それ以外はないのですが。
ワイパーもたまには清掃してあげたりしてます?
交換頻度はどれくらいか知っています?
運転が上手いドライバーは視界の確保を疎かにしないものです。
ワイパーは水を掻いて除去するものではない
ワイパーは窓に着いた水分を均一にして光の乱反射が起こらないようにするものです。
そもそも、
ワイパーのを動かすくらいではウィンドウに付いた水分をすべて除去なんてできませんよ。
水ってのはなかなか強敵なのです。
※そりゃ車体の隅々まで侵入して錆びたりカビたりするわけですからね。
ワイパーを動かすことでウィンドウに付着した水の粒を均して平面な膜を作るのですよ。
これで光が水の粒に当たって乱反射することを抑えられるわけです。
乱反射しなければ良好な視界になるというわけです。
※乱反射は油膜とも関係があるので、ワイパーを新品に交換しても油膜があったらダメな場合もあるのです。
油膜除去に効果的。
※なぜかいつも使う時にどっか行ってて、ガレージ整理すると毎回出てくる。
こんな記事もあります▼
何事も理屈を理解していないといい効率良く効果を得ることは難しいのです。
そして、
ワイパーは完全に消耗品ですので交換が必要なのですが、意外とみんな無頓着です。
※視界の悪さを気にしない、という怖い人が結構いるのが信じられない。雨の夜とか大丈夫なの?
というわけで、
当記事ではワタクシが知ってる限りのワイパーの話を書こうと思います。
ちなみに・・
ワイパーというのは割と車の歴史の初めごろから装備されていたようです。
量産されたことで有名なT型フォード(大体100年前の車)にもついてたりします。
最初は手動でワイパーを動かしてたり、キャブの負圧でワイパーを動かしたりしてたようですが、
ブレードにゴムをつけて窓を拭くという作業自体はほぼ変わってないようです。
こんな車にも普通にワイパーは付いてるし、原理は今と変わらないのだ。
効率的には進化していますが、原理的にはほぼ変化はないということですな。
その後、電動化されましたが次第にフロントウィンドウが広く寝かせて設置されるようになってくるとワイパー自体が大きくなったりします。
こうなるとワイパーモーターのパワーが足りなくなったりしたため、大きめのモーターがワイパーの付け根に付くことになります。
※結構重い。
最近の車は窓がデカく寝ているので巨大なワイパーブレードを装備していますが、
それなりにデカいモーターが付いてるんでしょうねえ。
ワイパーが進化するとしたらエアブロー式?
そうなったら大きなブロアファンが必要なわけでコストアップになるし、雪だと余計凍り付きそうですな・・。
というわけで、ワイパーは既に究極形であり、大きく進化しそうもないですな。
ワイパーは消耗品
何せウィンドウと接している箇所が劣化しやすい柔らかいゴムですから。
ゴムをはじめとした樹脂製品は紫外線や熱、温度の変化で確実に劣化するのです。
ワイパーはシンプルなだけに大きなトラブルは起こりにくい装備でもあります。
※ワイパーモーターが焼き付くとか、実際はあるんだろうけどあんまり聞いたことないです。
ただし、
稼働時は常に視界に入るだけに細かく気になることが多いのも確かですな。
例えば、
拭き残しやビビり音なんかがそれです。
※前項でワイパーは水を拭くのではなく均すのだ、と書きましたが便宜上「拭き残し。」とかそういう表現をします。
拭き残しもビビり音もワイパーゴムの劣化が原因のことが多いです。
ということです。
というわけで、
そういう症状が出ているならワイパーのブレード部を交換するのが手っ取り早いのです。
数百円から数千円で気になることが解消できれば文句ないし、そもそも寿命だったなら交換し時だったのです。
当ブログでは何度もゴムをはじめとする樹脂の劣化の記事を書いてきました。
現在使われている多くのゴムも樹脂の一種です♪
最近の樹脂系パーツは酷いものになるとベタベタしたり、ボロボロと崩壊するような状態になっちゃうのです。
こんな記事もあります▼
耐久性が高く頑丈に見えるゴムの塊のタイヤだって時間とともに劣化します。
ワイパーの様な細くて華奢な吹けば飛ぶようなゴムが劣化しないわけはないのです。
特に現代の車のフロントガラスは空力を考慮して寝かされて設置され巨大になってるためワイパーも長くなってますな。
二本で大きさの違うワイパーブレードを装備する車も珍しくなくなりましたが、これも巨大なウィンドウに対応するための策なのです。
そんな長いワイパーのゴムをワイパーアームとワイパーフレームで窓に割と強い力で押さえつけています。
風雨に耐え、気温の変化や紫外線にさらされています。
細くて華奢なワイパーのゴムがそんな環境で傷まないわけがないのです。
というわけで、
ワイパーのブレード部(ゴム)は一年に一度くらいの頻度で交換するのがヨシとされているようです。
そもそも綺麗にウィンドウの水分を均一化できないワイパーのついてる車なんて格好悪いじゃないですか。
ワイパーはゴムだけの交換もできる
ただし、窓に直接触れるゴム部だけを交換する人も結構います。
ワイパーを交換するというと、ワイパーアームの先の部分(フレームとゴム)一式を丸ごと変えるのが普通です。
大体その単位で売られてますしね。
それぞれのワイパーの違いは関連記事に詳しく書いてますので検索してください。
ただし、
車に詳しい人は窓に直接触れるゴム部だけ換えるという人もいます。
確かに、ホームセンターやカーショップなどではワイパーゴム単体で入手することが可能ですね。
ワイパーゴムの形状と長ささえあってればたいていつくようですし。
※なのでワイパーのゴムを買う際は古いワイパーのゴムを持参するのが間違いないですよ。
ゴムだけ交換するのはなんだか通っぽいし割安です。
特に不具合が無ければその方法が賢いように思えます。
ワイパーゴムをまとめ買いして、バンバン換えるのもありですな。
駄菓子菓子。
ワイパーはゴム部だけでなくフレーム部も劣化するんですよ。
フレーム部が劣化するとゴムを上手くウィンドウに密着できないため、拭き残しができたりします。
※拭き残しというか水を平面化できなくなるのですが。
例えば、
パンタグラフ状になっっているワイパーブレードのフレーム部は各関節部が錆たり、接続部が広がったり、動きが渋くなったりします。
グラファイト系の樹脂で出来たワイパーブレードは数年もすると新品時のしなりが無くなったりします。
※最近のグラファイト系ブレードのワイパーはゴムだけ交換ができないようになってるものも多いです。
ワタクシの手書き画像なのでありがたがるように。
ワイパーは各部位全てが上手に機能しあって最高の性能を出すようになっていると言えますな。
パンタグラフ状のワイパーは冷間時に各関節部が凍ってウィンドウうに密着できなくなるので雪国の冬には使えないのです。
昔はタイヤと同じように冬はスノーブレードに変えたもんですが、
スノーブレードというのはこのパンタグラフ部をゴムなどで覆って水分の侵入を防ぐ構造になっています。
現在はパンタグラフ状のワイパーはあんまり使われていませんな。
凍って密着しなくなることがないグラファイト系のワイパーが主流ですになっているように見えます。
※それでも安価なモデルはパンタグラフワイパーだったりもするのですが。
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
旧miniはフロントウィンドウが立っていて小さいのでかわいらしいワイパーが付いています。
※今どきの車のリアワイパーくらいの大きさです。
このゴムの交換をするのに「エスティマクラスのでかいワイパーゴム一本を二分割して使うのがよろしい。」というのが流行った時期がありました。
ゴムだけ買って、二分割して装着する方法は確かに長さも品質もいいのですが、
ゴムの終端が太くなってるストッパーが片方ない訳なので、ズレてきたりしたようです。
ゴムだけ交換作戦は凄くエコで良いようにも思えるのですがねえ。
ワタクシは旧mini時代は某量販店で叩き売られてたワイパーブレードを10セットくらいまとめ買いして交換していました。
※現在もガレージにはデッドストックとなった旧miniのワイパーブレードがたくさん転がっています。
また、
旧miniは設計が適当なので拭き残しが多くいろいろ試してみたので巣がこれと言って解決策はないのです。
ワイパーのアーム部を手で曲げてウィンドウ当たる角度を変えて密着させたりしていました。
そもそもワイパーモーターの力が弱く、ウィンドウと密着度合いが薄く、拭き取る気があんまりないのです。
次第にそういうもんだと思うようになりました(笑)
※ 一応ラリーで勝ってるとはいえ 雨天時に飛ばす車ではないです。
今の車でそんな感じだったらクレームになりそうですけど、
旧車とか古い設計の車はこういう所も一癖あって面白いのです。
※そういうのを楽しめないなら旧車に乗らないほうが幸せになれます。
ワイパーを傷めず長持ちさせる方法
ゴム系の寿命はユーザー次第でだいぶ違ってくるのです。
メーカーは一年程度でワイパーを交換するのが良いとしています。
でも中にはワイパーゴムが切れるまで使う ケチで無頓着な 人もいますな。
※そんなゴムのワイパーだと全然機能しないんですが、それでも気にならんらしい。そんな車に同乗したくはないもんですが。
とはいえ、
なんでも高価になっている世の中ですので少しでも消耗品は長く使いたいのが人情ですな。
というわけで、
ワイパーのゴムを長持ちさせるコツもあるのです。
要するに、
「ワイパーのゴムをいかに傷つけないようにするか。」
でワイパーゴムの寿命は変るということです。
とはいえ、
どんなに長く持たせたとしても2年に一度くらいワイパーを交換すべきだと思うよ、ワタクシは。
空拭きしない
ワイパーはウィンドウに水分がある前提で作られています。
空拭きだと摩擦抵抗がありすぎるし、余計な埃や砂などをウィンドウに擦り付けることになります。
※酷い場合はワイパーゴムよりもウィンドウに傷がつく。
そして、
そんな状態でワイパーを動かしたら細くて薄くて華奢なワイパーのゴムは傷みます。
ゆえに、
ウィンドウが濡れていない状態でワイパーを動かすべきではないのです。
もしごみを取り除こうとワイパーを動かす場合、ウォッシャー液を噴霧した後に使いましょう。
今どきの車はウォッシャー液のスイッチを入れると、噴霧した後ちょっと間をおいてからワイパーが動くはず。
ウォッシャー液というのは窓を綺麗にするのが本来の目的ではなく、ゴムの摩擦低減と空拭き防止のためにあるのです。
表面活性化とか言ったかな。
なので、
「ウォッシャー液は表面活性化の効用がある中性洗剤を薄めた水でもヨシ。」
とされてたりしますが冬は思いっきり凍るので冬仕様のウォッシャー液にするが良い。
ワイパーゴムを清掃する
車は屋外で使用するためのものですな。
ということは走行駐車屋外駐車中は常時土ぼこりな砂粒などにさらされています。
※黄砂とか花粉とかがわかりやすいですな。
ワイパーを立ててみてウィンドウの接触するところにゴミが溜まってたら、
動かした時にそれらをウィンドウに擦り付けるってことです。
こういう塵が付いたまま、ワイパーを動かすとやはりゴムは傷みます。
ワイパーのゴムはコンマ数ミリでも切れたりすると、
その部分の水が均一化されていないのでハッキリと拭き残しの線が残るようになって不快です。
当倶楽部では洗車時にウィンドウを洗うのと同時に、ワイパーゴムにウェスにラバープロテクタントを吹き付けたもので拭いています。
結構汚くて黒くなりますが黒いのは汚れだけでなく、ワイパーゴムの表面の劣化だったりします。
なので、汚れを取った後、ケミカルで膜を作って少しでも劣化を防ごうというわけです。
ラバープロテクタントでゴム系樹脂の保護。純正パーツのゴム製品って欠品になるとなかなか手に入らんのですよ。
地味な話が続くので、美味しそうな画像をお楽しみください。
ワイパーを立てておく
ワイパーのゴムは常時ワイパーアームとブレードによってある程度のテンションでウィンドウに押さえつけられている状態です。
ということは、
ゴムが変形するんですよ。
真夏の炎天下ではゴムが柔らかくなり、真冬の寒空の下ではゴムは硬化します。
これを繰り返すとゴムが変形して型が付いちゃうのです。
ワイパーのゴムはウィンドウを弧を書いて移動する際、微妙に変形して密着しています。
ということは、
変形したままのゴムで弧を書くようにワイパーを動かしても密着できない箇所があるということです。
変形を起こしやすいのはワイパーの両端部なので、ワイパーの両端部の拭き取り性能が悪くなりがちです。
真冬にワイパーを立てておくのは割と常識ですが、本来は真夏でもワイパーは立てておく方がよろしいのです。
※あんまり神経質になる必要はないと思うんですが、厳密にいうとそういうことなのです。
ワイパーは凍らせない
真冬にワイパーを立てるのは「ワイパーを凍らせないため。」です。
ワイパー単体なら凍っても別にいいのですが、ウィンドウと接着されたように凍りつくと困るのです。
ワイパーがウィンドウと接着されたように凍った車のドライバーは何とかしてワイパーを動かそうと躍起になります。
張り付いたワイパーを無理やりウィンドウから剥がすと・・。
やっぱりゴムが痛むのです。
※寒くて硬化したワイパーのゴムは割と簡単に切れたり千切れたりします。
また、凍り付いてカチカチのウィンドウの上を華奢なワイパーゴムが移動すれば、そりゃゴムも傷みます。
氷は鋭利な刃物みたいなもんでその上を柔らかいゴムが往復するのです。
冬にウィンドウが凍った場合、
からワイパーを動かしましょう。
凍ったウィンドウに対してワイパーは無力です。
※寒冷地用のウォッシャー液を噴霧したとしても、です。
撥水加工ガラスには専用品を
最近流行のコーティングシリーズです。
中には純正で新車時からウィンドウに撥水加工されている車もあるようですし、
業者やGSなどで撥水コーティング加工をすることもあるでしょう。
撥水コーティングとは大まかにいうと「水分がウィンドウに残りずらい様に加工する。」ものです。
ということは、
水分が少ない状態でワイパーを動かすので空拭き状態に近くなるわけで、
ワイパーゴムの劣化が早まると思っていいのです。
撥水加工したウィンドウには摩擦抵抗の少ない撥水加工対応のワイパーを使うべきですよ。
大体、撥水加工をする業者に聞けば教えてくれるはずです。
※追金にはなりますがね。
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
古い車のワイパーモーターというのは割と大きいくせにパワーがありません。
そして、
今の車のように綿密に設計されたうえで装着されているわけでも無いようなのです。
なので、
スポーツカーのように大きくて寝ているウィンドウを持つ車の場合、古さに比例してワイパーのふき取りが甘いのが普通です。
※スポーツカーの場合、古さはそのまま雨天時の視界の悪さにつながると言っても過言ではないですな。
ロータスヨーロッパの場合、
のものが存在します。
当倶楽部の個体は本国仕様の一本ワイパーなのですが、雨天時の拭き取りはクソ甘くワイパーはほぼ車検用です。
※一応ケミカルで撥水処理はしていますが、どうやってもゴムが変形するので視界が良好にならないです。
ワイパーが効かないのは旧車では普通です。
今の車ってすげえね。
フェデラル仕様は主にメインマーケットだった北米向けなので、
文句が出ないようにワイパーを二本にして少しでも拭き取り面積を稼いだのではないかと思われます。
それでも拭き取り性能はたかが知れてるハズです。
※同時期のMGミジェットなんかは3本ワイパーでしたしねえ(笑)ワイパーは多けりゃいいってもんじゃない。
ワイパーが効こうが効くまいがロータスヨーロッパで雨天時に走行する度胸はワタクシにはないです。
FRPのボディは水吸って膨張、乾くと伸縮するので塗装が割れるし。
車高が低いので他車が巻き上げた路面の水がジャンジャン屋根の上に降ってくる癖に、
効かないワイパーでは視界の確保もままならんのですわ。
※そのくせハンドリングが超クイック。手に汗握るとはこのことです。
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まとめ
※運転中に視界が無くなる恐怖ったらないです。
少しでも気になる点があるのなら早めに対策しておくべきです。
対策というのは主にワイパーのブレードごと交換になるのですが。
雨天時にワイパーが効かなくなってごらんなさい。
視界がないですよ。
視界がない車は危なくってしょうがないので1mでも動かしたくありません。
ワイパーの原理はゴムヘラでガラス窓を均等に拭く(水分を均一化する)だけ、という原始的なものです。
ワイパーってやってることは原始的ですがないと困る機能なのです。
もしワイパーが無ければ雨天時の運転なんてできませんよ。
気になる点があるならとっととワイパーを交換しちゃいましょう。
ネットで安かったので買ったらパンタグラフワイパーにシェルが付いてるだけでスノーブレードに使えない(´;ω;`)
※ワタクシ、冬用に新調したつもりでした(´;ω;`)
ワイパーは原始的なだけに、原理は大きく進化はしていないのですがゴムの整形や耐久性は進化しているのです。
その結果、華奢で細いゴムにして効率よく水分を拭きとれる方向に進化したと言えます。
※ゴム部分の断面図を見ると、いろんな理屈でこういう形になったんだろうな、と思わせる形状をしています。
ワイパーを効率よく長く使うにはそれなりの知識が必要なのです。
最近、ワイパーの手入れはしていますか?
たまにはワイパーの手入れもしてあげるといいですよ。
直近でワイパーブレードの交換はいつしました?
1年以上前なら交換を検討して見るといいですよ。
スッキリした視界と集中した運転は良いドライブの条件です。
ビビり音や拭き残しがあるようなワイパーはこの際、スッキリ交換してしまいましょう。
運転が上手い下手という以前に、視界をしっかり確保して運転に集中するのはドライバーの資質であり腕でもあると思うのですよ。
送料無料で2000円くらいから買えますな。
雪国で冬も使うならエアロワイパーではなくブレードワイパーを探すべきですな。