発生してほしくないトラブルですが、古いバイクだとこういうことが起こりうるんですよ
もはや、当時のままのパーツを探す方が難しくなってるワタクシのZ1-Rですが、なんと走行中にスターターリレーに行ってる極太のプラスケーブルが断裂しました(汗
そうなるとどうなるか?
そうなるとどうやって直すか?
出先で限られた工具で何とかなるのか!?
当記事の目次
電装系のトラブル、それはいきなりやってくる
キャンプツーリング3日目、自宅から200km離れた南信州の国道峠道を走ってる際に起こりました
ここでトラぶって走らなくなったら、おそらく誰も助けには来てくれないでしょうし、何より山の中すぎて携帯が通じるか微妙だったわけで。
ちょっとだけ焦りました♪
思い返せば前兆は朝からあった
昨日まで全く問題がなかったのに、朝キャンプの荷物を積んだ状態でセルが回らなかった
すごーく稀に接触不良的な問題を思い出したように発生させる癖があるんですよ、ワタクシのZ1-R。
セルが回らなくなったこともあったような・・
※いずれも原因不明ですが、特にその後問題なく症状が直るという不定愁訴みたいな症状はたまにありました
というわけで、その日の朝は一個も不安に思わずにキックスタートにてエンジン始動、特に問題なくその日のツーリングはスタートしました
具体的な症状を感じたのは20kmほど走った後
快晴の登りの峠道、追い越し車線で前の車がどいてくれたので加速開始・・失火する(汗
それまで全く問題がなく、快調に流していてたわけですが、アクセルをひねるとたまに失火する症状が出始めるのでちょっと焦る
などと、ぶつくさ脳内で考えるワタクシがいる
当然追い越しは危険と判断して、追い抜かれ車線(譲り車線?)に退避して、安全に停止できるパーキングに何とかたどりつくことができたのは幸いでした♪
停止時に、シガーソケットから電源を取っているGARMINのGPSの外部電源が瞬電を繰り返したりしていました
などと、ぶつくさ脳内で考えるワタクシがいる
落ち着いてかろうじてアイドリングしているエンジンを切るスイッチにて停止、
イグニッションキーを切って、再起動するも、インジケーターもつかず
こりゃバッテリーか電気系のトラブルだな、と即時判断
躊躇なく、せっかくきれいにパッキングしたキャンプ道具を全部降ろします
※こういう時にも、嫁のZ750D1に今回から新採用したシステムツーリングバッグは降ろすのが簡単でいいよね、と再認識させられる
まず最初に確認したこと
最初は、バッテリーの端子の緩みかと思ったので、端子の接続状態のチェックを実施
実は、バッテリーのチェックは出発前に溶液の補充と充電状態を確認してあったのだった
これはロングツーリング前には必ず欠かさずやっています
※レギュレータを痛めないためにもバッテリーは弱ったのを使うのはダメです
直観的に、このチェック時に端子の締め付けが甘くて緩んだ・・そんななのかと思いました
でも特に緩んでいません
電気系でその他考えらえるのは、レギュレータのご臨終でバッテリーが沸騰・・
レギュレーターが死ぬと、バッテリーが沸騰するので硫黄臭くなるし、何よりバッテリーが触れないくらい熱を持つので、レギュレーターでも無し、と。
バッテリー自体については、過去からZ1-RとZ750D1の2台で10回近く交換して大体3年は持つことがわかってたので、不安はなかったけど、突然死すると有名なAC Delcoのバッテリー・・こいつが突然死?とか疑っちゃいますが、疑ってごめん
その他に考えられる要因としては、ノッキングに関しては、
Z1やZ2の様にポイント調整式で、調整をさぼったときにたまになる症状ですが、フルトラ点火に変更済ですのでここは関係ない、と。
が、いずれでもありませんでした・・
原因はバッテリー端子のプラス側が断裂
バッテリーの+-端子のゆるみ確認・・してたら、プラス側のケーブルがスターターリレーの端子からもげた
うわマジか。
最初の一言はそれです
スターターリレーにつながってる極太の14sq位の太さで10cm位の短い赤いケーブルです
しかもご丁寧に、端子は半田で埋めてあります(たぶん40年以上前の純正そのまま)
コレだけ太いと切れるわけないという思い込みと、普段カバーがかかってるので確認していないポイントでもあります
が、何度もバッテリーを付外ししてた際に曲げたりしてたのでストレスがかかり、この旅の途中で振動か何かでブチ切れたのであろうと推測します
軽く引っ張ったら、端子からあっさりもげました
対処方法
もげた端子の半田を取り除いて、無理やりもげた部分を補修しようと試みたがやめる
なにせ、KAWASAKIの丁寧な作業の端子を埋めている半田が溶かせない(笑
※今この記事書いててよく考えたら、キャンプ用のガストーチでハンダを溶かすという方法もあったね
仕方ないので、セルモーターからべってりーのマイナスにアーシングしているケーブルを外してそれで一時的な代用とすることに。
太さが8sqしかなく、幾分長いけど、大電力を使うスターターが一瞬回ればいいわけで、断裂しかけた欠線の多い古いケーブルよりはマシです
※幸い、エンジンのかかりが超よろしいワタクシのZ1-R、セルを回し続けるとかやらなければたぶん大丈夫、と判断
その他、スターターリレー側に共締めでさえているメインハーネスのプラス電力に供給される白いケーブルも、もげてた
ので、こちらは線を剥いて直接端子に絡ませて絶縁加工して対処
これで、問題なく応急処置完了
しめて、20分の対応時間でした♪
一番大変だったのは、エンジンが熱すぎてアーシングケーブルを外す作業でした♪
嫁もトラブルには慣れたもんで、ワタクシのトラブル対処中は、適当に退避したパーキング内で写真撮影とかして遊んでいました
※前にアクセルワイヤが切れたときは、銀マットっとしいて昼寝してた
応急処置後、200km以上走りましたが問題なく帰ってこれました♪
あー良かった♪
また経験値と話のネタがが増えたぜ!
まとめ
もう一回電装系全部見直そう、と再認識する
電気系は一通り全部見直しているつもりだったので、安心してたけど予想外のところが壊れることがある
これをちょっと長めに切って、端子をカシメてケーブルを新たに作り直しました
共締めしてるケーブルも新たに作り直しました(純正よりちょっと太い2sqのケーブルで作った)
いつも細かくチェックしているつもりでも、40年以上も前のバイクですので何があってもおかしくありません
旧車は、手がかかりますが原因がわかれば直すことは比較的簡単です
今回わかったこと
今回は、簡単なトラブルでよかった♪
※スターターリレー回り、清掃ついでに全部チェックすることにします
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