その際、バッテリーを外すかって話です。
ワタクシは外していますよ、面倒くさいですが。
結局こう言う手間がバイクを長生きさせるのです♪
維持費を下げたければ手を動かせって話です。
バッテリーは冬もやっぱり過酷です
特に冬はバッテリーの電力安定に必要な化学反応が鈍るのですよ。
それなのに冬はバイクに乗らない期間が長いのでバッテリーは弱りがちなのです。
今更ですがバッテリーの最大の役割は、
「セルモーターを回してエンジンを起動する。」
というものです。
これは、
バイクで走りだす際の最初にして最大のイベントでもあります。
助走も前触れもない状態でバッテリー単体の能力が問われます。
とはいえ。
多少バッテリーが弱っていてもエンジンさえかかってしまえばバイクは動かせるものです。
※セルが回らない時点でもうかなりヤバいというか問題外ですがね。
一度エンジンがかかれば発電してバッテリーの充電しつつ走ることになるのですが、
完全に死んだバッテリーはエンジンをかけても充電されないことは結構多いのです。
※新しくても一度上がったバッテリーは元の能力は発揮できないらしいよ。カブったプラグも同じです。
こういう状況では出先での再スタート時はひやひやものですな。
そもそも冬場は 面倒くさくなって 夏に比べてバイクに乗る機会が減ります。
冬は寒いのでバッテリーが安定した電力を発揮するための化学反応も鈍るのでバッテリーは弱る一方です。
それに。
バッテリーは使わなくても自然放電するのですよ。
※最近のバイクに内蔵された時計だって微力の電力を消費してるハズですよ。
最近のバイクはバッテリー駆動の盗難防止装置が付いてるようですが、
バッテリーが弱って盗難防止用装置が動かなかった、なんてシャレになりませんな。
冬場にバッテリーを外している間の盗難防止装置を動かすにはどうしてるんだ?
※みんな頑張って対策してるんだろうねえ。バイク乗りにとって盗難対策は基本ですからね。
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ともあれ。
冬場に乗る機会が減るバイクのバッテリーは外して充電してやろうって話です。
少しでもバッテリーの消耗を押さえて維持費を節約したいのですよ、ワタクシは。
Z1系バイクはバッテリーを外すのに5分もかかりません。
ちなみに・・
気温が高くても低くてもバッテリーのトラブルは起こります。
夏のバッテリートラブルと言えば車の話が多いです。
ろくにメンテもしない 無知なドライバーが エアコンガンガンかけて渋滞にハマったりするので弱ったバッテリーはたまりません。
弱ったバッテリーの車で真夏の休日の大渋滞にはまってごらんなさい。
エンジンが回らないので充電される暇もなく、バッテリーからの放電が増えれば、そりゃバッテリーも上がりますよ。
実際、真夏の炎天下の高速道路の渋滞の原因はバッテリートラブルなことも多いらしいよ。
たまにしか車に乗らない人はバッテリートラブルに無頓着ですからねえ。
※通勤に車を使ってる人でもそういう人は多いですが。
セルも回り方に勢いがないな、と思ったらバッテリーの補充電をして、その結果必要に応じてバッテリーは交換すべきですよ。
※バッテリー代なんて出先でトラブルを起こして嫌な思いをするくらいなら安いもんです。
バイクは車と違ってオモテナシ装備が少ないので夏のバッテリートラブルが少ないだけなのです。
最近の車のバッテリーは容量がでかいコト。
なので結構高いけど寿命は持って5年てとこ。
最近のモビリティは電動車に限らず、
「バッテリー様。」
と言ってもいいくらいバッテリーの力に依存しています。
「もう少し気を使ってあげてもいいじゃん。」
と思うのですよワタクシは。
バッテリーは使ってなくても劣化する
一般に乗っても乗らなくても2年程度で交換するのがヨシ、とされています。
弱ったバッテリーは出先で容赦なくサドンデスすることがあるのです。
バイクの使用頻度が高いとか真冬でもしっかり乗ってる人から良く聞く話ですが、
「5年もバッテリーが持った♪」
という人もいますな。
※そういうのは稀な例です。
バイクに普通に週末に乗るだけならバッテリーは2年から3年程度で交換するべきです。
バッテリーのトラブルはいきなり来るので怖いんですよ。
ツーリング先で休憩後、エンジンが再スタートできないとかシャレになりません。
※重たいバイクを押し掛けするのは結構きついです。荷物積んでるとシャレにならないし。
多くの場合、セルモーターが回らなくなったらその時点でツーリングは終了です。
団体行動のマスツーリングのなら、仲間から冷ややかな目で見られること間違いなしです。
※マスツーリングでは一人のトラブルでみんなの足を引っ張るのはマナー違反ですよ。
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単独行のソロツーリングでバッテリーのサドンデスが起これば、
バイクを置いて帰らざるを得ない状況になりかねません。
さっきまで走ってたバイクでも休憩後にセルが回らないなんてことリアルにありうるのです。
特に、月一程度のツーリングしかしない人のバイクはバッテリーが劣化が早い傾向にあります。
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とりあえず。
バッテリーの管理はツーリングの前日には確認できますな。
事前にセルも回り方がいつもと違うとか変化や違和感を感じたら、
ツーリングで荷掛ける前夜にバッテリーを補充電するなどの対策を打てます。
※それでも古くなって弱ったバッテリーは出先でサドンデスするリスクは変らないですが多少マシです。
実はこの時セルが回らず、結構焦ってたのだよ。
※ツーリング工程はまだ半分も行ってないけど当倶楽部から最遠ポイントに近かったし、山の中だし。
ワタクシも2024年のGWに長野富山を周遊する際はちょっとやばかったけれど、
この時も前日のチェック時には普通に元気にセルは回ったのです。
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バイクシーズンはまんべんなく当倶楽部の所属バイクに乗るようにしていますが、
冬の間は道が凍るし雪が降るし寒いし融雪剤撒かれるしで乗ることができません。
※晴れが続いて道が乾いていれば近所をぐるっと回ることはありますが。
ゆえに。
勇気ある撤退というか転進というか、ここ数年はいろんな理由を付けて冬はバイクからバッテリーを外すことにしています。
理由はこうすることで少しでもバッテリーの延命をしたいからです。
当倶楽部にはバッテリー搭載バイクは4台もあるのでバッテリー代だけでも結構なお金が必要なのです。
※バッテリーレスも3台ありますが。
ちなみに・・
東京に住んでいた頃は頑張れば真冬でもバイクに乗れました。
関東圏は真冬でも晴れる日が多く、寒さ対策だけすればバイクに乗ることはそれほど難しくはありませんし。
※バイクを降りるとモコモコな格好なのですが、乗ってる限りは大丈夫だし。
所が長野県の冬は、
するので冬の間はバイクにはほとんど乗らなくなりました。
※移住したばかりの頃は冬でも結構乗ってましたが 骨折ったし 融雪剤でバイクが痛みまくるので止めたのです。
こんな路面状況でバイクに乗ってもろくなことはありません。
根性なしと言われようが、
「冬の長野の寒さは痛い。」
位なのでヘルメットのシールドの隙間から入る風はマジで痛いくらい冷たいので無理もありません。
※たまに晴れても氷点下だし。いつ雪降ってもおかしくないし。道が乾いても融雪剤で道が白いし。
まあ知り合いにはK氏のように自作スパイクタイヤで凍ったコースを走りまくるという人もいるのですが、
ワタクシはそこまでやる気にはなれないのです。
※スキー場の横でバイクで雪中キャンプとかもう付き合う気はないのですよ、ワタクシは。
外したバッテリーは適当なサイクルで補充電
ロータスヨーロッパも冬は乗れないのでバッテリーを外すので1個追加。
さらに数基の予備バッテリーがあるのでバッテリー置き場が大変なことになるのです。
バッテリー置き場とか言っていますが、母屋からガレージにつながる階段の周辺のことです。
外したバッテリーと予備バッテリーで階段というかステップ部は占領されてしまいます。
ガレージへのシャッター以外の出入り口の使い勝手が悪化しますが冬の間はこの状態がずっと続きます。
行き来に支障が出るレベルなので対策を考え中なのだが。
この間、ラパンSSのバッテリーも交換したのですが廃棄してないので当然のようにこの場所にストックされましたし。
交換した古いバッテリーは早めにいつもお世話になってるガレージSに捨てに行かねばなりません。
その時期は春先のオイル交換祭りで満タンになったペール缶の廃油を廃棄するついでに行くと決まっています。
※仕事の依頼でもあれば気楽なんですがちょくちょくかを出して仕事の邪魔するのも悪いしね。
当倶楽部のバッテリーはこの位置で冬の間充電されることになります。
とはいえ。
当倶楽部にはトリクルバッテリー充電器は1台しかありません。
当倶楽部のトリクル充電器はマジで冬が繁忙期です。
一家に一台あってもいいと思う。
使わなくなったら売れるしね。
ゆえに。
このたくさんあるバッテリーは日替わりで充電しています。
※冬の時期は毎朝充電器の端子を隣のバッテリーに付け替えるのがワタクシの日課になります。
まあそれほど厳密なもんでもないのですが、
こういうのは定期的なルーチンワークとしてやった方が忘れないのです。
※それでもトリクル充電器はもう一台買いたいと思っていますが。
これでバッテリーは多少長持ちするはずなのです。
ちなみに・・
あくまでもワタクシの経験上ですがバイクは定期的にエンジンをかけたほうが長持ちすると思っています。
エンジン内をオイルが巡って潤滑、防錆、密閉、冷却を行うのは無駄ではないハズです。
それが冬であっても、です。
当たり前ですがバッテリーを外しちゃったバイクや車はエンジンをかけられません。
ゆえに。
ワタクシは冬は2週間に一度くらいの頻度で、
その都度充電されたバッテリーをわざわざバイクに積んでエンジンをかけるようにしています。
キーンと冷えた冬の日にエンジンをかけて、
アイドリングが安定してマフラーから湯気の白い煙が少し出るのを見ると、
「冬が来たんだねえ。」
と思ったりします。
ワタクシが整備しているとしょっちゅう遊びに来る隣の猫は、
エンジン音が大嫌いなようで飛び跳ねるように逃げていくのですが。
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バッテリーの能力低下はバイクの機能を痛める
ワタクシは「それならバッテリーを交換した方が安上がり。」という考え方です。
「このバイクはレギュレーターが弱い。」
物知り顔で言う人がいますが、メーカーがそんなショボいものを純正採用し続けるとは思えません。
※外国のメーカーにはよくあるのですが日本のメーカーは凄いのよ。
レギュレーターが壊れやすいと言われるバイクは、
「弱ったバッテリーを無理やり使い続けたんじゃないか?」
と思ってたりします。
※あくまでもワタクシ個人の感想です。
押し掛けなどで無理やりエンジンをかけることができたとしても、
バッテリーが弱ってセルモーターすら回らないバイクの蓄電すら危ういバッテリーに、
いつまでも電力を供給し続けたり電圧を調整し続けたりする周辺機器はたまったもんじゃありません。
こういうのも電子機器なので想定外の負荷がかかれば壊れることも有るでしょうし。
また、最近のバイクは電力ありきの設計思想が昔のバイクに比べて強いです。
インジェクション車は「押し掛け禁止。」という車種がほとんどじゃないかと思います。
押し掛け時に思いがけない電力が流れて異論あ機器に不具合を起こす可能性がある、と聞いています。
※当倶楽部にはインジェクションを搭載してバイクが一台もないのでよく知らないのですが、そう外れてないハズ。
電子機器というのは完全に制御されてる想定内での性能は素晴らしいのですが、
想定を外れた電力が供給されれば電球が切れるように一瞬で壊れることがあるのですよ。
※しかも目に見えないので厄介このうえなし。出先でこれやったらレッカー要請は確実です。
こういうバイクの電装が壊れるととんでもない修理代を請求されることになります。
ゆえに。
いろんな機器が壊れる前に弱ったバッテリーを交換しておくのがマシということです。
そして、
経験上、バイクのバッテリーは長くても3年程度で交換するのが安心だということです。
※安いバッテリーは割れることも有るので気を付けねばなりませんがね。
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そして、
バッテリーの調子をなるべく維持するために、
乗らない冬場はバッテリーを外しておこうっていう考え方です。
ついでなので充電もしておいてやろうっていうことなのです。
ちなみに・・
出先でバッテリーが充電されない場合、原因が多々考えられます。
割と多いのがレギュレーターのパンクです。
ちょっと古めのバイクのレギュレーターは良く壊れるのですよ。
レギュレーターの故障は見た目で判断できないので困りものなのですが。
※触ると異常に熱もってたりします。
当倶楽部のバイクもレギュレーターには結構やられてるので対策は欠かしていません。
VT250FHでは危ないことはあったけど、
そりゃ35年まえのバイクですのでそれくらいはとっとと替えろや、ということなのでしょう。
※幸いにも社外品のレギュレーターが豊富に売られてて助かったよ。
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まとめ
バッテリーは消耗品ですが乗らない時期に外して充電することで調子を維持する期間が多少延びるような気がします。
「俺のバイクはそんなに軟じゃないので冬でもバッテリーは搭載したままだ。」
という人もいますがそれは人それぞれ。
趣味なので好きにすればいいのです。
※自分でいいと思ったらやればいいだけです。当ブログにはもちろん、ネットの情報にもそんな強制力はありませんよ。
ワタクシはバッテリーは乗れない期間が2カ月以上あるなら外す主義です。
※夏でも1カ月程度なら乗れない期間は結構あるので。
経験上、その方がバッテリーが長持ちする気がするからです。
それに元気がいいバッテリーだとエンジンの始動が早いです。
エンジンがかかりずらい ことで有名な バイクと言われているセロー225Wですが、
当倶楽部の個体の場合 35年落ちで8万キロ以上走ってますが バッテリーが元気だとあっさりエンジンかかりますよ。
※セルが元気よく回るけれどエンジンに火が入らない場合はバッテリーを充電すると改善します。
当倶楽部のセロー225Wは春先でもバッテリーが元気なら冷間時でも一発でエンジンかかります♪
ワタクシの経験上、
「バイクはセローに限らずバッテリーが弱いとエンジンはかかりづらくなるのは確実。」
です。
ワタクシはいつでもバイクに気持ちよく乗りたいので、エンジンはあっさりかかってもらいたいですな。
※当倶楽部のバイクは 全部古いけれど エンジンの始動は極めて良いのはバッテリーの状態維持が出来てるからじゃないかと思っています。
バイクに長い間のらない場合、ライダーができることは結構あるのです。
それらは人によって言うことが全然違ったりするので別にやらなくてもいいとも思いますが、
出来ることがあるならやってあげたいと思っています。
バイクの消耗品としてはタイヤに次ぐ高価なパーツかもしれませんな。
確かにバッテリー関係は手間がかかって面倒くさいのですがお金がかかるポイントでもあります。
こういった細かいことをいちいち押さえておくことが維持費を下げるのです。
安くバイクを維持したければ手間をかけなさいよってことなのです。
手間もかからず維持費も安くなんて虫が良すぎるのです。
そういう人はバイク乗らない方がいいですよ。
バイクを維持するにはどうやったって絶対お金がかかるので。
そういうことを考えると、
バッテリーレスのバイクは楽でいいですな。
当倶楽部で言うとDT200WRやKDX125SRがそれに該当しますが、
キックスタートの2stですのでもう二度と売られることがない車種なのでしょうねえ。
部品点数が少ないし、軽いし、速いし、言うことないのですが2stオイルで汚れるので一般ウケはしないのです。
今のバイクは100%バッテリーを積んでいます。
それならバッテリーを労わるのがバイク自体を長持ちさせるコツの一つだと思いますがどうか?
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ちなみに・・
当倶楽部では外したバッテリーはコンクリートに直接置かないようにしています。
というのも。
冬の長野のコンクリートってくそ冷たいからですよ。
ヘタすりゃバイクに搭載しておいた方が冷たくならないかもしれない、というレベルです。
冬にガレージのコンクリートに寝そべって作業すると身体の芯から冷えます。
5分もすれば歯の根が合わないくらい身体が冷え切ります。
※割と防寒装備をしてても、です。
冷たくなったバッテリーはやはり化学反応が鈍くなるような気がするので、
当倶楽部では2×4材のきれっぱしをバッテリーの下に敷いたりします。
※段ボールを二重三重にしてを敷いてもいいハズ。
人間もそうですが寒いと動きが鈍くなるからねえ。
冬場は大切なバッテリーは労ってあげようよってことです。
環境保護の面からもバッテリーには少しでも元気で長生きしてほしいものです。
それに廃バッテリーは正しく廃棄してちゃんとリサイクルするは大人のマナーですよ。