当記事の目次
バイクの燃料計って、あてにならないうえに壊れやすい気がします
Z1-Rの特徴として無駄に豪華なメーター類があり、その一つが燃料計です
これがまた調子悪い個体も多いんですわ・・
Z1系エンジン搭載車ではZ1-R1とZ1R2にしかついてないはずです
※J系は結構ついてたりしますが
旧車の燃料計の仕組みは大体似たようなもん
ガソリンタンク内にウキ(フロート)があって、これでガソリンの高さを測ってる
バイクに限らず古い車も同じような作りです
超古い車とか電気式ですらなく、
直接タンクについてるゲージの下に、ただウキがついてて、ウキに直接つながってる針が燃料の残量を表示してるだけってのもある
※石油ストーブ見たいですわ
当たり前ですが、ウキが割れたり、ウキにヒビが入ったりするとウキの中にガソリンが浸入すると正しい値は計測できず、使いものになりません
KAWASAKIのバイクは、ウキを針金で固定して縦方向にしか動かないものを採用しています
※燃料に振り回されるウキがタンク内で暴れて、可変定航部も激しく擦れるのかコイル部分が切れたりするものが多いです
※当倶楽部のZ1-Rは購入時から抵抗測定部のコイルが断線してたので、当たり前ですが燃料系は一切動きませんでした♪
こんな感じのユニットが燃料系付きのバイクのタンクには内蔵されています
KAWASAKIの場合、車種によって針金の長さは違うんですが、Z1-RとZ1100GP用ではタンクに取り付ける台座部分が同じなので、流用は可能です
Z1-Rのはタンクが小さいので短め、タンクのでかいZ1100GPのは針金部分が長めです
※20年くらい前にZ1100GPのデッドストック物のウキ部分Assyを入手、いまだにこれを使ってますが・・問題がありまして・・後記します
ちなみに・・
バイクの場合、タンクの形が非常に個性的なものが多く、まともにガソリン残量を測れるとは思えないっす
タンクの上の方は平たいけれど、下の方は二―グリップ部分が細くなってるわけで、ずーっと満タン表示してて、減り始めると一気になくなる系のガソリンメーター付きのバイクは結構あるのは知ってるのだ
※一応、ガソリン残量の目安にはなるにはなるけれど、無給油区間の長い峠越え時にガンガン減っていくガソリンメーターは心臓に悪い
Z1-Rの燃料計は、ゼファーのメーターにビルトインしてある燃料計をそのまま流用可能
ワタクシの場合、Z1-Rのメーター部分を全部入れ替えちゃったので、純正の燃料計が使えないのだった
メーター回りを軽くするのがZ1-Rのハンドリングを改善するコツです
Z1-Rはツーリングでガンガン使うので燃料系はあると非常に便利・・なんだけれど。
当倶楽部のZ1-Rの場合、ハンドル周りの徹底軽量化の際、メーター回りをZ1000Mk2系のものに丸ごと変えちゃったわけで、燃料計は付きません
切った貼ったすれば、メーター一個くらい何とでもなるんですけどねえ
燃料計だけ、追加でビキニカウルの内側につけるのもなんだし・・
※車の追加メータポッドとかいいかもしれないけど多分邪魔
などと思い始めてから10年弱が過ぎた頃
燃料計付きタコメーターなんてもんが装備されてるゼファーって車種があるのを発見したのだった♪
多分ゼファー400の後期型用のメーターだと思うけど、オークションで買ったので定かではないです
※ゼファーってさ、もう旧車に分類されるんだってね?信じられないわ
これを流用しない手はないですな
ゼファーは電気式タコメーターなので、配線は超簡単♪
Z用のリプレイス電気式タコメーターと同じ方式で、イグニッションコイルのパルスを拾って回転数を表示しています
■タコメーターを電気式に変えるメリット
■タコメーターを電気式に変えるデメリット
Z1系とゼファーのメーターの径も同じなので、昔からあるZ用のメッキメーターカバー上下を使って固定しています
※これで問題なく運用可能です
ゼファーのタコメーターをZ1-Rに流用してみた結果、すんごく見た目がすっきりします
事を除けばおおむね満足いく仕上がりです
ちなみに・・
実はバイクの燃料計は満タン時の抵抗値がメーカーによって違うらしく・・メーカーを飛び越えて流用するとよろしくないと聞いたことがあります
ゼファーは恐ろしく古臭い設計のバイクなので燃料計は、燃料MAX時の抵抗値はZ1-Rと一緒です
つか、こんなところまで設計変更しないのかもしれません
厳密には、満タン時に100オームではないかと。
※うちの燃料計は、MAX値が112Ωとかそんな感じですが。
今ではZ1-Rの燃料計のユニットですらリプレイス品が出てる
ちょっと前は、Z1-Rの燃料用のウキ部分のユニットが入手できなかった時代がある
※ほんとに今はZ乗りにとってはいい時代、各メーカーさんには頭が上がりません
Z1-Rの純正品が入手できなかった10年以上前に、たまたまオークションに出ていたZ1100GP用新品燃料計ユニットに飛びついて入手したんだけれど・・
※入手時はオークションでも結構高額で、今のZ1-Rのリプレイス品より高額だったのだ
Z1-RにZ1100GPの燃料計用ウキは、針金が長すぎてMAX値が半分ちょっとまでしか行かない
※実際に見たわけではないけれど、ウキがタンクの内側上部に引っかかって、半分くらいまでしか上がらないと推測
Z1-RとZ1100GPではタンクの大きさが全然違うわけで、そりゃそうだよな、って結果です
ガソリン容量が少ないのはもちろん、天地方向にも絶対的にタンクが低いってことですわな・・
上手くウキが浮くように針金を曲げては見たけれど、やっぱり半分ちょっとまでしか燃料計の針は上がらず。
まあ、燃料計はちゃんと動くは動くのでガソリンが入ってるかどうかはわかるんですけどね・
メータ周りって常に目に入る場所だけに実は結構気にしてるんですが、他車パーツの流用ではよくあることなので今更へこんだりはしません(´;ω;`)
※古い車やバイクの維持にはよくあることです(このように使えないパーツがどんどんたまっていくのだった)
とりあえず、
可変抵抗のコイル部分が断線してるZ1-Rに元々ついていた燃料計のタンク内部のユニットをガレージから10年以上ぶりに引っ張り出して、汚くハンダで修理してみました
※どうせ見えないしな
修理の結果、抵抗値はそれっぽい値を示すようになりました♪
ハンダはいつまでたっても上手くならん!
これで、次にタンク外してひっくり返す機会があれば今ついているZ1100GP用のユニットと交換してみようかと思います
タンク内にガソリンが多く残ってるとタンク下端についてる燃料測定ユニットを外すのも面倒でして、なかなか修理に踏み切れんのですわ
(ツーリングの帰宅時にはガソリン満タン、が当倶楽部の基本です)
※もちろんメーターとつないでユニットの単体テストしてから装着しますが、その時はまた細かく記録します
最悪、おとなしくZ1-R用のリプレイス燃料系のウキを購入しようかと思います
※こうやってまたパーツが貯まっていく・・これが負のループと思っていますが、近いうちにオークション祭りを開催して資金回収します
まとめ
バイク用の燃料計は大体とても単純な作り
しかも、単純なだけに結構昔から作りは変わってないのだった
スゲエ単純だけれど合理的♪
何となくね・・古くなると目も当てられなくなる気がするのよ
燃料計も最近はデジタル表示ばかりですが、液晶表示のシステムってそんなに長いこと持つの?って疑問があります
とか考えると、メーターですら今どきのバイクは長く乗れない気もしてきた
※プラのレンズというか表面は絶対経年劣化で曇ってくると思うし・・
液晶表示は死ぬと数値ですらまともに表示できなくなるんだよねえ・・
ゲームウォッチを知ってる世代は、液晶が死ぬことを少なくとも一度は経験してるのだった
ま、アナログは時代遅れだという意見も多いですが、その方が長く乗れるってことを証明していこうと思って居る次第です
※環境的に・・とかいうやつは10年ごとにバイクや車を乗り換えて貧乏になるがよいよ。しかも乗り物をゼロから新造する方がはるかに環境に悪いぞ