むしろ冬こそ洗車をすべきですよ。
車は塩カルという激ヤバなケミカルがまかれた路面の上をけなげに走ってくれているのです。
せめて月に一度くらいは洗い流してやりたいじゃないですか。
雪国でも冬の天気のいい日は洗車がおススメ
そんな日は、普段使いの車の塩カル落としを兼ねた洗車をしています。
「比較的暖かい冬の晴れた日。」
といっても、最高気温5度。
15時を過ぎると寒くて洗車どころか、外にいるのも辛いのが雪国の冬です。
こういう日はルーチンワークの買い物などは早めに済ませるか、あとに回すかして車の洗車をするのも乙なものです。
というか、
どんなに寒くても冬は洗車をさぼってはいけないのですよ。
冬は車が汚れがち
雪国の冬は、降った雪がいつまでも溶けだしてるため、道が湿っていることが多いのです。
そのような道を車で走ると、タイヤが跳ね上げる水分で車の後ろ側が汚れます。
※ハッチバック車は特に汚れがひどい。
さらに、
湿った路面でハンドル切って加速すると、タイヤが跳ね上げた水分はボディのサイド部にまで飛び散ります。
※タイヤの径が大きい車は特に汚れがひどい。
そして、
塩カルがしっかりゆっくり容赦なく、鉄部を侵食していきます。
なにより、
「汚れたままの車は、貧乏くさい。」
のですよ。
※汚い高級車よりも、きれいな軽自動車の方がワタクシは好き。ドライバーの美的センスがわかる気がするのですよ。
まあ、オフロード走った直後のRV系の車は汚れもカッコいいと言えなくもないですが。
こんな記事もあります▼
「車を綺麗にし続けることが車が一番長く持つコツ。」
「車内にいろいろモノが散らかってる人は家も汚いしだらしない。」
とワタクシのメカの師匠が断じておりました。
「汚い車はなんか変な匂いがしたり、触る箇所がベタついたりして気分が悪い。」
ということで、汚い車は金払っても絶対面倒見てくれないくらい徹底する 潔癖症に近い 人でした。
※公共の場では絶対スリッパ履かないレベルの人ですが、性格は豪胆でバイクも車も超運転が上手いのですが。
ワタクシも最近その通りだと思うようになりました。
コロナ禍でそういうのはさらに敬遠されているように思いますね。
当倶楽部では、気合を入れるための寒中稽古のように「比較的暖かい冬の晴れた日。」には洗車をすることが多いです。
まあコロナであろうがなかろうが、いつだって綺麗な車は乗ってて気持ちが良いのです♪
ちなみに・・
洗車をしようと思ったら、
「ホースリールは早めに日向に出しておく。」
もしくは、
「ホースリールは前日に屋内に入れておく。」
をしておいたほうが良いです。
理由は「ホースの中で凍った水を溶かす。」必要があるからです。
一度ホースの中で水が氷ると結構大変でして。
※ホースの中で凍った水は加圧しても全然でてこないのですよ。
車に水掛けてる間に、氷の塊がガラガラ出てきても困るし。
なので、
「今日洗車をしよう!と思い立ったら早めにホースリールは日向に出しておく。」
のが正解です。
冬でも南側の日の当たる風の通らない場所は意外に暖かいのです。
※日陰で北風が通るところは極寒ですが。
塩カルの浸食はすさまじいものがある
これが、ほぼ間違いなく塩カル水溶液の乾いた跡です。
特に
は顕著です。
※下回りは怖いレベルで塩カル浴びてるはずです。
これらを洗い流すだけでも冬の洗車は効果があるハズです。
出来れば、車下側の塩カルは全面的に流してあげたいのが本音ですが、すぐに塩カル水溶液が溜まる路面を走らなければならないのでわざわざ持ち上げるのは手間。
下回りを洗浄するならGW前くらいがベストです。
※油断すると長野は4月中旬まで雪が降るのです。
冬の洗車は短時間で済ませたい。
ですがせめて、
目に見える範囲だけでも、しっかり洗い流してやりたいものです。
多少寒くても冬の洗車では手を抜いてはいけないのです。
※冬は適当な頻度で定期的にしっかり洗車をするだけで本当に車のボディの寿命が延びます。
実際にタイヤハウス内は穴が開く
当倶楽部のラパンSSはタイヤハウス内の隔壁部が消失するくらい錆びました。
POR&ガラスクロス(なんちゃってFRP)で補修しましたが、
「冬は特にタイヤハウス内をしっかり洗う。」
ことを強く誓いました。
タイヤハウス内を適当な圧の水で流してやるだけでもマシなハズです。
特に SUZUKIの 軽自動車は、すぐタイヤハウス内がグズグズに錆びて穴が開きますよ。
※そうなったらFRPで穴をふさぐのが手っ取り早い。強度もあるし錆びないし。
触れるとコーンフレークの様に崩れて来る鉄板は塩カルの浸食によるものでした。
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水が飛び散ることを考えれば、冬の洗車では最初にタイヤハウス内にざっと水をかけて洗い流すのがいいでしょう。
当たり前ですが、車の下の方は塩カルの影響が大きいです。
その後は、たっぷり水をかけて塩カルを洗い流すことを意識していつものように洗車してやればいいだけです。
ちなみに・・
長野の冬の夜は、塩カルを散布する特殊車両が走ってたりします。
これが結構ゆっくり走っておりまして。
「追い越し注意!」
的な電光掲示を掲げつつ走っています。
塩カル散布中に追い越しを掛けると、
「頭から塩カルをかぶりまくる。」
という惨事になるので注意が必要なのです。
頭から塩カルをかぶった場合、速やかに洗車したほうが良いですよ。
氷の上に落ちた塩カル粒の周りから溶け出すのと同じで、粒の回りから金属部分を浸食していきます。
粒をかぶらなくても、水溶液でも金属部分は浸食されるんですがね。
※塩カルの粒は、車体のどこかに引っかかって長い間浸食し続けるリスクが高いのです。
塩カル散布車が目の前にいる場合、おとなしくコンビニなどで5分ほど休憩して、時間差で走り出すといいですよ。
※もしくは、別ルートで移動する。
道路の凍結防止のために働いてくれている人たちに感謝こそすれ、文句を言ってはいけないのです。
朝、しっかり塩カルを撒いてくれた跡があると、申し訳ない気持ちにすらなりますよね。
洗車は冬の運動にもなるし
運動だと思ってなるべく昼間の温かい時間にやるのです。
その時間は、10時ころから14時ころに限られますが。
冬場は動かなくなるのでこの際、「洗車は運動。」だと思っていきましょう。
誰だって寒いのです。
買い物や用事を済ませるのは着こめば対処できるので寒い時間でもいい。
ならば冬の休日に優先すべきは洗車なのですよ。
といった冬の整備で使うものは全部使って暖を取りながら手際よく作業しましょう。
※こういう忙しいときに、電話かかってきたり突然の訪問者があると非常に困る。作業は一刻を争うのです。
全力で休みなく作業を続けると、いい汗かいてたりするものです。
当倶楽部では、車内清掃を嫁が車外清掃をワタクシが行っております。
嫁の通勤車アバルト595とワタクシの通勤車ラパンSSの二台まとめて作業するので2時間くらいですか。
小さい車はマメに洗車するのに向いています。
※「デカい車は無駄だし、洗車が大変だし要らない。」というのが当倶楽部の主義です。
ちなみに・・
晴れていても気温が低いときに水を掛けながら洗車すると、かけてる水が氷ることがあります。
掛けた水がボディの上でシャリシャリ言い始めます。
こうなったら、洗車は止めた方が無難ですよ。
何せ氷で塗装が痛みます。
ワタクシも、長野に移住するまでは知りませんでしたが、流れてる水でも端から凍り始めることがあるのでした。
なので、
冬の洗車は、少しでも暖かい時間に短期決戦で洗い上げることが必要なのです。
水切りは、洗車の時間を一気に短縮してくれますな。
市販品なら何でもいいと思うけれど、ブレード部が適度な硬さなモノがいいですよ。
日中、5度くらいでも15時を過ぎると急に冷え込んできます。
※長野は山に太陽が隠れるので寒くなるのが早い気がしますな。
夏の様に、途中でジュース飲んだりして休憩しながら洗車してる場合ではなく、とっとと終わらせる必要があります。
「手際と段取り。」
の大事さは夏の洗車の比ではないと言っておきましょう。
雪や氷の上で洗車して雪を溶かす
特に日陰になってるゾーンは数日たっても雪は割と新鮮なまま残ってたりします。
そのうえで水を流して洗車すると雪解けが早くなります。
雪かきのセオリーとして、
「雪が柔らかいうちにスノーダンプなどで排出する。」
のが一番です。
ただ、
雪はその後も積もりまくるので、雪は車で踏み固められます。
そうなると氷になりますね。
氷の層ができた地面は氷を割って地面を露出させると、そこに日が当たり氷が溶ける起点となります。
これ位の雪や氷なら一回の洗車である程度溶かせる。
ただし、
日陰はこの限りではありません。
下手すると半月くらいは普通に凍ったまま残ります。
交通量が多かったり、塩カル撒いたりするとちがうのですが、当倶楽部の庭先の様な場所はずっと凍ったままです。
※厳密には日中多少溶けて、夜間に再凍結を繰り返していますが。
氷や雪の上で、車を洗車すると、水が流れて雪や氷が溶けやすい。
※水たまりまま放置するとそのままアイスバーンになりますが。
「冬に日陰で洗車するのは寒さ的に結構厳しいものがある。」
ので短期決戦になります。
※前項でも書きましたが、冬の洗車は時間との勝負です。
そして、
日陰で氷が残りやすいとはいえ、少しでも日が当たる時間に作業することで多少リスクが回避できます。
とはいえ、
普段通るところ以外の地面が凍っててもさほど影響はないので、地面の雪や氷が溶けるのはオマケ程度に考えておきましょう。
※でも次に雪が降った時の雪の退避場所を確保しておくだけでも楽ではある。
ちなみに・・
洗車後はどんなに寒くても水道の水抜きを忘れてはいけません。
水道栓の水抜き作業しないと夜中に水道栓が凍って破裂します。
水抜き作業時にホースを付けたまま、水道栓の水抜きバルブを水抜き方向に回し、シャワーヘッド(ホースヘッド?)部を開放すると、ホース内の水も一緒に抜けます。
こうすると、ホース内の水がだいぶ抜けるので次回以降、ホース内の水を溶かす作業が軽減できます。
※冬はホースヘッド部に水が残ってると凍って割れます。もう何個も壊しました・・。
まとめ
でも寒くても洗車してあげましょう。
むしろ、冬こそ洗車するべきですよ。
寒くて人間はたまったもんじゃありませんが、車の塩カル落としは大事です。
車は寒かろうが雪が降ろうが走ってくれます。
そんな車をねぎらってあげてもいいじゃなですか。
たとえ、真冬だったとしても。
なにも、大雪降る中で洗車しろとまでは言いませんよ。
雪国でもたまにある「冬の比較的暖かい晴れた日。」に数時間、自分の愛車に時間をかけてあげてもいいと思うんですよ。
これ、しっかりやってる人とやってない人では、車体にはっきり差がでますよ。
※特に車体下側の細かい金属ステーなどの錆具合が全然違います。
春に車体の下回り洗浄する人は多いです。
とはいえ、塩カルを撒く約半年ある期間、洗車を一度もしない人も多いのは事実です。
※確かにすぐに雪が降るし、塩カルの上を走るので意味がないという意見もアリ。
ただし、
「タイヤハウス内やボディに溜まりまくった塩カルを洗い流す。」
のが悪いとは思いません。
気持ちの問題かもしれません。
洗車した翌日の天気予報は雪かもしれません。
それでも、
ワタクシ達は、冬の晴れた休日にはせっせと車を洗うのです。
「冬の晴れた青空がボディに映り込むのを見てご満悦♪」
という、安い趣味なのですよ、ええ。
15年以上前の軽自動車とは思えまい。
ちなみに・・
雪国でもわかってる人たちは、冬でもしっかり洗車しています。
その証拠に、
冬の晴れた日の洗車場やガソリンスタンドの洗車ブースは大賑わいです。
みんな一生懸命、車を泡立てて洗っています。
自動洗車機なんかは、行列ができてたりします。
皆車を洗うのが大好きなのです。
たとえ翌日の天気予報が、大荒れで雪だったとしても、車を一生懸命洗ってしまうのです。
恐らく、車が好きな人の性なのでしょう。
※ワタクシも同類です♪