免許取ったらバイクで出かけたくなります。
多くは単独行【ソロツーリング】になるはずです。
これが慣れるまでは不安だらけなのですよねえ。
小心者の皆様にソロツーリングが当たり前になるまでのルーチンワークを伝授しましょう。
大丈夫、誰でも似たような過程を歩んでいます。
当記事の目次
「ソロツーリングしてみたいな。」と思ったら
ツーリングだって同じです。
確実なのは、ライダーなら誰でも同じ思いをしたことがあるはずなのです。
最近二輪免許取得者が増えているとのこと。
ですが、
最初のツーリングは誰にでもあるのです。
大勢で出かけると写真撮影もままならん。
時と場合を選ばず、
バイク乗りは「ツーリングに行きたい。」と思うのですよ。
それはもう理屈ではなく、衝動と言うか感情に近いものがあります。
感情で動きがちな若者ほどその衝動は強いように思えます。
※歳とるといろいろ理屈っぽくなっていけねえや。
若いうちは バカなので 勢いだけで乗り切ろうとします。
※その前に若者は バカなので ネガな要素を思いつかない。
慣れてくると息を吸うように自然にツーリングに出かけるようになるのですが、
最初のうちは結構不安で悩むんですよね。
「ツーリングに出るには何をどうしたらいいのか。」
って。
いい大人ほど、悩み始めるとネガな要素ばかり思いつくのです。
実は、
勢いだけでツーリングに出かけて出先でやらかすのもいい経験なのです。
最近は、失敗したり、やらかしたりすることを極度に恥じたり恐れたりする風潮があるので勢いのある人が減った気がします。
※事故以外は一つたりとも失敗ではないです。
ワタクシとしては、
「四の五の言わずにソロツーリングに行ってこい。」
と言いたくもなりますが、それはそれでパワハラっぽいので、
「ツーリングに慣れるまではある程度のルーチンがあるよ。」
という方法を伝授しようではないですか。
紙の地図を眺めて目的地を決める
はっきり言うと、バイクでのツーリングは目的地よりも行く行程が楽しいのです。
慣れてくると目的地なんかどうでもよくなり、
「西。」
「あの辺。」
「気分。」
とか大ナタ振るい放題の前衛アート作品のような大雑把な計画しか立てなくなります。
ただし、
慣れるまでは目に見える目標があった方がツーリングに行きやすいのは確かです。
イメージと想像でいいんですよ。
経験上、無計画に適当に走り回ると道を覚えない。
紙の地図を使え
最近は何でもスマホの地図を使いたがりますが、ツーリングの目的地の選定には紙の地図が絶対的に優れています。
大雑把にルートや途中の街などのイメージすることです。
スマホの地図でもいいんですが、画面が小さすぎです。
広範囲にものを見ずらいので鳥瞰的に地図が見られないのです。。
※国道がどこをどう通っているかを把握するのにスマホでの地図は紙の地図にかないません。
逆にネット上の地図は、
という時点情報を得るには超優れています。
※要するに、適所で使い分けるのです。。
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とりあえず、ツーリングで目標にしやすいのは、
とかそういったところです。
最初のうちは目的地を有名どころに設定することをおススメします。
※有名どころだと結構離れたところからでも、案内板が出てるので迷いづらいのですよ。
ちなみに・・
バイク乗りは昔から最東端、最西端、最南端、最北端が大好きです。
本州の上記ポイントに行ってごらんなさい。
バイクシーズンの土日はいつだってバイク乗りがいますよ。
※真冬のシーズンオフに最北端にいるのは どこかおかしい 本当にヤバい奴らです。
取り合えず、目標にしやすいからなんでしょうねえ。
近場の目的地でツーリングに慣れる
体力と精神力にもよりますが。
下道で片道100kmっていう距離感を体で覚えるのです。
ツーリングに慣れるまでの最初のうちは、力の抜きどころがわかりません。
なので、
常に100%の力で走り続けます。
風景も風も道も、初めてツーリングに出るライダーにとっては、全部が新鮮です。
なので、
疲れている自覚はないんですが、実は結構疲れています。
※帰宅後、寝るときに目をつぶってもアスファルトが浮かぶようなら相当一生懸命走ってたってことです。
慣れる迄は、近所の片道100km前後に目的地を定めて数をこなすことが大事です。
※だんだん距離は延びていくし、高速も混ぜたりすると600km/日くらいは行けます。
「100km走るのにどれくらいの時間と体力が必要か?」
を経験として体得できるようになります。
※コレが大事なんですわ。
トラブルも経験するはず
数をこなしていくうちにいろんなトラブルに合うはずです。
これらをその時その時の状況に合わせて一人で解決していきます。
※焦らなければ意外と簡単です。
こういうトラブルを解決していくことで「ツーリングスキル。」が確実に身に付いていきます。
ツーリングには写真では伝えきれん感動もあるのだ。
ソロツーリングは自分だけが頼り
バイク歴が長くても、マスツーリングしかしたことない人も意外と多いです。
※バイク歴は、年数でなく走った距離と時間で測った方がいいですよ。
同じ距離を走った経験があるとして、
団体でしか走ったことないマスツアラーとソロツアラーではツーリングスキルに絶対的な差が出来ます。
マスツーリングで連れてってもらってるだけの人は、
なんですよ。
全部人任せなので、
ますツーリングの際に
なんて言うライダーはホントに存在します♪
※それも結構たくさんいます。
こんな感じの「ずっと実家にいてご両親に何でもやってもらってたお坊ちゃんタイプのバイク乗り。」は実際に存在します。
いつまでもビビって、ソロツーリングへの第一歩を踏み出せないとこうなっちゃうのです。
こわいわね。
と言うわけで、
「最初のうちは近場でソロツーリングの数をこなす。」
で、ツーリングスキルを高めていくことをおススメします。
ハードルは低い方が数をこなしやすいので、おおよそ100km程度のツーリングで慣れましょう。
ちなみに・・
別に目的地にたどり着けなくてもいいのですよ。
別に仕事じゃないので。
そして、
疲れたら適当なところで帰ってもいいんです。
雨が降ったら帰って来てもいいんです。
道程で面白そうな場所があれば目的地を変更すればいいんです。
完璧でなくてもツーリングを完遂することが大事なんですよ。、
この場合、
完遂というのは無事に楽しんで帰って来れるということです。
たどり着けなかった目的地なんて何度も再チャレンジすればいいんですよ。
※むしろ、何度もチャレンジできてお得です。
ざっくりしたルートと時間のプランを立てる
これも小さい画面でスクロールさせて道順を追うより紙の地図の方が優れています。
自宅から目的地までの道順をザックリ確認しておきましょう。
取り合えず、最初のうちのルートは国道メインで設定することをおススメします。
理由は、
「国道は青色の案内板が比較的豊富だから。」
です。
しかし、デメリットもあるのです。
「国道は混む。」
んですよ。
国道は混むのだ
とりあえず渋滞の国道にハマりましょう。
これもバイク道的な修行の一つです。
※全く渋滞路を経験しないライダーは居ないので。
そのうち、
「渋滞路の一本脇に道がある♪」
とかそういう視点になってきます。
地元民しか使わないような県道、市道ってのはたくさんあるのですよ。
※ワタクシは最近、新潟県十日町で一本裏道見つけました。
思考停止になってない応用力の高いベテランライダーはこういう裏道をたくさん知っています。
これこそがプライスレス♪
通行止めさえなければ Google先生より信頼できます。
国道は混んでいますが、
のです。
荷物満載ツーリングは徐々に。
おおよそ100kmで3時間
ヒトや場所にもよりますが休憩入れて下道走ってれば大体100kmで3時間見ておきましょう。
※もちろん田舎の国道などで信号がなく一定速度で巡行できるならもっと早いですが。
片道3時間、往復6時間。
これくらいが最初のハードルとして適当な気がします。
できるだけ空いている早朝に出かけて余裕を持って帰ってくるのが当倶楽部のスタイルです。
日があるうちに帰宅出来れば、洗車や注油などの余裕もあるし。
※バイク眺めながらビール飲んでもいいんです。
ちなみに・・
あくまでも時間もルートも予定はザックリでいいのです。
何時何分までに、ココに着かねばならない。
と言うのであれば、時間的にすごく余裕を持ったプランを立案しておきましょう。
焦るとろくなことないからです。
当然、予定は予定なので面白そうなもんがあればどんどん寄り道するのです。
※ワタクシは、とりあえず目的地まで早めに行って戻りルートで寄り道するタイプです♪
なら早朝出発するなどの工夫が必要です。
※渋滞すると全然距離が稼げないですよ。ゆっくりでも淡々と走り続けるのが距離を稼ぐコツです。
ツーリング前には愛車の整備点検をする
気が逸ってるので。
出かける数日前に一通り見ておくことが大事です。
ツーリングの数日前には、
「ネンオシャチェブクトオバシメ。」
で基本チェックをしたうえで、タイヤの状態もチェックです。
タイヤの空気圧って結構減っています。
コンプレッサーがない場合、ガソリンスタンドで空気圧調整可能です。
こんな記事もあります▼
それに、
ツーリング当日の朝早く出かけたい場合は、事前に近くのガソリンスタンドで給油&タイヤ空気圧チェックしておくとベストです。
※田舎はガソリンスタンドがない。土日は休みと言う所も少なくないのです。
旧車だと予期せぬメカニカルトラブルが多発します。
ので、ツーリングのハードルは一気に上がります。
ツーリング当日、出かける前に不具合があっても朝一だと何もできません。
ツーリング出発当日にその場ですぐ直せないトラブルがあった場合は、行かないほうが吉です。
なんとか不具合を直したとしても、無駄に精神的に焦ってるんですよ。
※焦って直したはずのトラブルが大きくなったりするものなのです。
ワタクシは当日無理やり直して出かけたKDX125SRのエンジンをこれで大破させたことがあります。
多大な出費でした。
※KDX125SRは、もう部品が無いので同じようなミスをしたら次は廃車ですな。
ツーリングの荷物をまとめる
それでも、
バイクにタンクバッグ積んだりリアに荷物括り付けたりするとツーリング気分が盛り上がります。
心配性なら、工具や予備パーツを搭載していくのもいいでしょう。
旧車でのロングツーリングだと工具や予備パーツは必携ですが、今どきのバイクならとりあえずは余計なもんは持たなくても大丈夫なはずです。
工具や予備パーツを持って行っても直せないのでは意味がないからです。
メカに不安があるなら、大人しくJAFに入ったりレッカーサービス付きの任意保険に入ったりした方が確実です。
ちなみに・・
ツーリングに携行する工具やスペアパーツはヒトによってモノが全然違うので面白いです。
ワタクシが携行する工具は、ホームセンターとかで買える安いコンビネーションレンチセットとドライバーセット、パンク修理セットくらいですかね。
※それにビニールテープとカッターかね。
高価な工具を持参したがる人もいますが、どうせ雨で錆びるんだし、無くしても惜しくないものをセレクトしています。
数と種類で勝負です。
サイズが合わない高価な工具より、多少ガタがあってもサイズが合う工具なんですよ。
「見栄を張ってもボルトは回らん!」
よくお師匠に怒られたもんです。
※安い工具は遠慮なく削ったり、切ったりできるのでスペシャルツールとして重宝するのです。
まとめ
ライダーとして知らない場所に行きたくなるのは普通の感覚ですよ。
それを一人でやろうってんだから不安になりますね。
やってみるとわかりますが、
ソロツーリングは全部自分で決めるんです。
何があっても自己責任なんですよ。
その代わり。
交通ルールを守り法に触れなければ何やってもいいのです。
「交通ルールや法規に従うのは自由じゃない。」
とか言う人が居ます。
そういうのは机上で文句言ってるだけの小物なので相手にしないほうが良いのです。
完全に全く自由だと人間は何もしなくなりますので、この程度の縛りがあった方がかえって自由を満喫できると思っています。
バイクで旅をする自由さってのはやったことがない人にはわからないんですよねえ。
ともあれ。
この記事にたどり着いたということは「ソロツーリングに興味がある人。」ですな。
ツーリングは思ってるより、ハードルは低いので思い切ってやってみたらいいのです。
※結構適当で大丈夫です。
「うわぁ。」って声が出ちゃいましたよ。
各々が素晴らしいソロツーリングを体験して、ワタクシを羨ましがらせるのだ。
その際、事故には気を付けるのだぞ。
僕らの約束だ。
身体は大事に使えば一生使えるのです。
遊びで怪我してもつまらないし。
そして、
無事であればツーリングで素晴らしい出会いがあるはずなのですよ。
※ワタクシの 腐れ縁の バイク仲間は大抵日本のどこかで意気投合してそのまま10年以上お付き合いがある人ばっかりです。