Lotus EUROPA

ロータスヨーロッパはチリが合わないのは普通。FRPボディは建付けが悪いのはあたり前だ。

この建付けの悪さが隙間風の原因

この建付けの悪さが隙間風の原因

Toos

ボディ全部がプラスチックなロータスヨーロッパです
まあいわゆるFRP(ファイバーレインフォースドプラスティック)なので、軽量化に一役買ってるし、錆びないという強みがあるにはある・・んですがね
あまりにも作りがひどいんですよ

全然ボディとボンネットがツライチにならん、もはや何ともならん、という記事です

ロータスはドアとボディの間には今日も明るい空がある

初めにびっくりしたのが、軽い雨でも車内がじゃじゃ濡れになるということでした

?と思っていろいろ確認してみたところ、
ドアとボディの間に思いっきり空が見えました♪
にじむとかそういう次元じゃないです

最初は1センチ以上隙間が開いてました

一応、購入先には問い合わせましたがそういうもんらしいので、諦めました
どうも元から建付けが良くないらしい
製造工程を見ると・・そりゃそうだわって言うくらい適当です
ついでに言うと、ドアは経年劣化でFRPが弱って下がってくるのでどんどん隙間が広がっていきます
※これくらいで同じては古い乗り物とか乗れませんよ♪

とはいえ、車内がじゃじゃ濡れになるのは困るので、ホームセンターにてドア隙間テープ的なスポンジ材を購入、隙間に貼り付けております
※隙間が広すぎて隙間テープが二重、三重になってるところすらある

もちろん、それでも雨漏りは普通にします♪
いいんですよ、雨の日乗る車じゃないので(泣
※ほぼバイクだわ。室内が狭く暑い分それよりつかえねえ(笑

ロータスヨーロッパのフロントボンネットはこれだけ浮く

ボンネットとボディの隙間には前オーナーが施工したと思われる隙間用スポンジ(またか)が詰まっております

これを取ると、ボンネットとボディが盛大に擦れちゃうので、まあ仕方ないと思いますが、目に見えてチリがあっておりません
実際にはこれだけ浮きます

これで閉まった状態。段差は1cm弱はある。

これで閉まった状態。段差は1cm弱はある。


どうしようもないのですよ、個人では。

ボンネットは、すげえ頼りない鍵で一か所止まってるだけです
これを閉め忘れると、走行中にボンネットが浮いてきて怖いです

前ヒンジで開く。フロントのトランクスペース。

前ヒンジで開く。フロントのトランクスペース。

ボンネットを持ち上げるときは、ボディとの隙間に指突っ込んで持ち上げます
ボンネットは前側にヒンジ付きです
持ち上げて、ものすごい頼りないステーで固定しますが、グニャグニャとゆがんで不安になります
閉めるときは、慎重にそーっと閉めます
荒くやるとボディとすれて傷になって、ボディは凹みませんが自分が凹みます

リアゲート(エンジンフード)も段差がある

フロント側でそれだけチリがあっていないので、リア側はもちろん盛大にチリが合いません

むしろボディ側より少し下がっています
こちらも、ものすごい頼りない鍵一か所で止まっておりますが、締め忘れると浮きます

手前の薄紫の棒が多分純正のつっかえ棒。猛烈に単純な作り♪

手前の薄紫の棒が多分純正のつっかえ棒。猛烈に単純な作り♪


ダンパーとか無いです。つっかえ棒は整備中によく外れて、ワタクシを食おうとしますので注意が必要です

リアゲートは前のボンネットに比べて大きい上、支えるダンパー的なものがない(笑)ので、つっかえ棒をします(たぶん純正)

つっかえ棒が一か所だけだと、リアゲートがひしゃげそうだし、何か作業しているときに不意に閉じて、ワタクシがよく食われるので、地震時に家具を転倒から抑えるつっかえ棒(結構高級なやつ)を二連装しております
これが具合がいいんですが、ちょっと重いのとお高いのでもっと適当なのにしておけばよかった、と思っています
※重整備の際は、もう適当な木の棒で支えたりします

リアゲートもフロントのボンネット以上にぐにゃぐにゃです
「サーキットの狼仕様」でウィングつけている人はどうしてるんだか。

ロータスヨーロッパは、ドアが下がるとボディとすれる

FRPでドアを作るとか普通の発想じゃないんですよ、ロータスってのは。

ドアも全体的にプラスティックなので、

  1. 何度も開け閉めしたり、
  2. 開けっ放しにしたり、
  3. ドアに体重掛けたり、
  4. 勢いよく閉めたり、

すると、ヒンジ部が削れてドア自体が下がってきます

こうなるとドアとボディと接触します
取っ手を持って軽く上に持ち上げるとガタがある場合、確実にこの症状が進行しています
※当倶楽部の個体も、ドアとボディが擦れています

調整には職人技が必要らしく、主治医に確認したところ、結構面倒くさいので工賃が高い&パーツが高いとのこと
ゆえに、うちの個体は軽傷なこともあり様子見(絶対壊れてほしくないけど)

ドア内部の機構が重いので、FRP製のドアのヒンジ部に負荷がかかってドア自体が重量に耐えられずに摩耗するってことらしいですわ
パワーウィンドとかいらないので手回し式にしたらもう少しドア自体が軽かったのではないかと思ったりします
それぐらいウィンドウモーターは重いです

ヨーロッパ乗りには有名な経年劣化のドア下がり、これもうまく付き合っていくしかないようです



チリが合わないロータスヨーロッパ、まとめ

軽さのためにはいろんなものを犠牲にしているロータスヨーロッパ

ボディが手作りプラスティックなので、へたくそが作ったでっかいプラモデルのようです

ちゃんと部品がそこに収まっているだけでもありがたい、というすべてに感謝する気持ちで受け入れましょう
各部のチリが合わない、とかは写真ではわかりづらいので、購入後がっかりしないように実写は複数台見て「こういうもんだ」とあきらめて思っておいた方がいいでしょう♪

日本車だったら許されないよね、こういうこと

流麗なボディ(笑)ですが、各部はちゃっちいし、何より完ぺきを求める人は選ばない方がいい車種でもあります
ので、市場価格は上がっているとはいえポルシェなどに比べるとものすごく安いです♪

ロータスヨーロッパって想像しているよりもはるかにショボいっすよ
っていうか、当時のスーパーカーって、やっぱしそれなりに塩分濃いめしょっぱいの作りの車種が多いですよ

旧車が流行ってるようですが、よほど覚悟しないとやめた方がいいですよ
※それでも!という人がいるなら、ワタクシはできる限りフォローする所存です

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Z1-Rに乗り続けて30年
東京から長野に移住して15年
ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
 使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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