Z1-R Z750D1

【カワサキZ1の純正レギュレータは即時交換】トラブルの元。バッテリーが沸騰する恐怖!

レギュレータは最近のバイク用を加工することもできます

レギュレータは最近のバイク用を加工することもできます

 

ワタクシ
カワサキZ1系の最大の弱点が電装系のレギュレータです。
この当時としては最新技術だったと思うんですが、かなり脆弱です。
突然壊れてダメージが電装系広範囲に及びます。
思い切って交換しちゃうといいですよ。
というワタクシの体験談をもとにした記事です。

 

余計なお世話コメント

この記事は、会社のPCでネットサーフィンでサボりつつ、旧車バイクの維持管理を頑張ってる人向けです。
上司にばれないように慎重に盗み見てください。ばれても知りませんが
※一応、音もなりませんし、エッチな画像もありませんので、必死にごまかすことが可能です。

もちろん携帯からは何時でもご覧いただけるようになっております。

そもそもバイクのレギュレーターとは何ぞや?

 

ワタクシ
エンジンで発電した電圧を14V位まで下げている装置です。
※レギュレートは、限定する、減衰するの意味です。

 

「レギュレータがまともに機能しないとどうなるか?」

エンジンで発電したかなり高い電圧が、そのまま車体各部の電気装備に流れまくります。

こうなるといろんな箇所に害が及ぶわけです。
Z系を買ったらまず最初にここは見直すべき個所です。
※キャブとかマフラーとかの交換は後回しにしないと痛い目にあいますよ

リプレイスレギュレータに変えてから20年は経ってるけど全然平気

リプレイスレギュレータに変えてから20年は経ってるけど全然平気


ワタクシにとってバッテリーが沸騰したのは遠い過去の話です♪

 

バイクのレギュレータが死ぬと具体的にはどうなる?

 

ワタクシ
レギュレータが壊れるとマジで硫黄のにおいがしてきます。
お、温泉が近いか?
とかボケてる場合じゃないです。

 

別に火山地帯を走ってるわけではないのに硫黄臭

別に火山地帯を走ってるわけではないのに硫黄臭


この写真の場所はマジで火山地帯です。

バッテリーの内容液が沸騰する

 

ワタクシ
バッテリーは過大な電圧を受け止め続けられません。
開放型の昔のバッテリーはまだ多少寛大なんですが密閉式のMFバッテリーは最悪爆発します。

 

開放型バッテリーの場合

開放型バッテリーは電圧変化に割と寛容です。

とはいえ、
バッテリーに高電圧がかかり続けると開放型バッテリーの中のバッテリー液が沸騰します。

  • バッテリー液がドレンの穴からバンバン吹き出します
  • バッテリーの温度が異常に上がるらしくバッテリーの外側が熱で変形します
  • これで硫黄の匂いはバッテリー液が吹き出してるという事なのですよ。
    ※バッテリーのドレンの穴が詰まってると爆発しますよ♪

    ワタクシが体験した時は、開放型バッテリーでした。
    破裂こそしませんでしたが・・
    バッテリーが熱をもって 結構 若干膨らんでいました(怖

    密閉型バッテリーの場合

    密閉式のMFバッテリーだと逃げ場がないのでバッテリー自体が破裂します。

    今時のバイクでレギュレータの故障はめったに聞きません。
    ※90年代くらいまで結構レギュレータは壊れたもんですが、壊れると電圧が低下するフェイルセーフ方向に変わったようです。

    ただし、
    「今時のバイクも機械である以上レギュレータが死ぬ可能性は0ではない。」
    ということを覚えておいた方がいいです。

     

    過大な電圧を流すとバイクの電装が次々に死ぬ

     

    ワタクシ
    レギュレータが壊れた状態で、
    各種の電灯系スイッチ入れると一瞬で電球が吹っ飛んでいきます。
    「パチっ!」
    という音とともに一瞬瞬いた後、フィラメントが溶けて機能停止します。

     

    ウィンカーの電球なんて一発で死にます。

    電球の球のフィラメント部が一瞬で溶けます。
    ※外すと中で真っ黒に焦げてたりします。

    以外にも最後まで生き残ってたのは「ヘッドライト。」でした。

    「純正のハーネスがぼろすぎて抵抗になって電圧が下がってたのでは?」
    と思っています。
    ※ヘッドライトブースター入れてたらライトのバルブも飛んでたはずです。

    ヘッドライトブースターは旧車乗りに必須。バイクでも車でも使えます!
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    旧車を買ったらコレを付けましょう。
    ヘッドライトブースターがないとライトが暗すぎて車検にとおりません。

    ちなみに・・

    「出先で電装がひとつづつ飛んでいく・・。」

    今だから笑って話せますが、実際にこの事態になると人間は軽めのパニックになります。

    少なくとも、
    極めてヤバい精神状態になります。
    ※打つ手がなく次第に日が暮れてくると「今日はバイク置いて帰るか?」というモードになります。

    二度とこんな目に遭いたくないですわ。

    レギュレーターが死ぬと点火系にもダメージが及ぶ

     

    ワタクシ
    電圧が高いまま走り続けると、
    イグニッションコイルが熱で溶けてゆがんでいきます。
    こちらは焦げた匂いになります。

     

    ワタクシの経験

  • イグニッションコイル自体が熱で変形します。
  • イグニッションコイルの外側の厚手の樹脂がグニょっと熱で変形します。
  • 素手で触れないほど熱くなります。
  • そして、
    電装が焦げる嫌なにおいがします。

    そうなると、
    イグニッションコイルも交換になります。
    幸い、イグニッションコイルはリプレイス品も出ています。
    個人的にはZ1系バイクを入手したら速やかに点火系を全部初期化して刷新することをおススメします。

    Z1 DYNA イグニッションコイル
    created by Rinker

    Z1 イグニッションコイル
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    レギュレータが死ぬといろんな電装を交換しなきゃいけません。
    散財です。

     

     

    レギュレーターが壊れる前にできる対策は?

     

    ワタクシ
    四の五の言わずに対策品に変えちゃうしかないです。
    純正レギュレーターを使うよりも現代のバイクのレギュレーターを流用します。
    ※便利なことに今は対策キットが出ています。

     

    現行車用の(恐らくゼファー用と思われる)レギュレータがカプラ付きでZ1系対応キットになっています。
    素人でも説明書通りにやれば、すぐ交換できます。
    これを装着しちゃうのが信頼性も高く、手っ取り早いです。
    ※KAWASAKI純正のレギュレータは必死に探しても高価な上、新品でもすぐパンクした経験があります((´;ω;`)。

    ワタクシのころはキットなんかなかった・・ので一個ずつ配線をチェックしてね・・
    今はいい時代だなぁ♪

    Z750D1。マスターシリンダのリザーバーの左上がレギュレータです。

    Z750D1。マスターシリンダのリザーバーの左上がレギュレータです。


    経験値が高いワタクシはZ750D1では入手と同時に交換しています。
    ↓車種ごとにあるので購入の際は注意!!

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    電装が壊れる前に絶対交換しておいた方がいいです。
    その方が絶対安いし、安心ですよ。

    まとめ

     

    ワタクシ
    カワサキZ1系を手に入れたら最初にレギュレータ交換した方がいいとアドバイスしています。
    旧車でレギュレータ交換せずに遠出とかツーリングとかはホントに自殺行為ですよ。

     

    レギュレータのパンクはホントに嫌です。
    一度経験すると、

  • 硫黄の匂い
  • プラが焦げる匂い
  • に非常に敏感になります。

    エンジン系はちゃんとメンテすれば一生乗れる

    エンジン系はちゃんとメンテすれば一生乗れる


    一生直し続けるのが旧車でもあるんですが。

     

    レギュレータが死ぬと・・

    電装系広範囲にダメージが及びます
    電球やコイル系、その他のハーネスなんかにも負荷がかかってるはずです。

    一度負荷がかかった電装系は既に信用できません。
    ワタクシなら、全部交換します。
    こうなると、お財布的にきついんですよ。

    しかも、
    バッテリー液噴出した後は漏れなく錆びるし、下手すりゃ尻の下でバッテリー破裂です。
    コケると思う。
    コケなくてもかなりビックリすると思う。

    老婆心ながら言っておきます。
    そうなる前にレギュレーター交換をすべきですよ。

     

    Z1 DYNA イグニッションコイル
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    Z1 イグニッションコイル
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    焦げたハーネスを再利用してキャンプツーリングに行く勇気はないです。

    カワサキもなんとなくわかってたようで、Z1系エンジンの最終時期であるZ1-Rには電流計が付きます。
    ※ワタクシZ1-Rの電流計はメーター裏で配線がぶった切られてた動いているのを見たことがないですが。

     

    カスタムは計画をもって

    現在、ブームで高額で取引されているZ系ですがしょせん太古のバイクです。

    むやみに派手なパーツを組むよりも根本を抑えて理詰めで

  • 初期化
  • リフレッシュ
  • アップデート
  • をしてあげたほうが確実に長く乗れます。

    特に電装系はほんとに見えないので出来るだけ早く対策すべきですよ。
    遠出するとか、普段使いしたいとかいうのであれば絶対です。

     

    ちなみに・・

    ワタクシはZ系に何台か乗ってきましたが純正のレギュレータは100%壊れています。

    「現時点で大丈夫でも 盲腸みたいなもんで 絶対いつか死にます。」
    年式的にも仕方ないと思うのですが。
    散々探して手に入れた純正のデッドストックレギュレーターが約2週間で再び死んだときには空を仰ぎました。
    ※それぐらいZ1系純正のレギュレータは脆いです。

    大事なことなので何度も言いますが、
    中古のZを買ったら絶対レギュレータは交換しましょう。

    「バイクで走行中にバッテリーが爆発して大けが。」
    ・・なんて大人として情けないし。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    カワサキZ1・Z2ファイル
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    カワサキZ1・Z2ファイル (2) もあります。
    今中古は安いので押さえておきましょう。
    永久保存版です。







    カワサキZ1・Z2オーナーズバイブル
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    下手なカスタム本とかよりも余程役に立ちます。

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