腰を痛めると最悪数年単位で社会生活が送れなくなります。
首・肩・腰が痛い中高年ライダーは結構います。
ワタクシは腰がぶっ壊れて障害者になりかけましたが執念でバイク乗りに戻ってきました♪
当記事の目次
腰痛持ちライダーはマジでつらい
全然楽しくないし腰にいいことは一つもないです。
腰痛は中高年に限りません。
※当記事は首肩腰が痛くなるライダーにも向けて書きます。
腰痛があると普通の生活すら何もできなくなりますね。
あの刺すような痛さは経験したものしかわかりません。
腰痛は外傷として見えないので、自身が腰痛にならない限り実感がないのですよ。
「またぁ、大げさな♪」
とか言われると、
「呪われろ。ただれろ。下痢になれ!」
と呪いの言葉の一つを返したくなりますな。
でも大人なので感情的になってはいけないのです。
西洋では腰痛を「天使の一撃」と言うようです。
※何でもこじゃれた表現にするのは昔植民地の人の上りで飯食ってた欧州人っぽいです。
若いころは筋力と気力で何とかなったかもしれない腰痛ですが、
加齢とともに身体はポンコツになっていくので自分で何とかしなければなりません。
というか、
腰が痛い時はバイク乗っちゃダメです。
良いこと一つもないです。
ちなみに・・
ワタクシは腰痛が酷かった時はバイクをスタンドから起こすどころか、
布団から立ち上がることもできませんでした。
※ベッドのある二階まで登れないので仕方なく寝起きが大変な布団を1階に敷いてました。
立ち上がってトイレにも行けないので
「もうバイクは無理か・・・。」
とバイク人生を半分あきらめたこともありました。
※最終的には「もう一回バイクに乗る。」という執念が勝ちましたが。
バイク乗りは全てにおいて執念ですな♪
ツーリングの休憩の間隔は適切か
前傾姿勢のバイクも大アップハンドルのアメリカンも想像以上に腰へ負担がかかっているんです。
そして、
負担がかかったまま同じ姿勢を保ち続けると身体が固まるのですよ。
特にバイクの単独行、ソロツーリングでよくありがちなのですが、
休憩を取ることすら面倒くさくなって気が付いたら4時間くらい走り続けてることってないですか?
ワタクシだけですかね?
社会人になってからというもの、長距離ツーリングはどうしても時間の制限がかかります。
「余裕余裕♪」
とか言いながら鼻歌交じりに走ってると数時間単位で同じ姿勢で走ることも珍しくないです。
そうなると、
ります。
予告くらいしやがれ。
こういう状況がヤバいらしいんですよ。
その結果、
首や肩が凝ったり腰が痛くなったりするわけです。
一般道や峠ならまだ適当に スポーツできる 身体を動かせるのですが、何もできない高速道路は結構きついです。
高速道路はヤバい
高速道路は同じ姿勢が長くなりがちなので身体が固まりがちです。
ついでに、
と言う連続技によってライダーは身体が固まりがちです。
こうなると、
上半身を支えている腹筋背筋に自然と負担がかかり続けます。
ツーリング中に身体の負担を軽減するには、
「適当な間隔で休憩するしかない」
のですよ。
などで、凝り固まった部分に強引に血流を流す運動をするしかありません。
車の場合も同じ
車の長時間ドライブでも同じように身体が固まります。
職業ドライバーであるトラック運転手に腰痛持ちが多いのは有名です。
しかも、
運転しないときは重い荷物運んだりするのでさらに腰に負担がかかるので大変です。
※運送・配送関係の皆さんにはもっと感謝しましょう。
車の場合は外気にさらされないので冷えないだけマシです。
※30代以上にとって冷えは最大の敵です。
それでも、
身体に合わないシートで長時間運転すると腰にきますよ。
人間は疲れている自覚がなくても生き物の身体のつくりとして1時間から1時間半で休憩取るべきらしいです。
※特に 高齢者ほど 30代を過ぎたらマメに休むべきですね。
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ちなみに・・
と言う場合も、適度に休憩して身体をほぐしたほうがいいらしいですよ。
※たしかに革細工では1時間半くらいで確実に身体が固まりますな。
雪国の冬は内職に向いているのです。
更に横になる場合も要注意です。
具体的には、
「涅槃の体制も結構腰に負担がかかる」
らしいんですよ。
確かに、
床に寝っ転がってDVDを見たり本を読んだりするときにそういう体制を取りがちです。
結構腰に負担かかっているようですよ。
バイクに身体があってないと腰に負担が来る
どんなバイクでも多少ポジションを調整することができます。
「ライディングポジション変更ったって、純正ではそんなに大きく変わらない。」
と言う人がいます。
確かにほんのちょっと変更できるくらいでいわば誤差の範囲の微調整かもしれません。
ただし、
ほんのちょっとの変更で身体が楽になることは確かにあります。
バイクを手に入れて最初にやることは「バイクを自分の身体に合わせる」ことです。
※中古バイクを入手した場合は「四の五の言わずに初期化。」しなさい。ポジションはその後です。
調整できそうな箇所
バイクのライディングポジションを微調整できそうな箇所は以下の通りです。
※全く微調整できないスパルタンなバイクはごくまれにありますが。
と言ったことは大抵のバイクで微調整出来るハズです。
※シートを加工するなどは細かく出費になりますが、絶対やったほうがいいです。
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中高年ライダーは運動不足な割に極端なバイクを選びがち
試乗は無理だとしても、跨らせてもらうなどしてから買うべきだと思うのですが。
教習所に通ってる段階で
「バイク買っちゃいました♪」
と言う 無謀な 行為も昔から少なくありません。
よくもまあ実物も見ずにそんな高価な買い物ができると感心しちゃいます。
中高年はお金に物を言わせるので何言っても聴かないのです。
※重さも写真やカタログ見ただけではわかりませんよ。
憧れを手に入れられるという感情の方が先に立つんでしょう、わからないでも無いです。
それでも、
バイクのカテゴリーによっては、
ライディングポジションが自分の身体に無理を強いることがあるんです。
などは腰や身体に負担がかかる場合があることは覚えておくべきですね。
前傾姿勢が強いバイク
レプリカ系やスーパースポーツ系は前傾姿勢を強いられます。
常に上目使い見たいなライディングポジションのバイクは当然上半身は前傾姿勢となります。
当然、上半身を腹筋や背筋で支えるんですよ。
筋力がなければ、各関節が支えることになります。
特に腰には多大な負荷がかかるのですよ。
しかもシートは薄め。
「公道で乗るポジションじゃねえ。」
サーキットを1時間集中して走るならまだしも、長距離・長時間のツーリングでこれはかなりキツイのが実情です。
肩・首・腰ついでに目にも疲労感がきますよ。
ふんぞり返り系バイク
アメリカン系のクルーザーバイクは純正では割とまともなハンドル位置です。
それをワザワザ万歳するような高いハンドルに付け替えて走る人がいます。
※ああいうバイクに6PODのブレーキキャリパーと大径フローティングディスクなんか付けたら肩脱臼しそうですな。
一見、ゆったりとした乗車姿勢っぽいんですが腰は延びまくりで固定、両腕は上げたまま固定。
ついでに、
大排気量のロングストロークエンジンは振動が大きく腕の血流が悪くなる要素満点です。
ワタクシとしては絶対あんな万歳するようなバイクで峠走りたくないわ。
雨降ったら雨ざらしどころか全身ウォッシュ状態なんじゃなかろうか?
オフロードバイク
オフロードバイクは割と自然なライディングポジションです。
ただし、
ので、高速道路の長距離移動は風圧との闘いで意外に首・肩・腰は疲れます。
※バイクに馬力がないので余計に力が入るってものです。
とはいえ、
スタンディングポジションを取ることが前提の作りです。
走りながら立ったり座ったりが可能ではあります。
オフ車では落ち着きなく結構動き回っています。
ただし、
車種によっては脚付き性を考慮したシートが薄く固い場合があります。
コレが腰が痛くなる前に、尻の血流が悪くなり「尻が痛い。」という現象を起こします。
※ケツ割れシートとか言います。
最近は、ゲルザブというシートに付けるジェル内蔵のシートカバー的なものがありますが、
「すさまじくダサい。」
ので、やるならシート張替えの際に「低反発ウレタン」などを仕込むのがスマートです。
※この方法は、すべての車種に応用が効きますので、シート屋さんに相談してみるといいですよ。
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ちなみに・・
「キドニーベルト」と言う内蔵が大きく振れないようにするオフロードグッズがあります。
オフロードバイクで飛んだり跳ねたりすると、内装が動いて気持ち悪くなるのですよ。
ワタクシはこれを腰に巻いて使い捨てカイロを貼ってたわけですが。
※暖かい。と言うか部分的に熱い。
キドニーベルトは背中面に硬いプロテクターがあって、軽めのコルセットの役割もします。
※値段によってピンキリです。
腰回りをコルセットっぽく固定すると上半身を支える腰の負担を軽減してくれます。
ツーリング用のキドニーベルトもあります。
腰痛が心配なら使ってみるといいですよ。
※コルセットに頼りすぎると腹筋背筋が衰えると言いますが。
いろんなメーカーからキドニーベルトが出ています。
上記リンクから検索できるようにしてあります。
ただし、
が装備すると内臓を圧迫して気持ち悪くなると思います。
それに、出先で風呂入る場合に邪魔です。
※ただでさえバイク乗りは装備が多いんだし。
腰痛持ちは腰を絶対冷やすな
とにかく
バイクに乗ると風を切って走りますね?
どんなに装備wが良くなっても、走行風で体温は奪われていきます
今なら断然熱線入りのウェアですね。
バッテリー式か、バイクから電源取るか・・悩ましいですな。
上記からいろんなタイプを検索できるようにしてあります。
ワタクシは 古いライダーなので 寒い時期のツーリングでは「キドニーベルトに貼る使い捨てカイロを腰に二枚」張っていました。
※使い捨てカイロって冷え切ると固まって温かく成らないどころか冷たいのですが。
今なら「熱線入りベルトを腰に巻く。」
恐らくコレが最強です。
多少動きづらいかもしれませんが、出先で腰が痛くなってどうしようもない状態になるよりマシです。
電熱製品がいま豊富ですなぁ。
この値段なら買うなぁ。
使い捨てカイロ方式は面倒くさいし。
腰痛持ちは普段から鍛えるしかない
腰痛は出先で病院に行けば痛みが消えるという一時的な簡単なもんじゃないのです。
※ロキソニンなどの痛み止めでごまかす手はありますが根本的には治ってないです。
普段から無理のない範囲で腰をはじめとする関節は徹底的に 過保護に 大事すべきです。
バイクに乗らない時でも工夫次第で腰痛対策はできます。
普段の生活で身体を鍛えられます。
別に特別な筋トレはいりません。
例えば・・
簡単なことでも習慣化することが大事だと思いますよ。
※ダイエットと一緒で、一生続けることが生活習慣改善です。
マッケンジー法腰痛ストレッチ。
米国人のグレッグ君が教えてくれた。
年齢とともに身体は硬くなりがちです。
普段から億劫でもちょくちょく身体を動かして血流をよくしておきましょう。
※体温が上がりますよ♪
ちなみに・・
デスクワーク中心の事務職の人はもちろん身体が固くなりがちです。
ところが、
体力仕事の人でも筋肉が限られてくるので身体全体のバランスが崩れるらしいんですよ。
※そして体力仕事の人は無理をしがちです。お大事にね。
いずれも腰痛に発展します。
一度腰痛になると一生付き合わなければなりません。
出来ればよろしくしたくないもんです。
「身体が資本。」とは20代にはわかりづらいけれど、40代以上は全員わかってるはずです。
※大事に使えば身体は一生使えます。
こんな記事もあります▼
腰痛防止ライディングフォームは作れる
「正しいライディングフォームってのはなんだ?」
と言われると・・
「人それぞれ。」
なんですよ不思議なもんで。
よく考えたら当たり前なんですが・・
なんかを加味すると・・同じバイクでも乗る人によって乗車姿勢は違うに決まってます。
いむらやの「あんかけのかた焼きそば」
「正しいライディングフォーム講座」
と言うような雑誌やネットの記事を見かけますが、そんなのは個人個人で違うんだし参考なりませんよ。
※ライダーのスキルや経験も加味するともっと違ってくるはずなので一概に評価はできないんですよ。
スポーツライディングとは違って腰痛防止ライディングフォームのポイントは、
と言うことですな。
例えば・・
リアブレーキペダルの位置が高くて踏めずに爪先開いてる人いますが、あれも結構疲れます。
※長い時間スポーツ走行する場合、爪先を上げっぱなしで走ると弁慶の泣き所が攣ります。
こんな記事もあります▼
まとめ
自分が楽な姿勢でも意外と首肩腰に負担がかかる場合があるんですよ。
上半身を支える筋力がないので上体を腰の骨で支えちゃう。
こうなると、腰に負担がかかります。
腰は神経が集中してるのでちょっとでも神経を圧迫すると腰痛になります。
※太り気味だと特にそうです。膝もそうですよ。
その時は楽に乗れたとしても、
長時間走って関節(主に腰)負担がかかり続けるようならば・・
※買い変えろとまではいわないけれど田舎ならスペース的にバイク複数台持ちは余裕です。
と言う選択をした方がいいですよ。
バイクなんて所詮遊びです。
遊びで腰を壊して、以降の社会生活に支障をきたす方が損です。
ちなみに・・
腰痛をバイクを降りる言い訳にする人もいますが、それは「中退」です。
なんでもそうですがカッコつけて言い訳しつつ止めていく様は情けないというか格好悪いんですよ。
「飽きた。」とか「金がない。」とか正直な理由で降りる方が潔いと思うのです。
カッコつけるところが違う。
どんな障害があっても、 実際は無理してても 表面は余裕で最後までバイク乗りを貫き通す大人がのがカッコいいのですよ。