雪国の冬は視界の確保に必須の機能です。
え!ウォッシャー液に水道水使ってる?死にますよ。
実は真夏でもウォッシャー機能が活躍してくれてるのです。
みんな知らない窓を綺麗にする以外のウォッシャー液の能力の話です。
当記事の目次
車のウインドウォッシャー液は水道水でもいいのか問題
実際に水道水で代用できます。
でもおススメはできません。
その理由は、専用のウォッシャー液には、
等が含まれているのが普通です。
※当たり前ですが高級なウォッシャー液ほどいろんなものが入っています。
薄めて使えるようだけれど薄めるとパワーが落ちそうなので冬は原液で。
ワタクシとしては、
夏はまだ水道水でもいいと思うのですが、
ウォッシャー液に水道水を使うのは雪が降ったり路面が凍ったりする時期や場所では自殺行為
だと思うのですよ。
※そんな奴いねえよ、と思っていましたが実際にいるので記事になりました♪
しっかりした入れ物のウォッシャー液なら車載しておくのもありです。
たかだか数百円です。
ちなみに・・
たとえ雪が降っていなくても路面が多少濡れてるならバンバン車のウインドウガラスは汚れます。
※もちろんボディも汚れてるのですが。
路面に少しでも水分があると車は容赦なく跳ね上げるのですよ。
冬の高速道路なんか融雪剤交じりの路面の水を頭から浴びてる状態です。
やってみればわかりますが、この手のウインドウに付いた汚れはワイパーだけではまったく落ちません。
むしろ水分が少ない分、余計にこびりついて落ちません。
こうなると、ウォッシャー液をバンバン使うことになるのです。
雪国ではウオッシャー液がなくなると視界が無くなるのと同じことですよ。
マメにタンク内の残量をチェックしておくことをおススメします。
※ガソリンスタンドでウオッシャー液を買うとすごく割高ですので損した感が大きいです。
少なくとも雪国は凍らないウォッシャー液を選ぶこと
雪国では、水道管を破裂させるほど水道水は凍るのです。
※長野では屋外の水道栓はほぼ全てが「水抜き。」機能付きです♪
ウォッシャー液の配管が複雑な今どきの車で配管内がいったん凍ると解氷するのは凄く大変ですよ。
昔の車はウォッシャー液の配管はただのビニールホースだったのでまだマシですが。
※それでも融かしたそばから凍っていくので埒があきません。
ウォッシャータンクは割と設計の後の方で組み込まれるので変な位置にある車も多いです。
とにかく、雪国の冬の車の運用は視界の確保が超大事です。
その一つとして、ウォッシャー液を凍らせないことがポイントになります。
スタッドレスに交換したら不凍ウォッシャー液を補充するくらいのルーチンがあってもいい。
※ついでに、スノーブレードのような凍っても大丈夫なワイパーに変更することも忘れずに。
こんな記事もあります▼
ウォッシャー液の不凍性能
ウオッシャー液にも
「-10度まで対応。」
「-30度までOK。」
とかいろいろあります。
どんな高性能なものでも、最安値と最高値で数百円しか変わらないのであれば最強の不凍性能を誇るウオッシャー液を使うことをおススメします。
何より安心です。
長野では真冬の夜は-10度以下になることは珍しくありません。
※朝夕でも真冬は普通に-5度以下です。
こんな時に不凍性能が低いとですね・・。
「窓にウォッシャー液を吹き付けた瞬間から凍り始めるものがある。」
のです。
走行中の外気は想像以上に冷たいので不凍性能の低いウォッシャー液は、かければかけるほど窓が凍っていくのです。
これって結構恐怖ですよ。
自分で自分の視界を遮ることになります。
マジで雪がザンザン降ってる真っ暗な峠道で視界がなくなる恐怖ったらないです。
※長野では割と街中でも真夜中だと-10度くらいにはなりますので。
ちなみに・・
「湯ーでる。」
というラジエター付近でウオッシャー液を凍らないように暖める商品が昔あったというのを「オールドタイマー誌。」で読んだことがあります。
※確か九州の小さい会社が作ってた、と記事にはありました。
これ、結構アイデアものだと思うのですがイマイチ流行らなかったようです。
昔のすき間だらけの車ではさぞウォッシャー液は凍っただろうし、ワイパーだってスノーブレードなんかなかった時代の話です。
なんで流行らなかったんだろ?
アイデアは凄く良いと思うのですが。
夏のウォッシャー液は表面活性化の効果がある
「凍らないなら水道水でもいいじゃん。」
という ケチな 人もいると思います。
ええ、別に水道水でいいですよ。
余計なお金がかかる可能性があるのですが。
ワイパーは、ゴムでガラスを擦って表面の水分を除去しています。
当然、ゴムはガラスと密着していますね?
夏の炎天下で柔らかくなったワイパーのゴムをアームでガラスに押し付けて動かしたら・・。
摩擦でゴムが傷みますよね?
ワイパーを作動させてもウインドウに筋が残るのはこうしたことの繰り返しで、ワイパーゴムが傷んでいる可能性があります。
※厳密には、ワイパーゴムの保護のため真夏でも駐車時はワイパーは立てて駐車するのが正しいそうですよ。
基本的に、ワイパーを動かす際には摩擦を減らすために少しウォッシャー液でサポートしてあげるのが正しい運用です。
ウォッシャー液をケチってワイパーの寿命を縮めるリスクがあるという事です。
詳しくはワイパーの記事にて。
どうしても水道水を使う場合は、
水道水にママレモンなどの台所用洗剤を多少加えてやれば、ガラスの表面活性化でワイパーの動きもスムーズにできます。
視界の確保&ワイパーゴムの寿命を延ばすためには多少神経を使ってあげたいものです。
こんな記事もあります▼
ウォッシャー液は混ぜてもいいのか問題
ので、
いろんなメーカーのウォッシャー液を混合すると、予期せぬ化学反応しちゃったりしかねません。
多種多様なウオッシャー液を混合して使うと、化学反応が始まり最悪、固まったりドロドロになったりすることもあるようなのです。
こうなるとウォッシャー機能は使えなくなります。
このマークが自分の車のどこにあるか知ってますか?
ウォッシャー液を入れる場合、
「以前入ってた種類と違うウォッシャー液であれば一度タンク内を空にするのがベスト。」
です。
ですが、まあ面倒くさいので、
「ウォッシャー液が無くなりそうなら、ウォッシャー液を車に積んでおき、無くなったら継ぎ足す。」
という運用が現実的で良さそうです。
夏でもウォッシャー液をあんまり使わない人のために
流れのない水はこんなところも澱むのです。
始めて見た時はびっくりしましたよ、ウォッシャー液タンク内部のカビに。
うわあぁぁあぁ!ってくらい汚い。
※ものによっては数年放置でそうなるらしいですよ。
ウォッシャー液のタンク内がカビると配管内が詰まったり、噴出口が詰まったりしていいことありません。
※出ないのに無理に長押ししてると、モーターが焼けます。
ウォッシャー液のタンク内を清掃する必要がありますね。
※こういう作業は結構つらいのです。
そうならないためにもウォッシャー液くらいケチケチしないで使って循環させるのです。
そんなに高いものではありませんし。
基本的に流れない水は澱むのです。
ついでですので、
水道水の方が腐敗するリスクが高く、腐敗迄の時間が短いことも付け加えておきます。
ウォッシャー液には多少防腐剤も含まれていることもお忘れなく。
※それでもエンジンルームで温められた水分ですからカビますが。
ちなみに・・
今どきの車のウォッシャー液のタンクは取り外しができないものがほとんどですね。
スペースの有効利用のため、複雑な形状になってたりします。
しかも、
タンク本体は複雑に隠されてワイパーのアイコンが付いたウォッシャー液の給水口だけがエンジンルームにニョキっと出てたりするものです。
こういう車でウオッシャータンク内のカビや内部でドロドロになったウォッシャー液を取り除くのは凄く大変です。
※たかがウォッシャータンクのカビで対処に数万円の工賃が発生した、とかシャレになりません。
MITUBA製。
古い車は、ウォッシャー液のタンクは取り外せるのが当たり前で、形もシンプルですのでこういう所は楽なのです。
まとめ
ウォッシャー液が出ないと車検にも通らないくらい大事な機能なのですよ。
知り合いの足車のウォッシャータンク内にカビが増殖した(笑)ので、この記事を書こう思いました。
※下書きは既に夏に書いてあったのですが。
ドライブ中に出先で視界がなくなった、なんてシャレになりません。
特に冬はウォッシャー液に気を使うべき季節ですよ。
心配な人は、帰りにホームセンターに寄って多機能なウォッシャー液を買っておくべきです。
※田舎なら、雪国なら家にストックがあっても邪魔にならないどころか安心です。
そして、
「ウォッシャー液を使わない。」
とか豪語してる人がいますがそんなの自慢にはなりません。
たかだか数百円のウォッシャー液です。
安全のためにはバンバン使うべきです。
※どうしてこういうわけわからん強がりを言う人が減らないのかマジで不思議。
ワタクシといたしましては、
等のタイミングでウォッシャー液の残量確認、ストック確認をすることをおススメします。
※この手の作業は余裕があるときにサクリとやってしまうのがベストです。結果、後で楽できます。
ついでに、ワイパーのゴムが傷んでたら交換することも忘れずに。
ゴムが傷んで千切れると全く拭き取れない状態になりますよ。
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
軽トラなどの 安っちい スペースが限られてる車種は「ウォッシャータンクがビニール袋。」なものもありますね。
実はこのビニール袋のウォッシャータンクは旧車でも使い勝手がいいのですよ♪
という場合にすごく便利です。
※当倶楽部でもいざという時のため、ストックしてあります。
新品でも安いです。
これ結構融通が利くので便利です。特に旧車乗りにはありがたいアイテムです。
ビニール製とはいえ、商用車などでも使われているタフな袋ですので耐久性は十分。
配線も分かりやすいのでいざという時には役に立つのです。
※旧車の専用のタンクを探す手間も時間ももったいないのです。
ビニール袋のウォッシャータンクは新品でも大した金額ではないですし、中古なんか叩き売られてるか解体屋さんでも安いです。
スペースに余裕があるなら、
取り外し可能なMITUBAのウォッシャータンクキットがおススメです♪
※当倶楽部でも2セット買ってあります。ロータスヨーロッパに設置する予定。
買ったままずーっと放置してましたがこの際本気で付けようかと。
比較的スペースに余裕があるならコレがおススメ。
ミツバのは比較的高価ですが信頼性を重視しました。
※安い樹脂は割れるのよ。