少しでも燃料代を安くしたいなら、
最も燃費が良い小排気量4stエンジンを選ぶといいです。
この手のバイクは多いし、バイク入門にはとてもいい。
低コストで移動するツーリングが流行る・・といいなぁ。
ツーリングにかかる代金は年々上がってる
感覚的にツーリングにかかるコストは2015年頃と比べると1.5倍くらいな感じです。
これだけ各ジャンルの各商品やサービスで物価が上がったので何をするにもコストが高くなるのはわかるのですが、
最近は庶民のささやかな楽しみであるバイクでのツーリングですらセレブの遊びになりつつあるのではないか?と思ったりします。
お金のかかる原因は、
この二点はどうしようもありません。
以前からツーリング先では観光地の飲食店は高くて不味くて待たされるパターンが多いためなるべく避けています。
※県外から知人が遊びに来てリクエストされたら付き合いはしますが。
そのため、
出来るだけ地元の定食屋さんを探して食事するようにしているのですが良心的な価格の個人経営の飲食店はごっそり減りました。
長野県内でも有名な古くからあった食堂はどんどん減っています。
長い間お世話になった食堂SSも休業しちゃいましたしねえ・・(´;ω;`)
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ソロライダーでも入りやすい街道沿いのラーメン屋さんでちょっと食べると普通に1000円超えますしね。
※それでも雨のツーリング時とか、冷えた身体には汁ものの温かさが染みるのです。
寒いときは汁物と言われますが、一時、身体が温まっても意外と温かさは持続しないのですが。
ワタクシは単独行の時は市街地の牛丼屋さんを利用することが多いのですが最近は値上げ傾向が強い。
円安で海外の牛肉の値段が高騰するので仕方ないとはいえ、安かった時代を知ってるからねえ。
多少値上がりしたからって行かないとつぶれちゃう。一度なくなったら復活しないよ。
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最終手段として、
「コンビニ飯。」
で済まそうとしてもおにぎりは最近150円位するのは普通です。
しかもおにぎりシリーズはなんかちっちゃくなった というかお米の密度が低くなった 気がしてコスパは悪いように思います。
かといって、コンビニ弁当は普通に500円くらいはするので割安感は非常に低い。
もっとも安価なツーリング先の食事としては、
「地元スーパーのお総菜コーナーで売ってるお弁当。」
なんですよねえ。
※300円位で結構いいもの食べられるし。
こういうのを買い込んでツーリング中に見つけた景色のいい場所で食べるのもなかなか乙なものですが、
ソロツーリングだからできることであって団体行動には向かないのです。
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まあワタクシは単独行の場合、
「バイクで走るのが幸せ過ぎてお腹があんまり減らないモード。」
に入ると本当に何も食べません。
※「命にかかわるので食べておこうかな。」という食欲よりは生存本能で食べることはありますが。
その他、
休憩時の缶コーヒーやペットボトル飲料だって値上がりしていますので、
休憩が多いほどトータルツーリング費用は高くなるのです。
最近は飲料はシグボトルに詰めて持参するようにしています。
休憩時にタバコ吸わなくなったので飲料を飲むくらいしかやることないんですよねえ。
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食費は工夫 と我慢と体質 で何とかするとしてもガソリン代だけはどうにもなりません。
みんなガソリン代がレギュラーで180円/Lでも文句言わないほどマヒし始めたよね。
せめて、
高騰し続けるガソリン代を何とか抑える方法を考えないといけません。
じゃないと給料は上がらず生活が苦しいのにバイクでほっつき歩いている場合じゃないのです。
ちなみに・・
長野県は日本で一番ガソリン代が高いです。
隣県のガソリンスタンドと余裕で1L当たり20円違います。
当ブログでは何度も話題にしていますがひとえに長野県のガソリンカルテルの存在が大きい。
企業努力で近隣のガソリンスタンドより安売りするガソリンスタンドがあると寄ってたかって嫌がらせされるようです。
↑こういう所が閉鎖的な長野県民のダメなところ。既得権益を死守しようと必死。
ゆえに。
長野県に旅行に来る人達はガソリンの高い長野県で給油しないため、結果として外貨獲得の機会を損失しているのですが、長野のガソリン業界はこれに気が付かないくらいアホっぽい。
とはいえ、
原住民は もちろん越県ドライブやツーリングの際は積極的に給油して帰りますが 地元のガソリンスタンドが無くなるのは困るので仕方なく地元のガソリンスタンドで給油しているのです。
長野県でも田舎の方では集落唯一のガソリンスタンドがつぶれ、
最寄りのガソリンスタンドまで20km以上なんてところもあるのです。
※しかも日曜休みとかな。
現在最も安価に移動できる手段は小排気量4stバイク
燃費がいいエンジンと言えば小排気量4st単気筒エンジンです。
大昔「鉄腕ダッシュ。」でスーパーカブ満タンで東京から浜松まで行ってたし、
※実際、4st50ccのgorillaの9Lタンク満タンで東京から鈴鹿まで走ったという知り合いもいます。
それくらい小排気量の4stエンジンは燃費がいいのです。
最近、政治的な問題もあり原付二種の125ccクラスのバイクがフォーカスされていますが、
燃費の良さも相当影響があるのではないかと思います。
※今は燃費性能がバイク選びの大きな基準になっていますね。昔じゃ考えられんけど。
そういえば、
以前から日本一周している貧乏ライダーは燃費が良く車格があって荷物が積みやすい原付二種(4st125ccクラス)のバイクを選びがちでした。
このクラスは地元民の足なので有料道路やフェリーなども軒並み安いし、一応車の流れで巡行できるし具合は良いのです。
※具体的にはSUZUKIのSX125とかDJEBEL125とかHONDAのSUPER CUB90とかが多かったな。
そうそう。
ワタクシの経験でいうとHONDAのXLR80Rで55Km/Lという燃費をたたき出したことがあります。
70km以上走って2Lしか入らなくて「どっか壊れてるんじゃないか?」と真面目に思いました。
移動手段としての燃料コストはほぼ最安です。
ただし、
何日にもわたって旅をする時間に余裕のあるロングツーリングではなく、
日帰りや1泊程度のツーリングだと、どうしても高速に乗らなければ時間が足りなくなる場面はあるのです。
ほとんどのサラリーマンや家庭人には自由になる時間は極めて限られるのです。
そうなると法的に高速道路に乗れない原付二種では要件を満たせません。
だからといって、
法的には問題なくても高速道路を4st150cc程度の排気量のバイクで走るのは「スゲエ怖い。」はずですよ。
高速道路の対面通行のエリアや登り坂なんて車にあおられまくるのでは?と思います。
渋滞の先頭にはなりたくないですしね。
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となると、
実用性が高く使い勝手がいいのは原付二種より250ccクラスではないかと思うのです。
昔のキャブ時代でも既に250ccクラスの4stエンジンは信じられないくらい燃費が良かったのですが、
現代のインジェクションだともっと効率的でさらに燃費はよくなってるのかもしれませんし。
※ワタクシはインジェクション車を所有したことはないのです。
ツーリングの燃料コストを下げるには、
4st250ccクラスのバイクを狙うのが良いのではないかと思うのです。
幸いなことに、
どのメーカーからもこのクラスのバイクが多く販売されていますし。
ちなみに・・
昔から4st250ccクラスというのはエントリーライダーだけでなく、ベテランのロングツーリングライダーやにも使い勝手が良かったのです。
等いいことずくめ。
なので、
数が売れるんですよ。
新車のが売れれば中古車も多くなるというものです。
新車価格が安いなら中古車も安いので手を出しやすい。
が。
エントリーライダーが乗ってた個体が多いということは、
「まともな整備がされないまま乗りっぱなしだった。」
個体は少なくないということです。
何せバイクに対するセオリーをあんまり知らない初心者がオーナーだったため、
保管の仕方や最低限のメンテナンスやチェックがされてない個体を多く見ます。
個人売買はもちろん、店頭に並んでいる中古バイクでさえ、微妙なコンディションだったりします。
ゆえに。
中古でこのクラスを買う場合、
よほど目利きでない限り個人売買は避けたほうが無難です。
※ショップで買う場合も結構適当な整備されれたりします。
今では当倶楽部最強ツーリングマシンになっていますが、当倶楽部に来たばかりの時は「どうやって捨てようか?」と思うくらいぼろかったのです。
最近は125ccクラスの販売数が増えているので、
次第に状態の悪い125ccの個体が市場にでてくるように思います。
このクラスに限らず、中古バイクを買ったら全部一通り手を入れると思った方がいいですよ。
以前は燃費なんか気にしなかったのだけれど
20Km/Lも走れば御の字、だと思っていましたし。
燃費はバイク選びの決め手にはなりません。
燃費はどうでもいい、と思っていました。
当倶楽部の2stオフ車どもは KTM125EXCを除いて ツーリングペースだと普通に20Km/L以上の燃費を誇ります。
※林道でぶん回すとそれなりに燃費は悪化しますが。
当倶楽部の古くでデカい4stバイクはキャブを負圧式のCVKに変更してあるので普通に20Km/L以上の燃費を誇ります。
※エンジンをOHしたらパワーは上がったけれど燃費は若干落ちました。
いずれも年式的に 30年落ち以上なので かなりマシだと思うのです。
コレを基準に何十年もツーリングをしてきたのです。
が。
昔から燃費の良さには定評のある4st225ccシングルのセロー225Wは余裕で35Km/L以上の燃費。
それに。
昔から燃費の良さには定評のある4st250ccVツインのVT250FHは余裕で30Km/L以上の燃費。
※同じ形式&エンジンのVTZ250が40Km/L以上の燃費をたたき台したという記録もあるらしい。
いずれも30年以上前のバイクでワタクシがレストアして調律したとはいえ、予想以上の燃費に驚いています。
100kmくらい走ってもガソリンがまだなみなみと入っています。
どうなってんだ、この手の4st小排気量エンジン。
と思うくらい低燃費♪
当倶楽部のセロー225WやVT250FHだと、
これだけガソリン代が高くても200km走って1000円ちょっとというのは非常にありがたいのです。
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現在の日本においては小排気量4stエンジン搭載バイクというのは移動コスト的にほぼ最安なのです。
※長距離の移動手段としての自転車は飲食代が高くつくし、休憩時間も必要なので走行距離に対するコスパもタイパも意外と悪いです。
燃費を気にしないとはいえ、
これだけガソリン代が上がると距離を走るロングツーリングには燃費のいいバイクを選びたくなりますな。
※燃費が悪いバイクは近所のツーリングに使うとして。
「燃費最高!」主義の人は高速道路走行をすっぱり切り捨てて、
原付2種クラスで高燃費で高いコスパを狙うのもアリです。
その代わり、行動範囲はかなり制限されるでしょう。
「バイクで遊ぶときに何処に主眼を置くか?」
で選択するバイクは変ってくるのです。
ちなみに・・
いくら燃費が良くて使い勝手が良くても所詮バイクです。
一人の移動ならまだしもバイクに実用性はほぼありません。
を考えると圧倒的に車に軍配が上がります。
実用性を求めるならバイクなんかより、軽自動車を買うべきです。
当倶楽部で最も社会性があるのりものです。
いくら低コストでも使えない条件が多いバイクにはイマイチ社会性がないのです。
※コロナ禍でバイクが見直される!とかマスコミは騒ぎましたがすっかり落ち着いちゃいましたしな。
これからの多くの日本人は確実に貧乏になります。
ネガな部分を分かったうえで移動コストの安いバイクに頼らざるを得ないかもしれません。
その場合、
ワタクシは行動範囲の制限が少ない250ccを推しますよ。
燃費は走り方で全然変わるのですが
峠を走っても街中のバイパスを流してもそれほど変わりません。
高速を走っても、です。
燃費なんてのは乗り方次第でだいぶ変わるものなのです。
一番燃費がいいのは、
という走り方と条件です。
経験上、エンジンに必要以上の負荷をかけずにシリンダーが吸い込む少量の混合気を安定して供給し続けるのが最も燃費がいいです。
一方、
それなりに燃費は悪化するのは、
こういう条件だとガソリンを多く燃やすので燃費が悪いのは当たり前ですな。
※バイクに比べて車体が重たい車では如実に燃費の差が出ます。
が。
小排気量4stエンジンを搭載したバイクは元々少量で薄目の混合気で走れてしまうからか、
ライダーの運転や状況による燃費の差が少ないように思えます。
ほんっとに燃費がいい。
新車から30年以上たってるのに今でも9リッタータンク満タンで300km以上の航続距離を誇るのはすごい。
もちろん、
燃費が良くなる運転をすれば数割燃費アップはするでしょうが、
もともと良い燃費なのでその恩恵が意外と少なく感じるのかもしれません。
まあ250ccくらいの小排気量の4stエンジンは
のでエコランと言えどもエンジンはそれなりの回転域で回ってるから差がないのかもしれませんな。
※同じ排気量でも美味しい回転域をキープし続けた時の2stの燃費の悪さとはちょっと違うのです。
実際どれくらいの差が出るのかやってみたいのですが、同じバイクで同じコースを二度走ることになります。
その場合、
で両極端にして実測したいですがなかなか完全に同じ条件ってわけにもいかないんですよ。
気温や交通量など含めると公道で思い付きでやっても参考値程度にしかならないし、
それなりに車の流れにのるのに加速するといい回転数になっちゃうのが小排気量の4stですし。
基本的な燃費が良すぎて短距離だと差が出ないし。
まとめ
多分、使い勝手や設備のコストを含めると電気代より安いです。
ここ数年、日本人が移動しなくなったと言う統計データがあります。
コロナ過で移動自粛や国内割とか旅行クーポンとかあったのですが実質移動しなくなっているようです。
ワタクシ達も人のこと言えませんが「出かけるととにかく高くつく。」のですよ。
安く旅行できた時代を知ってる人にとっては現在の超高価格な旅費が馬鹿らしいのです。
かつて比較的安価に止まれたビジネスホテルは現在はすっかり高額化。
一見安そうに見えるキャンプ泊でもキャンプ場のテントサイトは超高額。
だから無料で駐車スペースを占拠するゲリラ的に行われる車中泊が流行るわけです。
田舎に住んでると悪質でマナー無視の人が多い車中泊が目に付きます。
※地元民とトラブルになる前にマジで取り締まったほうがいいと思いますよ。
昔のロングツーリングのように500円程度の安価なキャンプ場を繋いで貧乏旅行してた人達は既に絶滅。
安価なキャンプ場は予約も取れないし、無法地帯で大騒ぎなことも多いです。
現代の貧乏旅行は街中の「漫画喫茶。」「ネットカフェ。」を渡り歩くのが最安値らしいです。
それに、
高い飲食代を考えると出かけるのも嫌になります。
せめて移動コストくらいは・・と思うと燃料費が再安値なのは小排気量4stバイクです。
もしかすると、
最安値で移動するという観点でバイクが脚光を浴びるかも!
もしかすると、
バイクはお金の少ない旅行者の最後の砦になるかも!
と一瞬思いました。
が。
バイクは乗り出す迄のハードルが凄く高いんですな。
※入手してからもいろいろ要り様だし。バイク買うお金があれば公共交通機関で旅したっていいわけだし。
日帰り旅行をしてた人達は・・
これが現状っぽい。
※もしくはマナー無視の車中泊に流れる。
ゆえに。
日本人は今後はさらに移動しなくなるのかもしれません。
既に現在の日本ではバイクはお金のかかるハードルが高い趣味になりました。
なので、
今バイクに乗ってる人は経年劣化で壊れて困るより、ちゃんとメンテして維持したほうがいいよ。
日本を旅する日本人にとって収入の割に高価な宿もキャンプも旅先での食事も割安感はほとんどありません。
既に日本人はそこまで貧乏になってるのですよ。
というわけで、
バイクに荷物をたくさん積んで旅行しているライダーは皆金持ちなのです♪
・・そういえば、
荷物の積み方が汚い 明らかに貧乏な 長旅ライダーを見かけなくなったような気もします。
ともかく。
ガソリン代を押さえたいなら小排気量4stバイクですよ。
今デカいバイクに乗ってる人も乗り換えてみるとガソリン代の安さにビックりするハズ。
※その分、長距離は時間がかかるし疲れるのですがそれはソレで別の楽しみがあるのです。