バイクのユーザー車検なんてぜんぜん楽勝です
素人でもできるようになっています
事前に準備がきちんとできていればユーザー車検当日にビビルことは一切無いです
この記事は、ユーザ車検当日に何をすべきかを赤裸々に記録したものですよ
これからチャレンジしたい人は参考にいなれば幸いです
※ユーザ車検総額は最後に記載してあります
余計なお世話コメント
仕事中に会社のPCでネットサーフィンでサボりつつ、ユーザー車検やってみようかなぁという人に参考になればと思いまして。
※会社では、くれぐれもばれないように慎重に盗み見てください。ばれても知りませんが。
もちろん携帯からは何時でもご覧いただけるようになっております
当記事の目次
車検当日に家を出る前までにやること
当たり前ですが、書類の最終チェックとお金の用意
意外と緊張してると、普段通りのことができない(笑
※何があるかわからないので、お金は余裕を持って、できるだけ早めに陸運に向かいましょう
車検当日に陸運に乗り込む前にやること
陸運近くのテスター屋さん(バイク屋でもやってくれるはず)で自賠責保険の加入と光軸&光量の最終チェック
※便宜上、旧車検証の期間をフォローしているものを旧、新車検証の期間をフォローしているものを新としています
自賠責保険は基本的にバイク屋さんで入れますが、陸運局近くでは必ず光軸合わせのテスター屋さんが存在するので、そこで入ってあげましょう
自賠責保険と言う看板があるお店なら確実に入れます
※自賠責の手数料って結構いい収入になるんですよ
光軸ってまたがっただけで結構ずれるんですぜ
なので、
テスター屋さんで実際調整中に、
というのを身体に覚えさせておきましょう
※光軸調整しても、シートの前に乗ったり後ろに乗ったりするだけで結構光軸狂います
オフ車はサスペンションが長いし、やわらかいし、ライト自体が小さいので、少しでも乗車位置がずれると全然光軸が合わないらしいです
ついでに言うと、光量も足りない車種が多いようです
※DR-ZとかXRとかみんな結構苦労してるみたい
光軸と光量は基準とずれてるとお目こぼしなしで容赦なく落とされますので、絶対の自信をもって試験に臨みましょう♪
※車検のラインで一番手に汗握るのが光軸関係です
陸運局でやること
当日はできるだけ余裕を持って陸運局に乗り込みましょう
※書類作成とか慣れないと時間を食いますよ
書類作成
ライン検査の前に書類を作成する
自分が今持ってる車検証のQRコードをスキャンして「自動車検査票1」を入手する
※これをもとに検査ラインで検査します(これに合格印が全部押されれば検査自体は終了)
実は今回これが新しくなった点
昔は窓口で全部の書類まとめて受付に出すと、しばらく待たされたあとに受付の人が出してくれたもんです
を窓口にて入手する
※昔はこれも別の建屋まで移動して、数十円で買ったような気がしますが今回はただでした♪
各々、ボールペンと鉛筆で記入例を見て記入すればよろしい
※結構簡単♪だけど、ボールペンとか鉛筆とか使い分けが面倒くさいよ
検査手数料の印紙を買う
陸運内の別の建物にて、収入印紙(検査手数料と重量税)を手に入れて所定の用紙に張り付ける
400円 検査登録印紙
1300円 審査印紙
※「自動車検査票1」に張り付け
■重量税
5000円
※自動車重量税納付書(検査自動車)に張り付け
重量税は年式によって重課税されるのだが頭に来るが仕方ない
ここまで終われば、いよいよ検査ラインに向かいます!!
検査ラインにて
一台ずつ検査官がこまごまとチェックします
この際、全部の書類をバインダーに括って渡してあげると検査官が楽です
こういう気づかいができるのが大人です♪
検査官の指示が聞こえずらいので、ヘルメットは脱いで検査に臨みましょう
※ヘルメット置き場が設置されてました♪
検査ラインに入る前の検査
基本的な動作と登録内容の確認をします
結構検査官によって検査内容と判断基準に差があるのは事実
※嫁は昔ココでどうでもいいことで二回も難癖つけられて以来、ユーザー車検がトラウマになって未だにやりたがらないけどビビることないです
検査結果は、検査官の手により「自動車検査票1」に記入されていきます
問題が無ければ、結構たくさんの箇所に検査官の印をもらえます
※ハンコくれよぉおお!と心で叫ぶが決して口に出しては行けません(印象悪くなる
ライン前検査:灯火類のチェック
ライト、上下、ウィンカー、ホーン、ブレーキについて一通り動かすだけ
ここで引っかかるようでは・・と思うんですが検査官によっては難癖点けてきます
ウィンカーつけて、テールランプが少しでも暗くなるとダメ、と言われたことがある
で解決したことあり
とはいえ、対策には時間かかるのでやはり事前にチェックが大事
ライン前検査:ホーンのチェック
なんてことはありません、ホーン鳴らすだけです
毎回、まさか鳴らないなんてことは無いだろうな?と、うがった思いでホーンボタンを押しますが、事前にチェック済みであれば大抵取り越し苦労です♪
ライン前検査:車体番号、原動機形式のチェック
フレームの車体番号と原動機形式を「自動車検査票1」と比較照合します
これも、なんてことないです
※車検の事前準備で書類(定期点検記録簿)を作る際に刻印位置をしっかり覚えておいて、爽やかに検査官に教えてあげると印象がいいです
ライン前検査:全高、全幅のチェック
メジャーで大まかな全高、全幅を計られます
これも検査官によって、やったりやらなかったりです
※旧車で、ハンドルを変えてたり、バーエンドにウェイト突っ込んだりしてる車両は全幅で落ちます。同様にハンドルを低いものに変えちゃったりすると全高で落ちます
ハンドルをもとに戻すのは結構面倒なので、この辺ヤバそうなら事前に対策しておいた方がいいですよ
その他、サスを短くしたり、ホイールサイズを変更したりしてなければたぶん問題ないはずです
ライン前検査:音量測定
実はこれは今回初めてやられました
うお!とか心の叫びがあったけど、押し殺して行方を見守るしかないのだった
で、エンジンを3000rpm程度で回転をキープして音量測定されます
※年式によって、違うけどZの場合は99db以下なら大丈夫らしい
今回、ちょっとだけうるさい感じのするZ750D1だけ音量計測されましたが、90dbちょい超えたくらいなので余裕でした
※Z1-Rは自慢の消音KERKERが静かすぎるのか計られもしなかった
今後、車検のあるバイクはちょっとでもうるさいマフラー交換は許されないかもしれません
年式が新しいほど、車検のあるバイクはマフラー交換は極力しないほうが幸せかもしれません
ハーレーとか明らかにうるさいバイクも計られていましたが、あれで通ったのかどうかはよくわかりません
※ちなみにこの日同じラウンドで検査してたバイクは、ワタクシ以外は全員赤男爵系のバイク屋さんでした♪
ライン内検査
工程も後半、あとはラインを通すだけです
ライン検査:排ガス検査
実はこれはやったことないんですよ
該当するバイクは検査用のプローブ(センサー的なもの)をマフラーに突っ込んで計測してました
今時のインジェクションバイクでこれに引っかかるようなら、直すのに結構いい金額かかるはずですよ
これも年式ごとに基準が違うようです
※こういう素人がどうしようもない規制は新しいバイク買う気が失せるよなぁ・・
とはいえ、ユーザーが事前にできることってほぼないです
※触媒付の純正マフラーから変更しない、とかくらいでしょうかね?
ライン検査:スピードメーター検査
タイヤを回転するローラーに乗っけて40km/hになったらフットスイッチを離す
※一応、スピードメーターは前後輪どちらからとってるか?ということを検査官に聞かれました
検査ラインに設置されてるフットスイッチを踏むと、タイヤが固定され、ちょっと沈みます
で、ローラーが回り始めるのでメーターで40km/hになったらフットスイッチを離します
問題がなければ、頭上のモニターに「スピードメーター〇」と出ます
これも落ちたことないですが、ホイール変えたりしてる場合は注意が必要ですね
※ホイール変えるようなお金持ちは、たぶんスピード検知用のピニオンギアも交換してるでしょうから大丈夫ですよね?
ライン検査:ブレーキ検査
タイヤを回転するローラーに乗っけて頭上のモニターに従い、思いっきりブレーキをかける
スピードメーターの検査で使ったローラーをそのまま使います
前のブレーキからやりましたが、ローラーが回り始めて頭上のモニターに従い、思いっきりブレーキをかけるだけです
※この際、前ブレーキの検査時も後ろブレーキの検査時も前後ブレーキを両方掛けろ、と言われました
ブレーキが効き始めると、うにうにと車体が持ち上がる気がしますが、恐れずにブレーキをかけ続けます
頭上モニターに「前輪ブレーキ〇」と出たら、合格です
続いて、今度はローラーに後輪を載せて、頭上の画面に従いブレーキを思いっきり掛ける(ここでも前後かける)だけです
頭上モニターに「後輪ブレーキ〇」と出たら、合格です
はっきり言って、これで落ちるようなら危険なので街中を走るべきではないレベルです
それぐらい余裕です♪
ブレーキ検査が終わると、さらにラインを進むよう即されます
いよいよラスボスの出番ですよ
ライン検査:光軸検査
指示に従いフロントホイールを固定され、ハイビーム固定にしてただ待つだけ!
タイヤの両サイドをがっちり固定されます
※大昔の練馬陸運はタイヤを固定されなかったので、体重移動と勘で(笑)意外に何とかなっちゃったもんですが今はたぶんダメですね
頭上の画面に従い、ライトオン+ハイビームに固定します
この際、変な体重はかけないことです
前に乗っても、後ろに乗っても、ハンドルに体重掛けても極端な話、光軸はずれます
※車検当日にテスター屋さんで練習するのは非常に意味がある
ワタクシは、ハンドルにもほとんど力を入れず、両手ともハンドルから少し浮かすくらいで構えて計測してもらっています
検査自体は、ぴこーん、ぴこーんと警告音を鳴らしながら、光軸検査ロボ(四角いレンズみたいなやつ)が、正面に回ってきます
これが、微妙に動くと心理的に不安になりますが、自分を信じることです
※Belive自分
何度ユーザー車検を受けても、ココが一番緊張します
頭上モニターに「ライト〇」
と出たら合格です
※少なくともZ系はこれが無いと、光軸以前に光量不足でまず受かりません
ライン検査完了印をもらう
全部の検査が終わると、前に進むように即されます
「自動車検査票1」を機械に突っ込むと、
と、機械がはんこ押してくれます
ので、全部の書類をバインダーに挟んで、ラインの出口にある検査官がいる小部屋に提出します
※車のラインと一緒なので轢かれないように気をつけましょう
ここで、完了の押印をいただくとライン検査が終了です
ハンコがもらえたらシメタものです
速やかに、逃げるようにラインから脱出して、とっとと車検証をいただきましょう♪
全書類を窓口に提出する
新しい車検証とナンバーに取り付けるシールをもらう
この際、書類の順番を指定されていると思うのでちゃんと並べ替えましょう
の順でいいはずですが、陸運局によっても違うかもしれません
窓口に提出して、しばらく待つと名前を呼ばれますので、新しい車検証とナンバーにつけるシールを入手して、ニンマリしましょう♪
これで車検自体は終了です
おめでとうございます♪
パッパラー♪(ファンファーレ)
落ち着ける場所で、ナンバーのシールを張り替えて悦に入りましょう♪
※自宅でナンバーのシールの糊を掃除しつつ、ゆっくりやったほうが良いですよ
まとめ
ユーザー車検、検査自体は全部で30分かかりません
※ただし順調に行けば、です
バイクのユーザー車検はバイク乗りとして絶対に一度は経験しておいたほうが良いです
バイクを整備することで、バイクとの距離感が一気に縮まりますし、なにより「やってやった!」という達成感があります
コレくらいは自分でやるということで、普段からメンテするようになるし、検査ポイントを抑えておくことで、無駄に費用を使わないようになりますよ
それに、
今の制度上、バイクのカスタマイズは悪ではないけれど、決して良では無いということもわかります
今後は今より一層検査が厳しくなるとすれば、爆音マフラー装着やハンドルの高さを変える、リアルフェンダーレスは=車検に通らないと言うことです
ユーザー車検はぜんぜん難しくない!
旧車でもポイント押さえていけばまったく問題なし!
※二往復が結構きついのよ、片道30分以上かかるし、朝一は通勤ラッシュで道が混んでてさー焦ったよ
ユーザー車検費用合計
気になるユーザ車検で当日かかった費用は・・・
項目 | 費用 |
自賠責保険 | 11,520円 |
光軸調整 | 1,000円 |
検査手数料 | 1,700円 |
重量税 | 5,000円 |
合計 | 19,220円 |
でした
安っ!!
バイクのユーザー車検、恐れるに足らず!と言い切ります!!
※車の旧車のユーザ車検は、またちょっと毛色が違うので、そのうち別記しますが排ガス規制を通過できる気がしないうえ、手間はかかるし、作業場の確保はいるので、プロに任せています