バイクのユーザー車検なんてぜんぜん楽勝です
素人でも旧車でもZ1でも余裕で出来るようになっています
ただし、普段からきちんと手を入れて整備してあることと、多少のコツが必要です
※乗りっぱなしや、何年も放置した車両は事前整備にそれなりに金がかかりますよ
この記事は、ユーザ車検当日までにやることを赤裸々に記録したものです
これからチャレンジしたい人は参考にいなれば幸いです
余計なお世話コメント
※難しい顔してPCにらんでると意外とばれませんが、ばれても知りません。
もちろん携帯からは何時でもご覧いただけるようになっております
全部リアル体験なので、参考になればいいかなと。
よろしくお願いします
当記事の目次
絶対避けて通れない車検はユーザー車検で余裕でクリア!
車検はユーザ自身がやるのが基本、ハードルは意外に低い。ディーラーやバイク屋さんは代行してるだけ
全てのバイクに対応できる知識と能力は恐らく検査官さんにもありません
それに実は車検は基本的には税金逃れ防止システムです
なので、メカ的な整備は杓子定規のチェックしかされないので、自分で責任をもって整備しておけよ、ということなんですよ
ので、検査自体は杓子定規と言ってはなんですが規定に従った整備ができていれば問題ありません
むしろ素人の方が一生懸命整備するようですよ
自分のバイクは自分で整備する、という癖をつけたほうがこの後一生楽できます
※どうして素人では場所的時間的に無理な整備もあるので、その際はおとなしくプロに任せるべきですが。
そんなわけで、意外に簡単なバイクのユーザー車検、ライダーとしてここはひとつチャレンジしてみようじゃないですか?
皆ビビりすぎです
ワタクシは、バイクに乗り始めてから数十年たちますが、車検は100%ユーザー車検で通してます
※こういうのも面倒くさいけどバイク趣味の一環として楽しんじゃったほうが得です
陸運局への予約
陸運局へのユーザー車検予約はネットで10日前から可能
まずは、陸運局への予約です
とにかく、早めに予約すべきです
当日雨が降るとかあるかもしれませんが、それでも予約は出来るだけ早く取ってしまいましょう
3日くらい前だと結構埋まっています
※2019/06時点の情報です。経験上、車検を受ける度に結構システムが変わります
日にちと時間帯指定して、車体番号などを入力するので車検証を手元に置いてネットで予約しましょう
※ユーザー登録も必要ですが、たぶん二年後まで使いません(笑
ちなみに、
車検実施の時間帯はラウンドという単位で区切られています
午前に二ラウンド
午後に二ラウンド
となっていますので、余裕をもって予約しましょう
※万が一、ライン検査で落ちた場合でも当日なら再受験が可能ですので、自信がない人は早いラウンドで予約することを勧めますが、再受験は3回までとかそういうルールがあります
受付と、車検ラインの実検査は微妙に時間がずれてるので、時間前に陸運入りして、書類作成などは、どんどん前倒しで早くやっちゃいましょう
こういうところで、慌てるといいことないです
ラウンド | 受付時間 | 検査時間 |
第一 | 8:45-10:00 | 9:00-10:15 |
第二 | 10:00-11:45 | 10:30-12:00 |
第三 | 13:00-14:00 | 13:00-14:15 |
第四 | 14:00-15:45 | 14:30-16:00 |
車検予約した前日にはMailで「明日予約してるよね?」という確認がきますよ
ITってすごいね
陸運局での事務手続きも二年前とは思いっきり変わしました
どんどん電子化、省力化しているようですので、また二年後は変わってるのかもしれません
※ユーザー車検の基本は変わらないし、必要書類も変わらないはずですが。
ユーザー車検に臨むバイクの点検・整備
整備しつつ、「定期点検記録簿」を作成できれば問題ありません
「定期点検記録簿」については、検索するとネットに結構転がってます
書式は問われません
※昔は複写式のを買ったもんですが、いまはネット上のPDFとかを印刷してそれに記載すれば問題無いようです
ちなみにワタクシは「定期転勤記録簿」は自作していますが、一度も物言いがついたことはないです
という個所があると検査官に指摘されることがあるようです
※結構適当、というか検査官さんほとんど見てませんが、そういう問題ではないのだ♪
交換した消耗品はしつこく書いておくといいですよ
という感じです
「定期点検記録簿」のチェックを一通り終えたら、
しつこいくらいに清掃しておきましょう
きれいなバイクは、整備されているバイクという印象を与えるためです
※ワタクシの場合、車検時は二年間で一番気合を入れてバイクを清掃します(何かにとりつかれたように一心不乱にホイールまで全部清掃します)
整備の際は、自分のバイクの
を、きちんと把握しておきましょう
※検査時には検査官に教えてあげるくらいの勢いで。
よほど酷い状態でなければ、素人整備でも大丈夫です
例えば、
こういう状態で車検に臨むと非常に検査官の心証が悪い
※オイルにじみくらいなら不問にされることが多いけど、にじんでるなら検査前にふき取っておくくらいは必要ですよ、人として。
事前に用意できる必要書類の準備
自賠責保険証(新)については、事前にバイク屋さんなどで入ることもできます
か、検査当日に陸運周辺の代書屋さんなどでも入ることも可能です
※ワタクシの場合は、陸運局の前のバイク屋さんで車検前の光軸調整を依頼する際に一緒に加入しています
必要書類は事前にまとめてバインダーに止めておく
車検当日に絶対あった方がいいのが、バインダーです
当日は脱いだヘルメットや複数書類を陸運内あっちこっちと持ち歩くことになるので、とにかく書類の持ち運びが大変なんですよ
リュックサック装備で陸運に向かい、現地ではバインダーをフル活用しています
※書類提出の際も、書類を陸運の指定の順番通りに挟んでそのまま出しちゃっています
カスタムしてあるバイクはどうなのか?
パーツがきちんと取り付けられてれば不問にされる(問題ない)場合が多い
※うちのZ1-Rは全くノーマルじゃないですが一切文句言われません♪
■爆音マフラーは音量測定されると数値で出るので、お目こぼしはありません
年式が新しいほどマフラーの音量は規制が厳しいです
※↓こんなものまであるのだ・・アプリすげえ。
■ハンドルを変えてある場合は、車高・車幅を測定されると一発です
車検証に記載してある全高・全幅+-2センチくらいなら大丈夫ですが、それを超えるまたはそれ以下だと落とされます
■その他
ナンバーを縦に設置するとか道路交通法に引っかかるものは漏れなく落とされます
ナンバー付近(リア)にリフレクターがないものについても運が悪いと落とされます
※この辺は検査官のぼんやり具合による
ちなみに、
昔のバイクのユーザ車検は超厳しく、バックステップも通らなければ、フロントダブルディスク化も通りませんでした
逆輸入車でマイルメーターのバイクは?
昔はカセットテープに貼るレタリングでkm表示を作ったもんです(笑
km表示がないと落とされる危険性が高まります
背景が透明のシールなら何でもいいと思います(最悪、背景が透明なテプラでも行けるはず)
※文字の大きさとかはセンスですな♪
マイルメーターは結構格好いいけど、面倒くさいのでこだわりがなければ、km表示のリプレイス品があるなら変えちゃえばいいと思う
※白バイに止められたときに余計なことで怒られたくないし
逆輸入や外車にはシフトパターンがないバイクがある
クランクケース近辺にシフトパターンがないと落とされることがあります
普通のバイクには大体あると思うので大丈夫だと思うのですが・・
1・N・2・3・4・5
こんな感じの奴です
※Z750D1にはあるし、昔乗ってたZ2にもあったはずなんですが、素性の知れないZ1エンジンを積んでいるので仕方なし
ココにもレタリングが(笑
※レタリングの上に透明の保護シールを貼ったものをもう20年も貼りっぱなしですが、はがれる気配一切なし(笑
非常にショボいが、これでもう10回以上のユーザー車検を潜り抜けてき多と思うと感慨深いものがある
車検が切れちゃってる場合
自走で持ち込むorトラック等で陸運まで運ぶ
トラックに積むのにはそれなりに技術が必要です
トラックへのバイク車体の固定はもちろん、トラックの荷台へあげるのも一苦労です
※もちろん降ろすのも大変ですよ、重たいし
やはり動くのであれば、自走のほうが気安いです
以下は、自走の場合に限りますが注意点です
自賠責保険の加入
車検が切れてるってことは、自賠責保険に無加入ということ
これでは公道を走れません
したがって25か月分の自賠責保険への加入が必須です
※ひと月単位でしか入れないので、かなり無駄(車検は切らさないほうが得ですよ
しかも、移動日前には確実に入っておかなければなりません
面倒臭いので車検は切らすもんじゃないっす♪
仮ナンバーの申請
市役所や支所で仮ナンバーの交付を受けられる
仮ナンバーってのは、赤い斜め線の入ってるナンバーのことです
これをつけるとあくまで仮に公道を運航できます
※仮ナンバー付け替えのて陸運に向かう際に自分のナンバー忘れてこない様に(笑)
申請の際には自賠責(25か月)の提示を求められます
それに、使う日付や通行ルートについても聴かれたりします
ワタクシは市役所の支所で以前借りたことありますが、窓口の人は、めったに仮ナンバーなんか貸し出す業務はないので慣れてません
※市町村により違いますが750円程度
長くなってきたので事前準備編のまとめ
ユーザー車検は難しくないですし、ビビる必要もないですのですべてのライダーは一度は経験しておくべきですよ
ハードルが高そうなイメージがある車検ですが、実は点検・整備はそんなに難しいことを求められていません
ネンオシャチェブクトウバシメ+αくらいですので、この際軍手して手を汚す覚悟で臨んでもいいと思いますよ
※この際、わからないことはバイク屋さんに聞くとか、経験者に聞くといいです。大抵ネットで情報収集可能ですがネット情報って結構適当なので経験者に聞いちゃうか一緒にやってもらうといいですよ
必要書類は普段きちんと保管しておけば、車検前に慌てることはありません
※事前に用意する書類をもとに、ユーザ車検当日に陸運局でも書類は作成する必要があります
基本的にバイクが普通に乗れていて、規定に収まってれば、車検なんて全然問題ないです
※改造車は年々厳しくなりつつありますが、それは当日編で!