どこもかしこもボロです。
まあ無尽蔵にお金と暇があれば直すのも簡単なのかもしれませんがワタクシにはお金も時間も限られています。
果たして動かせる日は来るのか?
真実は見えるか?
最悪の状態で手に入れたVT250FH
ブレーキ固着で押し引きできず、タンク内には数センチの堆積物あり。
※現像ものすごく腐ったガソリン臭いです。
こういう状態ですが、
売り口上では初爆有とか言い放っていました。
タンクは写真を撮るのも気が引ける最悪の状態、キャブは当然固着、初爆なんてするわけありません。
※今はまだ心の傷がいえないので、タンク写真はありません。内部洗浄の際に写真撮る予定です。
無理やりタンクや給油ラインを引きはがした形跡があり、タンクからキャブへつながる10mmから8mmへの変換コネクタが破損していました。
ものすごく腐ったガソリン臭がします。
また、タンクのガソリンコックを外そうとしたらしく、そのままボルトが緩み切っています。
そこから腐ったガソリンがしったかしったか垂れている状態。
エンジンは長期保存状態が悪い証拠にアルミ部には星の様なアルミ独特の腐食がたくさん。
各カバーは自家塗装?したのか剥げた塗装が残っていました。
※これ剥がすのだけでも大変そう。
マスターシリンダーの動きがおかしく、キャリパは固着。
※押し引きで動かせない状態。引き取り時はキャリパーを無理やり外して軽トラに搭載しました。
それにタイヤはバーストしています。
まあ、いい。
とりあえず、 車体はゴミですが 書類はある、というレベルの個体です。
入手経緯はそのうち記事にします
※少なくとも個人出品で乗って帰れます、というもの以外は手を出さないほうが無難。
「乗って帰れますか?」
というワタクシじゃない人からの質問に、
「お金を払ってくれれば、事前に書類を送るのであとは自由にしてください。」
みたいなコメントで返していました。
絶対乗って帰れません。
この出品者からバイクを買った人たちの評価は全部最低でした。
まあワタクシも落ち着いたらダメ評価をつけるつもりです。
※思い出すだけでも腹立たしい。早く忘れたい。
日本にはたくさんの被害者がいると思う。
※売り口上とは全然違うこんなレベルの車体を送り付けられたら怒るのは当たりまえです。
現金での取引をかたくなに拒んで「かんたん決済。」での入金を即す手法の時点で気が付かなかったワタクシがバカです。
これが某オークションの闇ですなぁ。
制裁をくれてやりたいですがどうしようもありません。
世の中には自分さえよければ息をするように嘘をついてでも取引をする最低な人間がいるという勉強にはなりました。
そして、
ボロイバイクを二束三文で入手して、適当な額で売りつけるという出品者がいるということも学びました。
出品者はハングレっぽい転売ヤー。
バイクの知識ほぼなし。
息をするように嘘をつく人間でした。
※この腐ったガソリン臭を放つ車体を室内保管してたとかほざきやがる。
これ以上、話をするのも気持ち悪いし、もう関わりたくありません。
バラシて掃除しつつ状態を確認
時間は有限ですので、気を取り直して現状把握します。
前向きな考え方の人にだけ、奇跡は起きるのです。
当倶楽部では中古バイクは買ったら全部ばらす、ということにしています。
とりあえず、
できる限り大物を車体から降ろして個別にチェック&清掃していきます。
これは中古バイクを買ったら最低限やったほうがいいと思っています。
※セロー225Wのときもそうだったし。
これを進めます。
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エンジンまでバラスこともありますが、それはとりあえず後回しにします。
エンジン内部はどうなってるのか気にならないわけではないのですが、今のワタクシにはシリンダヘッドを開ける勇気はありません。
今のワタクシにはシリンダヘッドカバーを開けた後のガスケットの手配するお金もないですし。
とりあえず、
見た目が汚いバイクを整備すのは意識が下がるので、最初にできるだけ綺麗にしておきたいのです。
※いつでも時間が取れるとは限らないので、作業はいつでもできるようにしておきたい。
さしあたって、
パーツリストは早急に手配しました。
あと内部が固着して腐ってたキャブはいったん清掃してみました。
通路のつまりとパーツの固着、匂いが酷いし、部品取りにもならないかもしれないので最悪丸ごと捨てるかもしれません。
ニードル部のガソリンがワニス化してメインジェット通路と固着、ピストンが動かない状態でした。
とか言ってたら運よく中古のキャブを埼玉のM先輩から譲り受けました。
いつもありがとうございます。
※またリンゴ持っていきます。
調達したキャブは腐ったガソリンで固着してないだけマシとはいえ、ダイアフラムが固くなってるのかピストンの動きがイマイチ悪い気がします。
※もともとついてたキャブよりははるかにましとはいえ。
ダイアフラムの動きが悪いとエンジンのレスポンスに影響が出るので交換・・かなぁ。
お金ないな。
※シリコングリスをダイアフラムに塗りたくってみましたがイマイチ。
キャブをばらしつつ、
とか必要事項と現状をメモ帳に記載をしていきます。
※合わせてキャブクリーナーとエアブローで導通の確認もします。
少なくとも
は新品を調達するしかありませんな。
エアクリーナーはユニットが凝った作りなので高そうです。
さすがバブル時代の設計。
ろ紙部分だけ切り取って汎用スポンジで自作しますかね。
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バーストしてるタイヤはホイール外して、ライコランド長野に持っていって交換してもらうかな・・。
※チューブレス&小径タイヤを交換できる自信がないわ。
とりあえず、
走って曲がって止まる。
最低限のレベルでこれができるようにするのが当面の目標です。
※程度の悪さをかなえたら、それすらもむつかしいかもしれませんな。
さしあたって、
幸い多少きれいな外装を外して各所の清掃を進めましょう。
ちなみに・・
とんでもなくひどい状態の個体とはいえ バイクを分解するのは楽しいものです。
特にいつもと違うバイクを分解するのは非常に興味深い。
ほうほう。
こういう構造になってるのね♪
もしかして凄くお金かかった設計してる?
あの頃のHONDAらしく分かりやすくハンドル推知周りの樹脂パーツは白濁してるねえ♪
とはいえ、
多分今のバイクより、何倍もコストかかってる設計に見えます。
今ならただのはめ込み式のカウルもいちいちゴムのグロメットを介して接続するようになっています。
※今なら省略されそうな箇所までしっかりゴムダンパーが入ってるのはさすが。
時代を感じるデザインのアナログメーターは思いのほか重い。
※カウル外すのにメーターまで外さにゃならんのがカウルマウント式メーターの欠点だね。
いやぁ。
楽しい。
これでボロクナケレバ。
まあ、いい。
軽い整備でエンジンかかるといいなぁ。
レストア=掃除と心得よ
画像は晴れて温かそうですが気温は2度です♪
こんな中で水作業なんてツラすぎますが、急いで現状把握したいじゃないですか。
日差しがあれば 風が無ければ 多少は暖かい。
とはいえ、
水抜きしてある水道栓に通水してホースにつなぎましたがホースは内部で凍っていました♪
日向で伸ばして温めてホース内部の氷を溶かします。
※固まってるとまっすぐ伸びない。
寒さ対策
ワタクシは真冬の作業をする場合、
という装備で行っています。
※手袋はほとんどしません。感覚作業なところもあるので。
コレだけ装備してると、さすがに防寒能力が高いようで動くと汗かくレベルです。
※手先が冷たいけども。
当倶楽部の近所に住んでるHさんは「冬に外作業するときは着古したスキーウェアが最高だ!」と言ってましたがそれもありです。
止まってると寒いので、てきぱき動きます。
ワシワシと外した外装を軽トラの荷台に並べました。
どこもかしこも相当なホコリの量です。
全部洗い流したら100gくらい軽くなってるんじゃないかと思ったり。
外装の剥かれた車体はカーポートに移動させて真冬の洗車祭りです。
すんごい埃が堆積してたし、そこら中に蜘蛛の巣あるし、きったなかったですが念入りに洗車してみました。
ボロは変らないとはいえ ホコリが取れるだけでも結構見栄えはするものです。
時間をおいて、ちょっと乾いたころを見計らい再度気になる箇所を洗車しました。
錆びると嫌なのでシフトペダルやクラッチレバーなどの可動部は暫定的にCRC-556を吹いてあります。
後日、分解清掃する際にグリスアップする予定。
朝9時から始めて、14時まで。
途中でT君夫妻が遊びに来たのでコーヒーブレイクを入れましたが、食事をすることも忘れて分解しまくりました。
それくらい楽しいですよ、バイクの 分解 レストアは。
まとめ
寒くて仕方ない。
でも面白いんだから仕方ない。
寒かったとはいえ、
現状把握はある程度できたし、最低限必要なパーツもリストアップ出来たのは収穫でした。
※まだオイル交換や水路やクーラントの状態確認はしてませんが。
ワタクシ達は 気温がマイナスでない天気のいい日に限るけれど真冬でも 寒いとか言って色々後回しにしてはいけないのです。
ワタクシ達には時間はそうそう残されてはいないのです
気が向いたときに気が済むように遊んでおかないといけません。
今日の自分が一番若い。
そりゃそうだ。
軽トラの荷台がいっぱいになりました。
これから個別に洗っていきます。
それなら、
無理しない程度に なんでもやり切ったほうがよかろう。
一応、部品ごとには綺麗になったし現状を把握、キャブの入手&導通確認、動作確認などの収穫はあったし、満足だ♪
ああ、でもいろいろダメになってるパーツを買うお金は全然ないんだった・・。
この日は14時まではVT250Fのレストア作業でしたが、14時から17時まではZ1-R作業をしていました。
エンジンかけたら、ちょっとタペット音が気になったのでクリアランスを再計測してシムを発注したりしてました。
※久々に休日に晴れた&一日自由時間をもらえたとはいえ、どんだけバイク弄るのが好きなんですかね、ワタクシ。
ともあれ、
VT250Fのレストア作業が始まりました。
いつ終わるかはわかりません。
いつ予算が底をつくかもわかりません。
どれだけ欠品になってるかもわかりません。
無事復活できるか、いまいち自信はありません。
でもいいのです。
神様は乗り越えられない試練は与えないはずなのです。
‥たぶん。
あんまりボロすぎてワタクシが癇癪起こすか泣きいれるかもしれませんが 多分、VT250Fの記事はこれからもシリーズ的に続きます。
※とりあえず[VT250F]のカテゴリを増やしておきました。
庭の日陰には雪が残っていまして、そこに鳥が落ちた(笑)
羽の形までくっきり雪に残ってる。
初めて見た(笑)
ちなみに・・
昨年からワタクシの周りで同年代の仲間が突然亡くなるということが続いています。
皆働き盛りです。
この間会ったときは元気だったのに信じられない出来事が続いています。
この作業を行った次の日。
ワタクシの友人Mちゃんが亡くなりました。
こうなると次は自分かもしれません。
というくらいの覚悟で40代50代は生きなければならないんですよ。
いつ死んでもおかしくないのです。
ならば、毎日楽しいことをやった方がいいに決まっています。
みんな、悔いなく生きてるかね?
目先のお金より大事なものをないがしろにしてないかね?
さしあたって、
残業とか休日出勤とかしてる場合じゃないです。
「働かねば生きていけないので8時間は働きますが、12時間は働きません。」
※とか言ってたら、一泊で東京への出張命令が出た(´;ω;`)全力で拒否していますがどうなることやら。
とりあえず、
ワタクシが死んだらこの車やバイク、各パーツ類をどういう方法で処分するかということを文書にして残すことにします。
これが変な車やバイクに乗ってるやつらの終活って奴です。
※処分する方法を考えろっつうのに、またバイク増やしてどうするって話ですな。
HONDAは嫌いですが、VT250FHの唯一無二で何にも似てないところが気に入っています。
最近、仲間内でも自分が死んだ後のバイクや車の処分についての話題が盛り上がることが増えましたね。
辛気臭いですが大事なことなのできちんと記録をしておく必要がありそうです。
次はこの車やバイク趣味人の終活、という記事でも書こうかね。