オイル交換でマフラー取るとか嫌なわけですよ。
春のオイル交換祭りの時期でございます。
今にも雪が降りそうな中でもオイルをせっせと交換します。
きっと来週は晴れるぜ!
とか思いつつも準備万端で待ちに待っているバイクのシーズンを迎えたいんですわ。
という相変わらず前のめり気味な記事です。
古いノンオーバーホールのバイクのオイルは粘度高めがおすすめ
古い設計のバイクは、結構エンジンの隙間に余裕があります。
特に空冷エンジンは各部のクリアランスが大きめです。
意外に、え?というくらい緩めなのが規定値だったりもするんですよ。
特に中古で手に入れたいわゆる旧車と呼ばれるバイクは過去にどういうオイル管理されていたかわからないわけで。
エンジンかけたときに白煙吹いたり(オイル下がり)
走行中に白煙吹いたり(オイル上がり)
ということも珍しくないです。
※2stは白煙吹きますが(笑)
オイルの粘度がサラサラだと上記の症状が加速しますし、何よりシリンダやほかの接合部からオイルがにじみ始めます。
怖いので絶対やりませんが、
最近のエコカー用の0Wとか5Wのようなサラサラオイルを旧車に使うと必ず不具合を起こします。
オイルの役割を再確認するといろいろわかってくる交換時期
オイルは過酷な状況でたくさんの役割を担っています。
ので、一番いい状態で一番いい季節を迎えてやりたいわけです。
主にオイルの役割は以下の四つ
潤滑
防錆
密閉
冷却
これだけの事を受け持っています。
能力の落ちたオイルは役割をきちんと果たせずにエンジンを痛めます。
一度、オーバーヒート近くまで熱くなったオイルは性能が半減するといわれています。
でかい空冷バイクは、渋滞時すぐこの状態になります(夏は10分もかからずに、です)。
※ちなみに夏場に渋滞すると天ぷらが上がる温度まで一気に上がります。
なので、渋滞の多い都会で大排気量の空冷エンジン搭載のバイクに乗るということは結構厳しいものがあります。
ワタクシは怖いので油温計はつけません。
とにかく心臓に悪いです。
※流すとすぐ冷えるのも空冷エンジンのいいところですが♪
とまあ、マメ知識はこれぐらいにして、
オイルにできるだけいい状態で過酷なシーズンに向けて準備をしておきましょうということです。
Z1系のオイル交換時にオイルは4リッター用意
一応、Z1系のエンジンに必要なオイルは3.7lとなっています。
※オイルクーラーなどがついている場合は、0.3l程度増やすのがいいでしょう♪
当倶楽部ではオイルフィルターを交換しない場合は、
Z1-R 4.0lオイルクーラー付き
Z750D1 3.7lオイルクーラー無し
を目安に入れています。
少なめに入れて、いったんエンジンをかけ、レベル窓で確認しながら最後をつぎ足します
※多めに入れて抜くのはむつかしいけれど足すのは簡単です♪
半端に残ったオイルは
洗油にしたり、
チェーンソーに使ったり、
コンプレッサーに使ったり、
エアツールに使ったり
しております。
オイルはまとめ買いが楽♪しかも超安い。大体いつもこれ。
リンク
これと、ホームセンターで安売りしてるカストロールと半分づつくらい混ぜて、15Wくらいの固さで使っています♪
僕らの味方、10W-30の安売りオイル。
当倶楽部ではZ1-RとZ750D1は一緒にオイル交換
何台もバイクを所有している場合はいっぺんにオイル交換してしまえば、いつオイル交換したのかはっきりしてよろしいです。
廃油の処分も一回で済むし楽です♪
オイル交換なんざ、
一台やるのも、
二台やるのも、
五台やるのも、
手間は一緒です。
ドレンボルトのスラッジとか鉄粉の状態でオイルフィルタ交換するか考える。
むしろ、
廃油捨てたり工具を用意したりの手間が一度で済みます。
なるべく全台数一緒にやっちゃいます。
※車も同じタイミングでやります。
こういうのは友人たちとワイワイやるのも楽しいです♪
その場合、場所を貸してくれる友人には最大の敬意を払いましょう。
※オイルはこぼさない様にしましょう♪けんかになります。
そう、オイル交換は
ハンバーグ造り
連泊キャンプ
と一緒で準備と収束が面倒なのでまとめてやった方が手間がかからんのですよ。
バイクのオイル交換は簡単
何せ、ジャッキアップしなくてもオイル交換が可能です♪
オイルのドレンボルトは下をのぞけばすぐわかりますし。
※ドライサンプとかは別ね。
ドレンボルトが見えている幸せ。ミッドシップの車ではこうはいかない。
オイル交換のポイント:車体はまっすぐ
なるべく車体をまっすぐにしてオイルを抜きます。
出来ればセンタースタンドで上げる方がよろしいです。
※サイドスタンドだけだと、オイルが抜けきりません
当倶楽部ののZ1-Rは普段センスタは外してあります。
いちいち付けるのが面倒くさいのでサイドスタンドに木っ端を噛ませてちょっとまっすぐにしています。
※よろけて、ぶつかるとバイク倒す危険があります。
できるだけ車愛はまっすぐの方がオイルはよく抜ける
オイル交換には穴が開いた靴下が役に立つ
軍手はもったいないです。
高々オイル交換ごときに良いウェス(大抵使い古しのタオル)を使うのはもったいないです。
ので、
当倶楽部では穴が開いたようなボロ靴下を貯めておきオイル交換の際に惜しみなく使います。
※もちろん洗濯はしてあります。
靴下に手を突っ込んで各部を拭くのはもちろん、何かと使い勝手がいいのでストックしてあります。
何せ全く惜しくないのがよろしい。
これぞリユースです。
貧乏メンテナンスと呼びたければ呼ぶがいいさ!
車体が真っすぐじゃないとエキマニにオイルが付着。これを拭くのがボロ靴下だ。
オイルジョッキにオイルは目いっぱいまで入れない
当倶楽部ではジョッキは2.0l用のを使っています。
マックス容量まで入れません。
多くても1.5lまでとしています。
ジョッキは容量に余裕をもって使うのだ
理由は、
容量歳代まで入れるとオイルを入れるときに絶対こぼすからです。
マックスまで入れるとジョッキを傾けただけで溢れます。
こぼさないように神経使いながらオイル注入口にそそぐのは結構難しいもんがあります。
ちょっとしたコツですのでご参考まで。
バイクは最低でも年に一度はオイル交換が必須
走行距離を目安に交換する人がいますが走っていなくてもオイルは劣化します。
オイルの汚れはともかくオイル自体が酸化してしまうんです。
オイル交換に気を使うとバイクのエンジンの寿命が延びます。
特に空冷バイクは特にオイルの鮮度が大事
オイルは冷却という重要項目を受け持っています。
ということは空冷にはオイル管理が重要だということです。
空冷バイクはオイルが命とも言えます。
※これを突き詰めたのが、GSX-Rの油冷エンジンです(あれはいいエンジンだよー)
エンジンの冷却が滞ると・・オーバーヒートしてエンジンがゆがみます。
オーバーヒートしてエンジンがゆがむとオイル漏れにもつながります。
※最悪、これでエンジン壊します。
空冷エンジンのバイクで「夏に劣化したオイルで臨むのは結構無謀」です。
でかい空冷バイクは、タンクの上に陽炎(かげろう)が見えるくらい熱くなります。
それぐらい空冷エンジンは熱にさらされます。
※マジです
春がオイル交換に最適な理由
バイクで年に数万キロも走る人は春とは言わず、高い頻度でオイル交換してると思います。
春にオイル交換するとオイルのいい状態でシーズンインに望めます。
年間一万キロ程度しか走行しない普通の人たちは
前にオイル交換したのはいつだっけ?
っていうウッカリさんも多いと思います。
空冷バイクはオイルの鮮度が命ですよ
なので、
忘れないように毎年シーズン前にオイル交換しておくのが正解かと思うんです。
少なくとも、オイルにとって厳しい季節「夏」の前には必ずオイル交換しておいた方がいいですよ。
最適な状態で、
一年間しっかり頑張ってもらうためにも
その後も長く遊んでもらうためにも
春にオイル交換がベストである
と言い切りましょう。
ちなみに・・
タイヤの新品への交換もこの時期がおすすめ
新品タイヤの一番おいしいところを一番いい季節に使えるわけです♪
※今年はタイヤ交換しないけど♪
うちは毎年2月中に車体を全部点検、
一度チェックしなおしてパーツ確保、
3月中に装着、交換、充電を終わらせて
春に臨みます♪
※それでも細かいところが壊れるときは壊れますが、この20年くらいほとんどトラブルないです。
まとめ
オイルは春に交換、遅くとも夏までには絶対交換です。
空冷エンジンはもちろん、水冷エンジンもです。
※高性能エンジンであればあるほどオイルに求められる条件はシビアですのでオイル管理が必要ですよ。
当たり前ですが、
高性能であればあるほど、オイルの性能も鮮度も求められます。
廃油処理剤はホームセンターで大量にまとめ買いしています。
今の高性能なエンジンの性能維持には1.0lで数千円のオイルを求められます。
オイル交換に勇気がいる・・それでオイル交換せずにバイクの寿命を縮める・・
ワタクシは、あんまり高価なオイルを使わなきゃいけない新型バイクには乗れないなぁ・・
ローテクエンジン搭載車でも年一位はオイル交換してあげてくださいな。
オイル交換をなまけたエンジンは開けるとすぐわかります。
結構ずぼらな管理で、壊れた壊れたと騒ぐのは結構みっともないです。
春先は税金などの余計な出費が多いです。
なのでこの時期のエンジンオイル交換は結構きついかもしれません。
でも一回エンジン壊すと、その数倍金かかります。
オイル交換自分でやってみてはいかがでしょうか?
そんなに難しいもんではありません。
せっかくなので自ら手を汚してオイルを好感してムフフと悦に浸ることをお勧めします。
※言っておくけど変態ではありません