです。
毎回出かけるときにひと吹きしてもいいくらいです。
※ふき取りもしないと埃を拾うけど白濁よりマシです。
費用:〇
手間:〇
持続性:×
メーカーなんかどこでもいいですので一本当たりの単価で探して一番安いのを選びましょう。
ちなみに・・
シリコンスプレーはエンジンルーム内の樹脂やゴムの保護にも使えます。
にも使える安価な一家に一本あってもいい万能アイテムです。
ゴムや樹脂に吹きかけておくだけできれいに見えるので結構好きなアイテムだったりします。
※安売りしてる時に大量に買い込んでいます。
ミラーの外側の樹脂にも有効
各ケミカルはミラーの外側のやドアノブ、ワイパーのアームの樹脂などの白化にも有効です。
ので、
あまり効果がなかったケミカルだって無駄にはしません。
転んでもただでは起きません。
バイクにも無塗装樹脂部分って結構あるのでここにも塗りたくったりします。
※リアフェンダーとか、ハンドル周りとかね。
天気のいい休日にやり始めると時間を忘れます♪
※特に即効性のあるケミカルは使って楽しいです。
特にWako'sスーパーハードは耐熱性も高く、バイクのマフラーやチャンバーにも塗布可能です。
さすが高価なだけはある!
ちなみに・・
こういう作業中に友人が遊びに来たりすると必ずこの作業をマネします。
いい大人が休日の昼下がりに、
一緒になって無言で白化個所にケミカルを塗りたくってるのは異様な光景らしいです。
それもまたいいじゃないですか、健全な遊びです♪
まとめ
一番白化対応として安価で効果があったのはシリコンスプレーです。
即効性があり、目に見える効果があります。
ただし、耐久性はそれほど高くはありません。
塗り付ける手間を考えると現時点では樹脂の白化対応にはシリコンスプレーが最高のコスパです。
各白化防止や白化復活をうたってるケミカルは数多いです。
ただ、その効果が値段の割にいまいちなものが多いのも確かです。
何より持続性という意味では値段に見合う効果はありません。
ネットのインプレや評価はそこそこに自分で試してみるのがいいですよ。
※自分の車の状態と人の来るあの状態が同じとは限らないし。
これからも無塗装樹脂との闘いは続くと思われるので、追ってレポートを追加する所存です。
そして更なる研究を継続した結果、
ついに当倶楽部では樹脂白化対応として、持続性も高く安価なアイテムを発見しました。
それはまた別の記事で!