こういう時は大抵どこかのウインカーバルブが切れています。
自分の車やバイクのウインカーバルブの交換はできますか?
出先で夜でも出来ますか?
こういうことは練習しておくしかありません。
突然ウインカーの点滅が早くなったら
それはウインカーの電球が通常通り点滅できてないということです。
ウインカーは一定間隔でON/OFFするリレーというパーツによって点滅しています。
ウインカーリレーは回路に流れる電力によって明滅する間隔が変わるのです。
※もっと細かく説明できるんですがワタクシが書くと くどくて 長くなるので別の識者にお任せします。
ゆえに。
「さっきまで普通に点滅していたウインカーの明滅が突然早くなった。」
ら、ウインカーの電球切れが考えられます。
出先でウインカーに異常を感じたら、
冷静になって可及的速やかに安全なところに停止させることです。
※高速道路ではこの限りではありません。自己責任と伴う判断が必要です。
そして。
というのがセオリーです。
ここまでは誰でもできます。
ウインカーバルブ(電球のことね)は場所によって使われてる種類が違ったりするので、
修理にはどの形式の電球が必要なのかを把握する意味があります。
出先で電球が切れたらJAFやレッカーサービスなどのレスキューに頼るのが一般的です。
その際、ウインカーバルブの形状まで伝えられれば対処が早いし対応も楽になるのです。
自分の車やバイクに使われている電球の色や形状は自分で把握しておくしかないですが、
レスキューを頼む際、そういうことを伝えられればプロの対処も早くなります。
※そういう対応にも慣れているのがプロなのですよ。
もちろん、
ウインカーのバルブは一般的な消耗品です。
ホームセンターやカーショップで電球を購入すれば自分で交換することもできます。
が。
それには自分の車のウインカーバルブの脱着方法を熟知しているのはもちろん、
脱着に必要な工具が揃っていることが前提です。
今回 前日の帰宅時には異常がなかったハズの ラパンSSのウインカーランプ後方右側が切れてたのです。
もう15年以上前の車なのでこういう不具合は頻発してもおかしくないお年頃だし、
何せ出先ではなく、当ガレージで休日に発生した異常です。
当倶楽部のラパンSSは非常にいい子で出先でトラブることがほぼなく、自宅まで頑張って帰ってくるのよ。
※エンジンブローした時もガレージ前まで割と普通に帰ってこれたし。
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とにかく。
回りに運転者の意志を使える数少ない手法が灯火類です。
電球切れでウインカーやブレーキランプが点いてない状態で車やバイクを運転するのは非常に危ないです。
ウインカーバルブは数百円のパーツですが自分の安全を守ってくれてる大事にパーツなのですよ。
ちなみに・・
ウインカーバルブが切れるとウインカーの明滅が早くなってドライバーに知らせてくれます。
ヘッドライトバルブも切れると暗いのでドライバーはわかりやすい。
が。
テールランプやハイマウントストップランプ、ポジション球は切れてもドライバーがわかりずらいんですよ。
この手のバルブはマメな点検が必要なパーツではあります。
※追突されたりしたらシャレになりません。
最近の車はこれらのバルブが切れたら警告が出るものもありますな。
ただし、
最近の車の電球類の交換は大抵灯火類が一式にまとまったテールランプユニットごと外す必要があったりします。
このユニットを外す作業は一見簡単そうなのですが、
「ユニットの固定はネジだけでなく、樹脂製の隠しツメが大量に使われている。」
ので、素人が力技で外そうとして破壊しがちなのです。
※こういうランプユニットは細かい樹脂製の爪が折れただけでもきちんとした固定ができなくなるのです。
外車の場合に多いのですが 適当な整備業者に電球交換を頼むと隠しツメが折られてて接着剤で固定されてたりしますよ。
プロに頼んだのにすんごく残念。
ゆえに。
出来れば自分の車の電球交換について一回はディーラーや整備工場などで外し方を聞いておいた方がいいかもしれません。
※ディーラーは嫌がるんだよね。素人に教えるの。
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まずはバルブをチェックする
ラパンSSのウインカーユニット(テールランプユニット)を固定しているボルトを1本外して、
ユニット自体をずらして電球を外します。
当倶楽部のラパンSSのテールランプユニットは社外品にしてあります。
※リフレクターを付ければ車検にも通る。
本来ならラパンSSのテールランプユニットを外すにはリアバンパーを浮かせる必要があるのですが、
当倶楽部のラパンSSはテールランプユニットを固定するボルト一本外せば車体から浮くので、
そのすき間から手を突っ込んでバルブソケットを外すことで電球交換が可能となっています♪
なので電球交換くらい楽勝です♪
車体から外したウインカーバルブは見事に切れていました。
よく見ると電球内部の糸みたいなフィラメントが分断されています。
まあ寿命ってもんですな。
こういう消耗品はとっとと更新するに限るのですよ。
最近の車はテールランプユニットにそれぞれのランプに対応している樹脂製のソケットを備えています。
樹脂製のバルブソケットに電球をセットしてテールランプユニットに固定する仕様が多いです。
※とはいえ、この方式は35年前には既にあったのでさほど新しいもんでもないらしい。
こんな感じなのでウインカーの電球交換なんてのはメンテナンスの初歩の初歩、
部品さえあれば10分もかからずに終わる・・ハズなのですが。
ある程度の消耗品をストックしてあることで有名な当倶楽部のガレージですが、
「ウェッジタイプのオレンジカラーバルブなんてストックで持ってない。」
のでした。
画像をよく見ると中身のフィラメントが切れてるのがよくわかる。
ウェッジ球というのは、±の電極が直接電球から生えてるタイプの電球のことで、
最近はコストダウンなんだか省スペースなんだかで盛んに使われるようになった電球です。
※今はLEDが主流なのでより省スペースです。
そして、
ウインカーレンズが透明なタイプの車だとウインカーバルブにはオレンジ色の電球が使われています。
当倶楽部のガレージのウエッジタイプの電球のストックはクリア球しかありませんでした。
※ウインカーレンズがクリアの車やバイクなんてもってないしな。
というわけで、
華麗にVT250FHを駆って近所のホームセンターまでウェッジタイプのオレンジバルブを購入しに行きました。
が。
「ウェッジタイプのオレンジカラーバルブは2つセットで800円近くもしやがる。」
のでした。
昔からこんなに高かったっけ?
400円位で買えると思ってたよ、ワタクシは。
最近は電球式のウインカーを搭載するバイクも車も少なくなったから需要も減ってて量産効果がないから高いのかねえ。
で。
サクリと電球を交換して修理完了♪
修理の後は遊びに出かけてもいい時間・・になるハズだったのですが。
ウインカーバルブを買い出しに行った帰宅時、偶然にもVT250FHの右ウインカーの明滅が早くなりまして(;^_^A
止まってチェックしたところ、右リアのウインカーが点いていません(´;ω;`)
※ミイラ取りがミイラになったパターンです。旧車ばっかり乗ってるとよくあるパターンです。
仕方ないので、
右折が少ないルートで右折時には 教習所で習った 右折時のハンドサインを出しつつ、帰宅したのでした。
※さすがに35年前のクリアの普通の電球タイプのウインカーバルブは在庫があるし。
食うr間と違ってバイクは やってる人見たことないけど ハンドサインがあるので昼間なら多少マシですな。
※夜はハンドサインは全く意味ないですが。
ちなみに・・
当たり前ですが電球は切れると光りません。
ウインカーやブレーキランプというのは自分のためというより、
「周りにこちらの動きを認識してもらう。」
意味合いが強いのです。
よぉく考えてみましょう。
日中は明るいので ボーっとしてない限り 周囲のドライバーは自分の車やバイクを認識してくれますが、
夜間は真っ暗なので周囲や後続のドライバーは自分が運転する車やバイクを認識してくないのです。
ランプが左右に付いている車なら片方切れてもまだ認識されるでしょうが、
テールランプが一個しかなく、タバコの箱より小さいリフレクターしか持たないバイクは死活問題になります。
※電球を二個使ったテールランプは贅沢なだけじゃなく、こういう意味でもありがたいのよ。
ゆえに。
灯火類はマジでマメに点検すべきなのですよ。
特に夜の田舎道は街灯すらなく、漆黒になるので灯火類が点かないなんてのは自殺行為なのです
数百円のパーツの不具合に気が付かなかったために、事故にでもあったらシャレになりません。
※点検してても電装系は突然壊れるのですが、気持ちとしてやっておくべきってことです。
バルブに異常がない場合もある
なにせ、電球が切れてないのです。
VT250FHのリアウインカーバルブはテールランプの裏側のソケットを回せばアクセスできます。
※固定方法はラパンSSと同じ仕組みです。
結構狭いので手が大きい人はきつい。
※あと配線の長さは結構ギリギリ。
こちらのウインカーバルブは昔ながらの金属部を持つ古い電球タイプです。
が。
切れてな~い。
電球のフィラメントが切れてないのにウインカーが点灯しないのです。
で。
再度電球をソケットに付け直して電球をグリグリすると点いたり消えたりします。
※ウインカー的な明滅ではなく、接触不良時のアレです。
ストックパーツの電球と交換しても変わらず。
電球をソケットに組んで斜めに押すと点くのでプラス側の接触?
※電球のマイナス側の接触はソケットと接触してるので問題ないハズ。
で。
悩んだ挙句、
経年劣化でソケット側のプラス極が樹脂に沈んで接触不良を起こしてるのではないかと判断しました。
もしかしてプラス電極が埋まっちゃってる?
ガレージに転がってた適当なワッシャーを切ってプラス端子のスペーサーとして、
下駄のようにソケット側のプラス端子を浮かせるようにします。
とりあえず、これで問題はなさそうです。
これでダメなら配線を追っかけて作り直し。
原因特定に30分以上悩みましたが何とか対応完了です。
危うく車体側のソケットとプラス端子を作り直すところだったよ。
ちなみに・・
「すべての電球は素手で触ってはいかん。」
とされています。
「手の脂分が電球に付着するとそこが過熱して電球の寿命が短くなる。」
らしいです。
あんまり実感はないのですが、
確かにウインカーをはじめとする電球は点灯すると結構熱を持つものです。
※点灯させながら触ると熱くなるのがよくわかります。
念のため、ワタクシは電球に触れたらマイクロファイバーのタオルで拭くようにしていますが、
拭くことでかえって静電気などで埃がついたら逆効果な様な気もしています。
※だからと言ってパーツクリーナーまで使うのは大げさだし。
こういうのは本物の識者に聞いてみたいものですな。
※この手の御託を並べる人は多いけれど現場のプロの話を聞いてみたいです。
片方の電球が切れたら
同時に交換した電球は似たような寿命なはずですので。
ウインカーをはじめとした電球というのは大抵2個セットで売っていますな。
これは、
「片方が切れたら両方交換する。」
のが前提ってことです。
どうせ近い将来もう片方も切れますのでそれを見越して交換しちゃうわけです。
ここでけちけちしない。
で、
まだ切れてない電球はストックとすればよいのです。
車の場合はグローブボックスなどに積んでおくと少しだけ安心度が増します。
まあ極論を言えば、
「一か所でも電球に不具合があったら前後のウインカーバルブは全部一気に交換してしまえ。」
ということになるのです。
ラパンSSは通勤で使っているので大雪が降る前にウインカーバルブくらいは交換してやろうと思っています。
前月のロータスヨーロッパの車検代及び2往復の旅でお金を使いまくったので年内は貧乏なので、
ちょっと待ってもらっていいですかね?って感じです。
※最近なんだか送別会とかたくさんあって金欠が加速中なのです。
まとめ
テールランプやポジションランプ、ハイマウントストップランプは?
最近の電球は超寿命と言われていますが切れる時は切れます。
灯火類はいつ何時切れるかわかんないんですよねえ。
「さっきまで大丈夫でも今は点いてない。」
こういうことがよくあるのが電気系のトラブルです。
その中でも電球系のトラブルは比較的よく起こりがちなトラブルとも言えます。
※特に灯火類に不具合があると夜は危険だらけですので。
電球は切れたら交換するしかありません。
交換したって安いもんなのでそれほどビビる必要もないのですが、やっぱり突然切れると困るっちゃ困るのです。
LEDランプは不具合があるとユニット一式交換で数万円飛ぶことを考えれば、
数百円の電球交換ですむのだからありがたいと思いましょう。
※最近の車のライトユニットってすごく高価ですよ。電装や灯火類は極力シンプルで旧式な方が維持費が安いハズです。
こういうの、たぶんすごく高いです。
電球の切れるタイミングや寿命がわからないし、
めったにないので運転する人が油断しまくってるのが現状でしょうねえ。
テールランプの電球切れなんてディーラーの定期点検とか車検整備まで気が付かない人もいるんじゃなかろうか。
※そういえば、この間ブレーキランプがハイマウントストップランプしか生きてない軽自動車を見たわ。
こわいねえ。
灯火類の点検はライダーやドライバーが比較的簡単に出来るし、
運行前点検で義務つけられてる項目なハズなのですが誰もやってませんな(笑)
切れてないとはいえ、運転する人自身がしっかり見ておくことです。
異常があったらそのまま運行せずに電球を交換すべきですよ。
寿命は長いというけれど、誰も実証してないですな。
このユニットが付いてるだけでパーツがなくなったときのことを考えると不安になる。
※おそらく10年後とかみんな困るハズ。
出来れば、
交換手順は覚えておくと車やバイクへの愛着が深まるハズです。
※とはいえ、車のテールランプ切れは1人じゃチェックしずらいんだよね。
それに、
何かあった時に自分の車やバイクの電球の交換くらいは楽勝で出来たほうがいいような気がします。
嫁は未だに「ネンオシャチェブクトバシメ。+タイヤ。」を Z750D1に乗る時だけは やっています。
ワタクシが叩き込んだ教えですが、
「暖気の間、暇だ。」
というのが主な理由なようです。
こんだけデカいテールランプですが電球は一個だけ。
Z750FX(Z1000Mk2)はテールランプの電球が二個になる。
まあそれでもいいわ。
※でもセロー225WではやらないのでZ750D1に乗る際のルーチンワークになってるのかもしれません。
とはいえ、
嫁は電球の交換はできないので結局ワタクシの出番になるのですが。
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ちなみに・・
ウインカーバルブが一個切れててもハザードは普通に明滅します。
※普通のウインカー、ハザード回路を持ってれば、ですが。
当たり前ですが、電球が切れてる箇所は光りません。
のでハザードに意味があるかどうかは別としても、回路的にはハザードは機能するはずです。
※全部の車やバイクがそうなわけではないと思うので自分の車やバイクで電球一個抜いて試して見よう。
ハザードランプがまともに機能しないと、
真冬の大雪時に結構ヤバいし、
普通の工事中の停止信号や渋滞の最後尾で突っ込まれそうだし、
マナーとして 法的には違反とはいえ サンキューハザードもできないのです。
そうそう。
緊急の場合はハザード出してっていうけれど、緊急の度合いはドライバーにゆだねられているわけで。
ハザード出せば何やってもいいと思ってるドライバーもいるから気を付けねばなりませんな。
※ハザードランプ点灯と同時にフルブレーキして止まるとかね。
公道では好き勝手にハザード焚いて好きなことやる奴もいれば、
ウインカーランプが切れてても走ってる奴もいるってことです。
危ないよねえ。
※だから公道を走るすべての車両にとって任意保険は超大事だと思うよ。
少なくとも自分だけはそういう危ない奴にはなりたくないものですな。
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