少しでもハイパワーなバイクが欲しい!という人がたどり着くのが昔の2st125ccです。
公道を走れるまともな個体はほとんどないとはいえ「KTM125EXC。」に興味を持つ人もいる様です。
結論から言うと「よほどの覚悟が無いなら止めておけ。」です。
当記事の目次
KTM125EXCはツーリングでは使いにくい
125ccとは思えない強烈な加速力を武器に今でもエンデューロレースではよく使われています。
2006、7年くらいまではこのレーサー仕様のバイクに保安部品がつき、公道を走れるようにしたものが割とオフィシャルで存在しました。
当倶楽部に所属してるのは公道での保安部品のついた2007年式のKTM125EXCです。
KTM125EXCは長らく同じエンジンだったし、他メーカーにもエンジンを提供してたりしてパーツ的には意外にも維持しやすいのです。とはいえ、
意外と短期間で手放す人が多いのがこの手のバイクの常です。
理由は「使い勝手が悪く、使い道が限定されるから。」です。
一応、公道を走ってもいいということでナンバーもあるし、もちろん保安部品も付いています。
公道を走っても法的には問題はないのです。
ところが、
電装系は全般に「とってつけただけ。」というやっつけ仕事です。
ウインカーは転倒時に吹っ飛んでったので、適当なのを付けてLEDにしています。
テールカウルの傷が生々しいな。
ホーンは一応ありますが、ホーンスイッチをONにするとメーターが停止するというくらいの発電力しかありません。
しかもホーンは、かすかに鳴ってる、というレベルです。
※ランプ類は全部頼りない発電力なので、ヘッドライト以外はLED化しています。
KTM125EXCの電装はギリギリセーフレベルでの使い勝手しかありません。
ほぼレーシングマシンなので、発電力はエンジンの点火だけ出来ればいいという設計なのですな。
小ぶりなライトカウルに変えたいと思いつつ「まあいいか。」で10年。
ライトが点いてる方が不思議なくらいなのです。
すんごい暗いライトですので日が暮れるまでには帰宅したいレベル。
※2006年くらいはLEDライトなんてないので見たことないような電球式です(ベスパとかが使ってるバルブだ、と言うことでした)
赤枠内の金属部品がブレーキスイッチ。
小学生の授業の「豆電球の配線回路。」みたいなスイッチです。
フロントのブレーキランプのシステムは凄くちゃちなスイッチが付いています。
ものすごく後付け感が漂います。
リアブレーキにはブレーキランプを点けるシステムは付いてません♪
これで公道走っていいのかというレベルなのです。
大昔の「フラマグ点火方式。」でバッテリーが死んでてもエンジンかかるバイクと同じくらいの信頼性しかありません。
※バッテリーが死んだまま運用すると、レギュレーターが死ぬんですけどね。
もちろん、セルなんてありません♪
バッテリーも搭載してないのでキックオンリーです。
そしてエンジン。
加速は素晴らしく良いのですが、舗装路での巡航速度は意外と遅くて60km/hくらいです。
6速あるギアは、各分担範囲が凄く狭いのですぐ吹け切るし、振動はそれなりにあるのです。
オフロードレーサーの本領を発揮する未舗装路ではそんなに高速域は要らないのですよ。
したがって、
舗装路で巡航をする場合、超忙しくシフトアップしなければなりません。
とっとと、6速迄あげてなるべく低回転で流して、加速が必要な時にシフトダウンするという運用が楽です。
※この方法で多少航続距離は伸びる。
タイヤはある程度未舗装路での使用に振った感じのタイヤでないとパワーがありすぎて滑りっぱなしになります。
当然、この手のタイヤは舗装路で走ると見る見るうちにタイヤが減っていきます。
ツーリングに行く前の朝と帰ってきた夕方では、タイヤの減りが目で見てわかるレベルです。
この手のタイヤを履かないと結構怖い。
極めつけは、燃費の悪さです。
1リッターあたり、8km程度しか走りません。
9リッターしか入らないガソリンタンクでは72kmしか走れない計算になります。
ガソリンはハイオク&混合仕様なので、給油の度に2stオイルを数パーセントガソリンタンクに投入、撹拌して添加しなければなりません。
※しかも、ホームセンターにあるような国産メーカーの安い2stオイルではダメでして。純正指定品を取り寄せています。
最高級の2stオイル、値段だけでも確認してみるといいよ。
KTM125EXCは、この時点でかなりのバイク乗りが諦める仕様になっています。
勢いで買っちゃた人は大抵この辺りで、
「あれ?おかしいな。」
とか思い始めるのです。
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ちなみに・・
KTM125EXCを維持するには金がかかります。
マニュアルでには、
「半年くらいでシリンダー開けてピストンとか交換してね。」
と、しれっと書いてあります。
※レース二回出たらその都度、とかも書いてあった気が。
KTMパワーパーツ(KTMのパーツ販売してる所)ではその手のパーツがセットで売ってたりします。
結構高いけれど、それだけ買えば交換部品がセットになってるのでかなり便利です。
当倶楽部にも常時オーバーホールキットがあります。
でも、レースに出るならともかく、 そんなに乗る機会もないんだし ピストンなどの交換サイクルはそれほど神経質にならんでもいいような気もします。
それよりも、
でっかいエアクリーナーのスポンジをマメに洗ったり変えたりする方がパワーロスを防ぐには効果があるような気が。
レーサーに近いバイクは林道でも速いし軽いし言うことない・・のか?
ただし、マジでレーサーなので全然妥協した作りになっていません。
その辺はさすが売価通りの高級バイクといった感じです。
KTM125EXC各部に装着されたアイテムは世界の一流品ばかりです。
パーツマニアにはコレだけでも所有満足は高いハズ。
ただし、
「コースで使って使いやすいものが公道で使って使いやすいとは限らない。」
のでした。
ブレーキはそれほど効かない
コースではちょっと掛けただけで思いっきり良く効くオンロードのようなフロントブレーキは不要です。
一気にスパッと効くようなブレーキは未舗装路ではバランスを崩す原因になりますし。
なので、
フロントブレーキは、過度に効きすぎないくらいなほうが未舗装路やコースでは走りやすかったりします。
※KDX125SRの純正フロントブレーキが効かな過ぎるのはこういう理由ではないかと。KDXよりはKTMの方がはるかにブレーキ効きますが。
公道でフロントブレーキ頼りで走ってる人がKEX125EXCに乗ると、
のでビックリしますな。
加速がいいだけに、止まることを考えると公道の舗装路で飛ばす気にはならないのでした。
でも、
装着されてるのは天下のブレンボのキャリパーとマスターシリンダーです♪
※コントローラブルですが絶対的な制動力は期待しないほうがいいです。
サスもシートも固い
未舗装路ではギャップを乗り越えたり轍を乗り換えたり、軽いジャンプセクションがあったり、ガレ場があったりします。
KTM125EXCはこういう所の走破がとても得意なのですが、
「サスもシートもゴツゴツする。」
のですな。
※セッティングどうこうというレベルではないです。
つまり、
「しっかり荷重かけて曲がれよ。」
という作りです。
この作りがシートに座ったまま走ると、衝撃が尾てい骨に来るのですよ。
※シートは一応低反発ウレタンを敷いた特注品を使っています。
したがって、
早めに障害物を見つけて、早めにスタンディングポジションをとり、早めに対処行動をとる必要があります。
これが結構忙しいのです。
少なくとも、スタンディングでいろんなセクションを攻略できるレベルが求められます。
先を先を見ることができない初心者ライダーだといきなり来る車体からの突き上げで、車体を安定させることができません。
※そういう些細なことで心を乱すようなライダーにはKTM125EXCは向きません。
シッティングのままでも行けますが、絶対腰悪くします。
腰痛持ちはぜった悪化するので、このバイクを選ばないほうが身のためです。
シフトチェンジが忙しすぎる
一応、6速あるミッションですが かろうじて6速以外は 全部加速に振ってある各ギアの設定なのでシフトチェンジが素晴らしく忙しいのでした。
舗装路ではスタート時点から100m以内で4速くらいまで入れますね。
未舗装路(特に車一台が通れるような轍二本という一般的な林道)では、1速2速3速を多用します。
各ギアは全然休ませてくれないすぐ吹け上がっちゃうセッティングなので忙しいんですよ。
そして、
「燃える分だけアクセルをあける。」
という強制開閉式のキャブを積んだバイクでは必須のテクニックがないとプラグかぶります。
一応、クラッチは油圧クラッチでして。
これも、レース後半でワイヤに泥が詰まって作動性が悪くなりのを防止する、みたいな理由で採用されたと聞きます。
油圧クラッチは結構好きです。
ワイヤのメンテナンスがいらないので楽。
専用のミネラルオイルが必要なので結構面倒くさいのです。
※昔のGSX-R1100とか普通にブレーキフルードじゃなかったっけ?
スタンドは頼りない
サイドスタンドは付いていますが、
「レース中にちょっと立てかけるだけ。」
といったレベルのものです。
当然、サイドスタンドを立てたまま、バイク&ライダーの荷重をかかった状態でキックスタート!とかやると一発で折れます。
幸い、調子のいいKTM125EXCならすごく軽い力で一発でエンジンかかるので助かります。
※DT200WRの短いキックアームの方がはるかにエンジンかけづらいです。
サイドスタンドを支えるスプリングも素晴らしく弱いのでスタンドを車体に固定する 意外に原始的な 輪ゴムみたいなパーツがフレームについてたりします。
この輪ゴムみたいなので固定しないと、未舗装路走行中はスタンドがぶらぶらして危なっかしい。
当倶楽部では、シャコタンにしてる都合もあり、専用のサイドスタンドをワンオフで作ってもらいました。
これで「地面にめり込まない。」ので多少使い勝手が良くなりました♪
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オイルが垂れてうるさいマフラー
混合ガソリンなので常時じゃぶじゃぶと2stオイルはシリンダーに流れ込んでいるのです。
※動画とかで見ると2stはキャブ内を川のように流れるガソリン。思ってるほど気化してない(笑)
「燃える分だけアクセル開ける。」
が出来ないと、じゃぶじゃぶとガソリンがシリンダーに流れ込み、プラグがかぶって失火、レースではヘタすればリタイヤです。
林道ではスペアプラグなどの対応手段がなければ、そのまま遭難になりかねません。
当然、全開時に合わせて2stオイルは混合してるし、マニュアルもそうなっています。
※マニュアルには混合比率1:100でも大丈夫だよ、と書いてあるけど焼き付くよりマシと思い、1:80くらいで作ってます。
この燃え残りのオイルがサイレンサー部からダラダラ垂れるんですよ。
オイルの燃え残りはサイレンサー内の消音材とともにどんどん交換して!という発想の設計。
さぼると、燃え残りのオイルがガンガン吐き出されます。
サイレンサー外すと中身はすごいことになっています。
サイレンサー自体は意外にデカく長いのですが消音効果はイマイチ・・というかほぼレーサーのサイレンサーです。
ワタクシがかつて乗ってた2005年式のYZ125と似たような乾いた2stのサウンドがします。
気分は盛り上がるのですねえ。
そして、
ダラダラと低回転で流した後に全開で走るとシリンダーやクランク、チャンバー内に燃え残ったオイルが一気に燃えたり吹き出したりして、
ので非常に皆に嫌われます♪
※隊列組んでるときは、大抵最後尾ですな。
荷物は全く詰めない
KTM125EXCはレーサーなのでシートの後方にはフレームがありません。
なので荷物を括り付けるところなんかないです。
無理やり荷物を積んでもと、ライダーの前後の荷重移動が邪魔されて走りづらい。
KTM125EXCは車体に荷物を積む様にはできていないのです。
もちろん、
二人乗りなんてできません。
荷物を積む場合は、リュックサックなどでライダー自身が背負うことになります。
これ、後述しますが体力要るんですよ、林道だと。
※後、絶対リュックサックは2stオイル臭くなる&オイルが飛び散って汚れますので高価でオシャレなものは使わないほうがいいです。
維持費はくそ高い
KTM125EXCの車体を構成しているパーツはいちいちブランドものです。
この辺はオーバーホールできるのですが、いかんせんお高い。
※中古のKTM125EXCを入手したならまずこの辺はしっかりオーバーホールしておきたいです。
車体の性格上、レースなどで荒く使われてた個体も多く、それ以上に初期費用は掛かると思ったほうがいいですよ。
当倶楽部の個体も、前後サスオーバーホールやキャリパーの清掃は行っています。
一流高級サスペンションブランドのWP(ホワイトパワー)。
でも容赦なくコカしてリザーバータンクが削れた。
それ以上に、
当倶楽部に来た個体は 一応、了承済で格安で譲ってもらえたとはいえ、 レースで投げられてた個体なのでスポーク折れもあったし、ブレーキディスクは段付きで波打ってたりしました。
その他にも、
当倶楽部の場合、初期化とセッティングにあわせて嫁仕様にシャコタンにしたりしたので、公道に出すまで初期費用だけで10万円位は軽くかかっています。
こんな感じなので、
KTM125EXCは公道(林道も含む)で使うにはメリットよりもデメリットの方が多いし大きいのですよ。
KTM125EXCは楽しいが体力的に非常に疲れる
とにかく非常に疲れるバイクであることには変わりないです。
前述しましたが、
KTM125EXCで未舗装路を走る場合、ちょっとしたギャップや障害物に対して衝撃をライダーも一緒になって吸収する仕様です。
なので、
ギャップの度に立ったり座ったりする必要があります。
これを繰り返すと、じんわりと膝上に疲れがたまってくるのですよ。
※ずっと立っててもいいんですが、ワタクシは休める時は休みたい人です。
そして、
リュックサックなどの荷物をライダーが背負った場合、その重さも膝が支えることになるのです。
そうなると、さらに疲労度は加速します。
※ツーリングコースによっては、給油タイミングが合わないため、混合ガソリンを背負って走ったりすることは実際にある。
もちろん、リュックサックの重さは肩や腰にもかかって来ます。
アクセルワークも微妙でして。
極低速でエンストしない程度に粘るとはいえ、トルク変動がいきなり来る昔の2stみたいな味付けなエンジンなのでアクセルワークに気を使います。
「手が滑ってアクセル開いちゃった♪」
とか笑えませんよ。
※しかもちょっとハイスロ気味です。
これにも気を遣わねばなりません。
当然、林道走行はもちろん、舗装路の巡行だけでも普通のバイクの何倍も頻繁にシフトチェンジ&ハンクラしたりするので左手の握力も次第になくなってきますな。
KTM125EXCは高性能な分、高いポテンシャルをライダーに求めるというサディスティックなバイクでもあるのです。
125CCというと排気量だけ見て素人向けっぽく判断されがちです。
実際は、このように全く素人向けではないので、楽出来るとか思わないほうがいいです。
未舗装路に慣れてない人には恐怖しかない
特に未舗装路ではある程度連取しないと曲がれないし、止まれないし、加速はおっかないし。
KTM125EXCは125ccの割には大柄な車体です。
※海外物の125ccフルサイズオフローダーは結構デカいです。車体は細いけれど、足つき悪いです。
しかも、
ラジエター&ラジエターガードがあり、倒立フォークなのでハンドルの切れ角が異常に少ないのですよ。
セローの半分しかハンドル切れないイメージ。
これはどういうことかと言いますと、
「ハンドルで方向転換するような乗り方ではなく、シッカリ曲がるようなアクションを取らないと曲がってくれない。」
と、言うことなのです。
具体的に言いますと、
少なくともこれらの理屈がわからないと上手く曲がれないハズですよ。
「特に急こう配の下りで道幅が細くガレた林道なんかは恐怖。」
なハズです。
とまあ、曲がれない理由が山のように(笑)
慣れるとくるくる回れるんですが、そこに至るまでは練習するしかないのです。
広場などでガンガン走る分にはまだいいのでしょうが。
公道である林道では、コースよりよほどひどい状態であることが普通です。
もちろん大柄でハンドルの切れないKTM125EXCは狭い林道でUターンがしづらいのです。
これは、林道で普通にある通行止めや行き止まり、ピストン林道だと致命的です。
行き止まりのたびに、いちいち降りて方向転換して・・。
疲れちゃうんですよ、これが。
ちなみに・・
125ccだからと言って舐めると痛い目に合うのが2stのオフ車です。
排気量的に小型免許で乗れるとはいえ、はっきりって運転はかなり難しい部類ですよ。
※高回転ではライダーを普通に振り落とすだけのパワーはあります。
それに、
小排気量のオフ車というのは決定的にエンジンの低回転時のトルクが薄いのですよ。
と言うことは、
アイドリング付近でとことこ走るのが意外と苦手なのです。
※250ccの半分しか排気量がないのでその差は歴然です。
その分、エンジン回したり、ハンクラ使ったりして極低速を補う必要があります。
初心者が未舗装路でこんなことができるかと言えば出来ないんですよ。
等が身についてないと、いっぺんにいろいろできません。
無理にやろうとすると、なんだかわからんうちにパニックになるものです。
これは面白くないし怖いだけです。
それならアクセルやクラッチワークは極力排気量のあるエンジンに任せて、バイクの荷重コントロールに集中した方がはるかに上手くなるのが早い。
初心者だから、排気量が小さい方が・・という考え方もありますがそれは軽さにおいてだけです。
KTM125EXCは、車格は250ccと同じですよ。
重さもほぼ変わりません。
※YAMAHAの純レーサーYZもそうですよ。
オフロードレーサーは125ccより、250ccの方が低速トルクがある分、乗りやすいのですよ。
※もちろんアクセル全開なんかすれば 恐怖度合は増しますし より高度なコントロールを求められるんですが。
まとめ
その続編というか項目追加&焼き直しが当記事です。
※その記事を読んだ人から「もう少し細かく教えろ。」というご意見が来たので仕方なく。
全開で走らせると思いっきり楽しいKTM125EXCですが、
と言うことです。
これらが我慢できなければ、乗るべきバイクではありませんよ。
※進んで泥沼にはまりたいなら止めませんが。
はっきり言いますが、
KTM125EXCは公道よりもコースで走ったほうが楽しいです。
※公道では間違いなくセローの方が確実に気楽に楽しく走れます。
車格は圧倒的にKTM125EXCの方が大きいです。
一般的に、一瞬だけ速く走れても、維持費が高く、体力的に大変なバイクは所有期間が短い傾向があるのです。
※最新のスーパースポーツ何てみんな同じですよ。レプリカ全盛の時代からそうだったし。
とにかく、
という使い方でなければ、とてもじゃないけど乗れたもんじゃないです。
大きなお世話ですが、
都会のKTM125EXCのオーナーさんはどうしてるんでしょうか?
田舎に住むなら、林道や未舗装路が近いのでまだ遊ぶフィールドがまだたくさんあるので少しはマシなのかもしれません。。
※でも、みるみる減っていくタイヤを見ると舗装路を走るツーリングには行きたくないのが本音です。
この手のバイクは一時的に持ってても長く持つ続けるのが大変なのですよ。
「維持費がかかって、用途が限られてる。」
こうなるとどんどん使わなくなるのでほこりにまみれて劣化していくか、売りに出される。
※中古市場に出たところで、新たなオーナーも大体同じ道を歩むのですが。
まあ、ここ10年以上公道を堂々と走れる仕様のKTM125EXCは正式にはないらしいので、中古価格も上がってそうなもんですがそうでもない。
貴重なハイパワー2stバイクではありますが、中古ではまともな個体はほぼありません。
※中古バイクの価格高騰の波には乗れませんな。
とはいえ、
新車から長く乗り続けてる人はよほどのバカかお金持ちなんでしょうねえ。
当倶楽部の近所の林道がずっと通行止めなので、よほどのことがない限りKTM125EXCの出番はないのでした。
こういうバイクでいろいろ遊ぶのも楽しいのですが、
割と何でも何とかしてきたワタクシでもKTM125EXC一台でなんでもやろうとは思いませんよ。
※素性が悪すぎます。
何でも1台でやるならセロー225Wを推します。
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ちなみに・・
昨今の原付2種のブームでハズシ技として、KTM125EXCにもたまにスポットライトが当たるようです。
※排気量的に同じくくりでもメディアは外しすぎですよ、バイクにそこまで詳しくない原付2種を狙ってる人に対して無責任におススメするもんじゃないです。
メディアの記事は スポンサーの関係で書き手が長期間乗ったことないのに書く適当なことが多いので あんまり信用しないほうがいいですよ。
2stに限らず、輸入物の125ccオフ車はみんなそうですが、割と本気の闘うマシン的な作りです。
不用意にメディアがおススメしてる通りに、買っちゃってもてあますのが関の山です。
20年くらい前は割と叩き売られてたんですが。
今では高級中古バイクになりましたな。
とにかく、
原付2種ブームは20年遅かったんですよねえ。
20年前ならまだ結構国産2st125ccも残ってたんですが、もうほぼ絶滅です。
その頃は125ccなんて全然フォーカスされないマイナーな排気量でした。
今その手のバイクを探すだけ時間の無駄だし、あっても酷い状態だったり、無駄に高価だったりして買う価値ないです。
※維持するため、初期化するためのパーツですらもう手に入りませんし。
今所有してる人は、よほどのことがない限り手放さないし、そういったマニアはかなり手を入れてるのでそれなりの価格でしか流通しません。
旨味はないので、おとなしく250ccクラスのバイクを選ぶ方が無駄がないですよ。
※維持費はそんなに変わらないです。
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