チューブタイヤのバイクは出先でパンクするとそのまま立ち往生してしまいます。
大変ですが思い切ってチャレンジしてみるといいです。
コツがあるんですよ、コツが。
チューブタイヤのバイク乗り同士、タイヤ交換談義なんてのも乙なもんです。
当記事の目次
力技では決してできないバイクのタイヤ交換作業
タイヤ交換は自分でやると安いしショップに持ち込まなくてもいいので楽です。
そもそもそういったショップがない田舎のバイク乗りは自分でやるしかないのですよ。
※最近はタイヤはネットで買って自宅配送してもらっています。
そもそも、
「最近のバイクショップはチューブタイヤの交換ができない。」
所も多いようです。
※タイヤ交換は外注するとか・・。情けない・・世も末ですな。
タイヤ交換時のタイヤの付け外しにはコツがあるのです。
このコツを知らないと無駄に疲れるだけなのですよ。
初心者に特に多いのが何も考えずに力技で無理にはめ込もうとするパターンです。
いくらゴムだからって200km/hくらい出せる強度があるタイヤを人間程度の力技で変形させてはめられるわけないのです。
※タイヤ交換時にチューブを傷つけるのは大体力業タイプの人です。
タイヤ交換のコツ
タイヤをホイールリムにハメる際、
「はめ込もうとする反対側のビードをホイールリムのくぼんだ所にしっかり落とす。」
※山手線で言うと池袋と浜松町の位置です。
この理屈を理解しないと、ずーっとタイヤ交換苦手なままですよ。
はめ込もうとする箇所の対角線側のビードをリムの凹みにしっかり落とすことで、物理的にわずかな余裕ができます。
その余裕を使ってホイールリムにビードをはめ込んでいきます。
リムとビードの位置関係に注目
外すときも同じです。
外す方がはるかに簡単ですが。
そもそも、
ビード部はホイールリムと同じサイズのわっかなので物理的に入るわけないのです。
タイヤはゴムですがホイールと密着するビード部は固いので歪みません。
これ知ってるだけでかなり労力は低減するはずです。
※ベテランほど力入れずにタイヤ入れ替え交換作業しますよ。
ガレージで作業するならともかく、
出先でパンクしてのタイヤの取り外し作業の場合は、ささっとなるべく楽に片付けてしまいたいもんです。
ちなみに・・
外すときはともかく、組むときは極力タイヤレバーを使わない作戦をとりましょう。
脳みそと 全身を使って出来るだけタイヤをリムに組んで(引っかけるイメージ)しまいましょう。
タイヤレバーを使うのは割と最終工程です。
細いオフロードバイクのフロントタイヤは手で7割がた組めます。
※最初からタイヤレバーでやるより圧倒的に早いです。
リアタイヤや旧車オンロードのチューブタイヤはなかなかそうも行きませんが。
手でできるだけ組んでみると、
「ホイールリムの凹んだとこにビードを落とす。」
と言うことが理解できるはずです。
タイヤ交換作業で用意すべきもの
細かい工具は人によって違うと思うのであくまで基本、という事で。
■必須なもの
これクッソ安い。
思わず買っちゃいましたよ。
ツーリング時の携帯用にします。
タイヤ交換の手順はいちいち書きませんが。
※リクエストがあればそのうちまとめます。
■あると便利なもの
いいスタンドは預かり者のXRの固定に使っているのだ。
安いスタンドは上げたままで固定して使っています。
ダンパー付きスタンドだと解除後の反動でバイクが落ちません。
今は安いですが昔はダンパー付きスタンドは普通に1万円以上したもんです。
やっすいダンパーがないスタンドだとマジで落ちることがあります。
※それならビールケースの方がマシです。
でかい旧車の場合、耐荷重オーバーなのでこのスタンド使えません。
※当倶楽部では一時的にセンスタ付けて、別のジャッキで支えています。
タイヤ関係の作業をする際、エアコンプレッサーがあると本当に楽です。
※タイヤチューブの損傷チェックするにも一度空気を入れるのが苦にならない♪
当倶楽部のガレージには、
「コンプレッサー様。」
「万力様。」
「グラインダ様。」
「インパクトドライバー様。」
などの八百万の神がいらっしゃるのだ。
ビードクリームやシリコンスプレーはあるとタイヤの耳だし(ビードがしっかりリムにハマること)が楽です。
古くなった固形ワックスで十分。
※最悪、仏壇のろうそくでもOK。
タイヤを滑らせていい位置に固定する、という事を考えればどの面にビードクリームを塗ればいいかわかるはず。
スポンジでビードクリーム(古いワックス)塗るのが一番効率がよろしい。
■あると安心なもの
最初のうちは、タイヤを付け外しする際ほぼ間違いなくタイヤチューブを傷つけます♪
※何度も自分で交換してタイヤチューブに穴開けた人を助けに出向いたもんです。
チューブにあけた穴は軽傷ならパンク修理キットで対応できますが、前項で書いた力技系の人はチューブにガッツリ4か所穴が開いてることが珍しくありません。
※スネークバイト(蛇の噛んだあと)と呼ばれています。
消しゴムのようなカスが出てるなら擦れてる証拠です。
最初のうちは練習だと思って、穴が開いてもいちいちくよくよせずにさっさと新しいチューブを使うことです。
なので、
予備のタイヤチューブを持っておきましょう。
※ロングツーリング時に予備のタイヤチューブを持参するのは常識ですよ♪
当倶楽部では、古いチューブを捨てずにとってあったりします。
実はタイヤチューブは頑丈なので切ったりしてもいろいろ使えるのです。
※強度のあるゴム素材は買うと高い。古い車のビビり音対策にも使えて重宝しています。
ホイールに組むリムバンドもボロボロだとスポークとチューブが直接触れてそこからパンクしやすくなります。
※マジでそういうの見た事ある。チューブに消しゴム上のカスがついてたら何かしら擦れてる証拠です。
ビニールテープでリムバンドの代用が出来ますが汚らしいし、リムバンドなんて安いので少しでも切れかけてたら交換すべきですよ。
タイヤ交換に必要なもんと言えば、まあ大体こんなところです。
ちなみに・・
タイヤ交換ではホイールを外すことになります。
ホイールなんてめったに外さないのでガレージで作業する場合はこの際、
はしっかりしてあげましょう。
リアホイールはチェーンルブが飛び散って汚くなりがちです。
スポークもリムもこの際綺麗にしてあげましょう。
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ホイールベアリングが死ぬとマジで死ぬ目に遭います。
ベアリングに少しでもガタがあったら速交換した方が身のためです。
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ベテランライダーでも意外とできないタイヤ交換
※パンクした時どうしてるんだ?
タイヤ交換の様に面倒くさい作業は自分で積極的にやってみて身につけるしかないんです。
誰でも最初からできたわけではありません。
でも最初のうちは組んだ後に空気を入れても空気が入らず。
せっかく組んだ後にチューブの穴に気が付いて呆然とするのだ。
でも安心して!誰もが絶対一回は経験してるはず。
誰でも最初は初心者なのでさんざん苦労すると思いますが、
出先でパンクするという事態はいつでも誰にでも起こり得ます。
※チューブタイヤパンク修理作業とチューブタイヤ交換作業は極めて似た工程です。
誰もいない山道で突然 面倒くさい タイヤ交換作業を体験するより、
自宅のガレージでできるようになっておいたほうが良いに決まっています。
※出先でのトラブル時は大抵、軽めのパニックになっているので普段できることでも出来なくなります。
余裕のない出先&雨天&山の中でのパンクなんて本気で人生見直したくなるくらい嫌になりますよ。
ちなみに・・
林道に入る時に少しでもグリップ力を稼ごうと空気圧を下げる人がいます。
※ 余計なお世話かもしれませんが 普通の林道ツーリングでタイヤの空気抜くなんてほとんど無駄な行為です。
なのですが。
状態でで林道入る時にタイヤの空気圧抜く人が多くいてビックリします。
※空気圧低いまま走るとパンク発生装置になるしまさに自殺行為です。
タイヤとホイールリムがずれないようにするパーツ。
未舗装路でテールスライドさせてターンする人は必須。
空気圧が低いと
とまあ、ろくなことないのですよ。
ビードストッパーなしだとフロントホイールでもタイヤとホイールリムがずれるよ。
空気注入口がちょっと斜めになってるのが証拠です。
林道から無事に出てくるのが最優先事項です。
わずかばかりのグリップ稼ぎと危険度爆上がりを天秤にかけてはいけません。
そんなことするより、しっかりトラクションを掛けて走る練習すべきですよ。
出先でパンクしたらホイールを外すのは必須の作業
そうなると車体を支えるのも一苦労なわけです。
センタースタンドがないバイクだとパンク修理は大変なんです。
何せ車体を直立させたまま保持できないのですよ。
ワタクシが
当然、車体にそれなりの傷がつきます。
カウル付きのバイクはカウルが割れるかもしれません。
やはり「センタースタンドは欲しいな。」と常に思っています。
※Z1-Rのセンスタはバンクさせると路面に接触して 景気良く 火花散らすから怖いんですが。
バイクに乗る以上、パンクは常に付きまといます。
チューブタイヤはパンクしたらあっという間に走れなくなります。
※チューブレスはパンクしてることすら気が付かない人がいるくらい。
普段からパンクしないように走るしかありません。
例えば、
などなど。
バイク乗りたるもの、出先でトラブルにあったら適宜あるもので、ある状態で何とかするしかないのです。
バイクのレッカーサービスに入ってればまだ良いんでしょうが・・。
出先の山の中で工具がないと真っ青になります。
残念ながら、山の中ではいまだに携帯がつながらない場所もあるのです。
そもそも林道までレッカーに来てくれるとは思わない方がいいです。
※最近、県外ナンバーのバイクを観光地から1台だけ運搬してるトラックをやたら見かけますがやはりトラブルなんですかね?
ちなみに・・
タイヤ交換の際、誤ってワッシャーをタイヤの中に入れたまま組んでしまったことがあります。
チューブとタイヤの間に挟まってました。
どうなると思いますか?
ワッシャーの形にチューブが切れる(裂ける?)のですよ。
※チューブに圧着したまま金属であるワッシャーが熱持ったりしたんだろうと思うのですが詳しくはわかりません。
県外まで林道を繋いで遠征してた時に、とある林道の出口でタイヤ外周にダメージが全くないにもかかわらずのパンク。
※タイヤ交換して数百キロ走った後に、です。
幸い、前輪だったので修理はあっという間に終わりましたがちょっと焦りました。
※出先でのパンク修理はチューブごと替えちゃって自宅でゆっくりパンク修理をして予備として持ち歩くのが吉です。
まとめ
ベテランライダーでも、です。
※実際にワタクシはツーリング先でパンクした友人を助けに行ったことすらあります。
アナタのバイクのクラシカルな見た目のスポークホイールはカッコいいですな。
キャストホイールにはない雰囲気は最近ン所古めかしいデザインのバイクによく似合います。
ただし、
スポークホイール装着車はほとんどがチューブタイヤです。
旧車はキャストホイールでもチューブが入ってたりします。
※リムの作りが甘くて空気が漏れるんですわ。
前後チューブタイヤだから、未舗装路はあんまり走りたくないけどガンガン行ってますなぁ。
セロー225の最終型近くのリアタイヤはチューブレス対応型スポークホイールですがイマイチ主流になりませんでしたな。
何故なんだろ?中古市場では超高価格で取引されてますが。
※その前に、チューブレス用のオフロードタイヤってあんまり聞かない気もします。
というわけで、
はタイヤ交換にチャレンジしてもいいと思いますよ。
タイヤの付け外しは、
ほど楽です♪
たまに食べると唐揚げって超旨いよね。
なので、オフ車や旧車ならタイヤ交換それほど難しくはありません。
※太いタイヤで17インチのチューブ仕様なんて面倒くさい。
ラジアルタイヤでチューブ仕様のバイクなんてあるのかしら?
ラジアルタイヤは扁平率が低くてビードが固いからタイヤをホイールから外しずらいのですよ。
・・そういえばゼファーのRSシリーズはチューブタイヤですなぁ♪
出先でパンクしたら直せる自信ありませんな。