エンジンからオイルが漏れてるけど大丈夫かな?
オイル漏れは、車検に引っかかったりしないんだろうか?
大丈夫ですよ
空冷バイクを25年以上ユーザー車検で通しています
でも、オイル関係では落ちたことないです。
この記事では、バイクのオイル漏れについて
について書いています
当記事の目次
ユーザー車検はオイルにじみ程度なら問題なくクリアできる
オイルが滴ってるのは問題外として、
にじみくらいならば普通に車検は通ります。
そうはいっても、
ユーザー車検の際はオイル関係だけではなく、
全体的に洗車していくのがマナーだと思うんですよ。
バイクが汚いと車検の担当検査官に整備されていない、という印象を持たれても仕方ないです。
ちなみに・・
ユーザー車検時はユーザー自身が定期点検記録簿をつけますね。
※定期点検記録簿はほとんど確認されないんですけどね・・
バイクが洗車されてキレイになってると
「うむ、よく整備しとるな♪」
と検査官さんにも思われるだろうし、
「ちゃんと整備してるよ、定期点検項目も点検してるよ!」
っていうアピールにもなりますよ
ワタクシは小心者なので、極力バイクをきれいにして車検に臨むタイプです♪
※人生すべてにおいて、お目こぼしをいただけるもんなら、なんぼでもいただきたい方です。
オイル漏ればあるならば検査前には極力ふき取っておく
ユーザー車検の検査ラインにはいる前は、
最終チェックとしてオイル漏れのチェックをしよう
旧車の場合、陸運局までの自走でオイルがにじむのもよくあることです。
あわてる必要はありません。
なんてことはありません、検査ラインに入る前にボロ布で拭きまくるだけです。
これで、しのげないようであれば、根本的な修理が必要になります。
※直前にふき取って、すぐ漏れてくるようなら相当オイル消費が激しいはずですよ。ツーリングとか怖くていけません。
こうなると、カムカバーも交換してあげるといいですよ
ちなみに・・
オイル漏れがあろうとなかろうと、極力アイドリングで止めておかないようにしましょう。
※バイクは走ってエンジンを冷却する乗り物です♪
某HONDAのV4バイクが車検の検査ライン前に、アイドリングしすぎてラジエターの冷却水が沸騰(笑)、検査ラインにはいる直前でブシーッと噴き出して、周囲が軽めのパニックになったのをこの目で見たことがありますよ。
※KAWASAKIの古いNinja系もこの癖あるよね・・
旧車とはいえ、オイル漏れは異常なことだと認識しよう
オイルにじみはある程度は仕方ないとしても、基本的には異常です。
正しい状態ではない、ということを頭の片隅で理解しておきましょう。
なので、中期的に直してあげることをお勧めします。
オイル漏れの個所については、軽く増し締めするのが基本です。
まずやってみるのはコレです。
※思いっきり締めてネジなめると最悪の事態になるので、力加減は必要ですよ。
空冷エンジンは構造上、オーバーヒート気味になるとエンジンがゆがみやすいです。
接合部のガスケットがヘタってると、いい感じにオイルにじんできますね。
拭いても拭いてもすぐ漏れてくるようなら、オイル量も減ってるはずです。
オイル量は普段からチェックしておくべきですよ。
ヘッドカバー部とシリンダヘッドはよくオイル滲みが発生する個所です。
この部分のガスケット交換なんてのは、素人でも簡単なのであっさり交換しちゃったほうがいいですよ。
その方が精神的にストレスないです。
※オイル漏れがひどくなると、エキマニにオイルが付着して煙出て来たりします。
純正部品の供給がないとキツイですが、
※4気筒だとガスケットシートから切り出すのは至難の業ですが、丁寧に時間をかければできるはずです
という手段はあります。
いずれにせよ、オイル漏れ箇所のパーツを外して、清掃する必要があります。
オイル漏れくらいならかわいいもんです。
減ってればつぎ足すくらいでもとりあえずは動きます。
250ccの空冷単気筒4バルブツインカムのオフロードバイクはヘッド部がゆがみやすいらしく、大抵ここからオイル漏れてます。
特にSUZUKI車はね・・
水冷エンジンは・・たかがオイル漏れでも笑えない場合がありますよ。
大抵同じガスケットで、冷却水とオイルのラインをカバーしてたりします。
オイル漏れがある場合、ラジエター液(冷却水)のにじみも疑いましょう。
エンジンの外に漏れてるならまだマシで、エンジン内部で冷却水とオイルが混ざってかき回されると・・
オイルがマジで生クリームみたいになります。
こうなると、エンジンオイルとしての役割は果たせません。
そのまま走り続けると、エンジンは壊れちゃいます。
オーバーホールするにはかなりの出費を覚悟しましょう。
※状態によっては廃車コースです。
水冷エンジン搭載の古い車種は普段から、ネンオシャジェブクトウバシメ以外にも
くらいはしておくべきですよ。
水冷エンジンは、ただのオイル漏れ&冷却水漏れが、エンジンおしゃかにしちゃうことだってあるんですよ。
※水冷エンジンは安定してて圧倒的高性能ですが、異常時は空冷に比べて手間もお金もかかると思いましょう。
ちなみに・・
水冷2stエンジンのDT200WRの話ですが・・
冷却水がミッションオイルと混ざって混合されちゃったエンジンをオーバーホールした経験があります。
生クリーム上になったオイルの掃除が、ものすごく大変だった記憶があります。
細部に入るとなかなか取れずに、泣きながらクリーナー使いまくって掃除しました。
原因はウォーターポンプのプロペラシャフトとそのオイルシール部からミッション部への冷却水侵入でした・・
※過走行(当時50000km越え)だったので仕方ないです。
オイルシールは消耗品とわかっていましたが、
プロペラシャフトのステンレスの軸のほうが肉痩せしてたのにはびっくりしました。
そこに隙間が生まれたのが原因です。
※古いバイク乗りは、部品が出るうちにこういう細かいパーツをストックしておくことをお勧めします
おかげで、
毎年春にはラジエターキャップを開けて冷却水の点検とミッションオイルの交換をするのが習慣になりました。
現在もDT200WRは元気に走っていますよ。
※すでに走行距離は8万キロを超えています
いろいろ気を使ってあげることで、バイクの寿命は飛躍的に伸ばせるいい例だと思います。
裏技的に高粘度オイルで軽めのオイルにじみは止まることがある
オイル漏れを大騒ぎする前に、指定より少し高めの粘度のオイルを使ってみるといいです。
増し締め+固めのオイルを入れることで、オイルにじみくらいならアッサリ止まることがあります。
経験上、この方法が一番安くては効果がすぐわかります。
例えば、
10W-〇〇が指定のオイルの場合、15W-〇〇とか20W-〇〇を入れてみるとかです。
※オイルをブレンドして使うのも大いにありです。ワタクシは15W相当を目途にブレンドしてつかっています。
固いオイルを使うデメリットは、
ということくらいです。
旧車には優しいんですよ、固めのオイルは。
過走行気味で、各部のクリアランス(隙間)が広がってるエンジンには特に。
ぶん回して乗らなくなるので、エンジン寿命も延びますしね♪
最近は、オイルがサラサラなエコカーばかりが増えてるので、固めのオイルはあんまり流通してないんですよねえ。
ホームセンターのオイルのラインナップが0W-〇〇とか5W-〇〇ばかりで悲しいです
ちなみに・・
当倶楽部の場合、20W-50の固いオイルをネットで箱買いしています。
※当倶楽部には古い乗り物ばかりなので、都合がいいですし割安です。
4stのエンジンの場合、車もバイクもこれを基準にブレンドしています。
※空冷Zの場合、20W-50二本+10W-30二本をブレンドして使っています(オイルクーラー分300cc含む)
使ってるオイルは大体以下の三種類です。
買うときによってなぜか値段にばらつきがあるので、その時の気分で買っています。
入手に特に問題がなければこれ使っています。
一時、全然入手できない時期があって困った・・
前回使ってみたけれど、特に過不足無し。
オイルはペール缶で20l単位で買うのもありですが、使い切らないとオイル自体の酸化が怖いです。
と思いますが、邪魔なので約1l(946mlだけど大抵1lくらい入ってる)のボトルのやつが使い勝手がいいです。
※古い車には1lのボトルは必ず積載しています♪
まとめ買いする場合、一人で消費できなければ仲間内でオイル交換祭り♪とシャレ込むのも楽しいですよ♪
※春のオイル交換祭りを以前当倶楽部でやった際、そのまま飲み会になって雑魚寝したため、みんなで風邪ひいたことがあります。以降、春のオイル交換祭りは家族の大反対により禁止になった(笑)
まとめ
※特に水冷は何かが漏れてたら大ごとになる可能性がある
空冷エンジンの場合、
ザブザブ漏れてなければ、オイルは継ぎ足し継ぎ足し走ることは可能です。
※オイル吹きだしたりした、それ以上走るのは危険だし迷惑なので止めましょう。
水冷エンジンの場合、
オイルは外にだけ漏れてるとは限らないので、冷却水とオイルの状態をチェック!
オイルや冷却水は、エンジンの寿命に思いっきり影響します。
普段から、エンジンのコンディションには注意してあげましょう。
たかがオイル漏れとはいえ、
根本的に直すのは確かに面倒かもしれません。
目前の車検をクリアした暁には、ぜひ直してあげてください。
愛着がわくこと、間違いなしですよ♪