オフロードは腕次第なので、現行バイクに全く性能的に劣る気がしなくても見た目がしょぼいと気が滅入ります。
そういう場合は、
デカールを張ってドレスアップしちゃえばいいんですよ。
見た目が一気に小ぎれいになります。
という記事です。
当記事の目次
当倶楽部のDT200WRの外装について
割とお問合せも多いので思い切って記事にします。
※デカールを切った張ったして全体イメージを整えただけなんですが。
古いオフ車は外装が汚いのは普通です。
よほど気を付けていても外装が紫外線に焼けて劣化します。
今までオフ車を何台も再生していますが、ほぼすべての中古オフ車の外装はひどいものでした。
ワタクシのオフロードテクニックは全てDT200WRに教わったと言っても過言ではありません。
YAMAHAの白はまだいいんですが・・
いずれも日焼けして外装の樹脂がカッサカサになります。
※YAMAHAの白も目立たないだけで厳密にいうと粉を吹くように劣化が進みます。セロー225Wがそうでした。
オフ車は外装が痛む
転ぶことが多く小石の飛び交う未舗装路を走りまくるオフ車の外装は傷みますよね。
未舗装路を走行するたびに洗車するのでワックスはあんまり意味ないです。
それに、外装の樹脂は日焼けしやすいです。
※10年も経てば外装が白濁して当然です。
そんなわけで、
どうしても古いオフ車はみすぼらしく見えるものなんですよ。
ただし、
「努力次第では結構マシに見える状態をキープできる。」
と言うことがわかっています。
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
当倶楽部のDT200WRはド初期型で白地にピンクのデカールと言う仕様でした。
ほぼ廃車扱いだったこの個体を東京都多摩地区の知り合いから入手しました。
ワタクシにとって初めてのオフ車だったのでいろいろ学ばせてもらいました。
と変化しています。
ワタクシは、入手時から今まで変わらずDT200WRを超気に入っています。
DT200WRというバイクは素晴らしく良く出来ています。
みんなワタクシの乗ってるバイクが20年単位で変わらないのが不思議なようで(笑)
※年賀状のバイクの写真がずっと変わらないのですよ。
ワタクシはオフロードバイクはずーっとDT200WRがいいのです。
こんなに言うこと聞かないバイクも珍しい
今でも凄く楽しいのです♪
何度も乗り換える機会もあったし、WR250Rを格安で譲ってもらえる話もあったので巣が断りました。
※もっと早く出会えばよかったと思ってるくらいです。
05'YZ125用のデカールキットがベース
シュラウド部分は確か05年式だったような・・
テールとフロントフェンダーは年式覚えてません。
※有名なオフロードグッズのショップ「ウェストウッド。」の特売コーナーで叩き売られてたので買った。
それを切った張ったして、無理やりデザインっぽくしているだけです。
外装の形なんか全然違いますが一応兄弟車、なんとなくそれっぽく見えるのが素敵です。
※よく見ると結構手作り感満載ですが評判はいいです。
古くからオフロードやってる大き目なショップの埃かぶってる棚がねらい目です。
いろんな派手なデザインが選べます。
茨城にあるウエストウッド(井原商会)は行くと散財してしまうのであまり行きたくないがオフ車乗りにはワンダーランドではある。
あれ、今は茨城県龍ヶ崎市のショップはやてないのかな?
やってるならオフ車乗りなら絶対行くべき。
型落ちのウェアが超安い。
※損はないので会員になるべき!
モトクロス用デカール
古めのオフ車のイメージチェンジで悩んだら、
デザインが気に入れば年式、車種にこだわらず後付けのモトクロス用デカールを試してみるといいです。
この手のデカールは年式が古くなるほど安く売られてる・・ハズなんですが。
最近は古い年式のバイク用の部品でも、高額取引されてたりしますなぁ。
※少なくともウエストウッドでは叩き売られていました。
モトクロス用のデカールはデカール自体が厚手で丈夫なので長持ちしますし、外装の保護にもなります。
※普通のバイクショップで売ってるデカールとは質も厚さも強度も全く違います。
当倶楽部のDT200WRはもう10年以上この仕様ですが「モトクロス用デカール。」については全く痛んでいません。
そして乗って楽しいのです。
ちなみに・・
ゼッケン部分のオレンジは自作カッティングシート仕様です。
なんてことはないカッティングシート屋さんで売ってる屋外用のシートを切って作っています。
※安いけどすごく薄い。加工はしやすいです。
カッティングシートで作った部分に関しては、
して剥げたり削れたりします。
ので。
10年以上ぶりに張り替えてみました♪
ゼッケン部分はカッティングシートで作成
※もちろんネットです。田舎にはそういう素材を扱ってるショップはないぜよ。
楽天ポイント貯めてるので楽天で商品買いがち。
もう一個ポイント作んでお得感がすごい。
※どこで買ってもいいと思うんですがリサーチの結果ここの評判が良かったので。
カッティングシート選び
「出来るだけ伸びるタイプ。」
がおススメです。
バイクに貼る場合は曲面が多いので
「カッティングシートを引っ張って伸ばしながら貼る。」
と言う技が必要になります。
伸ばすためにはドライヤーでもなんでも使うんですよ。
今回購入したシートはちょっと伸縮性がない感じですが多くは望みません。
ネットで購入する場合はそんなカッティングシートの質感まではわかりませんし。
なんでもそうですが、実際に作ってみるのが大事です。
ネットでゼロからノウハウ集めるのもいいですが、自分で試行錯誤する方が身に付くんですよ。
のが上手くなるコツです。
どうせ、オフ車の外装の自作デカールなんて、
「痛むのは時間の問題なので8割程度で来てりゃいい。」
んですよ。
完璧より完遂の方がいつでも偉いのですよ。
※完璧主義者はさぞストレスの多い生活をしてるんでしょうねえ・
ゼッケン部のカッティングシートの作り方
だけです。
※超アナログ(笑)誰でも出来ます。
マスキングテープで型紙になる厚手の紙を現物の母体に固定すると型を取るのが楽です。
型紙つくりも何度かやると上手くなります。
納得いくまで作り直しましょう♪
最初は平面で練習すると失敗が少ないです。
※曲面はカッティングシートを張るときに皺になるのです。
型に合わせてカッティングシートを切り出せば、ゼッケン部分のシートは完成です。
何度かやってるうちに、カッティングシートの角を丸める意味なども分かるようになる。
※ここまで来るとレベルUpした自分を実感できます。
ワカメちゃんの髪型っぽい。
スキャナもあるので型紙をデータ化するのは簡単っぽいのですが、
「面倒くさい。」
のでこれでいいのです。
ワタクシ的には高価な機器を使用せずとも誰でも慎重にやればできる方が尊い。
※コレが出来たうえで、機械に頼るのはあり。なんでもプロセスは一応大事。
量産化して売るなら一瞬の躊躇もなくデータ化しますが。
ちなみに・・
当倶楽部のDT200WRのゼッケン部分の型紙はガレージに保管してありました♪
少なくとも10年以上前に作ったゼッケン部分の型紙をいまだに持ってるというもの持ちの良さ♪
これをもとに、
カッティングシートを切り出しました。
バイクから外装を剥がして型紙を作るのが大変なんですが・・
その工程をすっ飛ばしてるのであっという間にデカールは出来ちゃいました。
※前のライトカウル部と左右サイドカバーを切り出すのにたぶん1時間もかかってません。
なので、
失敗したらまた作ればいいという気楽さで臨むのです。
※当倶楽部の命にかかわらない諸作業は「毎回こんなんでいいのかね?」という気楽さで進んでいます。
既存のデカールを剥がす
デカールの素材自体が変質してるので、剥がすのが大変なことが多いです。
カッティングシートの質というか特徴って数種類あるんですよ。
剥がすときに、
大別するとこの三パターンです。
高価で分厚く耐久性があるデカールは大抵一発で剥がれます。
それ以外は、
等で経年劣化するので千切れることが多いのですよ。
※90年代初頭のYAMAHAの純正デカールは剥がそうすると細かく割れるので剥がすのに以上に時間がかかります。今のデカールは知りません。
地味な作業が続きます。
古いデカールを剥がすコツ
古いデカールを剥がすには爪で引っかけて剥がしていくのが王道ですが、それもちょっときついし効率が悪い。
「100円均一で見つけたプラスティック製のスクレーパー。」
が役立ちます。
※金属製のスクレーパーほど母材にダメージを与えないので気が楽。
より貧乏に 割りばしの先端の角を使うという手もあります。
※角が丸くなってきたら容赦なく削り落とすのです。
母材ごとぬるま湯で温めておくとビニール製のデカールが柔らかくなるのでちょっと剥がしやすかったりします。
※日向に放置するのも手です。
青白なので一見最近のハスクバーナっぽい。
※黄色で刺し色入れたらもっとそれっぽいかも!
今回は冬の天気の良い日にやりましたが、小一時間ほどかかりました。
※プラスクレーパーが見つからず、爪などを駆使したので時間がかかりました。
デカールを貼る
広い面積のデカールやシール、ステッカーを張る場合は、
という失敗を起こしがちです。
この解決策として・・
「ママレモン(的なもの)を薄めた水溶液をスプレーで母材に広く吹きかける。」
ことで大抵解決します。
※100円均一の「ソープン」とかいう商品を使いました。
滴るくらい吹きかけていいです。
こんな記事もあります▼
「水溶液が乾く前なら何度も位置決めが可能。」
これでオッケーです。
※平面部はこれで何とかなります。
毛ば立たないし、吸水力が素晴らしい♪
丸一日程度放置して、デカールの端部が浮いている箇所があれば、
「セメダインスーパーX。」
を楊枝の先に少量取って、浮いてる箇所に塗って貼り付けます。
※押さえるのに、マスキングテープが便利です。
ここからがさらに地味なんですが仕上がりに差が出ます。
手で押さえているのは、ライトカウルにひびが入ってる個所があって浮くからです。
後で裏からグルーガンとかで補修しておきます。
こういうのは「知ってるか知らないか。」だけなんですが、仕上がりに大きな差が出ます。
ちなみに・・
曲面にデカールを貼る場合、どうしても重なる部分が出てきます。
多少であればドライヤーなどを使ってデカールを伸ばしつつ張るというのも手です。
ただし、
デカールが伸びて変色する場合もあります。
※前回(10年以上前)はこれでやったんだけれどやはり皺になった。
名探偵コナンの名推理のようなじわじわ来る結果に。
今回は
サイドカバーの曲面の重なる部分に切れ目を入れ重ねて貼る。
重なった部分を事後にカッティングナイフで切り取る。
と言う手法を試してみました。
※初めての試み♪
ちょっと失敗したけれど、いい感じに仕上がりました。
※あんまり気に入らないようならまた作ればいいや。
作るのが面倒ならデカールキットがある
という条件付きですが全体がまとまったイメージのデカールを販売しているショップがあります。
こういうモノを使うことで古臭くなったオフ車の外装がいっぺんに見違えます。
特定の車種に合わせてしっかりした素材でデカールはないものか・・
あるんですよ、日本には。
デザインが気に入れば、古くなったオフ車の外装をピンシャンさせることができます。
※色については好みのカラーでオーダーが可能ですが追加料金が発生します。
最近のMDFデザインのデカールはオフ車だけじゃないねえ。
ビッグスクーターやアドベンチャーモデル用のキットを出しています。
ZX-25R用もありました。
当倶楽部では
についてMDFデザインのデカールを使用しています。
※同デザインはほとんど見かけないので、超目立つしカッコいいです。
人と違うバイクに乗りたいワタクシにはほぼ最高の選択です。
部分部分での発注もできますが、基本的には全体分を一括で買うのがおススメです。
特にカラーオーダーする場合は一括の方が絶対得です。
※部分ごとにカラーオーダーの追加料金が加算されるので圧倒的に割高になります。
少なくともワタクシがDT200WRでやってるようなチグハグなデザインにはなりません。
基本となるデザインが気に入れば、
等の効果効能を狙えます。
ちなみに・・
MDFデザインのデカールはONEのモトクロス用デカールよりかなり薄いです。
それでも結構頑丈です。
15年くらい使ってる間に、KDXのフロントフェンダー部のデカールの表皮のクリアが剥がれたことがありました。
※色褪せもなかったので「セメダインスーパーX。」で補修しました。
今でも全く問題なく使えています♪
一応、屋内保管しておりますが。
まとめ
細かいステッカーなどを貼ってもいいんですが、大きく印象が変わるのは大きなデカールを使うことです。
オフロードバイクの外装は塗装に向きません。
デカールを使うと素人でも結構簡単にイメージチェンジが可能です。
「爆音マフラーを入れるより余程スマートでクールなカスタム。」
だと思うのですが。
自作する場合は
「失敗覚悟でやってみる。」
コレが重要です。
失敗してもいいんですよ、死ぬわけじゃなし。
自作デカールなんて高くてもたかだか数千円、それで経験値が上がるならそのほうが人生が楽しいはずです。
断言しますが、ソレすらケチるような人は一生何もできるようになりません。
※少なくとも一回もやってみもせずに、失敗を恐れまくって教えだけ乞われてもねえ。
何でもできるようになると、以降のQOLが爆上がりです。
多分、このQOL爆上がりの手法をたくさん持ってる人が「今後くると言われているニューノーマルの世界で強い。」のではないかと思ったりします。
ちなみに・・
「どうせすぐ痛むんだし、オフ車の外装なんてどうでもいいよ。」
と言うことを言って
バイクを放置する人がいます。
持ち主の勝手かもしれませんが、
「はっきり言えば、非常にもったいない。」
です。
満を持してDT200WRの記事を書き始めようかと。
裏山林道アタック仕様としてKTM125EXCと張れるチューニングしてたけど、そろそろのんびり仕様に戻そうかと。
言っておきますがバイクは既に資産です。
中型オフ車は新車に選択肢がほぼありません。
となると、
中古市場では値が落ちません。
※10年以上前の高性能オフロードバイクにはオンロード旧車並みの値段が付いています。
そして、
オフロードバイクの性格上、使い捨てられることが多いのですよ。
非常にもったいない。
※壊れにくいオフロードバイクとはいえ、泥付いたまま保管するとバイクはあっという間に痛みます。
バイクの維持費や修理代は普段の使い方と保存の仕方、メンテの仕方で大きく変わってきます。
※一度痛んだバイクを全部直そうとすると資産価値以上の出費になることがありますよ。
バイクの資産価値は自分でキープするのです。
「良い状態でキープした個体を次世代に引き継ぐ=資産価値を上げる。」
です。
何か参考になれば良いのですが。