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2019年は新車250ccのネイキッドオンロードスポーツバイクが熱い

Toos

中型バイクは長い間ないがしろにされてきましたね
利益率の高い大排気量のバイクがもてはやされ、中型への新型投入はしばらくありませんで
した

が。
KAWASAKIがNINJA250を出して結構売れたようで、他社もこれに追従しているようで・・
※この現象は、ゼファーで流れを作ったときと似ているような・・KAWASAKIはトレンド作るの上手いよね

フルカウルモデルはやはりかつてのレーサーレプリカの匂いが・・
なので、やっぱり各社からそのエンジンを流用したネイキッドバイクが出ますな♪

というわけで、250ccのバイクについて考察してみようと思います

かつての高性能250ccの中古車価格が偉いことになっとる!!

45馬力でなければ売れなかった時代の中古バイクが高すぎる
※のちに自主規制で40馬力になりましたが、それでも排気量的見ればには超高性能。Z1-Rなんか1000ccで90馬力ですよ?!

ええ!!っていう値付けがされていますな、中古バイク
確かに数値的には高性能だし、バイク購入層である40代50代には懐かしいモデルが多数あるのも確かですが。

これがまたよくできてるんですわ、初期のTZR250

これがまたよくできてるんですわ、初期のTZR250

  • 関連記事:-->レーサーレプリカはダサくないよ、という記事です


  • でもさ、30年前(1990年前後だとしても)の中古バイクは高すぎるよ
    当時のバイクは値段的には今よりかなり安かったとはいえ、当時の新車価格より高値で取引されてるのは異常事態ですよ

    中古バイクというのは、取引価格が上がったとはいえ、すべての消耗品を変えてくれているわけでもなければ、30年の間にどんな扱い方されてたかわからないんですよ
    ※外観からわからないことの方が多いんですよ、機械モノは。

    例えば、30年間で3万キロしか走ってないのも不自然だしねえ・・

    仮に走行距離が本当だとしても、生産後に時間がかなり経過してるいうことにかわりはなく、金属疲労や各部の劣化は30年間分蓄積しているという事でもあるんですよ
    ※中古バイクは走行距離絶対主義者が多いですが、実は距離を走ってても手入れがきちんとされてたバイクのほうが調子いいことが多いです
    ※ワタクシは25年以上乗ってるZ1-Rはすでに10万キロは余裕で走ってますが絶好調ですぜ(メーター3個交換、ワタクシ以前にも米国で数万マイル以上走ってる)

    ちなみに・・
    格安でそういう古いモデルを入手して直しつつ長く楽しむのは、バイク趣味の王道の一つ。
    金も時間も技術も知識も必要なうえ、精神力も問われるという非常に高尚な趣味だと言い切ります
    車よりはるかに簡単だし、部品代も安く場所だって最低限で何とかなる
    ※車でもバイクでもレストア趣味は全力で応援しております

    YAMAHAの良心の一つRZ250最終型

    YAMAHAの良心の一つRZ250最終型

    はずなんですが・・ベースとなるバイク自体が格安どころかどんどん値段が上がってるので手に入らない
    しかも、部品が欠品で・・というモデルだって少なくない
    ※ベース車両が手に入らない期間にもどんどん欠品が進んでる気がする

    ワタクシレベルが一見するだけでも、ちょっとそれはどうなのよ?という程度の個体に高値がついてるのも少なくない
    ・・というか、オークションとかほとんどがそんな感じ

    現在の新車の250cc、意外に安いかもしれません

    そういうことを考えると、現行250ccモデルはお買い得かもしれません

    125ccでリバイバルされたモンキー、40万円越え
    中古の10年以上前の250ccが40万越え(この場合、初期化にさらに10万円以上はかかると思ってていいですよ)
    という事を考えれば、現行国産250ccクラスで50万円台というのはかなり魅力的な価格
    ※国産でも限定とか、スペシャルモデルは別ですよ、80万とかしちゃうので。
    ※ちなみに、噂のKAWASAKI新型250cc4気筒のZX25Rは、100万を超えてくるという話です。

    ただ気楽にバイクに乗りたい、というだけなら断然現行新車がお得です

    ようやく各メーカーがエントリーモデルに力を入れ始めた

    遅い・・遅すぎるよ、メーカーさん

    これだけバイク業界が末期状態になってから出しても・・ねえ
    新興国家であり、今後も経済発展が期待できるアジア諸国で売れれば元は取れるんでしょうけどね

    国内では、バイク人口はすごい勢いで減少が続いているし、当然世代交代もしていません
    ※この間、爺が岳にエンデューロレース見に行ったら、エントリーしてるのは、おぢさんばっかり・・

    とはいえ、このクラスにスポットが当たるのはうれしいです♪

    大人気YZF-R25のネイキッド版、MT-25

    大人気YZF-R25のネイキッド版、MT-25

    メーカー 車種 価格 備考
    HONDA CB250R 新車価格:554040円
    YAMAHA MT-25 新車価格:534640円
    SUZUKI GSR250 新車価格:480000円前後 残念ながらカタログ落ち
    KAWASAKI Z250 新車価格:553000円
    KTM DUKE250 新車価格:550000円前後
    SUZUKI Vストローム250 新車価格:570240円 ツアラー?
    YAMAHA トリッカー 新車価格:467640円 オフ車に近い
    YAMAHA セロー250 新車価格:564840円 オフ車

    CBはHONDAらしくよくできてるかもしれませんが、かつての面影なし

    CBはHONDAらしくよくできてるかもしれませんが、かつての面影なし

    各社、がんばっていますね♪
    皆マッチョな感じの流行りのデザインを踏襲していますが、中身はベーシックモデルなんでしょう
    こういうのが国内で売れてくれればいいんですけど・・

    初心者やリターンライダーは250ccが楽でいい

    新車は何と言っても壊れづらいのがいい

    余程ハズレを引かない限り、普通に考えれば今時のバイクはしばらくは壊れないでしょう
    ※ただし経年劣化で壊れ始めると、電気制御の部品は基本全交換なわけで、とんでもない修理費用を覚悟しなければなりませんが。

  • バイクに乗ってみたい人
  • 体力や反射神経が鈍ってる大人
  • 体力に余裕のない女性
  • が、最初に乗るバイクとしては最高だと思います

    安いじゃん、と思ったVストローム250

    安いじゃん、と思ったVストローム250

    なにせ、中古の中型バイクはバイクが楽しいと思う前に、壊れちゃうかもしれませんし。
    ツーリング先でも、自分のバイクが頼りないと本当に旅よりもマシンをいたわることしか記憶に残って無かったりします
    ボロバイクばっかり乗ってきたワタクシが割とそんなです・・

    250ccは車検がないという気楽さ最大のメリット

    維持費用はそれなりにかかるけど車検がない

    消耗品や保険代、税金などはそれほど大型バイクと変わりません
    ※厳密にいうといちいち少しずつ安いくらいです

    が。

    車検は自分で通すなら、3万円で何とかなります

  • 関連記事:-->ユーザー車検事前準備編
  • 関連記事:-->ユーザー車検当日編
  • 車検はかなり割安とはいえ、やっぱり面倒くさいんですよ
    ショップに任せると、とんでもない請求されたりしますしね
    あんまりおすすめはしませんが、カスタムもし放題ですしねえ

    自分で整備するとかなら、かなり維持費は安いですよ
    ※今のバイクは個人ではなかなかタイヤ交換すらできないからその辺はショップに任せるとしても。

    250ccは高速道路に乗れる

    車検がないくせに高速道路に乗れちゃいます

    そして100km/hでの巡航は余裕です♪
    ※バイクで高速道路を馬鹿みたいに飛ばす人いますが、疲れるだけですよ。実質120km/hも出れば全く問題ないです。

    初代のDUKEはただのヘンテコバイクだったがこんなにスタイリッシュに!しかも安い

    初代のDUKEはただのヘンテコバイクだったがこんなにスタイリッシュに!しかも安い

    ワタクシは田舎に住んでから、高速道路はあんまり使ってないですが、それでも雨天で早く帰宅したいとか、渋滞の都市部をパスするとかできるので、高速は使いようによってはかなり便利です
    ※125ccは維持費は格安です非常に魅力的ですが、高速に乗れないというのが惜しい(フェリー代や有料道路の原付値段は魅力的なので、時間かけて日本一周するならこのクラスが楽しいと思う)

    ちなみに・・
    バイクにETCつけるのに数万円かかると聞いた時点でつけるのやめました♪
    ※田舎在住で長い休みがとりづらく、近所で十分ツーリングが可能な長野では、元を取るのにたぶん数年はかかる。ならガソリン代に回したい。

    伝説のモデルはいかんせん古いので乗るもの維持するのも難しいよ

    古いモデルは趣味人が低価格で遊べるくらいの流通価格になってくれるとうれしい

  • 関連記事:-->250cc、4st、4気筒はどこへ行った?!という記事


  • 古いモデルは例え格安だったとしても、初心者には絶対すすめませんよ

  • 不具合が出て、
  • 自分で直せなかったり
  • 部品探しに奔走したり
  • その間にバイクには乗れなかったり
  • ぼったくりに合ったり
  • というのは初心者にはハードル高すぎなんですよ

    意外に未舗装路の戦闘力が高いトリッカー!

    意外に未舗装路の戦闘力が高いトリッカー!

    ただでさえ、バイク購入直後はお金ないしね
    なので、素直に今時の250ccを買った方が後々苦労しないで済みます
    ※古いプレミア付きの250cc買って初期化するだけでそれくらいかかっちゃう上、不安材料は残りますよ

    それに、中古バイクは新車状態を知らないわけで、たとえ不具合があってもよくわからず、納得しがち。
    ※こんなもんですよ、というショップは信用しないことにしています♪

    30年くらい前であれば、すでにバイクは機械として工業製品としてかなりのレベルで完成しています
    完全調子であれば、今のバイクにもひけはとりませんが、その状態に戻す&維持するのにパワーを食われちゃうので、バイクの走る楽しさがその分減る気がします
    ※もちろん、それを覚悟で飛び込むのであれば精神的に応援してますし、近所で有れば工具などは貸したりしています♪

    まとめ

    免許制度がおかしくなって、大型バイクばかりにスポットが当たった時代はそろそろ終わり

    大型バイクも何作っていいんだかよくわかんなくなってきたんであろうメーカーさん・・
    気が付いたら、バイク乗りは年配者ばかりに・・

    ここへきて、アジア諸国の勢いに乗りたい各メーカーが250ccクラスを充実させて国内投入するという背景なんでしょう
    でも、どんな理由でもバイクに多様性が生まれるのはいいこと♪
    これで、数十年ぶりにバイクブームが来てくれるといいなぁ・・

    経済成長のアジア諸国がけん引してくれてるとはいえ、250ccのスタンダードなモデルが増えるのは日本のバイク業界にとっていいこと!
    各メーカーはもっとやんなさい
    ここがこけると、日本のバイク文化は終わりますよ

    車は維持費が高すぎるけど、バイクなら・・という発想にならんもんかね?
    有名なインフルエンサーが、バイク最高!!とか言ってくれると盛り上がるんでしょうが、そんな余裕は悲観的な思想が多い現代の日本人にはないのかもしれません

    おすすめはやっぱりセロー250。マジでなんでもできる。

    おすすめはやっぱりセロー250。マジでなんでもできる。

  • 関連記事:-->やはり最強バイクはセローだと思うという記事です


  • 消費税も上がりそうだしねえ・・
    そうなる前に、大きな買い物を!という発想自体がないのかも知れません
    ※将来不安なんだし、そりゃ遊ぶよりも貯める方が賢そうだよな

    でも、かつての名車の名前を付けるのはもうやめて・・紛らわしくて仕方ないよ・・
    パーツ検索するとき、新旧で同名だとすげえ困るよ
    ※かつて、車の世界でMINIやFIAT500やビートルがそうだったように・・

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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