
ただし、最近は飯を食いに行くことが目的になる道の駅もあるのです。
ついでに観光もできたり近くに観光スポットがあったり。
【道の駅和田宿ステーション】は当倶楽部が良く利用する道の駅です。
当記事の目次
ビーナスラインの近くで安くておいしい定食と言えば【道の駅和田宿ステーション】

地元の食材を使って単価を上げるには仕方ないのかもしれません。
それはそれで好ましいのですが、中には定番メニュー直球勝負なところもあるのです。
定番の道の駅の定食のメニュー・・。
味が想像できるので安心して頼めるれど、何処で食べてもなんとなく代わり映えせず、印象が薄いメニューなわけです。
が。
そのクオリティをあげるという戦法を取った道の駅の食堂もあるのです。

和田宿ステーション。
何の変哲もない田舎の道の駅に見えますな?

和田宿ステーション。
この扉の向こうがワンダーランドです。

和田宿ステーションの天丼。
まずこれを見よ。
「山の中で天丼ってどうなのよ?」
という話もあるのですが、このクオリティで1000円です。
これ、海近くの道の駅で食べたら普通に1500円は超えてきますよ。
有頭エビ丸々一本、いかの天ぷらなどの海産物もありますが、
エノキ、マイタケ、インゲン、葉物(たぶんこの辺は季節で変わると思う。)がどっさり乗っています。
※ご飯を食べるのにどんぶりからいったん天ぷらをどかすのが大変なくらいのボリュームです。
マジでこれを見るため、食べるためだけでも【道の駅和田宿ステーション】に寄る価値はあると断言しよう。
当然ですが超うまい。
おススメです。

和田宿ステーションの鉄火丼。
そしてこれを見よ。
こちらは鉄火丼。
※山の中でもセオリーを外して注文する勇気も時には大事なのですよ。
徹底して「山の中でも海鮮で勝負できるよ?なにか?」という姿勢が好ましい。
赤身は普通ですが中トロ部のクオリティが高い。
海沿いの食堂で食べたら普通に1500円はやっぱり超えてくるでしょう。
これも何と1000円です。
当然ですが超うまい。
また、
付け合わせの小鉢やお漬物が山の中っぽくて素晴らしい。
今回は頼みませんでしたが、うな丼は1600円でした。
※お隣のテーブルの人が頼んでたのを見た。
これ、和田峠越えてウナギの有名な諏訪周辺で食べたら軽く倍の値段はしますよ。
やっぱり名物は高いのですな。
※中でもウナギが名物となってる場所で食うと超高い。下手すれば5000円位するし。
ワタクシ達は行ったのは日曜日の12時過ぎ、13時近い時間でしたが割と空いていました。
注文してから出てくるまでの時間が素晴らしく速いのも好感が持てます。
どうやらお父さんと息子さんが仕切ってるっぽいですが手際が素晴らしく良いように見えました。
「もっと流行ってもいいのに。」
と思いますが流行ったらこのクオリティが下がり、料理が出てくる時間が遅くなるなら・・。
とか客目線で考えちゃいますが、こういうお店は残るべきですよねえ。
次はかつ丼かな♪これも1000円
でもうな丼も食べたいし、もつ煮定食もお蕎麦も気になる。
※どれもリーズナブルな価格です。
非の打ちどころがないレベルで満足できます。
この情報社会でなんで流行らないのかがマジで不思議。
一人でも入りやすいのでバイク乗りは行ってみるといいよ。
【道の駅和田宿ステーション】はいつ行っても売ってるものが独特

産直の農作物はこの時間はだいぶ無くなっていました。
農産物直売所をと併設しているのはもう珍しくないのですが、
【道の駅和田宿ステーション】では売ってるものが素晴らしく特色があって素敵です。

和田宿ステーション。
やっぱりニンニクは産直に限る。
安いしパワーと鮮度が全然違う。
前回、嫁が豆餅(まだ柔かい半生。少なくとも500g以上あるくらいどっしりした延べ棒状。)を500円ちょっとで購入、大満足しておりました。
どうも地元のお母さんたちが作ってるっぽい。
※帰宅後、食べ切れずに近所におすそ分けしたらお年寄りに大ウケ。

和田宿ステーション。
マタタビ猫じゃらし。
あと、だいぶ前に買って帰った「マタタビの木。」がお隣の猫に大好評だったので今回は別のマタタビグッズをお土産にしました。
※そのおかげか、隣の猫は朝夕きちんと当倶楽部に顔を出すようになって遊んであげないといけないのでワタクシが大変です。

和田宿ステーション。
意外と黒曜石は高価ですな。
それと、この辺は黒曜石の産地でもあるので当然ご当地モノが売っています。
※大昔はここの周辺から日本中に黒曜石が運ばれて使われてた、とブラタモリで言ってた。
食事の後、店内をうろうろして腹ごなしするもの良いのです。

和田宿ステーション。
まずスーパーではお目にかかれない生山椒。
こんな記事もあります▼
その気になれば観光もできる

ここには古い宿場街が少しだけ残っています。
車やバイクを【道の駅和田宿ステーション】に止めて散策してもそれほど大変ではありません。
※まあドライビングブーツやライディングシューズだとちょっと疲れるかもしれませんが。
一応、車やバイクでも旧宿場街を走れますが、道が狭いので道に止めて写真撮影は止めた方がいいです。
最近の車はデカいのですれ違えないくらいの道幅しかないです。
地元民や周りの観光客に迷惑をかけてはいけないのですよ。
宿場街のはずれの川沿いに黒曜石石器資料館(公民館っぽい建物ですが中はしっかり博物館です。)もあります。
※以前立ち寄ったのですが大変面白かったです。
ワタクシ達は数年前の秋にこの辺を徒歩で散策しまくったので、今回はバイクを降りての散策はパスして通行しただけですが、古い宿場町は風情があってよいですな。
当倶楽部的には古い宿場町散策は秋や冬のバイクや車で遊べないシーズンに行くことが多いのですが、夏は縁側に座って、スイカとか食べたくなります。
長野県内には結構旧中山道が残っていて、峠越えの前にはちゃんと準備する宿場があったりして本当に街道だったんだねえ、と思いをはせたりするのです。
その他にも、長野県内には北国街道や善光寺街道などの旧道が残っていたりするのですがどこも道は狭いので車やバイクを止めて撮影できないのが残念。
道が広い所では迷惑にならない程度に撮影したりしていますが。
※こういう所に溶け込むようなデザインのバイクがワタクシは好きです。
こんな記事もあります▼
【信州ツーリング】誰も知らない善光寺道「青柳宿。」「麻績宿。」。切通しがフォトジェニック。 誰も知らない「善光寺道。」 マイナーな旧街道とはいえ、要所要所には地元の方々が語り継ぐような整備がされてたりするのです。 結構な峠越えルートも多 ... 続きを見る
参 考 【信州ツーリング】誰も知らない善光寺道「青柳宿。」「麻績宿。」。切通しがフォトジェニック。
【信州の春を探すツーリング】長野市から千曲川沿いを遡る 長野市役所の標高は362mと意外に低い 長野市は長野県の中ではかなり標高が低いのです。 桜の開花は意外に早いのです。 2021年の長野市の桜の見 ... 続きを見る
参 考 【信州の春を探すツーリング】長野市から千曲川沿いを遡る
ちなみに・・
【道の駅和田宿ステーション】のはす向かいには、以前セブンイレブンがあったのですが完全に取り壊されて更地になっていました。
※202306現在。
周囲にコンビニがないのでココのセブンイレブンは、割と休憩しているライダーが多かったんだけどなぁ。
和田トンネルが無料化されたので交通量も増えてると思うんですが平日や夜間を考えたら儲からないのかもしれませんなぁ。
※トラックは確実に増えた。どうも中央道方面から関越道方面に抜けられて、お金が大幅に短縮でき、下手すりゃ渋滞がない道としてトラック業界では有名らしい。
長野県に限りませんが田舎ではコンビニがどんどん姿を消しています。
あれだけあったコンビニが閉店して、老人介護センターとかになってるのはもはや珍しくもありません。
夜間の労働力も確保できないし、給料は上げられないし、一時期乱立したコンビニが減るのは仕方ないかもしれませんがこれが日本の現状なのですよねえ。
※田舎では24時間営業でない時間限定のコンビニが急激に増えています。当倶楽部の近所のコンビニも 田舎なので 時間限定ですし。
もちろん、
コンビニに駆逐された旧商店街はもっと勢いよく閉店してる、というかもうだいぶ前に絶滅しちゃった感じすらあります。
地方経済の再生はロードサイドのお店の衰退を見ると難しいのかもしれませんな。
6月のビーナスラインはニッコウキスゲが満開です

ビーナスラインと言えば。各種車やバイクのミーティングが大体いつもおこなわれているのだけれど、
梅雨の合間にそういうミーティングを設定する団体は多くはないのです。
また、首都圏や都市部からのバイクのグループでくるマスツーリングも梅雨の合間にわざわざビーナスラインに来る人も多くはないのですよ。
ゆえに。
道自体が空いているし、撮影スポットもいい場所取りやすいのです。
※混んでいる時期のビーナスラインはもう撮影スポットというか駐車エリアがある場所は大抵混み混み。

ビーナスライン。
混んでるときはこの場所も順番待ちだったり、車がドーンと止まってたりするのです。
というわけで、
地元民は梅雨の晴れ間の休日ともあれば積極的にビーナスラインに出かけるのです。
※志賀草津道路も同様。
6月のビーナスラインはニッコウキスゲが道端近くまで咲いていて結構綺麗です。
※2023年5月の野火の火災の焦げ跡はほぼわからないくらいまで回復しています。自然ってスゲエな。
こんな記事もあります▼
この日は晴でしたがぼんやりと薄曇りで「今日は富士山見えないかな~。」と思っていたら結構綺麗にシルエットが見えて満足♪
まあ、遅い車もいるのですがそれは観光道路なので仕方ないことですな。
遅い車に追いついたときは、景色を眺めつつ、適当な速度で流すのがベストです。
※暴走して勢いで追い抜いたりしてはいけないのです。

ビーナスライン。
空いているとはいえ、霧ヶ峰にはそれなりにバイクはいるのですが。
まとめ

【道の駅和田宿ステーション】はちょうどいい休憩場所だし、その気になれば観光もできるのですよ。
ビーナスラインをちょっと外れるけれど混んでて高い飯より満足度は高いです。
観光地というのはどこでもご飯の料金は高めです。
並んで高いお金を払うのは観光地だからと言っても過言ではありません。
それは仕方がないことですが、そういうのは旅行テンションの観光客にお任せしましょう。
観光地でも地元民には地元民なりの戦い方があるのですよ。
メインの観光地からちょっと外れた場所のお食事処は割とあたりが多いです。
ビーナスラインの周辺にはその手のご飯屋さんが意外と多い。
若手や外部からの移住者が始める様なお店も多く、そういうお店を趣味で徹底的に回っているひとも居る位です。
※ほんとにGoogleMapは便利♪昔ならたどり着けないようなお店の情報も豊富にあるし。
こんな記事もあります▼
ワタクシは最近は【道の駅和田宿ステーション】を推してます。
割とボリューミーなので、たぶん腹ペコライダーも満足するはずです。
※大食いの人は二品食べなさい。それでも2000円くらいです。
そしてフォトジェニック。
山の中で本格的な天丼という意外性も高いです。
※こういう一回転していい感じの着地をした本気度を久しぶりに見た。
ビーナスラインは美ヶ原高原美術館周辺、霧ヶ峰周辺、白樺湖周辺、車山周辺だけではないのです。
※たまには和田峠とか扉峠で降りてみるのも面白いですよ。すぐビーナスラインに戻れるし。
こういう周辺事情まで含めて、ビーナスラインマスターになってみるのも面白いかと。
関東圏の住人は何度もビーナスラインを走って知った気になってる人が多いですが、観光ガイドに書かれていないところも結構面白いんですよ。
そして、
自分だけが知ってる的な満足感がある。
↑これが、すんごい大事です。
いつもと違うルートでツーリングやドライブプランを組み立てるのも面白いんですよ。
※道が狭いので大きい車だと厳しいですが田舎道を走るのにデカ車で来るほ合うが悪い。
やっぱり「意図的に迷いたければバイクが一番。しかも250ccくらいのハンドル切れ角が大きくセルツキがベスト。」です。