2018年10月以降、新型のKATANAがケルンショーでデビューして話題をかっさらっているが、
ワタクシはニューカタナ(カタカナなのがまたそれっぽい)といえば、3型カタナであろうと思っている
実物はマジでかっこいいんですよ、3型カタナ
写真にするとなんか間抜けチックですが
こういう個性的なのを乗り倒してる人、尊敬します
オーナーは立ち上がればいいと思うよ
個人的にはかなり名車だと思うので思いのたけを書きなぐる
・・3型カタナ(KATANA)、GSX750SⅢいいなぁ
当記事の目次
GSX-Sはいわゆる刀だけじゃない
あえて言おう、カタナ(KATANAでもいい)、と!
「パカタナ」とか「ナメクジ」とか悪口言われてる感のある3型カタナですが、実物は結構というより、かなりカッコイイです
とにかくスタイリッシュで、本家の刀よりサーベルチックです
何より、ライトがリトラクタブルという、軽量化をよしとするスポーツバイクにあるまじき(笑)システムを取り入れています
当時から全然流行りに乗らない、でもかなりかっこいいです
最近発表になった2019KATANAよりよっぽど個性的です
でもそれがいい
こういうのが「個性」だと思うんですよ、ワタクシは
意外に重量感もあったりします
足つきもいいです
重心は・・いうほど低くないですが、倒しこみは16インチホイールと相まってかなり軽い部類です
こういう
唯一無二のものを作らせたら、当時のSUZUKIはぴか一
ですな
※だから色物扱いされるのですが
これで1100があったら、もしかしたら時代が変わっていたのかもしれません
まあ、こんなおもちゃチックなギミックは海外では受けないのかもしれませんね
なので750以上は出なかったのではないかと推測します
※その前に国内で販売台数少なかったので世界に展開しなかったのかも!
新車発表当時の84'当時はバリバリに馬力自主規制のさなか、国内販売は750ccまで!というわけのわからんメーカー自主規制の真っただ中でしたしね
でも・・
GSX750SⅢの車体に、GSX1100Eのエンジンとか乗せることはそれほど難しくない・・気がする
メーターも初期型カタナっぽい枠内にスピードとタコメーターを別体で配置、余った箇所に、インジケータが付く
ウィンカーは一応左右別につくが離れた個所に配置されているわけではない
※この無駄さが所有満足を満たしてくれるのでたまらない
何せ定番的ないじくり方がないので、オーナーさんのやりたい放題が素晴らしい
もう全部個性的
画像検索してたらほんとに数時間経ってた・・
メーター回りはもうみんないじくりまくり
楽しそうでマジで羨ましい
知られていないが実は4型もある
実際にワタクシは見たことがないが、銀色のⅣ型と呼ばれる最終型が存在するようだ
機能的には若干メーターあたりが違う(情報が少ない)ようだ
ただでさえ少ない3型以降、4型はほぼ絶滅したのではないかと思う
本気で見てみたい
ワタクシは結構「雑誌の中だけの話」ではないかとすら思っている
だって、30年バイク乗ってきてただの一度も見たことないんだよ?
3型カタナの欠点は?
「はめ込み式のカウル内の小物入れ」
知る人しか知らないので、全然問題ないが蓋が吹っ飛びそうで怖い
ほとんど容量もなかった気がする
でもその空きスペースに何かを作ろうとした努力、あっぱれなり
ニーグリップで割れるサイドカバー
ほぼオーナーの全員が経験するであろう、サイドカバー割れ
設計時、いや試乗時にでも気が付かなかったのだろうか・・
ナイスだ、SUZUKI!
ワタクシなら、割れた表面を修正して、FRPで裏打ちして、裏側からたわむ箇所に硬質ゴム等を当てて割れないように対策しますね
実は結構乗りやすくて速い
エンジンがとにかく扱いやすい
低速トルクからきっちりあって、伸びもいい
実はジムカーナでも結構使えたりする
※本気で上位を狙うような乗り方には向かないけど
ハンドル切れ角がなく、低速トルクの塊で、19インチで、くそ思いUターンもろくにできないオリジナルの刀と比べたら月とスッポンほども違う運動性であることは確か
断言しよう!3型カタナ、ニューカタナはまぎれもないSUZUKIが生み出した名車だ
ただし、前後16インチと当時の流行りを踏襲した車体構成なので、タイヤは選べないでしょうなぁ
あれだけ売れた16インチ車、今はほとんど見かけないしねえ
テールカウルの横がとんがってるのでサイドバックを使うにはちょっと工夫が必要だけれど、ツーリングにも疲れないポジションだしね
カウルの風防効果は、1型2型の刀とは比べ物にならんくらいある
うむ、欲しくなってきた
まとめ
新しいKATANAがデビューするようだが、いまいちほかのバイクとの差がわからん
今のストリートファイター系っての?
どれも無個性になっている気がする
KATANA系は遠くから見ても、ああカタナだなと思わなきゃ
KAWASAKIのZ1000とかもうよくわからない
ストリートファイター系といえば、やはりDUCATIモンスターではないかと思う
※ほぼ最初に出たのでインパクトはすごかった
埋もれていった、名車というか珍車は結構ある
すまん、3型カタナ、君を一番最初に書くつもりはなかった
古今東西のバイクで写真で見たら間抜けくさいが実際見たらかっこいい、というギャップが最大だと思う3型カタナ
プラモデルにもなったくらい
まじで大好きだ、3型カタナ
漫画「キリン」にも女性ライダーが駆って登場した記憶がある
※ごめん、「キリン」は1100Sが海に落っこちたくらいまでしかじっくり読んでない
とにかく、変わってて絵にもなるし、意外に実力もあるSUZUKIの名作!とワタクシ個人は断言します
※二度目の断言
長く乗ってるオーナーさんたちは、赤だの黄色だのに塗り替えて個性的な3型カタナを楽しんでいるようです
※この間、すれ違った黄色の個体はかなりカッコ良かった
いいなぁ、3型カタナ
エンジンは何とかなりそうだけど、外装は部品あるのかなぁ・・
知り合いのロータスエスプリのリトラクタブルライトが、樹脂パーツが破損(プラのギアなのに数千円もするそうだ)してうまく開かなくなったのを見に行った際に、3型カタナを思い出して、何かきゅんとしたので記事にしてみた
世の中は「2019年式の新型のカタナ」でにぎわている最中だが、この今更感がたまらない力作の記事が書けて満足だ♪