旧車は割とよくメーターが破損します。 破損の原因を理解したうえで対策しメーターは交換するか修理に出しましょう♪
Z1、Z2系のメーターがぐわんぐわん振れ始めることがあります。
それはメーターが内部で破損している証拠です。
※ちゃんと修理しないと車検通りませんよ♪
当記事の目次
メーター部は振動がもろに来るので内部で破損する
古いバイクって思っている以上に振動が多いんですよ。
特にバイクの突端部(たとえばミラーの先やハンドルのバーエンド)などには如実に振動が出ます。
旧車のミラーは振動対策してないと、ガアアアアッという感じで振動しまくってまともに後方が見えません。
メーターもバイクの突端部として例外なく振動を受けています。
この振動が常時続くとメーターの内部が破損します。
※一時的なものではなく振動によるパーツの疲労が蓄積して破損すると思うのですが。
今時のバイクはいろんなところにバランサーやラバーマウントなどで振動を打ち消しています。
古い設計のバイクは振動がすごいんですよ。
長い間に改良され、今のバイクはほんとに振動が少なくスムーズになりました。
今どきのバイクはメーターが壊れるほどの振動は旧車的なバイクや特別な味付けの振動を楽しむバイクに限られるのかもしれません。
※電子制御のメーターって壊れないんですかね?基盤が破損したりしそうです。
ちなみに・・
ある程度、突端のパーツが重ければ振動を打ち消すことが可能です。
■Z1の純正ミラーにはウェイト(おもり)が入っています。
「ウェイトの入っていない安物の見た目だけのZ2ミラー」という安価なアイテムも出回っています。
このバッタもんというかイナゴもんみたいな安いミラーに付け替えると振動で後方確認ができないくらいブレブレになります。
※直視してると気持ち悪くなるくらいブレます。
ミラーを変更する場合、
それなりに重い振動対策されてるミラーをチョイスするといいですよ。
※こればっかりは実際もって見ないとわかんないです。
ワタクシ一度、イナゴもんミラー買って散在しました(だって安かったんだもん)
■Z系には純正でハンドルバーエンドのウェイト(おもり)が入っていません。
Zシリーズ純正のハンドルグリップは、エンド部が閉じているタイプです。
このままだとウェイトはつけられないんですが、
などして市販のハンドルウェイトを追加するとハンドルの振動が抑えられますよ♪
※ただし車検の際、意地が悪い検査官だとハンドルの全幅はかられて車検証と比べられます。
レーサーマシンのアナログタコメーターはもれなくスポンジマウント
スポンジを介してマウントしているのはメーターに直接振動を伝えないためです。
スポンジマウントで振動を打ち消すのが目的です。
そうしないとタコメーターが壊れるからです。
異常進化した80年代後半のレーサーレプリカバイクも同様にメーターをスポンジでマウントしたものがありました。
これは、当時のバイクは「レーサーに近いほうが偉かった」んです。
こういう細かい所まで「レーサーっぽく」仕上げてありました。
Z1系はメータとブラケットの間にゴムとスポンジが入る
Z1系のメーターを車体から外すと結構細かく取り付けネジやメーターブラケットの隙間にゴムやスポンジが入っています。
※固定ネジ部にもゴムを咬ますつくりになっています
実際にメーターが振動してる個体は、
このマウント用のゴムやスポンジが経年劣化でボロボロになっていることが多いです。
販売されてから40年もたてばこれは仕方がないことです。
※一回も変えてない個体も多いと思いますが、メーターが壊れると出費がでかいので早め早めに交換すべきパーツです。
一応、こんなものまでリプレイス品がある♪(スポンジはリプレイス品が見つかりませんが自作できるはずです)
純正品のリプレイスが販売されていますので悩まずにこれを取り付けるのがスマートです。
ホームセンターで適当なブッシュやスポンジ板(やわらかいゴム板でもよい)を加工して自作することも可能です。
※見えないところとはいえ、仕上げはやはりリプレイス品に軍配が上がります。
ちなみに・・
要するに、メーターブラケットとメーターが直接触れなければ良いんです。
振動が直接メーターに伝わらないようにゴムやスポンジで逃がしてあげるイメージです。
見えない個所だし、結構適当です。
自作する際には、あんまり全面をきちんと密着させると今度は水分が抜けないとか弊害がありそうなので適当に間隔開けて取り付けています。
※自作するにしても、一度綺麗な純正リプレイス品を参考にすべきですよ。
Z1系のメーターが壊れると針が躍るようになる
実際にメーターが壊れると針が動かなくなるわけではなくメーターの針が躍るようになります。
どんどんメーターの針が踊り狂うようになる頻度が上がっていきます。
※最終的にはエンジンかけた瞬間から踊りまくります。
タコメーターもスピードメーターも、同様の壊れ方をします。
グワングワン針が揺れるようになったら壊れています♪
こうなるとメーターを修理に出すか、メーター自体の買い替えかということになります。
この際買い換えちゃうのも手です。
昔はリプレイス品がなくて解体屋でも中古でこれくらいの値段で売られていました。
ただし、
という買い替えるには惜しいポイントもあるので修理に出すのも手です。
修理に出す際に走行距離はそのままで!というオーダーもできます。
※メーター一個だけきれいだと雰囲気的にそこだけ浮くんですよ。
たとえばここに相談するとかしてみましょう
※走行距離のリセットするとかしないとかも相談に乗ってくれるはずです
ちなみに・・
かくいうワタクシもZ2時代から数えると30年以上、Zシリーズに乗ってるわけで何度もメーターを壊しています。
※大事なスポンジを「汚い」と言い張って全部きれいにはがしたら割とすぐにメーターが壊れました♪
Z1-Rでは、
を壊しています。
※一応、スポンジとかゴムとかいれたはずなんですが、どっかが直接触れてて振動が消し切れなかったっぽいです。
実は、今ついてるのは純正から数えて3個目のスピードメーターです。
一度走行距離はリセットしちゃったのでほんとの実走行距離はわかりません。
※旧車の走行距離なんて一切信用できないし、エンジン載せ替えてるのでいいんですよ。適当で。
今ついてるゼファーの電気式タコメータもたまに針が暴れるんですが同じ理由かもしれません。
※電気的な異常で信号受信線に抵抗を咬ませばいいという噂があります。面倒なのでやってません。
Z1系のメーターが壊れる関係のまとめ
Z1系のメーターは壊れますよ。
割とすぐに。
もちろん、
Z1系だけでなくその他の旧車バイクのメーターも結構壊れます。
しかもYAMAHAはメーターの固定がクリップだったりします♪
なるべく壊さない様にするには、
メーターブラケットとメーターを直接接触させないようにスポンジやゴムなどを咬ませて振動を逃がすことです。
※Zシリーズの場合、メーターを固定するネジ部にもゴムを咬ますつくりになっていますがこのゴムが経年劣化で痩せてヘタってきます。
メーターは壊れると車検通りません。
何より走ってて疲れるので早めに対策した方がいいです。
メーターが壊れたらメーター屋さんに相談してみましょう。
バイク屋さんだとパーツ交換をススメられるのがオチです。
※今時のバイク屋さんはパーツ交換しかできません。
こういうところもオーナー自身が知らないととんでもない請求金額を提示されたりしますよ。
旧車に乗るにはちゃんと勉強して知識付けておかないとお金がいくらあっても足りません。