最近、当倶楽部では誰も知らんような「信州の穴場。」を探るのが楽しくてしょうがない。
軽くコンセプトと時間だけ決めて走り回るだけなんですが。
今回は「藤棚。」を愛でつつ、梅雨の合間に長野市須坂市を彷徨いました。
当記事の目次
長野市のはずれに「藤棚。」が有名な場所があると聞く
これは、初夏の長野を散歩するうえで知っておかねばなるまい。
ということで、
今回はGW明けの翌土曜に散歩がてら出撃しました。
そしたら「藤。」ったら、満開でした♪
藤の見ごろはGWから5月中盤ってとこでしょうか。
結構な山の斜面に藤棚がちゃんと整備されているのが、長野市若穂地区にある「山新田 見晴らし公園。」です
※世間一般には全然知られてないところが素敵です。
街道からもだいぶ離れていて知名度は全然ないので普通は行かない。
山新田 見晴らし公園
「藤。」の大群生、というわけではありませんがシッカリ人の手が入っていて見ごたえはあります。
普段は ほとんど人が来ないと思われる 静かな山の急斜面の集落の一部にあります。
全然密じゃないところも素晴らしい。
だいぶ手前から手書きの看板で案内が出ています。
※あと2kmとか書いてありますが、絵が目立ちすぎて距離は読みずらいですが。
現地には、監視員さんなどはいませんが 訪れる人がご老人ばかりなので 観光客の規律が守られている感じです。
それでも数十人規模のお客さんが出入りしておりました。
長野市、須坂市アタリの住民は梅雨の合間の晴れた日に、ちょっとした時間を作って家族で散歩に来るにはちょうどいいのかもしれません。
高台の上の方にある駐車場は15台くらいは入れるか・・と言ったところです。
駐車場の地面は未舗装ですがバイクなら、ササっと駐車場の端に止められます。
※駐車場の端にはベンチがあり、長野市街地まで見渡せて景色がとてもよろしい。
駐車場横のベンチからの風景。
簡易トイレの違和感ったらない。
「山新田 見晴らし公園。」までの道は、大規模な宅地の造成が行われている麓の道は走りやすいのですが・・。
なりますので大きい車はちょっと行きづらいです。
ただし、
バイクでの散歩には丁度いい場所です。
藤の花
漫画「鬼滅の刃。」では「藤のニオイ。」を鬼が嫌うという設定でしたな。
なら鬼を封じ込められるのは「5月。」だけなんじゃないかと思うのですが。
鬼殺隊の選抜試験の山なんか「鬼が逃げ放題。」なんじゃないかと。
※鬼滅の刃にもエヴァの様に「一年中夏。」みたいな細かい設定はあるのかしら?
言っておきますが、
ワタクシは鬼ではないので「藤。」の花の匂いが嫌いではありません。
その下を散歩できるようになってるのもすごい。
※未舗装ですが。
「鬼滅ブームで、藤棚もお客さんはたくさんいるのかしら?」
と思いましたが、
観光客(ほとんど地元民。)は ジジババ お年を召した人ばかりでした♪
※ 民度の低い 騒ぎまくる子供が少なくて静かでいいのです。
関係ありませんが、
この時期の「藤。」の花にはミツバチがブンブン飛んでて可愛いのです。
※ミツバチは羽音がうるさい位いる。天気の良い初夏の午前中のいい陽気で、遠くで雉がたまに鳴く、という大自然でした。
「藤」という木はとんでもなくでかくなる。
実は人の手て制御しないと「藤。」は伸び放題になるのです。
長野では「野生のフジ。」は結構どこにでも咲いています。
ところが、
そりゃもう見上げるほどデカくなるのが「藤。」という木です。
当然、スゲエ高いところに「藤の花。」が咲いてるのですが上を見ないと全然わかりません。
結構あるけど気が付かない
「藤の花。」は林道でもよく咲いているようです。
ただし、
頑張って走ってると上の方に咲いてる 地味目な 「藤の花。」に気が付くこともなく、誰かがコケタ時とかに止まって上を仰ぎ見ると「藤の花。」を見つけたりするのです。
楽しすぎて走るのに夢中になると「藤の花。」には気が付かないんですが。
ワタクシは某菅平へ続く林道の途中、小さな川沿いにドカンと藤の花の群生があって見事なのを知っています。
※野生なので当然高い位置にある「藤の花。」なのですが本当に具全見つけました。
今は長野の林道は荒れ放題です。
※この場所もおススメどころか相当な腕がないと危ないレベルですのであえて書きません。
「藤の花。」が咲く時期は割と標高に左右されずないっぽいです。
同じような時期に咲いていますな。
※2000m級は知りませんが、翌日に行った戸隠でも見事に野生のフジが咲いてました。
よくもまあ、こんな斜面に田んぼなんかつくるよなぁ。
※水カマキリ捕まえましたが、子供たちにウケず。
藤棚になってると、間近に花が見られて素敵ですが「野生のフジ。」が新緑に交じって咲いてるのも捨てがたい。
ちなみに・・
「藤の花。」なんて昔は「花札。」の図柄としか思ってなかったです。
「藤棚。」って言われても腹が膨れるわけでもないし、割とどうでもいいと思っておりました。
※ジジイは皆カメラ持って花の写真を取りたがり、大体ソバを食うのが良くわからんと思ってたし。
今は花の時期に長野を散歩して回るのも楽しいのですよ。
特に春や初夏はどこに行っても何かしらの花が咲いてるので花を満喫出来ます。
秋は紅葉や雪山も綺麗ですしねえ。
ワタクシも歳を取ったな、と自覚しますね♪
でもはっきり言うと、
「今が一番楽しい。」
ですな。
長野県人は商売がヘタだ
せっかく集客できる武器を持ってるのに使い方がヘタです。
「デスノート。」を持ってるくせに、算数の計算や漢字の書き取りしちゃうレベルでもったいない。
お茶とお茶うけだけでも売れると思うんですが。
客層が ジジババ お年寄りなので、そういった年代にウケるちょっとしたファーストフード的なお団子とか、地元の和菓子屋さんと共同開発するとかね。
そういう商売的な動きが鈍いというか皆無なのが長野県人。
ヘッドライトがあまりに暗いので。
せっかく「祭り。」として地域で盛り立ててるんだし、
それに応じていい感じでお客さんが来てるんだし、
過疎ってる集落でも、もう少しなんか考えればいいのに。
・・と思うのは、ワタクシが外部から来てるからなんですかねえ。
トイレとゴミ処理だけきちんとすればそれなりの売り上げはありそうですが。
※一応、仮設トイレは一個だけありましたが。
こんな記事もあります▼
どうせそんなこったろうと思っていたので、
ワタクシ達は予め麓のファミリーマートで
というピクニックセット的な食事を買って行きました。
「山新田 見晴らし公園。」の駐車場脇にあるベンチは長野市街地を見下ろせる高台にあるので景色が素晴らしいです。
が見渡せます。
そこでお弁当を食べました。
ちなみに・・
何度も書いていますが長野のマイナーな場所への散歩ツーリングの際は、
等を持っていくと間違いないです。
大抵、何も売ってないので現地で何とかできません。
さらに、
トイレがないことも多いです。
逆に、
「それが長野の見どころ探訪。」
の本質だと言ってもいいくらいです。
こういう場所で、
バーナー使ってお湯沸かして
「NISSINカップヌードル醤油。」
とか食べると、周りの観光客からの羨望のまなざしを受けます。
※知らない子供に「あれ食いたい~。」と泣かれて困る親を見るのは心が痛いのですが、最近は「想像力と準備不足の親を怨むのだ。」と 大人げなく 割り切ることにしています。
地図で見ると林道がありそうだが。
コレもついでに散策してきました。
※今回の得物はDT200WRとセロー225Wをチョイスしたのはそのためです。
馬越峠と言うそうな。
鬱蒼としたカラマツの枯葉が道を埋めるような1.5車線の見通しが悪い道が続きます。
全線舗装されていましたが、交通量は極少です。
こんな誰も使わないような道を舗装する意味があるのかね?
※それでも峠の頂上付近には登山者と思われる人の車が5台くらい止まっていました。
何の侵入を防いでいるのかよくわからん。
この林道からの眺望はほぼゼロです。
林道の須坂側の出口にはしっかりとしたゲートがありますが、
「開けたら締めてね。」
という張り紙があるくらいのフレンドリーなゲートでした♪
※不法投棄対策って書いてありました。
それでも、
この林道を抜けた後、須坂市に入るあたりでは高台からの景色が広がります。
多分、林を切り開いたと思われる畑がずっと広がりますのでその先まできれいに見渡せるのですよ。
※景色のいいちょっとしたスペースで某企業の営業車がサボって昼寝していました。
長野県は高台の宝庫なので、ちょっと散歩するだけでこういう景色がそこら中にあるのです。
この時点で、まだ12時です。
さてどうするか。
ついでに米子大瀑布に寄ろうと試みる
大昔、ワタクシが長野に移住した時に当時まだ小学生だった甥っ子と一度来たきりです。
※甥っ子は今年社会人になったというが、あんなので世の中渡っていけるのか・・。
「米子大瀑布。」は観光地なので案内板が細かく出ています。
菅平に続くR406から、案内をたどっていけばすんなりつくはずでした。
米子大瀑布は結構見事ですが山奥にあるのでイマイチ人が来ない。
が。
「道路崩落のため、全面通行止め。」
という悲しい標識が。
何時ものように
「オフ車だし、行けるところまで行こうか?」
という自己責任だけれど結構迷惑な判断もできたのですが・・。
一応、止めておきました。
まあこれも仕方なしですわ。
近所の散歩だし、またくればいいんだし。
ちなみに・・
大河ドラマ「真田丸。」のオープニングで崖の上に米子大瀑布がある描写がありますが、あれは演出です。
NHKに問い合わせが結構あったようですが(笑)あんな天空の滝っぽいもんはありません。
米子瀑布まではガードレールのない1.5車線の舗装路です。
菅平周辺は綺麗な滝がたくさんあるので、スタンプラリーっぽく回ってみるのもいいかもしれません。
徒歩で行かねばならないところもあるのでちょっとだけ大変ですが。
※夏の菅平は涼しいしねえ。林道巡りと合わせると丸一日以上遊べますな、菅平。
まとめ
「コレが普通にできる環境にいる。」
というのは結構凄いことなんですが。
小さいバイクで露の間のちょっとした晴れ間でも行ける近所の散策案てのも楽しいもんです。
長野県人は出不精というか「引きこもりがち。」な人が多いのです。
自宅の近所に素晴らしい景観の場所があっても意外に知らない人が多いのです。
長野在住の人は、
「ホントもったいないので今すぐ小さいバイク買って半径10km以内をしらみつぶしに走り回る事。」
をおススメします。
ちょっと再生はきついかな・・。
長野県に住んでいれば遠くに行かなくてもいろんな景観があるのです。
市街地=何せ山の間の狭い平地なのでどの山からでも街が見えるのですよ。
そしてその背景は雄大な山です。
「山だけに。」
・・なんだか上手いこと言えた気がする。
フォトジェニックな写真が 腕さえあれば 簡単に撮れます。
今こそ「信州の魅力再発見。」すべき時ですよ。
※感染病が収まっても、長野が面白すぎて遠くまで行かなくなっちゃうかもしれませんが。
当記事は、
県道探訪カテゴリと絡めた記事にしようかと思ったのですが、「県道走ってねえ。」という事で別カテゴリにしました。