ドアミラーにすると取付位置とAピラーの位置関係から
「助手席側のサイドミラーが全然見えない」
のが有名なロータスヨーロッパです。
見えるようにするにはそれなりの工夫が必要です。
工夫してもあんまり見えませんが。
当記事の目次
ロータスヨーロッパは左後方が全然見えない
ドアミラーなんかついてるのが見えればいい方です。
当倶楽部の個体の場合、
ミラーの足部がないセブリングタイプがドアについていました。
これがもう絶望的に見えません。
※ミラー自体が運転席から全く見えないというなんだこれは?という仕様でした。
というわけで、
助手席側の左後方は頭を大きく振って直視で確認していました。
とりあえず、
ミラーが見えずとも直視することで左後方のバイクなどの存在は見えます。
※渋滞時に突然スクーターが現れてビビることは今でもあります。
ただし、
バックで駐車スペースに止める場合など白線の位置を確認したいときは困るんですよ。
※ロータスヨーロッパは意外にラウンディな車体でバックで白線内にきっちり止めるのは慣れが必要です。
ロータスヨーロッパのミラーは車検用だな♪
と割り切るのもいいですが何より見えなくて不安なのでジタバタしてみようと思ったわけです。
当倶楽部のロータスヨーロッパにはコレのメッキシェルタイプが付いていました。
ロータスヨーロッパに純正のミラーは存在する?
古い外車にはミラーがない
古い輸入車には国内に入ってくるときにサイドミラーがついてなかった?
旧FIAT500は日本に入ってくる段階ではサイドのミラーの設定がなかったようです。
「納車の際にクルマ屋さんでボンネットに穴開けて一台づつ国産のミラーを付けてた」
という話を聞いたことがあります。
※ただの噂なのかもしれませんが旧FIAT500って車もいろんなミラーがいろんな位置についていますね。
恐らくロータスもこれと同じような状況ではないかと推測します。
当時の販促資料などあればいいのでしょうけど・・引き続き探してみます。
実際にはセブリングタイプの足のないサイドミラーをつけている個体が多いです。
このタイプのミラーはロータスヨーロッパのレーシングマシン「タイプ47」と呼ばれる車両に確認できます。
これに倣ったミラーが「よし!」とされてみんな付けているのではないかと推測します。
世のロータスヨーロッパオーナーの皆さんはどうしてる?
各オーナーさん、いろいろ苦労しているようですがこれといった正解はないようです。
多種多様な解決方法をちょっと紹介してみます。
そのうち、
イベントなどでワタクシ以外のオーナーさんに聞いてみようと思っています。
※多分見えてません。
サイドミラーなんか見えないままでいい派
ワタクシは嫌ですが。
実際に、
ドアミラーで足のないタイプのミラーは物理的に見えません。
ネットで画像検索してみても
あれ絶対後方見えてないよな♪
という個体は数多いです。
首都高の合流とかどうしてるんだか聞いてみたいです。
ほんとに高速の合流とか分岐とかマジで怖いです。
足のないミラーを直接ドアに設置しているオーナーさんたちは割り切って、
「ミラーなんか車検用!」
という人が多い気がします。
※パーキングブレーキもワイパーも「車検用」ですけどね・・
europa / joelf
↑これは見えない系。ミラーはレイヨットかな?
Lotus Europa / dave_7
↑潔く助手席側にミラーついてない(笑)
ロータスヨーロッパのサイドミラーについては、ほんとに多種多様で見ててあきません。
※逆に全く同じミラーを全く同じ位置につけてる車種を探すのも大変です。
ミラーをつける位置を工夫する
確かに、こうするとAピラーの陰になるという問題から解放されます。
時代的にフェンダーミラーの位置が正解なのかもしれません。
※サーキットの狼でも劇中はフェンダーミラーですね。
個人的な好みの問題かもしれませんがフェンダーミラーだと、
「ボディラインで一番曲面がきれいな場所にミラーが付いちゃう」
のであんまり好きじゃないんです。
※ロータスヨーロッパの曲線美はフェンダーに集約されてるといっても過言ではないです。
これ以上、ボディに穴が増えるのもあんまり好ましくないし・・
※FRPボディは電動ドリル使うと一瞬で穴空きますよ。
外し技として、
助手席側だけミラーをフェンダーに設置している個体も見たことがあります。
一瞬ぎょっとしますが、
かつてはレーシングマシンでもこの手法をとっていたものもあり、実用性は高いのかもしれません。
ドアミラーで何とかしようともがいてみる
要するに、
「Aピラーの陰にならない位置に鏡部分を移動させる」
という考えです。
具体的には、
ビタローニ・カリフォルニア
という足つきのミラーをチョイスしてドア部に設置しています。
当倶楽部のロータスヨーロッパにはこのミラーが付いています。
Lotus Lad / Shyn Darkly
↑この個体カリフォルニア装備だ♪
それでも、
期待するほどは見えません。
かろうじてミラーの存在はわかるけど頭を動かして覗きこまないと鏡面が見えないです。
※そんなことしてる間に一車線分横にずれるのがロータスヨーロッパという車です。
20100418_54 / tandemracer
↑物理的にミラーを外に逃がすように配置すれば見えるかもしれません。似合わないかもですが。
ビタローニ・カリフォルニアンミラー自体を加工して鏡面をできるだけオフセットして固定してみました。
そうすると何とか鏡面までは見えるようになります。
ただし、
調整が非常に微妙で地面ばっかり写したり、ボディばっかり写したりします。
ビタローニ・カリフォルニアンの鏡面をもっとオフセットできれば解決しそうです。
ただし、
当倶楽部の個体のミラー取付位置で何とかしようとすると鏡面が完全にボディから出ちゃいます・・
ミラー自体の取付位置で違うんでしょうが、この辺は個体ごとに結構違うんですよねえ。
ちなみに・・
ロータスヨーロッパは運転席に座ったまま助手席のミラーの位置を調整することはできません。
従って、ミラーに手が届かないんです。
を繰り返すというありえない仕様です。
※乗り降りが非常に大変なんですよ、この車。
これが非常にイライラする作業なのですよ。
※たかがミラーでこんなに楽しめる車もそうそうないです。
ホームセンターなどで売ってる小さいサブミラーみたいなアイテムを補助として使ったことがあります。
大きさが絶対的に小さいので、やっぱり全然見えず邪魔なので今は外しています。
あくまでもアレはよく見えるミラーの補助です。
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まとめ
すべてカメラ経由で車内のモニタで確認できるようになる、と。
もうこれしかないのではないかと思うのですよ。
カメラでの後方確認システムが実用化されれば、
「ロータスヨーロッパの後方視界が悪い問題」
は全て解決しそうです。
サイドミラーはもちろんよく見えない真後ろの下方の視界も確保できそうです。
カメラが前後用で2個ついているバイク用のドライブレコーダーを設置するのもアリかもしれません。
とりあえず、楽天ポイントが余ってるので一番安いのを一個買ってみました。
ただし、
ロータスヨーロッパの場合、車内にモニタを設置するところなどありません。
結局駄目じゃないかと(泣
とりあえず、
現状では助手席側の後方視界確保には、フェンダーミラーにするのが一番だと思われます。
カッコにこだわらなければフェンダーミラーを設置して後方視界を確保が現実的ですよねえ・・
※ワタクシはドアミラー派です。
こういう問題をいちいち
っていうのも楽しい旧車ライフです。
そういうもんだと思えばいいんですよ♪