バイクのハンドサインに憧れを持ってる人が言うようで♪
ハンドサインは複数のバイクで走行中、唯一の意思表示方法です。
基本的には前走車が後続車に対して出すサインです。
※後続車が意思を伝えたい場合はホーンしかないですが風切音で伝わりづらいです。
そんなハンドサインについてまとめてみました。
記事の内容
バイクは一人で乗るものだけどコミュニケーションは取りたい
バイクで走行中に意思疎通できるハンドサインはかっこいいです。
倶楽部によってもいろんなサインが決まってたりします。
仲間内だけで通用するサイン・・カッコいいです。
一度走り出すと基本的には一人になる乗り物がバイクです。
集団でツーリングに行っても基本的には一人で乗る乗り物です。
でも、同行者に自分の意思を伝えたい場合がどうしてもあります。
物理的に離れてる上、走行音があるので声によるコミュニケーションは取れません。
※声によるコミュニケーションはせいぜい信号待ちで可能なくらいです。
バイクに乗るというコミュニケーション手段が限られた条件の中で長い間使われてきたのがハンドサインです。
ちなみに・・
当倶楽部では基本的に二人で二台で行動することが多いです。
慣れとか互いのバイクの走行可能距離などもお互い知り尽くしているのでハンドサインによるコミュニケーションが楽です。
知らな人ばかりの大人数のツーリングを仕切るならともかく、数台程度の規模のツーリングなら数パターンの意思疎通で何とかなります。
「いつものメンバー」
という最高の仲間だと簡単なサインで大体意思疎通できますよねえ。
仲間同士でしか、伝わらないサインもあるとカッコいいです♪
最高のコミュニケーションは互いの理解と、発信側と受信側の想像力ですよね♪
※ニュータイプはハンドサインとかいらないんだろうか?

そろそろ休憩か!?
ちがうか!
アムロ君ってどこの国のひとなんだろうねえ・・
当倶楽部でよく使うハンドサイン
必要事項はきちんと伝えないとトラブルのもとになります。
などの意思疎通は大事ですよ。
基本的にハンドサインの発信者である前走車はツーリングペースメーカーになります。
休憩や給油タイミングについても全部取り仕切ります。
複数台でのバイクツーリングはそんなもんです。
前走車が絶対なんですよ♪
後続の受信者はいつだって了解した♪という意味で
などで発信者への服従了解を伝えます。
ハンドサイン1:そろそろガソリンがないぜ!
給油タイミングが近いことを知らせます。
次のガソリンスタンドに寄るよ、というお知らせです。
大体、走行距離が200km弱くらいのタイミングで発動されます。
※もしくは峠越えの前とか、キャンプ場に入る前とか。

あーツーリング行きてえ
※タンクを軽くたたいたりもします。
ちなみに・・
ツーリングでは基本的に二台一緒にガソリンを給油しています。
お互いメーターをリセットし忘れても大丈夫です♪
※その前にお互いのバイクの燃費とか残量とかも大体わかってきます。
微妙に燃費に差があったり、メーター誤差があったりするので面白かったりもします。
ハンドサイン2:そろそろ休憩しよう
ツーリングでの休憩は1時間程度に一度を推奨されています。
とはいえ、元気のいいうちはぶっ続けで数時間走ることもあります。
天候や気温、渋滞状況にもよります。
休憩取りすぎると逆に疲れるので平均2時間に一度くらいのペースですかね。

林道も大体二台で行きます
で、
ミラー越しか後ろを振り向いて後続車のサムアップor首振りの意思疎通を視認します。
後続車の意思とは無関係に強制的に止まりたい場合は、
看板を指差した後にさらにもう一度「ここに入るよ」と力強く指さします。
ちなみに・・
休憩は道の駅かコンビニですよねえ。
ツーリングの際には食事することもマレにありますが、ツーリングが食事目的でない場合ほとんど食堂には入りません。
※食事が完了するまでに時間かかるし、食事代をケチりたい(貧乏性がいつまでたっても抜けない)
あと何といっても、腹いっぱいになると眠くなるんですよ。
ハンドサイン3:ウィンカーつけっぱなしだよ
余裕なく前走車についていく場合に、よくありがちなのがウィンカーのけし忘れです。
当人以外は気が付いているというマヌケなミスですが下手すると事故につながりかねません。
速やかにウィンカー消し忘れライダーさんに伝えてあげましょう。
これで大体気が付きます。
全然知らないツーリングライダーのウィンカー消し忘れも教えてあげましょう。
※意外に伝わらないんですけどね・・
当倶楽部のオンロードバイクはオートキャンセラースイッチがありません。
ウィンカースイッチを手動できちんと戻す必要があります。
古いバイクは結構ウィンカーの消し忘れが多いんですよ、
時分に余裕がなく、前走車を追っかけるモードになっちゃってると特にです。
まあ落ち着け
という意味も込めてサインを出してます。
ちなみに・・
Z750D1にはウィンカーブザーというマヌケながらも素敵な装置が純正で備わっています。
腑抜けた音でウィンカーがついてることを知らせてくれます。
消し忘れがほぼなくなるんですがコスト面で合わないのか現行車でついてるのはカブとか一部の原付くらいです。
もっとカッコイイ電子音とかでウィンカー消し忘れを教えることだってできるはずなんですけどねえ。
※ボリューム付けたっていいんだし。
ハンドサイン4:ライトが点いてないよ
古いバイクにはライトスイッチが付いています。
エンジンをかける際は全ての電力をセルモーターに回したいのでセル以外の全てのスイッチを切るのがセオリーです。
でもそのまま走り続けちゃうことがあります。
バイクにとってライトは早めに周りに発見してもらうための安全装置です。

旧車はライトスイッチがあるので点け忘れることがある
当倶楽部のZ750D1はハイビームスイッチが微妙な位置で接触不良になる癖があってHighもLowもライトが消えるんですよ・・
ちなみに・・
ワタクシのZ1-Rは電気式タコメーターの電源をライトスイッチから分岐させています。
※配線が簡単なので。
ということは、
ライトがついていないとタコメーターが動かない仕様です。
※この仕様をライト点け忘れ防止機能と呼んでいます。
適当な配線した自分に嫌気がさしましたが、後付けのまともな理由が付くと・・
「ワタクシは最初から判っていたよ♪」
という一回転した着地に満足だ。
ハンドサイン5:危険があるのでペースダウンして
何らかの理由でペースが速すぎる場合、後続車に気付かせる必要があります。
後続車は基本的に前走車に完全服従&依存してるので周りに気が回らないことがあります。
意外に、白バイ追尾して狙ってるのにすら気が付かないんですよ(笑)

Fritz_the_Cat / Pixabay こういう路面はよく滑る
そういう時によく出します。
ちなみに・・
特にツーリング途中のバイパスはネズミ捕りやってる可能性が高いです。
なんかも警察のいい狩場です。
のもめづらしくないです。
地元民がペースダウンするようなところはネズミ取りが仕掛けられてたりします。
ので注意の意味も込めてペースダウンのハンドサインを出しています。
※ネズミ捕りは意外に早朝も深夜もやってるので油断がならないのですよ、捕まるとお金もったいないし。
しかも・・
しかもデジタル計測なので以前のレーダー式より確実にスピード計測されます。
※ご丁寧に画像撮影機能付きですので逃げられませんよ。
ハンドサイン6:速い後続車両が来たので左に寄れ
後続車は基本的に前しか見てません。
ので後ろ側への警戒というか意識が薄いです。
白バイの追尾にすら気が付かないので当然速い車やバイクが後ろから迫ってきても気が付きません。
峠などを楽しく走っていると、いいペースで後ろからまくられることがあります。
峠でマジ走りは危険だし、怪我してもお互いツマランのでアッサリと譲ることにしています
※ツーリング中の40年前のバイク煽ってなのが楽しいのか聞いてみたいですが。
ウィンカーを左にだして左側に寄るようにという意味で左手を開いてゆっくり路側帯側に手を動かします
ちなみに・・
バイクは無事が最低条件の遊びです。
競技以外で頑張る必要は全くないので、無理する必要もありません。
意地を張って抜かせないようにする人もいますが、一歩間違えれば抜く方も抜かれる方も互いに走行妨害です。
バイクは個人個人で楽しいペースが違います。
速く走りたい人にはサッサと道を譲るのもまたいいのではないかと思います。
※こういうマナーみたいなもんは全国に浸透しないもんですかね?俺が俺が!みたいな乗り方するっ人がほんとに多いです。
ハンドサイン7:県境!
全く意味はないですが、県境の看板を見ると指さしちゃいますね。
あと、珍しい読み方の地名とか有名な街の境界看板は指さしがちです。
おお!ここから○○県!
みたいな感じで、旅行テンションマックスです。
結構遠くまで来ると、高めのお土産まで買っちゃう勢いです。
直接同行者に感動を使えられるわけではないのですが、一緒に旅してるんだねえという旅行気分を盛り上げてくれます。
疲れてくるとこういうのが妙に楽しかったりするんですよ。
複数でのバイクツーリングってのは。
後続車から緊急で何か伝えたいときはホーンが有効
前走車は後続車のホーンの音なんか聴いちゃいねえ・・っていう場合も多いです。
ホーンって前走車にはあんまり聞こえないんだよね、実際。
ヘルメットかぶってるしねえ。
当たり前ですが、基本的に前走車は前しか見てません。
ので、
後続車から前走車に意思を伝えるには気が付いてもらうしかないです。
低速時ならホーンは気が付いてもらうのにかなり有効です。
しかし、
高速道路でホーンが聞こえるか?
実際は風切り音ばかりで聞こえないことが多いわけで。
後続車が意思を伝えたい場合は危なくない程度に前走車に近づいて何かを伝えたい!というアピールをすることになります。
ちなみに・・
高速道路やバイパス、枝道の無い林道などでは、トラぶりそうな要素が多い人(笑)を先行させましょう♪
※そうです、あの人たちのことですよ。
基本的に、高速道路では逆走できないのでフォローできる人が後続車になった方が不安が少ないです。
大抵トラブルを起こす人はパニックになるので自分より後ろに誰かがいることで少しだけ冷静になれるもんです。
※置いて行かれた、という気持ちが焦りを呼んでさらなるトラブルに発展することもあるのですよ。
面倒くさいですが、初心者にはありがちです。
かつてワタクシが所属していた倶楽部でワタクシが最も尊敬するM氏は、
一般道では先行して走りますが、
高速では最後尾につけて全員のフォローを買って出てくれてました。
ガス欠やトラブル対応まで全部でき、その場で対応できない時の連絡手段も的確です。
※こういう人になりたいもんです。
ハンドサイン0:道を譲ってもらった時のお礼
コレはライダーとしてより人として忘れてほしくないですね。
最近はバイクに道を譲ってくれる車も増えてきました。
その際、必ずお礼はしましょう。
っていうか、道を譲ってもらったら必ずお礼して下さい。
必ず道を譲ってくれた車やバイクには追い抜きざまに片手をあげて挨拶しましょう♪
片手を離す余裕がない場合は、ホーンを短くピッ!としましょう。
ホーンは、
になります。
気持ちよくピッ!と短く鳴らすのがスマートです。
こういうお礼でバイク乗り以外からの印象がかなり良くなります。
違うペースで公道を走っている以上、絶対に譲り合いが必要な場面が出てきます。
当然、譲り合いの精神が必要です。
譲ってもらってお礼をするのは常識ですね。
こういう良い風習はおじさんライダーこそ徹底してほしいですよねえ。
おじさんライダーがかっこいいと数少ない若者ライダーが真似してくれますよ♪
※リターンライダーの皆様には変な見栄張るよりも、こういうマナー的なことには気を使って尊敬されてほしいです。
まとめ
複数台でのツーリングでは全体に対して情報発信しても伝わりにくいです。
その際に有効なのがハンドサインなんですが、最近は電子機器に押されてますね。
ワタクシは電子機器のトランシーバーよりも
相手を想像して思いやるハンドサインがカッコいいと思います。
なによりハンドサインはライダーっぽいです。
多くても大体3~4名程度までのコミュニケーション手段としては結構有効です。
特にルールとか決めなくても、ある程度一緒に走ってると何となくわかってきます。
知らない人と走る際もバイク乗り同士なのでそんなに変わることはないです。
※方言程度の誤差はあるかもしれません(研究しております♪)
間違いなくハンドサインではメンバーに一斉発信できません。
休憩時に先頭を走るリーダー格に「そろそろガソリンないっす」くらいは口頭で伝えておきましょう。
※一人のガス欠でツーリングが停滞して皆の時間を奪うのは情けないでしょ?
一人だけガンガン飛ばすタイプの人は団体でのマスツーリングには向きません。
意思疎通のサインもへったくれもないので。
※そういう人は自己責任でソロツーリングが向いています。
ちなみに・・
バイク複数台でツーリングに行く場合は最後尾に配置すべきは
を配置すべきですよ。
メンバーに何かあったときに先行者に連絡できて、トラブルの初期対応くらいはできることが求められますね
なので、
先導するリーダー格から「おまえがしんがりだ!」と指名されたら名誉だと思っていいです。
※信頼してなきゃ絶対に指名しないもん。
というわけで、ハンドサインの記事でした♪