制動に信用が置けないバイクはおっかなくって乗れませんよ。
ブレーキパッドは車検際にはチェックするようになっていますが・・普段見てないですよね。
ブレーキパッドがなくなると、ブレーキディスクが超傷みます。
そして、
ブレーキパッドが無くなると命にかかわります。
マジで。
当記事の目次
ブレーキパッドの交換時期は人それぞれ
という質問を画像付きでいただきました。
・・知らんがな。
ブレーキパッドの減り方は、
こんな感じで、乗ってるバイクや乗り方でブレーキパッドの減り方は大きく差が出ます。
それに、
ブレーキパッドの素材にもよるし、ブレーキディスクの材質でも変わってきます。
これは、オーナーにしかわからんポイントです。
気が付いたらすぐ交換できる体制になっております。
ワタクシは3mmくらいになってたらパーツを発注します。
で、いつでも交換できる体制を作っています。
※どうせずっと乗るので消耗品はストックしておいてもいいですしね。
とりあえず、
早め早めに交換しておいた方が安心できるのは確かです。
※判断に悩むくらいならけるべきですよ。
オートマ的な走り方
車の流れに乗って走ってる峠の下り坂でオートマ的な走り方をして、エンブレに頼らずガンガンブレーキかける人はそれなりに減りが早い傾向にあります。
「スピードが乗りすぎて、前の車との間隔が詰まりすぎて減速。」
これを繰り返すとみてて危なっかしいです。
下り坂に限らず、バイクはブレーキは多用しないライディングの方がスムーズですよ。
※特にフロントブレーキは走行中のバランスをめちゃくちゃ狂わせます。
「エンブレ駆使して前走車と相対速度ゼロで等間隔を守って流す。」
これが長距離を楽に走るコツです。精神的に楽です。
リアブレーキばかり減る
はリアブレーキの減りが早いですね。
後輪依存の旋回が基本なバイクはリアでコントロールするのが基本です。
エンブレのない2stオフ車は、リアブレーキがないと真面目に死ねます。
下りでフロントだけ使うと、ほんとにおっかないです。
※全然曲がれないので、どんどんバイクが怖くなるパターンです。
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
車検ではブレーキパッド残量を記載するようになっています。
ユーザー車検時に
「パッド残量が2mm以下だと物言いがつく。」
らしいのですが・・
※ユーザー車検では実際に確認すらされたことがありません。
そもそも、
ブレーキパッド残量2mmで走りたくないのが本音です。
とはいえ、
ブレーキパッドがない状態で、ブレーキを使うとブレーキディスク自体が変形したり痛んだりして大枚をはたくことになります。
※その前に危ないです。
少なくとも、年に一度はブレーキパッドの残量をチェックすべきと思うのですが。
こんな記事もあります▼
ブレーキパッドの残量確認方法
ブレーキキャリパーを車体につけたまま残量確認出来るのは楽な奴です。
中には
キャリパーを車体からハズなさいと確認できない車種もあります。
これは結構面倒くさい。
それでも、ドラムブレーキに比べりゃ、残量確認なんて余裕ですよ。
雨降るとほんとに効かなくなるのがすごい。
キャリパーを外して、ひっくり返してパッド残量を確認するのが確実です。
※ディスク正面から見て、残量を確認できないわけではないのですが。
ブレーキキャリパーは相当汚れています。
パッドの残量チェックの際に清掃してあげたほうが良いですよ。
パーツクリーナーを大量に吹き付け、ダストを洗い流してやると黒く今回汚れがジャンジャン流れ出てきます。
※パーツクリーナーはケチらないのがコツです。
どうせ使うんだから箱買いの方が得です。
そして。
キャリパーからブレーキパッドを外してパッド自体を清掃するのも手です。
ブレーキパッド自体もパーツクリーナーでダストを流します。
ブレーキパッドの溝にゴミや土が入り込んで埋まってるものも多いです。
※溝は金属ノコでなぞってゴミを掻き出すのが一番早いです。
こんな記事もあります▼
ブレーキパッドの値段はピンキリ
ブレーキパッドもユニバーサル規格っぽく統合されつつあるように思います。
とはいえ、
同じ形でも素材やメーカーによって値段はピンキリです。
ブレーキパッドには
等の種類があります。
セミメタルパッド
※昔は石綿(アスベストが入ってた。今でも「当時もの。」として稀に流通してる)
昔のバイクはほとんどコレ。
こんなのでも普通にツーリングする分には十分です。
当倶楽部では、ほぼ全部セミメタルパッド。
まあ安けりゃ何でもいいんですよ。
※ブレーキの絶対性能に頼るような頑張った走り方しません。
上記リンクから汎用的にブレーキパッドを検索できます。
さらに車種入力してを絞り込み検索すると便利です。
シンタードパッド
※ディスクの攻撃性を緩めたハイパーシンタードなんてのもある。
焼結パッドと言えばコレです。
オーガニックパッド
※多段階ブレーキが使える玄人向け。
テクニシャンはこぞって使いたがるけど、ワタクシはまあいいや。
ブレーキパッドは複合素材の組み合わせで成っています。
一般的に、
「ブレーキパッドの素材の金属割合を高めると制動力アップ、ディスク摩耗度アップ。」
と言われていますが・・
あんまり気にしたことないです。
※大体素材まで吟味してブレーキパッド買ったことないです。
フィーリングが合う合わないは、実際に試してみるしかないです。
※何種類も買って試すのは現実的でない気もしますが。
効きよりも信頼性
今どきの工業製品ではハズレはあまりないと思うのですが・・
かつては、
使ってるうちにブレーキパッドとベースが剥がれるというパッドも存在しました。
※マジです。
どうやら加工精度の悪いブレーキパッドは、
というメカニズムっぽいです。
※水分はマジで怖いね。
「レストアベース。」
とかいう感じで売られているボロイ旧車、要チェックですよ。
ワタクシは、Z2でほんとにブレーキパッドが外れかけたことがあります。
※タイヤ交換時に分かった良かった♪
上記リンクから汎用的にブレーキパッドを検索できます。
さらに車種入力してを絞り込み検索すると便利です。
ブレーキパッドによって効きが違う?
世の中には多種多様なインプレがありますが、
こういう感覚的なインプレは信用できるのは自分だけです。
こういう感覚的なものは人のインプレを鵜呑みにしてはいけませんよ。
※人の言うことなんか気にしないほうが楽です。
値段が高いモノが自分に合うとも限らないのが面白いところです。
安くても自分の使い方に合うブレーキパッドは実際にあります。
よほど効かないならまだしも、普通に使ってる分には慣れちゃうもんです。
とはいえ、
名の通ったメーカーのブレーキパッドはそれなりに高いです。
これは、
「信頼性の高さ=値段。」
になってる様に見えます。
※どの世界でも同じですけどね。
確かに、
ブレーキパッドを交換すると、しばらくは違和感があるかもしれません。
アタリがついてない状態だと大体そんなもんです。
よほどひどく効かない場合以外は割とすぐ慣れちゃいます。
交換した直後は、当たりも付いてないので頑張りすぎるのは無謀です。
※ワタクシは安全を確保した上で、何度かブレーキを強めにかけて無理やりアタリを付けます。
ブレーキディスクへの攻撃性
「ブレーキパッドの素材の金属割合を高めると制動力アップ、ディスク摩耗度アップ。」
というのは昔から言われています。
あんまり気にしたことないです。
ブレーキディスクも「消耗品。」ですので。
国産のバイクや車が異常なだけであって、外国ではブレーキディスクの摩耗は当たり前です。
※特に車の世界ではホイールが赤くなって汚れているのはパッドと共の摩耗するディスクから発生するブレーキダストのせいですよ。
外車のホイールは素晴らしく赤茶色に汚れます。
ディスクブレーキは、ブレーキパッドをディスクに押し当てて、摩擦でストッピングパワーを得ています。
ディスクが摩耗しても別に不思議はありません。
というわけで、
バイクに普通に乗るならあんまり気を遣うポイントではないと思います。
よく効くブレーキで10万キロ乗ってもディスクが摩耗しない何と事はあり得ません。
※全然効かないし、クソ厚くて分厚くて頑丈なZ1系のブレーキディスクは純正で10万キロ持ちますが(笑)
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
ブレーキパッドはオイルを吸います。
ブレーキパッドがオイルを吸うと効きが悪くなるし、パッド自体が脆くなります。
洗車などで、ブレーキにオイルを吹きかけまくる人はまさかいないと思いたいのですが・・
初心者は何するかわかりません♪
こういうのはまだ可愛いのです。
純正で危ないと思うくらい止まらないブレーキはSUZUKIジェンマ(旧)以来久しぶり。
両方見たことがあります。
※当倶楽部でもKDX125SRのフロントフォークがねえ・・所詮原付2異種です。
走行前に車体全体をチェックするのは、こういう不具合を早め早めに見つけるためなのですよ。
こんな記事もあります▼
社外キャリパーならブレーキパッドのストックは必須
古い車種でも80年代以降くらいのバイクなら複数メーカーがパッドを用意してくれています。
不人気車でも選べないながらもなんとかブレークパッドを確保することは出来るはずです。
ところが。
等は、ブレーキパッドが手に入らないことが稀にあります。
ほとんどの場合は、
「全く無いのではなく、複数種から選べない。」
程度だと思いますが・・
あまりマイナーな車両だと「マジでブレーキパッドが手に入らない。」という事態もあり得ます。
外車のバイクは、その最たるもので一瞬だけ日本で売られた限定車やマイナー車だとパーツの入手に悩むことがあります。
外装やエンジンパーツなどはもちろん、ブレーキパッドなども入手しずらいのですよ。
特に旧車や外車の特別仕様のエンジン搭載、足回り装備・・とか言われると逆に引きます。
※マイナー車、レア車という名目で売られてたりしますが、維持の難易度は比較的高いのがこの手のバイクです。
というわけで、
マイナーな車種や後付けキャリパーを装備したバイクはブレーキパッドのストックをしておくことをおススメします。
ちなみに・・
当倶楽部のZ1-RはPMの125×4という種類のブレーキキャリパーを装備しています。
Z1系に使われることはほとんどないマイナーなキャリパーです。
※仰々しいわりに効きは大して変わりません。
大昔、上野のバイク街で買ったんだぜ!
ハーレー系でよく使われているのでパーツ供給は問題ないのですが・・
常にワンセット(左右で4枚)のストックをしてあります。
※以前より全然パッドが減らなくなったのは長距離行けてない&大人しくなったからですかね。
まとめ
でも2mmってかなり減った状態ですよ。
※タイヤとブレーキはケチってもいいことないです。
Z1系のリアキャリパーくらい簡単にパッド残量を確認できればいいんですがね。
交換すべきパッドの残量はヒトによっても違います。
※ワタクシは3mmくらいになってたら交換&パーツストックを考えます。
余程こだわりがなければ、ブレーキパッドの種類は何でもいいと思うんですよ。。
とにかく、
減り切ったパッドをブレーキディスクに押し付けるのは嫌です。
危ないし。
良く今まで車検で怒られなかったと思うよ。
こんな記事もあります▼
今どきのバイクはメンテフリーっぽいです。
でも、
基礎的なポイントはオーナー自身が出来たほうが良いように思いますよ。
※ほんとに乗りっぱなしなオーナーが多くてびっくりします。
命は自分で守るもんですし。
「いけね!」
って思ってからでは割と遅いのですよ。